佐渡市地域おこし協力隊サイト

佐渡市地域おこし協力隊全メンバーによる活動報告のサイトです

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岩首

本日、平成28年産棚田米の販売を開始しました。
これまでの岩首・片野尾・北片辺・猿八・月布施の5地域に小倉が仲間入りし、計6地域のお米をご用意しました。
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品種はすべて「コシヒカリ」ですが、棚田米は生産地域を限定しているので、各地域の個性がお米の風味に表れます。地域によって異なるお米の甘みや香り、粘りをぜひお楽しみください。


また、今回は全6地域のお米をセットにした「食べ比べセット」をご用意しました。
通常10,800円のところ、特別価格9,000円(税・送料込)で販売します。
全地域のお米を食べてみたいたくさん新米が食べたいにオススメです。

さらに、先着50名様限定「佐渡の海洋深層水100%塩のセット」をプレゼント。 
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この機会に佐渡の棚田米を試してみてはいかがですか。

詳しくは、佐渡棚田協議会HPまで
http://sadotanada.com/

改まってしまうと言葉はなかなか出てこないものです。
一生懸命準備していても、いざ舞台に立つといつも全然違う言葉が口からでてきます。
でもそれが今、この瞬間の気持ちなんだと思うと不思議なものです。


3年間の地域おこし協力隊の仕事を終える季節となりました。

2月21日(日)に集落で活動報告会をしました。
一番に、たくさんのありがとうを伝えたいのはやっぱり岩首の人たちでした。
3年間撮りためた写真や、毎月の活動通信、手帳などを読み返しながら、何を伝えたいかをずっと考えていました。 
活動報告としては、3本柱。岩首談義所や棚田協議会の事、福祉サロンの事、空き家を再生した就農シェアハウスの事、あとは全地区共通の情報発信・広報に関する事。

共有したい思いはたくさんあるけれど、やっぱりみんなが楽しくいてほしいと思い、報告会の半部以上の時間をスライドショーにあてました。
3年分の思い出を。
3歳だった子が今年は小学生になります。 中学生になったばかりの子たちが、高校生に。写真をみながら顔つきの変化に驚かされたり、同じ行事の写真でも1年目2年目では参加者が違うこと。みんな1つづつ歳をとっていって、もうここでは会えない人たちがいる事を思い出したりしました。

懐かしがったり、笑ったり、久しぶりにみる集落の行事にみんなが反応をしてくれる姿をみることができてとても嬉しかったです。

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ずっと思っていた事があります。

「こんなところによく来たね。」と言われ続けてきました。
ここで暮らしていくうちに、本当はみんなそうなふうに思っていないと思う場面に何度も出会いました。みなさんの中にここでの好きな暮らしが、ちゃんとある。 
なにかと比べると、その差を気にしてしまいがちだけれど、本当はもっと言いたい事や思いがあるように感じます。
何かと比べる事はたまに大事だけれど、大好きなものは何かと比べちゃいけない。
好きって思いだけで、いいじゃないかと思います。
誰に何を言われても好きな事を続けていくことのほうが、とっても素敵なこと。 

私は、いつもこの集落の人たちに憧れていたと思います。
どの世代も繋がれるものがあること、自慢に思う事があるって私にとってどれだけ羨ましいことだったか。

楽しいことばかりでも、好きな事ばかりでもない暮らしだろうけど、自分がそこで暮らし続ける姿をしっかり次の世代に印してほしいと思います。
思いは、絶対に誰かに受け継がれていきます。どんな形でも。
だから、こんなところなんて言わないで欲しいなと思っています。ほんの少しでも、そう思ってくれたらいいなと思います。


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                (photo taken by Tsuyoshi.O)


佐渡に導いてくれたたくさんの出会いに感謝しています。
海外で暮らしていると思っていた私が、なぜか辿り着いたのは佐渡でした。

不思議なものです。

たくさんの出会いをして、いろんな人と巡りあって、自分の想像をはるかに超える未来に繋がっている。そんな事を思うと、人生はとってもおもしろそうなものです。

これからの未来も、きっと面白くなる。
 

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どんな未来に向かっていくかわからないけれど、今がとても楽しいから、もう少しここで暮らしてみようと思います。
お世話になった人たちに1つでも何かを返せるように、大切な時間を私に分けてくれた人たちの隣にいようと思います。


沢山の方々にお世話になりました。本当にありがとうございました。
いつも言いたい放題の話をきいてくれた行政の方々。いつも突然の訪問に付き合ってくれた岩首地域のみなさん。
そして同期の3人。みんながいなかったら、ここまで頑張れなかったかもしれません。みんなに会えて、一緒の時間を過ごすことができて本当に良かったです。
個性豊かな協力隊の面々。これからの1人1人の暮らしがどんな風に佐渡と交わっていくのかを楽しみにしています。

最後に、いつもブログやSNS等を読んでくれたみなさん。いつもありがとうございます。

こんな風に思いを表現できる場があって、応援してくれる人たちがいて、とても幸せなことでした。

今後もどんな形になるかわかりませんが佐渡や岩首についてを伝える場を設けていきたいと思っています。その時は、どうぞよろしくお願いします。

                                                                                                        special thanks to Tsuyoshi Oshikawa


                                                                                                                    2016年2月28日 新田聡子


 

工事を始めてから、たくさんの人に協力して頂いたお陰で、8月には内覧会を開けるまでに片付きました。

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夏休みの真っ只中。
帰省している方々も多い時期に、立ち寄ってくれる人が多いといいなと思っていました。
7月には、協力隊の定例のミーティングを開き、地域の食材で昼食をつくり、広い玄関から海の音を聞きながら机を囲みました。
人が実際に、泊まってみたり、家にきてくれることで新たな発見があります。

