佐渡市地域おこし協力隊サイト

佐渡市地域おこし協力隊全メンバーによる活動報告のサイトです

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ワークショップ

島内の女性6名が「布ぞうり」作りを体験にいらっしゃいました。先生は岩首集落のぞうり名人のおばあさん。私も少しずつ作り方を習って覚えてきたので、今回は助手として参加させていただきました。
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皆さんぞうりを作るのは初めてということでしたが、作り方を説明するとスイスイと編み上げていきました。
みんな手つきがいいね」とおばあさんも感心するほどでした。

午前中で片方を編み上げ、午後から2時間ほどでもう片方を編み上げ、全員が1足分を完成させました。
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「ぞうり作りをいつか習いたいと思っていたので、地域おこし協力隊のブログで布ぞうりの記事を読んで嬉しくなりました。」

「おばあさんの後継者になります!」というありがたいお言葉もいただきました。
家に帰ってからも作りたいと、編むのが難しい「つま先」の部分を何度も練習する方もいらっしゃいました。
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「うちのおばあちゃんの形見の着物を使いたい」
「古い浴衣や布を捨てるのは忍びない」
「家族に作ってあげたい」
 皆さんが布ぞうりを作りたい思いをうかがいました。6
大切にしていたモノを別のモノに作り替えて使う。

岩首のおばあさんの知恵が他の地域の方々にも受け継がれていくことがとても嬉しく、誇らしく思いました。
後日、参加者から嬉しいお知らせがきました。

「岩首でぞうりを習って自分で作れるようになり、これから販売することになりました。おばあさんのおかげです!」と。

ぞうり作りに参加した方々の活動を広げるきっかけになっただけでなく、昔から伝えられてきた岩首の知恵や技術を受け継いでくれる人が育ってきたのです。

おばあさんも自分のことのように喜んでいました。
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昔から受け継がれてきた知恵や技術を伝える大切さ。
おばあさんだから伝えることができる昔の暮らしぶり。
皆さんとお話していると、こうした機会が身近にあることがとても貴重であるということをしみじみと実感することができました。
おばあさんの引き出しには、まだ沢山の知恵が詰まっています。

これからも、暮らしの知恵を教えてもらい、多くの人にお伝えできたらと思っています。


 佐渡で「かっぽう着作家」として活動されている三島さんを講師にお迎えし、岩首で『かっぽう着作りのワークショップ』を開催しました。
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かっぽう着(割烹着)は、女性が家事をするときに、衣服が汚れるのを防ぐために羽織って着る服で、明治の後期から昭和の初期にかけて多くの女性が着用していたそうです。

かっぽう着というと、私の祖母が着物の上から羽織っていた真っ白いデザインが頭に浮かびますが、最近では若い人にも好まれるようなおしゃれなデザインの品も販売されています。

三島さんが作るかっぽう着は、古着をリメイクして作るので、1枚1枚個性があり、どれもとても素敵です。
 ただ、自分が着る服をつくるというだけでなく、日常の生活の中にあるものにていねいに手を加えて、自らの暮らしを大切にし、よりよいものとして楽しもうという思いが込められています。

回は集落内外から6名の方に参加いただきました。
お裁縫が得意な方、久々にミシンを使う方、かっぽう着に興味があるなど、さまざまでしたが、皆さん「かっぽう着作りが楽しみ!」とワクワクしながら、この日をむかえました。

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まずは三島さんが作ったかっぽう着を色々見せていただきました。
「こんな感じがいいかなあ」
「こういうのも可愛いね」
「色使いが素敵ね」などなど。

みんなでおしゃべりしながら出来上がりのイメージを膨らませました。
皆さんが持参したシャツは、
夫のワイシャツ、自分が着ていたシャツなど色も形も素材もさまざまです。
着なくなった服たちがどんな風にかっぽう着に生まれ変わっていくのか楽しみです。


