佐渡市地域おこし協力隊サイト

佐渡市地域おこし協力隊全メンバーによる活動報告のサイトです

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ワークショップ

横断幕


こんにちは、金井地域センター 伊藤英敏です。

 

既にチラシでご覧いただいている方々もいらっしゃるかと思います。

下記の通り、協力隊の活動報告をかねて「まぜまぜ展」を開催します。

 

【まぜまぜ展】

日時       2024121日(日) 10:0014:00

場所  小木多目的集会施設 あゆす会館

    佐渡市小木町1949

内容  地域おこし協力隊活動 展示報告

    企画出店


詳しくは→ http://sado-chiiki-okoshi.blog.jp/archives/1081352062.html

当日は、私たち 金井地域センターの伊藤英敏と羽茂支所の吉田直美で「木工ワンダーランド」と銘打って木や紙を使ったものづくりのワークショップを行います。

 

体験料は、無料を予定しています。

 

マンパワーに限界があるので、多くの方を受け入れることはできませんが、

先着優先でみなさんと一緒にいろいろ楽しいものをつくって遊びたいと思います。

 

つくるものは、普段使いもできそうなものから、楽しく遊べるもの、飾って

楽しめるものなどバリエーションもあります。

 

ワークショップの張り紙001

実際に色鉛筆としてつかえますので、自宅に持ち帰って使っていただきたいと思います。


ワークショップの張り紙002

結構、大きな音が鳴ります。穴のあけ方で音色も変わりますので、いろいろ試してお好みの音色を作り出すこともできます。

ワークショップの張り紙003

こどもの頃に遊んだよの実鉄砲。よの実(榎の実)は、夏ごろに採れるので、今回はティッシュペーパーを弾にして試してみたいと思います。

結構いい音がして面白いおもちゃです。意外とはまりますよ!

ワークショップの張り紙004

そして、わりばし鉄砲は、あまったわりばし三膳で作ることができます。完成したら、射的をして遊んでみましょう。よの実鉄砲とどちらが勝つかも試してみたいと思います。

 

ワークショップの張り紙005

折り紙工作も体験してみてください。折り紙は24枚必要になります。少し根気がいる作業もあります。がんばった後は、とってもきれいなハニカムボールが手に入ります。

 

【注意】

体験を希望される方ですが、①~③までは、のこぎりや刃物を使って進めますので、お子様の場合はお手伝いをしながら作業を進めたいと思います。

さらに、小さなお子様の場合は、保護者と一緒にいらしてください。

 

一日、ものづくり体験で楽しい時間を過ごしましょう!

お待ちしております。

こんにちは、佐渡市役所 金井地域センター 伊藤です。


金井地区のイベントとして「第2回かないいねマルシェ」が10月14日(土)に開催されます。

今回は、あらたに伝統文化と環境福祉の専門学校の学生さんから箸づくり体験のワークショップを出店いただきます。

箸完成-1

佐渡市の金井地区にある伝統文化と環境福祉の専門学校には、全国各地から宮大工などの伝統的建築技術を学でいます。今年からは、公務員学科やまちづくり・観光ビジネス学科なども新設され佐渡の地の利を活かした学びの場へと広がっています。

 

「かないいねマルシェ」では、そんな専門学校の学生さん達が檜を材料に箸づくりの体験を提供いただきます。

箸と言っても形はそれぞれです。今回は、全体が四角形になっている「角箸タイプ」、丸型になっている「丸箸タイプ」などがからお好みのタイプを選んで制作をしていただきます。

 

ワークショップのお申し込みは、下記のサイトから行ってください。

制作過程

箸作り用の治具に箸の元となる角材をセットし固定します。

①箸セット_001


② カンナで箸頭から箸先へと自分の持ちやすいサイズに細く削っていきます。

②カンナで削る_001



③ 終わったら順番に箸を回し他の面も削り、4つ全ての面を削ります。

③回して削る_001

④ 次に、箸先を細く削ります。

④先細く削る_001


⑤ 紙やすりで全体に滑らかになるように、そして、自分に合った形になるよう整えます。

⑤紙やすり_001

⑥ これで箸の完成です。

⑥完成_001


 治具を使うと難しい箸づくりの作業も簡単にできるようになります。木工に限らずモノづくりでは、自作の治具によって精度の高い製品づくりがいたる所で行われているのです。

 