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まだまだ必要な改修箇所が見つかったり、私の目線では気づかない使い勝手の悪さや、良さ。 
大人数が家にくると必要になってくる、食器や寝具。それを収納しておく場所や保管場所の問題。



9月の集落の例大祭では、お試し宿泊を実施。
芸能関係でご縁のあった岩手の方々や、祭りのお手伝いをいつもしてくれる方が泊まってくださいました。
そして、念願の門付け。この家を改修した当初から鬼太鼓の門付けを大きな玄関から見たい、と思っていました。泊まっていた方々と家の内側から御花を出して、鬼太鼓を打ってもらっている時間がなんともいえない満たされた時間でした。
たまたま見ていた2年前の祭りのビデオや写真には、真っ暗な家の前で門付けをする様子が残っていました。今までは、その光景が当たり前でした。
集落の灯りが1つ増えるだけで、こんなに景色は変わるのかと思います。

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そして、お試し宿泊を経て、冬。
海から吹く風が直撃する家で過ごすのは、やはり寒い。木枠の窓の隙間風を強く感じます。
夏とは違う家の状態、天井が高い影響で、部屋もなかなか温まりません。

そんな冬の日。
集落の子供たちと若手を呼んで、お鍋の会を開きました。
単純にみんなと鍋を囲んで話がしたかったのと、やっぱりこの家を身近に感じてほしかったので。
炬燵をだして、みんなで背中を丸めて、鍋を囲む。
地域の未来とか、話したいと思うことはたくさんあるけれど、楽しいが一番。あれやこれやと話しの内容はあっちこっちに行きながらも、たくさんの思いが交差しているように見えました。


気を使わないで、ダラダラと話しをして、帰りたい時に帰る。
子供たちもボードゲームをしながら学校以外の時間を共有していました。




移住者のお試し住居として整備してきた空き家。
まだまだ、許可や申請手続きなど事務処理が山積みです。

春には、お試し移住「就農シェアハウス」をオープンさせたいと思っています。
きっと、これからもあっちっこっち課題がたくさんあるけれど、まずは人を呼んで仲間を増やしていくために地道に活動を継続させていく事が目標です。そして、集落に1つでも灯りがともる家が増えたら、きっともっとこれからが楽しくなると思うのです。



駆け足の連載でのご報告となりましたが、ひとまず今回の記事で空き家再生については終了です。
どうもありがとうございました。




 

年末年始、みなさんはどのようにすごしたでしょうか。
私は、実家でのんびりしていた事はあまりありません。東京にいた頃から、人が休みの時に働いて、人が働いている時に休むというスタイルでした。
人が多い場所には行きたくないし、混雑は避けてとおりたい、GWも特にどこかに行きたいと思わないのです。 

今年も年末年始は佐渡にいました。
特別ゆっくりしたわけではないけれど、佐渡での年越しの時間やお正月行事が好きです。

昨年のブログにも岩首での年末年始の過ごし方について書いていました。(昨年のブログ) 
ここにいると、とっても「日本らしさ」を感じることができます。


12月中旬には、神社やセンターなど集落で管理している場所用に注連縄をつくります。
藁をたたき、手を湿らせて、足で押さえながら、手のひらを擦り合わせながら編み、藁の本数を足しながら太くしていきます。

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家用のは、一人でもつくれますが、神社のものは太く長いため4人がかりでつくります。


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神社には、冬になると冬囲いが取り付けられます。
菰(こも)は、萱(かや)を山から刈ってきて、まっすぐなるようにしばらく干したものを使ってつくられています。
木で作られた重りを紐にぶらさげて、萱を順番に編んでいきます。
昔は、こんなビニール紐もなかったから2,3年ですぐボロボロになってしまい、すぐに編み治していたようです。だから、萱も需要があって整備されていたんです。

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これらの材料は、全部山にあるものです。 
山にあるもの、身近にあるもので身の回りのものを整えていく。
そんなふうにしながら、里山と暮らしてきたことがここで暮らしているとはっきりとわかるのです。

 
「時代が変わった」という言葉で、様々なものごとが片づけられて、流れに乗らないでいることがとても良くないことのようですが、その流れがもう少し緩やかでもいいのにと思います。

まだまだ、この景色は良いと思うし、素敵な文化だと今を生きる私でも思うから。
やっぱり私は日本に残る「日本らしい」風景や文化を大切にしたいと思います。

グローバルな視野は、持ったもうほうがいいのかもしれないけれど、自国に自慢に思うもの、自分のところにしかない暮らしがあってこそ、その視野が生きると思っています。


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お供えしてあったものを神様からお裾分けして頂きます。
今日は、七草粥を。

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タラ汁と、七草粥を。今年は、お供えの黒豆も入っています。

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朝、お宮にみんなが集って七草粥をご馳走に。

少しずつここの習わしが体に馴染んできたように感じます。
所作も挨拶も出来ないことばかりだけど、やっぱり今年もみんなの姿勢に影響をうけました。


もっともっと日本らしさ、佐渡らしさ、岩首らしさを大切に。
たくさん吸収できるに人間なる!

