「いざ出陣!」の言葉がどーんと響くようなお祭りといえば・・河原田の諏訪神社例大祭(万燈まつり)」ではないでしょうか?
今年もいよいよ明日、4/27に出陣します!

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※昨年の様子はこちらから万燈祭!各々の晴れ舞台に密着!」

この万燈・・一体誰が、どこで、どうやって作っているのか?
聞けば毎年一から作っているなんて驚きです。
そんな疑問を持った私は今年「万燈小屋」に潜入してみました。
※今回は「本町町内会」の経過取材と作業の手伝いをさせて頂きました。

「こんこん、おばんです」とドアを開けるとこんな光景が・・
↓これがもしかするとあの万燈の枠組み?!27
万燈づくりはまず、今年は何をテーマにするか考えるところから始まります。各町内会ごとにテーマが異なるのがまた見所。

↓イメージを立体にする至難の業の連続!
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テーマにそってこんなイメージのものをつくると決まれば、
その参考になる資料から立体を想像して作りだします。

↓ワイヤーをつなぎ合わせカーブも作りだす
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枠組みは、ワイヤーを繋ぎ合わせて作ります。
立体の湾曲部分も手作業で作りだします。
感覚やセンスが問われる
とても難しい作業です。

↓光の源はこの蛍光灯!何本も体の中に・・
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祭り当日は昼の引き回しと、夜の引き回しと雰囲気が全く違います。夜の幻想的な光の源はここから発せられているんですね~

↓体を覆うのは和紙!枠組みに這わせて一枚一枚丁寧に

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高低差があるので上は脚立をつかって、下は床に寝そべって、一枚一枚細かく切った和紙を枠に沿わせて貼りつけます。しわを寄せずに、ピンと張り付けるのがポイントです。

↓色付け作業も、もちろん人の手で行っていきます
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まず鉛筆で下書きをした上に、ムラがでないように色を付けていきます。ハッキリと目立つ色合いです。

↓万燈の模様付けはセンスがあらわれます!
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枠組みを覆った白い和紙のキャンパス・・
どんな模様をつけていくのか予めイメージを膨らませながら、鉛筆で直接万燈に下書きをつけます。

↓作業台にはこんな貴重な資料が置いてありました!
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↓模様に沿って縁取りし、そこから色付け開始! 
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模様の下書きにそって、縁取りを行っていきます。そこにイメージした色を配色を考えながら塗ります。もちろん染料の配合もイメージに合わせて作り出します。

↓色合いで躍動感が溢れ出す熟練の技!
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色のつけ方一つで、立体により躍動感が出てきます。風にそよぐ鬣、揺れるさざなみ、今にも動き出しそうです。こんな姿を見ると皆さんの本気度が伝わってきますね。

↓真っ白いキャンパスに作品が出来上がっていきます! 
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 ↓万燈作りの醍醐味と言えば・・作業後の一杯
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この日は作業も終盤に差し掛かってきた時だったので、少しお疲れな雰囲気もありますが、皆さんこの時間になると、とってもいい表情で夜な夜な話し込んでいる姿が印象的です。
毎晩近隣のサポーターから美味しいご馳走が運ばれてきます。

↓今晩、最後の仕上げの作業に取り掛かります。
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ここまでの作業工程を知っていただいた方は、明日の祭りで万燈を見る目が変わってくるのではないでしょうか?
制作期間約1ヶ月。毎晩仕事を終えてから有志で集まって作品を作り上げる地域の方は、皆職人に見えました。
ぜひ明日は河原田の万燈まつりに皆さん遊びに来てください!
 

諏訪神社例大祭(万燈祭り) 
【日程】2016年4月27日
【開催地】諏訪神社を中心とした河原田地域
【時間】7時〜21時頃まで(鬼太鼓の門付)
【万燈引き回し時間】昼:14時〜 夜:19時〜
 詳細は佐渡観光協会のHPよりご確認ください。
https://www.visitsado.com/event/3298/