三島さんが作るかっぽう着は『シャツ型』と『スモック型』の2種類あります。
今回は、シャツを前後逆さまにして使う『スモック型』を習いました。
「シャツを前後に使う?」
はじめは戸惑いましたが、実際に見せていただくと納得。
その発想の転換に驚きました。

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おおまかな工程は、
 えりぐりのあきを決めバイアステープを着ける 
 ポケットを着ける
 
 そで口にゴムを入れる
書いてみると工程は少ないですが、裁縫が苦手な私には結構な難関でした。
えりぐりのあき具合を決め、ポケットの位置を決めるのも自分のイメージに合わせていきます。
「自分の思うように作る」
いつも誰かが考えたモノの中から自分好みのモノを選択しているので、このように服と向き合ったことがなく、すごく悩みました。
けれど、その悩みもまた楽しくワクワクするものでした。

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皆さんの様子を見てみると、ポケットに使う布やミシン糸の色、バイアステープの選び方にも個性が出ていました。

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三島さんのハッとする色使いもあこがれましたが、今回私はぬい目のアラが見えづらい布や色を選び、三島さんが持ってきてくださったボタン、洋服のタグ、リボンなどと合わせて仕上げていきました。

夕方までかかりましたが皆さん、無事にそれぞれのかっぽう着を作り上げていただきました。

タンスの奥で忘れられていた洋服がかっぽう着として生まれ変わりました。

しかも、世界に1着しかないオリジナルの仕事着です。
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手ずからつくる楽しみ
古いものに命を吹き込む喜び
そして、みんなでお話ししながら過ごす時間。
「こういう集まりってとてもいいね!」
「またやりたいね!」
それぞれ楽しい時間を過ごしていただけたようでした。


皆さんのおかげで不器用な私もなんとか最後までつくりあげることができました。

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私の「オリジナルかっぽう着」を紹介します。
少々えりぐりが広い仕上がりになったけれど、頭からすぽっとかぶることができたので結果的に良かったです。
ポケットを着けるのは、もう少し練習が必要ですね。

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後ろはリボンをアクセントにしました。

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せっかくの機会なので、三島さんが作ったシャツ型のかっぽう着もご紹介します!
着古した紳士もののシャツをリメイクしてあります。
アクセントとして、シャツのボタンやタグを飾りに縫い付けてあり、とても素敵です。

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後ろにはひっかけられるようにループがついています。

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色使い、布の選び方、そして、可愛いアクセント。
さすがプロの作家の作品です!
もちろん使い勝手もとてもよいです。
あわただしく過ごす日々の中、自分のためにモノを作る
お金はかけなくても、豊かで充実した時間を過ごすことができました。
かっぽう着を着ると、そでが落ちるのも、服が汚れるのも、気になりませんでした。
初めのうちは、せっかく作ったかっぽう着が汚れないか心配しましたが…
この冬は寒く、台所仕事がつらいときもありましたが、このかっぽう着を着ると暖かく快適でした。

かっぽう着は毎日の家事を共にする相棒です。
家事がおっくうに感じる時も、お気に入りのかっぽう着を着ると気持ちがあがりました。

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かっぽう着を通じて、
昔ながらのものを今の暮らしに合うように工夫する、
モノを大切にする、日々の暮らしを楽しく、
豊かにする
三島さんの素敵な生き方やたくさんの知恵を教えていただきました。

おいしいごはんをつくれますように。
毎日楽しく仕事ができるように。
次のかっぽう着を作るため、眠っているシャツを探そうと思います。

 

  三島さんが作ったかっぽう着はもちろん販売されています。
興味がある方はご連絡ください。

皆様、こんにちは!夏を満喫していますか?
今週18日~20日と佐渡は【アース・セレブレーション2017】一色になります!
2017年、アース・セレブレーションは30周年を迎え、音楽とアートで佐渡と世界をつなぐコミュニティとして深化する30年目の記念すべき「佐渡の祝祭」というビックイベントです。
https://www.earthcelebration.jp/