 

天然杉への遠足から、はや1ヶ月。
岩首地区サロンの楽笑会の日が巡ってきました。


みなさんのご要望で今年も新田のストレッチは継続して頂いているので、最初の30分はストレッチからスタート。

この日、家から集落センターまで歩きながら、とても天気が良いし、空気が冷たくて気持ちいいと感じていました。。
センターの中で、ストレッチして踊りを踊るだけじゃ、もったいないと思っていました。 


ストレッチをしながら、「これ終わったら、外に散歩にいきませんかー?」と言うと「いいわね!」との声。よかった。よかった。

予定を変更して、つっかけを家に置いて、養老の滝までみんなでお散歩に。 

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枯れ葉をふんずけ、ワシャワシャ言う音がこの季節を感じます。
自分のペースで、好きな人とお喋りしながら、近況報告や情報交換。
集落をまたいだサロンの良いところは、ここだと思います。
赤玉の人も、柿野浦の人も、岩首の人も、みんなが横に並んでお喋りします。

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ちょうど1時間。
その後は、本当は持ってこない約束だけど・・。
柿と林檎とカヤの実をおやつに、語り部をしている人からお話しを1つ。

外海府の大倉のおはなし。「牛恋峠」を聞きました。
朝から、体をしっかり動かして、縮こまった体をほぐして、あったかいお茶を飲みながら、おやつを食べ、お話しを聞く。

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午前中だけでこんなに充実した時間が過ごせるなんて素敵。




人数が増えたり、減ったりするけれど、それでいいと思うのです。
続けられる人が、続ければいいんです。
無理して行く事じゃないし、行きたい中身の時に参加して、休みたいときは休んで。
好きなものを好きなように。

 それが、笑って楽しいサロン。楽笑会。

だんだんと形になってきた空き家改修。

本当にたくさんの人たちに関わってもらい、支えてもらいました。
ここで、ちょっとその方々をご紹介。

まず、一番に大家さんとの空き家交渉を手伝ってくれた親戚の方々。
そして集落の役員さんたち。改修工事自体には手伝えなくても、移住者の受入れなどの検討を何度もしてくれました。集落の総会でも、移住者受入れについて区長さんから話をすることで、まったく住民の受け取り方が変わってきます。

これは、とても大切な過程でした。
縁もゆかりもない私が、空き家を改修して新しく事業を開始するのに、この方々のサポートなしには何も進みませんでした。



障子はがし (2)

集落の子供たち。
子供たちにも出来ることはあります。
障子を剥がしたり、物を運んだり。
ごみも散らかすけど、掃除が必要な空き家にはなんてことない。

ペンキ塗り (15)

青年会。
本当に助かりました。休み返上で作業をしてくれるなんて!
ペンキ塗り (7)

ペンキの匂いも洋服についてしまうのに・・。手だって汚れてしまうのに・・。
ひたすら壁を塗りまくってくれました。
他にも、重たい畳を2階から1階に下ろしてくれたり、障子はりを手伝ってくれたり。
やっぱり若くてパワーがあると、なんでも早い!


岩首の婦人会も。
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みなさん家のことで忙しいなか、小屋に大量にあった古い食器を全部洗ってくれました。
仕事が終わってからの夜の時間。洗って、拭いて、棚にしまっての繰り返し作業。お喋りが絶えなくて、とても賑やかでした。こんな光景が、この家でもっと見れるかなー。


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改修作業をはじめて半年。
夏休みになると、談義所に集う学生さんもお手伝い。
集落の若者と一緒に、障子を張ったり、ペンキを塗ったり。
談義所に通ってくれた学生OBの子も遊びにきてくれました。

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写真はないけど、隣の家のおばちゃんや集落のみんなが色々手伝ってくれます。
差し入れをくれたり、足りない家具や備品を提供してくれたり、材料を譲ってくれたり。

隣の家のおばちゃんは、いつも大工さんと夜な夜な作業をしていると夕飯をくれたり、「おるのー?」といつも気にしてくれました。

談義所メンバーも、暇があれば顔をだして、あれこれと作業をしてくれます。
若手も必要だけど、日中動けるシニアもとっても大事!


あと、忘れちゃいけないプロの方々!

襖貼り (1)

襖張りは、素人では難しい・・・。

囲炉裏部屋 左官 (1)

囲炉裏を作り直してくれたのは、2つ隣の集落の左官さん。
丁寧なんです。職人さんの凄さをひしひしと感じます。

給湯器 (3)

電気のことは、ちんぷんかんぷん。
3つ隣の集落の電気屋さんは何でも相談できます。

電気配線 (4)

協力隊で隣の地区担当の岩崎隊員も。お友達と一緒にプライベートでお手伝い。
本当に感謝感謝です。


そして、本当にたくさん我がままをきいてくれて、何でも相談にのってくれた大工さん。

台所天井張り替え (1)

感謝しかないです。

仕事が終わってから、夜作業にきてくれたり、改修が進むと「あ!あれも、やらなくちゃ。」と思う度に相談にのってくれた大工さんには、頭があがりません。きっと、ふつうの業者さんだったら面倒に思うこともたくさんあって、しかもそれに対してちゃん見合ったお給料が支払えていたかというと、たぶん全然見合ってないんです。
いつもニコニコ作業してくれて、ほぼボランティアで作業を休みの日も夜もしてくれた大工さんが近所にいてくれて、本当に助かりました。集落の人とも、たくさん会話をしてくれて「なんかこの家に愛着がでてきた」と言ってくれて、本当にいつもありがとうと思います。



この改修にはいろんな人が何か地域の事に目を向けて、新しい発見や気持ちが芽生えてくれたらいいなと思っていたので、いろんな世代の人たちに作業に関わってもらえるようにしてきました。特に集落の人や近隣の人にこだわっています。

