沢崎集落の祭りに続いて、
10月7日(土)、8日(日)に宿根木集落の祭りがありました!
写真のように、宿根木はもともと谷に家が密集してできた集落ですが、
谷のなかに納まりきれず、土地の高いところへ広がっています。
祭り一日目は、そうしてできた高山組や新田組を門付けに回ります。
っと!まずは白山神社への奉納です。
朝9時、ちとちんとんが始まりました。
祭文読み 赤鬼と青鬼の舞
右が男役の「ちとちん」、左が女役の「とん」
赤鬼と青鬼は、力の神やスポーツの神といわれる「ダジカラオノミコト」に真似て、
世を洗い清める躍動感ある舞を踊ります。
そして「ちとちん」と「とん」は、男女の秘事をこっけいに舞い、
それらにあわせて笛と太鼓と拍子木のお囃子が奏でられます。
ちとちんとんの起源は、かつて廻船業で栄えた宿根木の廻船が
海上の難所を通過する際、初航海の安全を祈願した若者が
船玉明神に奉納した踊りが発生の起源と言われています。
そのため元は男性たちによる芸能でしたが、時代は変わり、
現在は女性も参加・活躍しています。
一方神社の社務所では、大獅子に入るお父ちゃんたちが、
子どもたちが持つ幣束を作っていました。田舎はなんでも手づくりです。
そして10時、大獅子の奉納です。
奉納が済むと、称光寺から高山組、新田組へと各家へ門付けに回ります。
人が入るほど「獅子は太る」! 玄関先で
「休んでいってください」と声がかかれば、
胴は「骨抜き」になり 頭は玄関先の机に安置され
ひと休憩。祭りといえば、御煮しめに魚の煮付け。(カマスの煮付け撮り忘れ!)
大獅子ばかり追いかけていますが、同じ時に、
ちとちんとんと鬼太鼓も各家を回っていました。
私が住む家も、大獅子・ちとちんとん・鬼太鼓に門付けしてもらいました!
初めてのことで“祭り料理”は用意できませんでしたが、
福島県の酒蔵に勤める知人夫婦から届いたお酒が好評でした✌
二日目は、‘下’の宿根木の家々(観光で来られた皆さんが歩くところ)と、
‘上’にある高岡組を回ります。
奉納を見終えたおばあちゃんたち 狭い道の奥にある家の門付け
祭りにあわせて、「遠くへ行きたい」という番組の撮影がありました。
あっという間に夕方。最後は宿根木公会堂の門付けを済ませて、
俳優の石黒英雄さんを囲んで撮り納め。
放送日は、日本テレビ H29年11月12日(日)朝6:30~7:00
よみうりテレビ H29年11月12日(日)朝7:00~7:30
※残念ながら新潟県での放送予定はないそうです😨😨
祭りはまだまだ終わりません!
夜には公会堂でカラオケ、抽選会、そしてメインの青年芝居がありました。
この日のために宿若連の皆さん、一か月以上前から毎晩集まっては
芝居の練習を重ねてきました。
子どもたちの笑い声が響いて、ますます賑やかな祭りでした。