佐渡の皆さん、そして私も大好きな日本酒!
我が赤泊は有名な北雪酒造のお蔵元なんですよ~
ブランデーの樽に入れて作ると、日本酒に近いスモーキーな焼酎になるそうです。
酒に関する川柳が各樽に貼ってあって、また乙でした。
酒の貯蔵タンク1つ=1万リットル!
1日2合で76年かかる計算、ということは20歳で飲み始めたら96歳までですね。
「人の一生分の酒」と言われているそうですが、
佐渡の方はもっと飲んでいるんじゃないかな・・・ (笑)
ここが酒造りの現場!大吟醸を作っています↓
もろみ(米を発酵させた、おかゆみたいなもの)・麹(こうじ)・酵母を入れて
かき混ぜているそうです。
今の時期は酒造りが終わっているので、部屋を暖かくして道具を乾かしていました。
このタンク、酒造り中は炭酸ガスが充満していて、タンクをうっかり覗くと失神、
そのまま落ちてしまうと溺れて酸欠になり、一貫の終わりらしいです…!
恐ろしやあああ
そしてタンクからホースで送り、この機械でプレスして酒をしぼります↓
6・7割が酒としてチョロチョロとしぼり出され、残りは酒粕になります。
酒粕って、板状で網目のような模様がついたものがよくありますよね?
あれは板と板の間に残った酒粕を取り出したからなんだそうです。
網目のような模様は、板に貼ってある布の模様なんですよ~
麹の作り方は
窯で米を蒸す→広げて麹菌をまぶす→2晩ほど寝かせて出来上がり!
作るときは湿度90%・温度32.3度でするため、真冬でも汗ダラダラになるそうです。
しかし保存するときはカラカラに乾かしておきます。
カラカラにすると他の雑菌が死んで、麹菌だけが保存できるそうです。
麹作りはお酒によって、機械と手作りどちらもあります。
大吟醸など高いお酒は、やっぱりおいしい手作り。
「僕らにとって、納豆はスイカと同じで季節の食べ物」
とおっしゃったように、酒作り期間、お酒を造る人は納豆を食べないんですって!
麹菌と納豆菌は相性が悪く、麹菌がぬるぬる・ねばねばになってしまうそうです。
できたての麹はふかふかで、栗のような味がするそうです。
う~ん、食べてみたいなぁ。
神戸・灘、京都・伏見の酒が江戸に船で運ばれると、船に揺られおいしくなる・・・
「ビンが少し揺れている感じがする・・・!」と言い放った私ですが、
その振動は分子レベルで、人間にはわからないそうです(笑)
ちなみにご家庭でも振ってから飲むと、どんなお酒でも口当たりまろやかで、
酔い覚め早くなるんだそうです。
よろしければお試しあれ~!
注意※様子を見ながら少しずつ振ること(振りすぎはスカスカになるので×)
※大吟醸など高いお酒はそのままがおいしいですよ
超音波熟成酒のお仲間、音楽酒!
こちらも振動の関係で音楽をお酒に聞かせるとおいしくなるのですって。
癒されるヒーリング音楽が流れていました。
試飲&販売!・・・と行きたいところでしたが、今回はお仕事中なので我慢。
今度お休みの日に買いに来ます・・・(涙)
そこで、酒を造っている人にズバリ「酒に合うつまみ」を聞いてみました!
大吟醸:白身魚、冷ややっこ、えだまめ(あっさり系)
吟醸酒:癖の強くない、あっさり系
普通酒:焼肉、角煮(脂っこいもの)
日本酒は、ワインと違い「酒をおいしく飲むためのつまみ」という考え方らしいので
酒造見学は酒好きばかり…かと思いきや、家族連れもよくいらっしゃるそうです。
普段食べるお米が液体の酒になる、その過程を見るのは確かに子どももワクワクしますね。
お酒造りのスケジュールは、
10月 仕込み開始
4・5月 作り終わり
6月 しぼり終わり、片付け、梅酒づくり開始
8・9月 仕込み準備
1・2月は海の真ん中に放り投げられた気分になるほど、しんどいらしいです。
見学は仕込みはじめ、もしくは終わりごろの春先がオススメですよ♪