自分の思いから始まったけれど、作業に関わってくれた人がどこかで自分の未来や集落の未来を考えて、身近な誰かと共有してくれる時間がこの家の作業をきっかけに増えたらいいなと思います。

みんなそれぞれに、何も考えていないわけない。
自分の集落だもん。自分の地域だもん。


それが、協力隊の立場で私がすることだと感じています。

自分だけで、お金をかけて限られた時間の中で好きなように改修していくのはプライベートですること。






作業を進めていくにつれて、関わってくれる人たちの気持ちが自分の胸からこぼれ落ちてしまいそうでした。
協力隊になっても、なんにも形にできなくて、甘えてばかりなのに、こんなに助けてくれる人がいて、共感して手伝ってくれる人がいてくれて。


人から与えてもらう力は莫大です。
自然の力も凄いです。

その両方を、感じることの出来るここがやっぱり好き。
結局、いつもいつも私ばかり得るものがあって申し訳ないから、まだまだ集落に自分ができることを返していかなくてはと思います。

もう少し、この空き家の連載は続きます。
長々お付き合い、ありがとうございました。
 

少し時間が空いてしまいましたが、改修工事その2。

前回改修工事をしたお部屋(前回の改修の様子はこちら)の向かい側には、小座敷がありました。
床板が剥がれた状態で、 大きな家具がそのまま置いてある状態です。
立派な個室サウナも置いてありました。

物運び出し (7)


1階は、すべて共有スペースにする予定だったので何か作業をしたり、本をよんだり、PCをいじったりする空間にしようと思い、大工さんと相談して壁にカウンターを設置することに。だいたいのイメージをつけて、材料を調達。今回は、壁をペンキで塗り替えます。

前回同様に、まず床板の補修から。
大工さんの技がひかります。

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微妙に歪んだ床。
細かい調整をして、ベニヤを張っていきます。

そして、いざペンキ塗り!
 
ここで、登場してくれたのが岩首の青年会。
小座敷以外にも、家全体の壁板や台所のペンキ塗りをお願いしたところ、休日にも関わらず若手メンバーを中心に集まってくれました。
2,3人ずつに分かれて作業開始。

汚れないように、部屋には新聞紙を敷き詰め、マスキングテープで作業をしやすようにします。

が、素人なのでハプニング続出。

ペンキがはみ出したり、こぼして自分の靴が白くなったり、塗り残しがあったり。

ペンキ塗り (12)
 

やっぱり、やってみてわかる事が沢山。
段取り不足で、みんなに迷惑をかけたり、備品が揃っていなかったり、 あれもこれも必要!と思うことばかりでしたが、綺麗に真っ白く仕上がった壁に満足満足。

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作業の合間にみんなでいっぷく。

なんだかんだでこの時間が一番楽しいです。
同じ地域に住んでいるけど、まだまだ知らないことだらけ。


ペンキ作業を終えた小座敷。続いては、カウンター設置へ。
インターネットでイメージするカウンターの画像を見ながら、大工さんに相談。

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部屋の大きさに合わせて、こんな感じに出来上がり。
余った材料で、壁に本棚も作ってもらいました。
素敵!!

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そして、内覧会の日には椅子や本もセッティングしてみました。
ここで、本を読んだり、インターネットをしたり、色々妄想します。
みんなが集う場がもう一つ出来上がり。
1部屋1部屋、形になっていく。
思い描いていたものが、現実になる。目の前に、形になって存在することへの思いは複雑です。

わくわくする反面、責任があります。人様から借りているお家。
「こんな風な家にしたい!」と言って集落の人たちを巻き込んでいるので、やり遂げなければいけません。

でも、このドキドキした日々が面白いです。
たくさん勉強させてもらって、挑戦させてくれる環境がある、今に感謝したい。




お次は、空き家改修に携わっているひとたちのご紹介編ですー♪
 

小学校の文化祭の代休日。

集落の子供たちが、談義所へやってきました。


不定期開催している、寺子屋活動。子供たちと山に行ったり、お祭りを見たり、物づくりをしたりしています。
今回は、岩首むら展に向けた作品作り。
海岸で石を拾ってきて、家族の顔を1つ1つの小石に書いていきました。

 
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作品づくりが終わったら、近所の方から頂いたサツマイモと柿、リンゴを使ったスイートポテトを作っておやつ。
急な島外からのお客さんも途中参加して、賑やかな寺子屋となりました。



別の日。

今度は、集落のばあちゃんたちが集合。
目的は、同じくむら展の作品づくり。
こちらは、牛乳パックを使った小物入れづくりに挑戦。

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細かい作業に悪戦苦闘しながらも、穏やかな日に包まれた旧音楽室で作業は進みます。

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同じ牛乳パックでも、柄が違えば雰囲気もがらり。
お菓子を入れたり、玄関先の小物入れにしたり、大きさを変えて応用すれば素敵なインテリアの一部になりますね。


さて、そんなみんなの作品を集めて行われた「第9回 岩首むら展・品評会」。

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自慢の野菜たち。
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匠の技が光る、竹皮草履。

4日間行うむら展では、岩首のお茶クラブによるお茶会も開催されます。

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ひんやり冷えた体育館に、温かいお抹茶が沁みます 。
お点前を眺めながら、ばたばた準備をした数日間を思い出しました。