さらに、カンナがけで出た檜の削りクズは、袋に詰めて「香り袋」としてもご利用いただけます。

近くにおいて檜の香りを楽しんむ他、お風呂に入れてもいいと思います。

木くずバック_001


 いかがですか、自分自身で自分にあった箸をつくる。このチャンスにこだわりのMy箸を作ってみませんか。

是非、下記のリンクから申し込みをいただきますようお願いします。

 
かないいねマルシェロゴ小
「かないいねマルシェ」
とき 10月14日土曜日 11時~15時
場所 金井コミュニティセンター前駐車場

qr_soshiki301041422_小
「かないいねマルシェ」ホームページ

QR_申し込みサイトURL OK

ワークショップ申し込みサイト


こんにちは、佐渡市役所
金井地域センター 伊藤です。


金井地区のイベントとして「第2回かないいねマルシェ」が10月14日(土)に開催されます。マルシェに出店するワークショップには、昨年に続き「わら縄ない」として「あわじ結びのリース」「しめ縄」づくりを用意しました。

そして、新たに「なべ敷き」づくりの体験も用意することができました。

このページを見ていただき興味をもった方は是非、下記の申し込み情報から参加いただきますようお願いします。

鍋敷きをつくろう-2

「なべ敷き」をつるためには、二本取りでわらを長くなう技術が必要です。なぜかと言うと、なべ敷きの芯に長い一本の細縄を巻く必要があるからです。一回で細縄が出来ればいいのですが、穴に通しながら縄を巻き付ける作業の関係から途中で縄を継ぎ足す必要があり、この点もハードルになりそうです。何とか細い縄を長くなうことが出来れば「なべ敷き」づくりも比較的簡単につくることができると思います。


縄ない-1

縄ないのようす



頑張って、細縄をなってやる!

細縄づくりは、問題なし!

 

こんな方は、是非「なべ敷き」づくりの体験にチャレンジしてください。

毎年 佐渡の鬼太鼓用にわらじを作っている方々が指導者として教えてくれますので、安心してご参加ください。

かつて集落でどの家庭でもお釜さんでお米を炊いていました。炊けたお釜を置くためには「なべ敷き」がないと釜が簡単に倒れてしまいます。ですので、必ず「なべ敷き」は利用されておりました。一家にあたり前にあったモノなのです。

釜と鍋敷-1
 

しかし、今では一般の方々がわらを入手することも苦労されるようになりました。時代とともに「なべ敷き」にお目に掛かることはなくなっていきました。

現在では、佐渡観光の方々にお土産品として販売がされるようになりました。都会では、おしゃれなセレクトショップなどでも販売されており、人気の商品としてその価値も高まっているようです。

 

こんな品を自分自身で作ってみませんか。

「なべ敷き」づくりに是非チャレンジしてみてください。

 

ワークショップのお申し込みは、下記のサイトからお願いします。

 

「なべ敷き」の工程

今回、ワークショップでつくる「なべ敷き」の工程です。

①芯づくりは事前に用意した荒縄から行いますので、丸い芯づくりの難易度は低くなっています。

荒縄の芯-1

荒縄の芯


②荒縄の芯にわらクズを巻きます。

わらを巻いた芯-1

わらを巻き付ける


③さらにラフィア(ヤシの葉を加工した繊維)を巻き付けてキレイな芯の完成です。

ラフィアを巻き付けた芯-1

更にラフィアを巻き付ける


④最後に事前に作った細縄を芯に巻き付けていきますが、途中で足りなくなるので更にわらを継ぎ足しながら細縄を伸ばしてそれを芯に巻き付けて行きます。全体に巻けたら止めの作業をして完成となります。

細縄まき付け途中-1

細縄まき付けのようす


⑤お疲れ様でした。

なべ敷き完成-1

完成です

その他、昨年作成した「あわじ結びのリース」「しめ縄」も体験できます。初心者の方は、こちらの体験をおすすめします。

ワークショップでは、材料は用意されていますので、マルシェ当日は参加費に加えてハサミのご用意をお願いします。

あわじ結び01

「あわじ結びのリース」

しめ縄1

しめ縄

いかがだったでしょうか、できあがったものは、部屋飾りにも使えると思います。自分でつくった唯一無二の品を手に入れませんか。是非、下記のリンクから申し込みをいただきますようお願いします。
かないいねマルシェロゴ小

