8月16日、18日 アース・セレブレーション2019佐渡体験プログラムの1つ「ぬか釜で幻の岩首昇竜棚田米を炊こう!」が岩首集落で開催されました。両日ともに11名もの方に参加いただきました。
この体験プログラムは、まず、岩首の竹でコップと箸を作っていただき、その後、岩首昇竜棚田でとれたお米を「ぬか釜」で炊いておむすびを作っていただき、棚田を見ながら召し上がっていただくという内容でした。
コップと箸の製作では、集落の男性陣が先生となってもらいました。参加者が1人ずつ竹の切れ端を受け取り、自由に加工してもらい、世界に1つだけのコップと箸を完成させました。
炊飯とおむすび作りでは、集落の女性が先生です。ぬか釜は、米を脱穀したときに出てくる「もみがら(すりぬか)」を燃料にしてご飯が炊ける釜です。初めて見られた皆さんは、興味津々で説明を聞いていました。参加者に実際にもみがらに火をつけてもらい、待つこと20分。
ぬか釜にもみがらを沢山入れて、ご飯を炊く準備です。
木ぶたを開けると、ご飯がツヤツヤにたきあがって「わあ~」という歓声があがりました。
炊きあがったご飯は、一人ずつ実際におむすびをにぎってもらいました。おこげはしょう油を加えて味付けしました。最後におむすびを竹の皮で包み完成です。この竹の皮は、岩首の竹林で採れたものです。下処理は集落のおばあちゃんに教えてもらいました。今は簡単に便利な包装資材が手に入りますが、竹の皮の風味や美しさにはかないません。