むら展は、談義所メンバーを中心に準備を行い、集落の方々や近隣の方々に作品を提供してもらい、毎年細々行っています。
なかなか、作品が集まらなかったりしますが、それでも楽しみにしてくれる人がいるんです。
「今年はどうする?」という話にいつもなりますが、やっぱり「やれるだけやろうよ。」となります。


1つの役目を終えた建物がたくさんあります。
でも、細々でも誰が集まる場所になり、人がその存在を忘れないことが その建物に新しい役目を与えてあげることになります。
人も建物も同じだと思います。丁寧に向き合えば、長く一緒にいられるのかな。
 

各集落から参加者がマイクロバスに乗り込んで、いざ出発。

今年も、岩首地区サロン「楽笑会」がはじまります。
いつもは、サロンを運営する側のまだまだ元気な世代が、自分たちももっと楽しもうと始めたのが集落を横断した楽笑会。
岩首、柿野浦、赤玉のご婦人たちが中心になって、稲刈り作業が終わった頃の10月~3月に限って月に1度開催して3年目になります。
お菓子は厳禁!(だって、冬は炬燵でいつもお菓子を家で食べてるから・・)半日踊りをしたり、手芸をしたりして、お互いに気を使わないようにして気楽に参加できるサロンを目指しています。

今年の1回目は、地域を飛び出して遠足へ!

同世代のご婦人方は、バスの中でも元気。お喋りが絶えません。いつもお菓子厳禁ですが、遠足にはお菓子は必須ということで、みんなでお菓子片手に向かいます。
今回は、石名天然杉へ行ってきました。

駐車場で、ストレッチをしてから歩き出します。
普段のサロンでも、必ずストレッチをしてから様々な活動に入ります。冬は体も冷えるし、縮こまった体をほぐすようにみんなで、ゆっくりゆっくり体を温めます。

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少し紅葉には早いかなと思いましたが、充分に色づいています。

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普段生活している前浜地区での森の様子とは全く違う、木々の姿に驚きます。
1本1本じっくり、眺めていきました。

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今回は総勢24名の参加者。

何度も訪れている人からガイドさんをしてもらったり、山野草に詳しい人に「これ何???」と聞いてまわったり、初めての天然杉に興奮している人がいたりと、それぞれの時間を楽しみました。

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「うわー、綺麗な緑、黄色、赤!」
と駆け回っている最年少の参加者も。

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 どこからか良い匂い。
美味しそうな匂いとは違う、あちらこちらに漂う森の香りに包まれながら、ゆっくり深呼吸。


足腰が悪い人もおりましたが、元気に登ってきました。
最初は、ちょっと参加するのが億劫だと話す人もいましたが、やっぱりみんなでいると楽しいし元気になる。そして、外の空気を吸うのは気持ちが良いとニコニコしていました。

地域のコミュニティづくりには、本当に様々なアプローチがあると思います。
でも、やはり一番大切なのは、自分たち自身が楽しいと思う事。生業以外に、地域に色んな楽しいことがちらばっていれば、良いコミュニティに繋がっていくと思います。
誰かに任されたかとか、頼まれたからではなく、自分自身の意欲がしっかり向く場所が大切だと感じます。



帰りには、ショッピングセンターに立ち寄り、各々好きな場所で昼食。お買い物を済ませ、バスに乗り込む時にはみんな買い物袋がパンパンです。



ゆったり、好きなように、楽しむサロン楽笑会。
今年も元気に楽しく参ります。
 

連休は、良いお天気に恵まれました。

気づけば、稲も色づき、「準備できたよー。刈ってちょうだい。」と声が聞こえてきそうです。

この時期、いつも以上に棚田をゆっくり、じっくり歩きたいと思うのです。
それぞれの季節で変わる景色も楽しいですが、やはり棚田には米がある。稲の成長を見守りつつ、香る匂いの変化も楽しみの1つです。
田んぼの畔に咲く花や、ヨモギからも爽やかな匂いがします。



その日の天候や、雨が降ったり、かんかん照りの日ではその場に漂う香りが違います。

それだけで昨日とは違う棚田と出会えます。

だから今日もまた棚田をあるこうと思います。いつ行っても、いつも違う。それが魅力だと私は思っています。


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夏の自然の色の濃さに圧倒されます。

だけど、今の季節の色の濃さはまた違う深みを帯びた色が印象的です。

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倒れないようにと縛られた稲。

お互いを支えながら、ぎゅっとしっかり結ばれております。


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いつも山にいるばあちゃんが、今日も作業をしていました。

笠が良く似合うばあちゃん。
大好きなお孫さんとの稲刈りを楽しみにしています。

このばあちゃんの田んぼは、見晴らしの良い場所にあるため、たくさんのお客さんが足をとめます。
以前は、勝手に入ってくるお客さんやマナーの悪い人も多く嫌な思いをしていた時もあると聞きました。

お客さんたちが、みんながみんな嫌なんじゃないのです。
ちゃんと挨拶をしてくれたら、一言「お邪魔します。」の言葉があったらと思います。


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今回私が話を聞いたり撮影をしている合間にも、たくさんの人がばあちゃんの田んぼを訪れていました。


「どうぞ、見ていってください。」とばあちゃんが言います。


なんだか変わったな。表情も優しく、あれこれ説明もしています。 


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ばあちゃんが、「うちの田んぼの写真を撮って、わざわざ送ってくれた人もいるんだよ。」、「いいもんじゃないかもしれないけど、褒めてくれて美しく撮ってくれると嬉しいね。」と言っていました。