「かないいねマルシェ」
とき 10月14日土曜日 11時~15時
場所 金井コミュニティセンター前駐車場

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「かないいねマルシェ」ホームページ



こんにちは、佐渡市役所
金井地域センター 伊藤です。


金井地区のイベントとして「第2回かないいねマルシェ」が10月14日(土)に開催されます。今回のマルシェでは、
ワークショップとして「かんなくずアート」や「楠木(くすのき)のアクセサリー」をつくる体験ができます。このページを見ていただき興味をもった方は是非、下記の申し込み情報から参加いただきますようお願いします。


さて、皆さん鉋(かんな)のクズ゙は、ご存じですか。

最近、家を建てるときの木材は製材でほとんどキレイな木材となっていて、大工さんがカンナがけをしている姿を見ることはなくなりました。DIYをされる方もせいぜい電動カンナを使うのでカンナがけで出るかんなクズは知らない人も多いと思われます。

鉋(かんな)は、木材の表面をキレイに加工するための道具です。この木材を削ったときに出るのが、「かんなくず」なのです。

かんなクズ-1

かんなクズ

一般の方は、なかなか「かんなくず」を見る機会も少ないと思います。この「かんなくず」にひと手間かければ簡単にアートフラワーをつくることが出来ます。でき上がりは、木のにおいが漂う淡い色合いのバラやボンボンです。つくった後も日が経つにつれて琥珀色に近づき、味わいあるものになっていきます。

アートフラワー-1

バラのアートフラワー


ワークショップで作成するアートフラワーはこんな感じです。

制作過程:

○先ずは、かんなクズを水に浸します。

 これは、制作過程でかんなクズが折れてしまわないようにするためです。

○次に、乾かない間にかんなクズをひねり少しずつ巻いていきます。

 バラの花より簡単なのはアロマボンボンです。型紙にかんなクズを巻き付けてヒモでまとめながらかわいいアロマボンボンに仕上げます。

アロマボンボン-2

アロマボンボン


アロマボンボン-1


その他、昨年と同様に神木でもある楠木(くすのき)のチップからアクセサリーなどを作ります。ペンダントやカトラリーレスト、キーホルダーなどあらかじめ用意した木のチップにサンドペーパーで形を整えながら作成していただきます。いずれも刃物は使わないので安心して制作を楽しめます。

楠木アクセサリー-001

楠木アクセサリ


いかがだったでしょうか。いずれも気楽に制作を楽しめる内容です。自分でつくった唯一無二の品を手に入れませんか。是非、下記のリンクから申し込みをいただきますようお願いします。

かないいねマルシェロゴ小
「かないいねマルシェ」
とき 10月14日土曜日 11時~15時
場所 金井コミュニティセンター前駐車場


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「かないいねマルシェ」ホームページ

QR_申し込みサイトURL OK

ワークショップ申し込みサイト


金井地域センター 伊藤です。

10月15日(土)「かないいねマルシェ」を無事に開催することが出来ました。このマルシェは、集落から出店参加をいただき金井地域の賑わい作りを目的としていました。当日は、天候にも恵まれて多くの方々から来場いただき、その目的を達成することができました。

マルシェに関わっていただいた皆様には、感謝しかありません。この場を借りて御礼申し上げます。


会場の様子-1

「かないいねマルシェ」では、飲食店・フリーマーケット・ワークショップなど各地域から趣向を凝らした出展をいただきました。ワークショップは西方集落から「わら縄ない」、貝塚集落から「楠木でアクセサリーづくり」の出店がありました。

 かないいねマルシェロゴ小


今回は、西方集落の「わら縄ない」のご紹介をいたします。

 

【金井地域のわら細工】

私が担当している金井地域では、米作りが盛んに行われています。古くから米の収穫後に「わら」を使った生活必需品づくりが盛んに行われていたようです。蓑(みの)、筵(むしろ)、草鞋(わらじ)、わらぐつ、縄(なわ)などの製品が作られてきました。現在では、機械化も進み「わら」を利用することがなくなり長く時が経ったことでノウハウも徐々に途絶えてしまっています。

