「新穂ダムの土手、センブリの花が咲きだしたよ」

昨年、松茸狩りに出かけ、松茸の代わりに摘んで帰ったセンブリ。(過去記事)予想どおり、年末激しい胃痛に苛まれ、半信半疑で煎じて飲んだところ、あまりの苦さに全身がビックリ。見事胃痛は一発で治ってしまいました。
(効果には個人差があります。)

そんなわけで、今年も花が咲いたら常備薬に摘んでおこうと思っていた私のもとへ、山野草の大先生黒部さんから連絡が入りました。新穂ダムへ向かうと、土手はきれいに草が刈られた後でした。センブリも一緒に刈られちゃった!?とがっくりしている私の横で、「ほら、そこにあるよ」と指さす黒部さん。丈の小さい子たちが、可憐な花を咲かせていました。

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お目当てのセンブリを摘んだ後は、黒部さんと瓜生屋集落の方々が整備中の山草苑へ。瓜生屋青少年旅行村の管理棟下、道から少し上がったスペースに、ひょろりとした若木が何本も立っています。

「植樹祭で植えたモミジ、ナナカマド、ドウランツツジだよ。ここを新穂ダムの紅葉スポットしたいんだ」と黒部さん。旅行村の管理棟で働いていた黒部さんは、新穂ダムの整備をずっと続けながら、山草会の仲間たちと旅行村のキャンプファイヤー広場に、山草苑を作っています。

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斜面に植えられたモミジが、周りの草木に負けないよう、瓜生屋のおじさんたち草刈り機を片手にズンズンと山へ入っていきました。

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まだまだ小さいモミジの若木も山の紅葉とともに色づいています。5年も経つと、若木もだいぶ大きくなって見応えも出てくるそう。5年後には、新穂の紅葉山になっているかも?

若木の植えられたスペースは、週末家族で余暇を過ごすにももってこいの空間です。ボール遊びなどの際は、衝撃に弱い若木に、気を配ってもらえると嬉しいです♪