出会いや出来事で変わることがあると思います。

食べるだけの米づくりだけど、苦しいことばかりだけじゃなくて、続けてきたから良いことも新しい繋がりもあるのだと話していました。



 
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棚田では、たくさんの人の思いを感じることができます。

集落の人だけではなくて、訪れてくれた人たちの思いも。

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あっちこっち、それぞれの家族の中にお邪魔して そこにある棚田と人の思いを感じることができるから、やっぱり私は歩きたいと思うのです。
景色だけじゃない、たくさんの魅力が散らばっています。



そうやってじっくり時間を使って歩ける時間があること。許された時間の中で、たくさん思いに触れることが協力隊の仕事の1つでもあると思います。

吸収した思いと栄養に、今年もしっかり実ったお米を食べて、また次の田んぼへ。



今日は車を降りて、歩いてみませんか。
きっといつもと違うものに出会えます。



 
 

たくさんお部屋があるお家。

湿気で床が腐ってしまった納戸の改修に まず着手することを決めました。
1階部分の陽が当たらない場所に位置していて、一番傷みが酷いように感じました。

荷物を全部移動すると全貌が明らかに。
大工さんに床板をはがしてもらい、根太(床板を支えるために床下にわたす木)の状態を確認。
土も湿っていて、湿気対策も必要という事になり、全部床板をはがすことになりました。

ん???

なんか床板の下から出てきました。

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囲炉裏発見。
それにしてもすごい場所に。

不思議に思っていたら、昔は隣の部屋と一間続きになっていたので、丁度囲炉裏のある場所が部屋の中心あたりに位置していた様子。
使わなくなった囲炉裏は床下で眠らされていたようです。



「使いたい!けど、この場所だと使えない・・・。」



大工さんに相談。
一度壊すけど、もう一回同じように部屋の中心に造ればいいじゃないかということになりました。

どうしてですかね・・。古いものに憧れてしまうの。
便利じゃないのに・・。使いづらいのに・・。

このお家には、へっつい(釜土)もあるのです。
しっかり治してつかえるようにしたいと夢はひろがります。


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ハンマーで壊すと下には、大きな石が。
さすがにこれは壊せないし、動かせないのでそのままに。


湿気対策をして、根太を入れ替え。

続いて囲炉裏を新しい場所へ設置します。

大工さんの次は左官さんに登場してもらいました。自分たちで出来ないところは専門職の方々の手を借りています。
みんな近所の集落の方々。

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ブロックを積んで、形づくり。

囲炉裏部屋 左官 (17)

工事を始めて、つくづく職人さんたちの技術に圧倒されます。
大工さんも左官さんも、内装屋さんも、電気屋さんも、みんな凄い!

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ベニヤを張って、囲炉裏淵は集落の人のお宅にあったものを頂きました。
サイズもぴったりで驚き。


湿気でじめじめした納戸。

生まれ変わって、囲炉裏付きの共有スペースに変身です。

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まずは、一部屋完成。
どんな使い方をしようか、わくわくします。
お部屋を直していく時に、各お部屋には私なりのコンセプトがあります。

来てくれた人たちと集落の人たちを繋ぐお家になるように。
昔ながらだけど、ちょっと不便だけど、今の家にはない味があって、ちょっとお洒落。

そんな空間に1歩1歩近づけるように。


次回は、改修工事その2。




 

契約も無事に終えて、改修に着手。
10数年も空き家で、ほとんど立ち入った様子 もなかったお家。

各部屋の襖をあけていくと、狢の棲家だった形跡が・・・。
十数年前の新聞、雑誌、箪笥の中には着物の数々。
住んでいた方たちの様子を伺うことができる品々。

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まずは、一箇所に荷物を集め、各部屋を空っぽにしていきます。ありとあらゆる引き出しや、扉をあけてチェック。
一番多く出てきたのは、食器。
そして、座布団や寝具、衣類の順。

昔は冠婚葬祭、なんでも家でやっていたんですね。食器もお膳も軽く20個ずつあります。
1階の御前(おまえ)、座敷、小座敷、仏間の4部屋は田んぼの形のように配置され、仕切りの襖を外すと広い大きな空間になります。
そこで昔は集落の人たちが集っていたのだろうと思います。
だから人がたくさん入れる用に玄関も2つあるんです。
普段使いの2枚戸と、祭りなどでひらく4枚戸。 佐渡にきてから、不思議に思う家のつくりの1つでした。


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昔の食器の柄や、着物の柄、とても可愛いものが多いです。
使えるものは、布草履の材料や裂き織りに。

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畳も使えないものは、処分します。
今のように軽い健材床ではなく、ずっしり重たい藁床。何枚も運ぶのに一苦労。でも、自然に返せるものも多いので助かります。

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一部屋に必要なものを集めたら、とてもすっきり。


箪笥や棚、大きい家具もひとまず小屋へ移動させました。



人の家の物を処分するってとても勇気がいりますが、使えるものはなるべく再生していきたいと思います。
直したり、擦って磨けばまだまだ使えるものも沢山あって、片づけをすることで発見がありました。

片づけを手伝ってくれた人たちから、昔この家で過ごした思い出を聞いたり、増改築した時の話、食器を見ながら懐かしんだり。
匂いでふと昔の事を思い出す事があるように、この家にもまだまだその頃の香りがあちこちに残っているのだと感じます。



次の回では、各部屋の改修工事について。腐った床をはいで、出てきたものは・・・。



 