縄細工の例001













わらぐつと蓑


草鞋(わらじ)は、佐渡の神事である鬼太鼓の鬼が今でも履いて踊りますので需要は高く、自分たちで作った「わらじ」の方が一般品より耐久性が高く喜ばれるようです。


わらじ

【ワークショップの内容】

「わら細工」が衰退した状況で金井地域の西方集落では、埋もれつつある「わら細工」の技術を残すために「わらじ」作りなどの取り組みを行ってきました。

「かないいねマルシェ」では、ベーシックな技術として「わら縄ない」から体験いただき「リース作り」、「しめ縄作り」とステップアップしながら1時間の体験をいただくコースを用意しました。


  あわじ結びとしめ縄

縄ないの種類:

 ・右縄(一般的な縄)

日常生活のなかで多く使われたのは右縄(右になう)です。この縄を使っていろいろなわら細工を作る事が出来ます。

 細わら


 ・左縄(しめ飾りなどの縄)

しめ飾りは、神聖なモノであるため縄も左縄(左になう)とされています。

   左なわ

こういった基本的な技術を習得していただく事で「リース」や「しめ縄」を作ることできます。


【ワークショップ開催準備】

「かないいねマルシェ」の開催に向けて、縄ないの材料集めを行いました。佐渡では、9月から稲刈りが始まります。その時期を待って「わら」の確保から準備を始めました。

下記の手順のように「わら縄ない」を行うためには、いくつかの行程を経て「わら」を用意する必要があります。

 

わら縄ないの準備

①わらの収穫

今は機械化により「わら」も細かく裁断されてしまいます。わら細工用の「わら」を確保するためには、手刈りするか、コンバインの裁断機をストップ(動かなくする)させてそのまま落ちた「わら」を拾い集める方法になります。今回は、コンバインが刈った後に残ったわらを拾い集めました。

わら集め


 ②はざがけ

 そのままでは、水分を多く含んだ状態なので、軒下にかけて「わら」を乾燥させました。


  はざがけ

 ③わら打ち

「わら」は、そのままでは固くて「縄ない」には使えません。昔は、手仕事として横槌を使ってワラをたたいて柔らかくしていました。その後、近年までは、わら打ち機を利用して加工していました。

 しかし、最近ではわら打ち機がある場所も貴重になりました。佐渡では、達者の共同作業場にわら打ち機があることがわかり、その機械を利用し柔らかくさせていただきました。

  わら打ち

【なかいいねマルシェ開催準備】

縄ない

下処理をして柔らかくなった「わら」を取り根元を結び、その結び目を右足の指で押さえる。わらを2つの束に分け左の手で分けた「わら」をV時にとって、右手と左手をコすりあわせながらん縄をなっていきます。
この基本技術を身につければ、急にヒモが必等な時にハギレを利用して作ることも出来ます。

リース作成

リースにつかった「あわじ結び」は、水引きによく使われます。結びの両端を引っ張るとさらに固く結ばれるのが特徴です。その形から「末永く付き合う」という意味を持ち、結婚祝いやお見舞い、退院祝いのほか、謝礼や餞別、葬儀などの弔事に利用されています。

リース作りは、「あわじ結び」を細縄で作ります。アクセントとして赤く熟した野いばらの実をつかい中央に飾りました。


リース作り

正月飾り(しめ縄)の作成

しめ縄飾りは、正月飾りとして歳神さまを迎えるために清められた場所を示し神様を迎える家だということを表すために玄関に飾ります。

しめなわづくり


【その他のわら細工】

「わら縄ない」は、わら細工の基本技術です。この基本技術を活用していろいろな作品へチャレンジする事が出来ます。今でも生活の中でも活用出来るものもあります。皆さんもご興味いただき「わら細工」のバリエーションを増やしてみてください。



   その他のワラ細工



次回のイベントでも面白い「わら縄ない」が出来ないかと考えています。
ご覧いただき、ありがとうございました。




かないいねマルシェロゴ-1

はじめて投稿させていただきます。

佐渡市役所 金井地域センター 地域支援係
地域おこし協力隊の伊藤です。

佐渡市 金井地域に着任してから取り組んできましたイベントがやっと今週末(10月15日土曜日)に開催されます。

このイベントは、金井地域の賑わいづくりを目的に各地区(集落・町会)それぞれが考え企画し準備した地域発マルシェです。
はた-1

金井地域は、全体で盛り上がるイベントも徐々に縮小されており、何とか地域が元気になるイベントを開催できないかと金井地域センターを中心に集落・町会を巻き込みながら開催に向けて取り組んでまいりました。

