最初にしんこと聞いたときはお新香かと勘違いしていました。
実物を近所の方から頂いたときは落雁のような見た目ですが表面がつやつやとしており、話を聞くまでなんだかわからないものでした。
実際は餅のような感じのお菓子で、地域によって名前が違ったり(おこし型、しんこ餅など)作り方も違ったりするようです。
今回は機会があり、岩谷口でのしんこ作りに参加させていただきました。


みんなで集まって木でできたしんこ型に濡れ布巾をかぶせ、その上から上新粉ともち粉に水を加えた生地を詰めていきます。
布巾を使わずに型に直接生地を詰めたり、生地に色を付けてから型に詰めたり色々なやり方があるそうです。
岩谷口では真っ白な生地を詰め、中にあんこを入れるやり方とのこと。
ここでしっかり力を入れて詰めないとうまく型の模様が出ないとのことで、最初に作ったものは見事にのっぺりした塊が出来上がりました・・・。


出来上がったものに食紅を溶いて色を載せていきます。
そのあと蒸し器で蒸し上げて完成。

例年はひな祭りと合わせてしんこ作りを開催していたそうですが、新型コロナウイルスの影響でこれも中止となりしんこ作りだけでもということで実施されたそうです。
各種イベントや集まりが中止となってしばらく経ちますが、早く安心してみんなが集まれる状態になってほしいですね。