集落に吹く風が涼しくなってきました。
岩首竹灯りの集いが始まります。

太陽がぐんぐん移動して、だいぶ西に傾いた頃。灯篭を並べ終え、作業着のジャージから、お色直しです。

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竹灯りの時には、大学生ボランティアの女の子たちに浴衣を着てもらっています。
集落の各家で眠っていた浴衣たちです。3年前に集めてから代々着まわしています。
毎回、夏になると浴衣っていいなと思います。

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一週間ずっと作業着をきて、竹の粉まみれ、汗まみれになって作業してくれた学生さんたち。
今年も東京工科大学さんと村おこしNPO ECOFFさんがメインで手伝ってくれました。
他にも沢山の人の手を借りながら、竹灯りが続いています。



焼きそばと流しそうめんを食べながら、岩谷口出身のYAMATOさんのライブです。


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辺りがだいぶ暗くなった頃、鬼太鼓の音が響きます。 どこどんちんどん。 岩首余興部の鬼太鼓が盛り上げます。 鬼の面がライトに照らされてぎらぎらして、表情が変わってみえます。

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鬼太鼓が終わると、体育館での交流会。竹灯りの日を無事迎えることができた喜びと興奮、疲労といろんな感情が混ざり合った会場での宴会は延々と続きました。



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今年で9回目の竹灯り。
小学校が廃校になってから、毎年本数を増やしながら、荒廃竹林に目をむけるためのきっかけづくりとして行われてきました。学生たちが主体となって、集落の人を迎えるのが竹灯りの集い。 
竹林伐採、古灯篭の選別、当日の灯篭配置やデザイン決め、振る舞い用の食材準備、夜の見回り、片付けまで全部学生たちが行います。
活動の準備や段取りは岩首談義所メンバーが行いますが、関わっているのはほんの数人です。

最初の年は、このスタイルに疑問を持っていたし、このやり方でいいのかなと感じていました。
集落の人が作業にほとんど関わらない、集落でやっているイベントなのに、みんな結局他人ごとになってしまうのではないかと思っていました。

たしかに、学生受け入れをする集落がおもてなしに力が入って、少しづつ疲弊していって、イベントや学生の受け入れをやめてしまうケースも多いですが。



でも、こんなスタイルもありなのかもしれないとだんだん思うようになりました。
集落で行うイベントや活動のすべてに沢山の集落の人が関わらなくても、滞在している間に積極的に挨拶をしたり、散歩したり、立ち止まってお喋りしたりすることで交流をして、「明日の竹灯り来てくださいね!」と学生さんたちが声をかけ、一生懸命に作業をして、自分たちの成果を発表して、じいばあが笑顔で楽しんでくれたら、それはそれで、とても意味のあることだと思ったのです。
なんでも自分たちでやることばかりが大事ではなくて、たまにはおもてなしもされたいし、休みたい。
そのバランスに気をつけていくことが大事なのかもしれません。



今年も風に揺らめく竹灯篭の明かりは優しくて、ばたばたしていた準備期間の疲れを癒してくれます。
そして、星空。

今年も無事終わりました。
お手伝いしてくれた皆さん、どうもありがとうございました。




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 special thanks 海野くん 

どこもかしこも賑やかな季節。

山も海も、生き物たちが毎日騒がしくしています。

蝉の大合唱、トンボの集団移動、照りつける太陽に負けまいとみんな一生懸命です。


暑くて棚田には行けない!干からびてしまう!

そんな日に、生き物たちに負けじと子供たちが岩首へやってきました。

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 今回の目的は、棚田で!滝で!竹林で!海で!生き物調査です。

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 前日に先生たちと下見。虫の名前が複雑でついていけない・・。

さど里山こびりぃ隊の子供たちが、生き物に詳しい先生たちと1日かけて岩首を舞台に生き物たちについて学びました。
 
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 里山には、蝉の抜け殻が。抜け殻から蝉の種類を見分けたり。


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場所が違えば、生き物も違う。
当たり前の事だけど、自分の目で見て、採取して、観察してはっきり違いを感じることができるのです。

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それぞれの場所で採った生き物たちをよ~く観察。
絵を書き、岩首の宝物地図をつくります。

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海で拾ってきた石には、お気に入りの生き物を。

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山で採れた新鮮なトマト

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沢山動いた後は、山の恵みを頂きます。
棚田米を炊いて、おかずは岩首自慢の漁師さんの蛸の刺身、夏野菜の味噌焼き、なます、瓜と鶏肉の生姜煮込み。 
 

たくさん歩いて、汗を流して、お茶をぐびぐび飲んで、いっぱいご飯を食べて。

そんな子供たちを見て、「あ~人間らしい」と思うのです。

生き物たちに触れたことや、様々な場所で感じた経験がきっとどこかでこれから生きると思います。 
前回の「めぐり塾」でも、子供たちがこの岩首で楽しんでくれて、表情がころころ変わる場面に出会えて、やっぱり私たちも得るものがたくさんある。

大事にしたい場所だと改めて感じた日でした。



さーて、今日も棚田まで歩くかな。でも、もう少し涼しくなってから!