今回は、初回の開催でもありますので全ての集落からの出店は叶いませんでしたが、地域内外から多くの方々からお集まりいただければと思っております。

来場者と出店者みなが笑顔で楽しめる出会いの場と金井の魅力を発信する一日を是非ともお楽しみください。

ぬりえ-2



日 時:令和4年10月15日(土曜日)
  午前11時~午後3時

会 場:佐渡市金井コミュニティーセンター前駐車場
    (佐渡市本庁舎横)

お問い合わせ/ワークショップ申し込み
佐渡市金井地域センター
 0259-63-3843

【出店案内】
飲食店:
 平清水のカフェテリア、尾花のうっマイ食堂、佐渡総合高校のおにぎり&だし巻きたまご

PR展示:
 泉の史跡PR

あそびば:
 尾花のおまつり屋台

フリマ:
 中興のおもしろマーケット

ワークショップ: 
 西方のわら縄ない体験、貝塚の楠木でアクセサリーをつくろう

※ワークショップは、まだ空きがありますので、申し込みください。


【わら縄ない体験】
 今では農家でも手に入りづらいわらを使ったワークショップです。 キャンプなどアウトドアでも使える「縄ない」を習得してみませんか。このようなリースを作ってみます。
あわじ結び01


【楠木のアクセサリーづくり】
 心が落ち着く香りのする木材です。貴重な香木でお好みのアクセサリ作りをしてみませんか。
ペンダント-1



申し込みは下記のリンクからかお電話でお願いします。

 佐渡市金井地域センター
  0259-63-3843


島内の女性6名が「布ぞうり」作りを体験にいらっしゃいました。先生は岩首集落のぞうり名人のおばあさん。私も少しずつ作り方を習って覚えてきたので、今回は助手として参加させていただきました。
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皆さんぞうりを作るのは初めてということでしたが、作り方を説明するとスイスイと編み上げていきました。
みんな手つきがいいね」とおばあさんも感心するほどでした。

午前中で片方を編み上げ、午後から2時間ほどでもう片方を編み上げ、全員が1足分を完成させました。
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「ぞうり作りをいつか習いたいと思っていたので、地域おこし協力隊のブログで布ぞうりの記事を読んで嬉しくなりました。」

「おばあさんの後継者になります!」というありがたいお言葉もいただきました。
家に帰ってからも作りたいと、編むのが難しい「つま先」の部分を何度も練習する方もいらっしゃいました。
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「うちのおばあちゃんの形見の着物を使いたい」
「古い浴衣や布を捨てるのは忍びない」
「家族に作ってあげたい」
 皆さんが布ぞうりを作りたい思いをうかがいました。6
大切にしていたモノを別のモノに作り替えて使う。

岩首のおばあさんの知恵が他の地域の方々にも受け継がれていくことがとても嬉しく、誇らしく思いました。
後日、参加者から嬉しいお知らせがきました。

「岩首でぞうりを習って自分で作れるようになり、これから販売することになりました。おばあさんのおかげです!」と。

ぞうり作りに参加した方々の活動を広げるきっかけになっただけでなく、昔から伝えられてきた岩首の知恵や技術を受け継いでくれる人が育ってきたのです。

おばあさんも自分のことのように喜んでいました。
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昔から受け継がれてきた知恵や技術を伝える大切さ。
おばあさんだから伝えることができる昔の暮らしぶり。
皆さんとお話していると、こうした機会が身近にあることがとても貴重であるということをしみじみと実感することができました。
おばあさんの引き出しには、まだ沢山の知恵が詰まっています。

これからも、暮らしの知恵を教えてもらい、多くの人にお伝えできたらと思っています。


 佐渡で「かっぽう着作家」として活動されている三島さんを講師にお迎えし、岩首で『かっぽう着作りのワークショップ』を開催しました。
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かっぽう着(割烹着)は、女性が家事をするときに、衣服が汚れるのを防ぐために羽織って着る服で、明治の後期から昭和の初期にかけて多くの女性が着用していたそうです。

かっぽう着というと、私の祖母が着物の上から羽織っていた真っ白いデザインが頭に浮かびますが、最近では若い人にも好まれるようなおしゃれなデザインの品も販売されています。