佐渡全体がECに包まれる中、あいぽーと会場では表玄関のインフォメーションセンターとして、超豪華イベントが盛り沢山になっています。ワークショップ、フードイベント、フォーラム、講座、マーケット等の参加型イベントが開催されます。
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■音とダンスのワークショップ 定員:各30名 料金:大人 1,000円、中学生以下 500円

8月19日(土)14:00〜 「音のワークショップ」
体を使って音を奏でるボディーパーカッション。みんなで作った音楽はインターネット等で全世界へ発信します。

  
Kujun 音楽家/サウンド・インスタレーション/ドラマー

8月20日(日)13:30〜 「ダンスワークショップ」
五感を解放し日常生活では使わない感覚を再発見します。ダンス経験のない方も歓迎します。

 
松崎友紀 即興舞踊家/ダンサー(佐渡出身)

■インスタレーション (入場無料)
佐渡の竹と音楽・映像による展示を予定。
佐渡バンブークラブ × Kujun × 吉田モリト

■フードイベント

8月19日(土)11:30〜13:30(予定) 
「音と香りの島食材スペシャルランチ」
定員 50名(コース:20名、ビュッフェ:30名)
料金 コース:3,500円(テーブル席)、ビュッフェ:1,500円(いずれもライブ鑑賞付)

8月20日(日)第1部 17:00〜 / 第2部 19:00〜
「島食材ディナー」(佐和田地区)
会場 SEISUKE NEXT DOOR
定員 18名 料金  コース:8,000円(Khakiライブ鑑賞付)
申込・問合せ UMAMI LABO × さどの島銀河芸術祭プロジェクト Tel.0259-58-7077

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■フォーラム・講座 (入場無料)

台湾芸術フォーラム in 佐渡 〜島の芸能と現代美術〜
台湾側ゲストと日本側ゲストによる鼎談

8月20日(日)13:00〜15:00 さどの島銀河芸術祭プロジェクト2017公開講座
「芸術祭のつくりかた」 第5回
講師 : 小川弘幸さん(水と土の芸術祭2015総合ディレクター)
お問合せ : さどの島銀河芸術祭プロジェクト実行委員会
E-mail: info@sado-art.com

8月19日(土) 第4回キラ☆キラふぇすた (入場無料)
佐渡島内で活躍中の女性が大集結 ! ハンドメイド作品などのフリーマーケットをお楽しみください。
お問合せ : キラ☆キラふぇすた実行員会  
Tel. 090-2518-2085 (かたおか)

■あいぽーとマーケット

8月18日(金)~ 8月20日(日)
佐渡島内の有名店による初コラボ企画 !へんじんもっこのソーセージとクレアーレのパンが夢の競演。「クロワッサンピザ」「チリコンカンドック」が初登場!!島内で食べれるのはここだけ!

あいぽーと会場による超豪華イベントで皆様の
ご参加、ご来島をお待ちしております。

フードイベント・ワークショップは予約制になります。
ご予約はこちらから↓
https://reserva.be/sadoart
お問い合わせ:あいぽーと佐渡 Tel. 0259-67-7633 佐渡市両津夷384-11





11月の3連休真ん中、日曜日。


私にとって今年のビックイベント。

岩首棚田にある展望小屋こと空のまめらか家(通称 そらまめ)が、雪の重みで倒壊してから2年。
この度、再建され集落民へのお披露目会を開催することになりました。

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私が岩首に着任してから、ずっと側で関わってきた棚田。四季折々の表情を感じ、そこで生きる人たちの思いにも少しづつ触れながら仕事も生活もをしてきたつもりです。

