佐渡市地域おこし協力隊サイト

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岩谷口

先日、岩谷口の茶の間へお誘いいただき袴紙作りを体験させていただきました。

岩谷口の茶の間というのは岩谷口公民館で毎月開催されている集まりです。
般若心経の読経や計算問題を解いたり、月によって習字をしたり絵を書いたりして、終わったらみんなでお茶を飲んだりしています。
以前は十数人も集まっていらっしゃったそうですが、高齢化などの影響で少しづつ集まる人数が減っていき今回お邪魔したときは私含め6人でした。

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袴紙というのは正月に飾る切り絵のようなもので、今まで見たことはありましたが実際に作るのは初めてでした。

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いろいろな図柄があります。

好きな図柄を選んで下に半紙を数枚敷いてずれないようにクリップで止め、デザインナイフで丁寧にカットしていきます。
最初なのでなるべく簡単そうなものを選んでやってみましたが、始めると予想以上に楽しく別の図柄も試してみたくなりました。

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皆さん集中して作業してらっしゃいます。


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がんばって切った袴紙。
これは2つ目で多少は慣れてきたのかなと思います。
切り始めると集中してしまいあっという間に時間がたっていました。

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皆さんの作品を並べて。
左上が私の一作目。
こうして比べると他の方々の作品はすごいですね。

思いのほか楽しくて他の図柄や台紙など頂いてきたので、天気の悪い日なんかに家でこたつに入りながらやってみようと思っています。

気がつけば日毎に気温が下がっていきあっという間に秋になってしまいました。
10月24日から27日までの4日間の予定で岩谷口集落の収穫文化祭が開催されています。

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例年は昼食会やイベント等が開催されているそうですが、今年は残念ながら新型コロナウイルスへの対応で作品展示・特産品の販売のみとなりました。


毎年文化祭のテーマがあり、今年のテーマは「花」ということでした。

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漂着物を利用したフラワーアート

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岩谷口の茶の間という会を定期的に開催されており、そこでは手を動かして何かを作ったりすることを実施されているそうです。
絵手紙や石に絵を書いたり、最近は書道を始めたりされているとのこと。


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以前開催されたイベントなどの写真もたくさん飾られていました。
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特産品の販売コーナー。
はざかけ米や根もずく、安納芋などが販売されていました。
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今回は販売コーナーではざかけ米・安納芋・あま酒・くるみを購入させていただきました。
今年は新型コロナ対応で残念ながら縮小開催とのことでしたが、また来年にお伺いしたいと思います。


慌ただしくも、賑やかだったお盆が終わりました。

普段は静かな外海府の村も、子供のはしゃぐ声が聞こえ、
「夏休み」を一緒に味わえるような、そんな和やかな雰囲気でした。

私が地域おこし協力隊となる前、何度か佐渡に旅行に来ていたのも
大抵、このお盆の時期でした。

その時、始めてみた盆船流し(精霊流しともいいます)には、
本当に感動したことを覚えています。


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<盆船流し(木製の船)>

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<浜には沢山の花が残る>


都会生まれの私には、お盆に帰る田舎というものが無く、
「お盆=夏休み」というイメージしかなかっただけに、
佐渡の人々が普段からご先祖様を大切にしている姿はとても感動的なもので、
お盆には家族で墓参りへ行くというシンプルな事も、羨ましいと感じるほどでした。


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<アケビ製の精霊馬・・・シッポが・・・>


それぞれの家庭でのお盆が、どんな風なものであるのか知りたい・見てみたいという気持ちは、かねてからあったのもです。

そして今年、ある一家の盆船流しを見せていただけることになりました。



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<岩谷口の浜>


最近では、毎年同じ木製の船を使い、ある程度海へ浮かせたら、
お供え物を流してかえってくるという家庭も多くなったと聞きますが、
岩谷口のこの一家は、毎年必ず、ワラで船を手作りします。

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<稲ワラ製の船、盆花(ミソハギ)とともに>


「自分が佐渡汽船に乗っていて、船がひっくり返ったら嫌だよなぁ」と、
船に乗って見送られるご先祖様の気持ちになることも忘れません。


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船を沖へ運び・・・

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どんぶらっこっこ、どんぶらこっこ。

後は、風まかせ、波まかせの旅。

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様々な理由から行事の簡素化が進むことは、誰にも止められない事かも知れません。

それでも、「行事」本来の意味や目的を考えれば、
簡素化することはできないと考える人々も、まだちゃんと居ます。

それぞれが大切にしているお盆を、今年も佐渡で過ごせたことは、
私にとって、嬉しいできごとでした。



おわり




秋ですね。

自然の恵に感謝しつつ、収穫を祝う季節となりました。

毎年この時期に、外海府の岩谷口集落では、
「収穫文化祭」を開催しています。

今年はスペシャルなプログラムがもりだくさん。
「食」を通じて、外海府・岩谷口の暮らしを体感しませんか。

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この「収穫文化祭」の目玉は、
なんといっても地元特産品の販売ではないでしょうか。

天日干しの岩谷口産コシヒカリをはじめ、地元で採れた野菜類・豆類のほか、
海産物の販売もあるようです。

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写真:岩谷口産 ”はざ掛け米”


「岩谷口か・・・遠いな」 と、思いますよね。
実際、遠いです。
でも、国仲方面から車で1時間以上掛けてでも、
岩谷口産のお米を手に入れる価値はありますよ♪


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岩谷口産のもち米で、もちつきやります。

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写真展・作品展も面白いですよ。


★ 岩谷口 収穫文化祭 ★

【日時】  2015年10月25日(日) 午前9時~
   ※ 地元特産品の販売は、10月24日(金)~27日(火)まで行います。

【場所】  岩谷口公民館
【参加費】 200円 (昼食会の材料代 込み)


外海府の集落
岩谷口集落で、おまちしています。

外海府担当、重盛でした。


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