三島さんが作るかっぽう着は、古着をリメイクして作るので、1枚1枚個性があり、どれもとても素敵です。
 ただ、自分が着る服をつくるというだけでなく、日常の生活の中にあるものにていねいに手を加えて、自らの暮らしを大切にし、よりよいものとして楽しもうという思いが込められています。

回は集落内外から6名の方に参加いただきました。
お裁縫が得意な方、久々にミシンを使う方、かっぽう着に興味があるなど、さまざまでしたが、皆さん「かっぽう着作りが楽しみ!」とワクワクしながら、この日をむかえました。

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まずは三島さんが作ったかっぽう着を色々見せていただきました。
「こんな感じがいいかなあ」
「こういうのも可愛いね」
「色使いが素敵ね」などなど。

みんなでおしゃべりしながら出来上がりのイメージを膨らませました。
皆さんが持参したシャツは、
夫のワイシャツ、自分が着ていたシャツなど色も形も素材もさまざまです。
着なくなった服たちがどんな風にかっぽう着に生まれ変わっていくのか楽しみです。


三島さんが作るかっぽう着は『シャツ型』と『スモック型』の2種類あります。
今回は、シャツを前後逆さまにして使う『スモック型』を習いました。
「シャツを前後に使う?」
はじめは戸惑いましたが、実際に見せていただくと納得。
その発想の転換に驚きました。

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おおまかな工程は、
 えりぐりのあきを決めバイアステープを着ける 
 ポケットを着ける
 
 そで口にゴムを入れる
書いてみると工程は少ないですが、裁縫が苦手な私には結構な難関でした。
えりぐりのあき具合を決め、ポケットの位置を決めるのも自分のイメージに合わせていきます。
「自分の思うように作る」
いつも誰かが考えたモノの中から自分好みのモノを選択しているので、このように服と向き合ったことがなく、すごく悩みました。
けれど、その悩みもまた楽しくワクワクするものでした。

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皆さんの様子を見てみると、ポケットに使う布やミシン糸の色、バイアステープの選び方にも個性が出ていました。

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三島さんのハッとする色使いもあこがれましたが、今回私はぬい目のアラが見えづらい布や色を選び、三島さんが持ってきてくださったボタン、洋服のタグ、リボンなどと合わせて仕上げていきました。

夕方までかかりましたが皆さん、無事にそれぞれのかっぽう着を作り上げていただきました。

タンスの奥で忘れられていた洋服がかっぽう着として生まれ変わりました。

しかも、世界に1着しかないオリジナルの仕事着です。
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手ずからつくる楽しみ
古いものに命を吹き込む喜び
そして、みんなでお話ししながら過ごす時間。
「こういう集まりってとてもいいね!」
「またやりたいね!」
それぞれ楽しい時間を過ごしていただけたようでした。


皆さんのおかげで不器用な私もなんとか最後までつくりあげることができました。

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私の「オリジナルかっぽう着」を紹介します。
少々えりぐりが広い仕上がりになったけれど、頭からすぽっとかぶることができたので結果的に良かったです。
ポケットを着けるのは、もう少し練習が必要ですね。

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後ろはリボンをアクセントにしました。

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せっかくの機会なので、三島さんが作ったシャツ型のかっぽう着もご紹介します!
着古した紳士もののシャツをリメイクしてあります。
アクセントとして、シャツのボタンやタグを飾りに縫い付けてあり、とても素敵です。

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後ろにはひっかけられるようにループがついています。

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色使い、布の選び方、そして、可愛いアクセント。
さすがプロの作家の作品です!
もちろん使い勝手もとてもよいです。
あわただしく過ごす日々の中、自分のためにモノを作る
お金はかけなくても、豊かで充実した時間を過ごすことができました。
かっぽう着を着ると、そでが落ちるのも、服が汚れるのも、気になりませんでした。
初めのうちは、せっかく作ったかっぽう着が汚れないか心配しましたが…
この冬は寒く、台所仕事がつらいときもありましたが、このかっぽう着を着ると暖かく快適でした。