棚田で過ごす時間が好きです。

岩首に来るまで何の興味もなかったけれど、棚田で過ごす時間が今の私にはかけがえのないものになっています。

疲れて帰っても畑まで歩いて登る。田んぼの様子を見にいく。ひっぽかしてばかりで「田んぼを本当にやる気があるのか!」とみんなに怒られる。
雑草をこまめに抜いて、助けてくれる人がいる。 山からの帰り道に会うと必ず「なんかやろうかー?」と声がかかる。

全部、生活の一部なのです。



そんな場所が、世界農業遺産認定を契機に一気に有名になりました。


棚田が有名になり、棚田を一望できるそらまめを目指してお客さんもたくさん訪れています。そらまめの再建を願い、島内外から寄付を頂くこともありました。
沢山応援してくれ、愛してくれる人達がここには集まってきています。



そらまめの再建が決まった時から、私は一番に集落の人にお披露目をしたい!と思っていました。

再建出来た事を、今まで支援してきてくれた人たちにもお知らせしなくてはいけないけど、絶対その前に集落の人に1番にそこからの景色を眺めて欲しいと思っていました。それは、自分たちの棚田で起こっている様々なことに興味を持ってほしいし、ここで生活している人たちが、そらまめで過ごす時間を楽しいと思って欲しいと思っていたから。

そらまめは、お客さんのための施設だけではなく、自分たちの施設でもあると思って欲しかったのです。


「昔は、あそこ(現在そらまめがある場所)まで、肥やしを背負って、ご飯をもって歩かされたよ。もう何十年も行ってないよ。」、「山は苦労ばっかりだよ。」

そんなばあちゃんやじいちゃんにも行く機会があればと思って、みんなに声をかけてまわりました。

「いや、おらっちには関係ない。」、「役員がいくからいかないよ。」

この言葉は、よく聞く言葉です。でも、無駄でも声をかけ続けたいと思って最後までねばりました。


今回、まめらか家での集落談義を手伝ってくれた東京工業大学特任准教授の豊田さんと神戸市立工業高等専門学校・講師の高田さん。
お二人とも私よりずっと岩首とは長い付き合いです。

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初代のそらまめから、今までずっとここと関わってきています。
「そらまめのこれからについて、たくさん良い意見が出るといいね。」と準備を進めました。


当日、集落のおばちゃん2人に甘酒を作ってもらい、いざ出発。

そらまめでの空中談義の始まりです。

集まった集落の方からは、そらまめでこんな事がしたいと意見が出ました。


・花火を見る
・パラグライダー
・花見
・結婚式
・田植え後に休憩する
・花を植える
・子供たちへ環境学習活動
・何もしないで、のんびりする
などなど

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蓋をあけてみれば、たくさんの人が参加してくれました。

人が集う場は、とても暖かいです。朝の寒さも吹き飛びます。


今回出た意見が1つでも実現できるように、ひっぽかさないように。
思いを集落の人に繋ぎ、そらまめや談議所の活動を手伝ってくれる人が増えてくれたらと願います。
そのためには、談議所の活動も整理して、身の丈にあったものにしていく事が必要です。

そして、受け継いできた棚田についてみんなでもっと話していけたらと思います。




私がここで出来る仕事は、本当に少しだけ。任期終了後、今の活動に対して同じように関わりが出来るとは思っていません。
絡み合った糸を少しづつほどいて、もう一度きれいにしたり、切れてしまったものを繋げていくことが今出来ることであり、私がここに住み続けていくために必要なことだと思っています。

好きになってしまった場所が、たまたまここだったから、棚田で感じる風の気持ちよさをこの先もここにいる人たちと感じていたいと思っているから。

私が真剣にぶつかって向かっていけば、それだけのものが返ってくると感じた日でした。
ここで生きること、1つ1つ関わっているものにもっと真剣に向き合っていけば、もっと違う世界が待っているかもしれません。


ゆっくり、じっくり、思いをすり合わせながら。

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暖かくなってまた、田んぼづくりが始まったらそらまめでやりたい事があります。

それは、また次に。




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Special Thanks: T.Oshikawa(Photographer) 







 

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