かっぽう着は毎日の家事を共にする相棒です。
家事がおっくうに感じる時も、お気に入りのかっぽう着を着ると気持ちがあがりました。

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かっぽう着を通じて、
昔ながらのものを今の暮らしに合うように工夫する、
モノを大切にする、日々の暮らしを楽しく、
豊かにする
三島さんの素敵な生き方やたくさんの知恵を教えていただきました。

おいしいごはんをつくれますように。
毎日楽しく仕事ができるように。
次のかっぽう着を作るため、眠っているシャツを探そうと思います。

 

  三島さんが作ったかっぽう着はもちろん販売されています。
興味がある方はご連絡ください。

皆様、こんにちは!夏を満喫していますか?
今週18日~20日と佐渡は【アース・セレブレーション2017】一色になります!
2017年、アース・セレブレーションは30周年を迎え、音楽とアートで佐渡と世界をつなぐコミュニティとして深化する30年目の記念すべき「佐渡の祝祭」というビックイベントです。
https://www.earthcelebration.jp/

佐渡全体がECに包まれる中、あいぽーと会場では表玄関のインフォメーションセンターとして、超豪華イベントが盛り沢山になっています。ワークショップ、フードイベント、フォーラム、講座、マーケット等の参加型イベントが開催されます。
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■音とダンスのワークショップ 定員:各30名 料金:大人 1,000円、中学生以下 500円

8月19日(土)14:00〜 「音のワークショップ」
体を使って音を奏でるボディーパーカッション。みんなで作った音楽はインターネット等で全世界へ発信します。

  
Kujun 音楽家/サウンド・インスタレーション/ドラマー

8月20日(日)13:30〜 「ダンスワークショップ」
五感を解放し日常生活では使わない感覚を再発見します。ダンス経験のない方も歓迎します。

 
松崎友紀 即興舞踊家/ダンサー(佐渡出身)

■インスタレーション (入場無料)
佐渡の竹と音楽・映像による展示を予定。
佐渡バンブークラブ × Kujun × 吉田モリト

■フードイベント

8月19日(土)11:30〜13:30(予定) 
「音と香りの島食材スペシャルランチ」
定員 50名(コース:20名、ビュッフェ:30名)
料金 コース:3,500円(テーブル席)、ビュッフェ:1,500円(いずれもライブ鑑賞付)

8月20日(日)第1部 17:00〜 / 第2部 19:00〜
「島食材ディナー」(佐和田地区)
会場 SEISUKE NEXT DOOR
定員 18名 料金  コース:8,000円(Khakiライブ鑑賞付)
申込・問合せ UMAMI LABO × さどの島銀河芸術祭プロジェクト Tel.0259-58-7077

 Khaki

■フォーラム・講座 (入場無料)

台湾芸術フォーラム in 佐渡 〜島の芸能と現代美術〜
台湾側ゲストと日本側ゲストによる鼎談

8月20日(日)13:00〜15:00 さどの島銀河芸術祭プロジェクト2017公開講座
「芸術祭のつくりかた」 第5回
講師 : 小川弘幸さん(水と土の芸術祭2015総合ディレクター)
お問合せ : さどの島銀河芸術祭プロジェクト実行委員会
E-mail: info@sado-art.com

8月19日(土) 第4回キラ☆キラふぇすた (入場無料)
佐渡島内で活躍中の女性が大集結 ! ハンドメイド作品などのフリーマーケットをお楽しみください。
お問合せ : キラ☆キラふぇすた実行員会  
Tel. 090-2518-2085 (かたおか)

■あいぽーとマーケット

8月18日(金)~ 8月20日(日)
佐渡島内の有名店による初コラボ企画 !へんじんもっこのソーセージとクレアーレのパンが夢の競演。「クロワッサンピザ」「チリコンカンドック」が初登場!!島内で食べれるのはここだけ!

あいぽーと会場による超豪華イベントで皆様の
ご参加、ご来島をお待ちしております。

フードイベント・ワークショップは予約制になります。
ご予約はこちらから↓
https://reserva.be/sadoart
お問い合わせ:あいぽーと佐渡 Tel. 0259-67-7633 佐渡市両津夷384-11





11月の3連休真ん中、日曜日。


私にとって今年のビックイベント。

岩首棚田にある展望小屋こと空のまめらか家(通称 そらまめ)が、雪の重みで倒壊してから2年。
この度、再建され集落民へのお披露目会を開催することになりました。

DSC_0943



私が岩首に着任してから、ずっと側で関わってきた棚田。四季折々の表情を感じ、そこで生きる人たちの思いにも少しづつ触れながら仕事も生活もをしてきたつもりです。

棚田で過ごす時間が好きです。

岩首に来るまで何の興味もなかったけれど、棚田で過ごす時間が今の私にはかけがえのないものになっています。

疲れて帰っても畑まで歩いて登る。田んぼの様子を見にいく。ひっぽかしてばかりで「田んぼを本当にやる気があるのか!」とみんなに怒られる。
雑草をこまめに抜いて、助けてくれる人がいる。 山からの帰り道に会うと必ず「なんかやろうかー?」と声がかかる。

全部、生活の一部なのです。



そんな場所が、世界農業遺産認定を契機に一気に有名になりました。


棚田が有名になり、棚田を一望できるそらまめを目指してお客さんもたくさん訪れています。そらまめの再建を願い、島内外から寄付を頂くこともありました。
沢山応援してくれ、愛してくれる人達がここには集まってきています。



そらまめの再建が決まった時から、私は一番に集落の人にお披露目をしたい!と思っていました。

再建出来た事を、今まで支援してきてくれた人たちにもお知らせしなくてはいけないけど、絶対その前に集落の人に1番にそこからの景色を眺めて欲しいと思っていました。それは、自分たちの棚田で起こっている様々なことに興味を持ってほしいし、ここで生活している人たちが、そらまめで過ごす時間を楽しいと思って欲しいと思っていたから。

そらまめは、お客さんのための施設だけではなく、自分たちの施設でもあると思って欲しかったのです。


「昔は、あそこ(現在そらまめがある場所)まで、肥やしを背負って、ご飯をもって歩かされたよ。もう何十年も行ってないよ。」、「山は苦労ばっかりだよ。」

そんなばあちゃんやじいちゃんにも行く機会があればと思って、みんなに声をかけてまわりました。

「いや、おらっちには関係ない。」、「役員がいくからいかないよ。」

この言葉は、よく聞く言葉です。でも、無駄でも声をかけ続けたいと思って最後までねばりました。


今回、まめらか家での集落談義を手伝ってくれた東京工業大学特任准教授の豊田さんと神戸市立工業高等専門学校・講師の高田さん。
お二人とも私よりずっと岩首とは長い付き合いです。

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初代のそらまめから、今までずっとここと関わってきています。
「そらまめのこれからについて、たくさん良い意見が出るといいね。」と準備を進めました。


当日、集落のおばちゃん2人に甘酒を作ってもらい、いざ出発。

そらまめでの空中談義の始まりです。

集まった集落の方からは、そらまめでこんな事がしたいと意見が出ました。


・花火を見る
・パラグライダー
・花見
・結婚式
・田植え後に休憩する
・花を植える
・子供たちへ環境学習活動
・何もしないで、のんびりする
などなど

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蓋をあけてみれば、たくさんの人が参加してくれました。

人が集う場は、とても暖かいです。朝の寒さも吹き飛びます。


今回出た意見が1つでも実現できるように、ひっぽかさないように。
思いを集落の人に繋ぎ、そらまめや談議所の活動を手伝ってくれる人が増えてくれたらと願います。
そのためには、談議所の活動も整理して、身の丈にあったものにしていく事が必要です。

そして、受け継いできた棚田についてみんなでもっと話していけたらと思います。




私がここで出来る仕事は、本当に少しだけ。任期終了後、今の活動に対して同じように関わりが出来るとは思っていません。
絡み合った糸を少しづつほどいて、もう一度きれいにしたり、切れてしまったものを繋げていくことが今出来ることであり、私がここに住み続けていくために必要なことだと思っています。

好きになってしまった場所が、たまたまここだったから、棚田で感じる風の気持ちよさをこの先もここにいる人たちと感じていたいと思っているから。

私が真剣にぶつかって向かっていけば、それだけのものが返ってくると感じた日でした。
ここで生きること、1つ1つ関わっているものにもっと真剣に向き合っていけば、もっと違う世界が待っているかもしれません。


ゆっくり、じっくり、思いをすり合わせながら。

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暖かくなってまた、田んぼづくりが始まったらそらまめでやりたい事があります。

それは、また次に。




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Special Thanks: T.Oshikawa(Photographer) 







 

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