 

さて、色々な思いが混ざり合い、空き家の再生が動き出そうとしていた昨年の12月。


まずは、思いをビジョンに。

必要なのは「人」。そして、人が住む家が必要です。空き家はあっても貸せる家がその頃、岩首にはありませんでした。

短期間でもお試しで住める家があったらいいなと思い ました。

構想を練ります。
大事にしたいのは、実際の岩首での体験。ここに住む人との相性。 岩首が好きという感覚。

空き家を借りたとしたら 「こんな使い方をしたい」、3年ビジョンをざっくりと立てました。


そして、岩首の中にある何軒かの空き家の中で候補地を決め、大家さんに相談しにいきました。
この時点で、ある程度予想していたとおり1軒の空き家を除き、ほぼ全滅。大家さんが年1回帰ってくる空き家は貸せない家がほとんど。

ここ何年も帰ってきていない家しか今回の場合は、可能性がありませんでした。

ずっと気になっていた1軒の空き家があります。
大きな家で、海沿いの1等地。でも、もう何年も人が住んでいないと聞いていました。

親戚の方に相談し、大家さんに繋げてもらいます。

まずは、自己紹介。どんな仕事をしているのかを話した後、今回の空き家を使ったお試し住宅の構想のお話をしました。高齢の方だったので、出来るだけわかりやすく。シンプルに。

その後も、何度も足を運び、説明を繰り返し、費用も負担をかけないことを説明しました。




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家の中に入ると物で溢れ、床が腐っている場所も



大家さんへの説明と同時に、実際にかかる費用の算出も行います。1度家の中をみせてもらい、改修箇所をざっと見て、お金がかかる水周りの点検を行い、助成金を探しました。
助成金の中でも、建物改修に使えるものは少なく苦戦・・・。


それでも運よく助成金の目処がたち、大家さんも納得してくれ、いよいよ本契約。
3月に岡山の美作市に研修に行かせてもらったのも先進的に空き家をシェアハウスにしている事例について学びたかったから。そこで教えてもらった契約書の注意点や借り方を参考に賃貸借契約書を作りました。


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契約書づくり。家屋以外にも田畑も借ります。

今回の契約のポイントは、「現状復帰をしない」というところ。借り主が負担し家の改修を行いますが、契約を終了し返却する際には直した箇所は、元には戻さないで、そのまま返すというものです。

契約書は、とっても大事です。色々盛り込みすぎてもいけないけれど、お互いが気持ちよく過ごすために絶対に必要なものだと感じます。


ひとまず契約が終わり、はれて改修作業のはじまりです。

次回は改修工事の進め方について。



 



 


モーニングコールにしては、まだ早い朝5時。 

携帯電話が鳴り響く。

「おーい。イカが釣れたぞ。取りにこーい。」と、朝から陽気なおじさんの声が聞こえてくる。

スウェットのまま、車に乗って近所の漁港へ。
近くの時は、バケツをもってサンダルを履いて。


釣れたばかりのイカは、くしゃみをしているような音をだしてバケツの中を跳ね回り新鮮さが伝わってくる。

「おー、まだ生きてる生きてる。」

いっぱいもらったイカをお裾分けして、ついでにさばいてもらって、朝6時に贅沢な朝食の始まり。 

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やっぱり刺身が一番。 
いろんな部位をまるごと頂きます。岩首では、イカの肝をつかった「いぜえ」という料理もあり、お酒のつまみにぴったり、そちらは夜の部へ。 

こりこりしたイカのゲソ。半透明な身の部分を、1つ1つ味わいながら朝、炊いたお米と一緒に食べる幸せ。
付け合せに、畑でとったトマトやキュウリ。
色鮮やかな贅沢な朝食。

1日の始まりを少し丁寧にしてみる。
毎日は無理だから、ちょっとだけ。

 
本当は、もう少し寝ていたかったけど、イカをもらって、ご飯を炊いて、集落の人たちが動き出す音を聞きながら、ゆっくりご飯を頂く。いいなーと思う瞬間。


太陽がだいぶ高くまで昇って、今日も「暑いぞー」と言っているような気がする。
ぎらぎらした夏の始まり。

いっぱい食べて、夏を乗り切ろう。

 

協力隊になって2年半。

過ごした時間の中で、何度も何度も想像しているここでの未来。
私は、あと10年、20年経ったらどうしているだろうか。

集落は、棚田は、海は、学校は、どうなっているだろうか。

今、集落に住んでいる子供の最年少の男の子が大きくなって、鬼を打つ時に相方がいるのだろうか。

いろんな事をずっと想像している。


私はここで過ごす時間の中で「好き」も「嫌い」もたくさん感じてきた。
だけど、帰りたいとは思わない。
ここにいるほうが、ずっと安心できる。

そんな風に思う人がきっと他にもいると思う。ここで育った人もそうでない人も合う人はいると思う。

考えが頭の中で駆け回り、巡り巡る。
何を大切にしたいのか。どこでこれからの未来をみるのか、そこに必要なものは「人」なんだと思う。ここで育まれ、みんなが当たり前に繋げている「環境」や「文化」だと思う。



何かが必要。何をしたら、今より少し楽になったり、楽しくなるのか。
私にはわからない時間の流れや暮らしがあって、そこへの変化が良いことかはわからない。

絡み合ったいろんなものを解く大変さが想像できる。
どんな未来が待っているかわらない怖さ。
みんな同じだと思う。私もわからない。


でも今、ここで生きている人が大切。先人の人たちが残してくれたものが大切。
ここに残る、「岩首らしい生活」がとっても大事。

「また来年も祭りがしたい」

「子供の声が聞こえるのが嬉しい」

ちょっとした言葉の後ろ側の思い、私も同じことを思う。

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流れは突然にやってきた。

思いが連鎖し、諦めていた空き家を借りられることに。
締切りギリギリまで悩んで応募した助成金が受けられることに。
手伝ってくれる近隣の大工さんがいた。集落の人が協力してくれる。
 

中身も体勢もまだまだちゃんと出来ていないけど、チャンスだと思った。
今しかない自由に動ける時間で出来ることだと思う。
作りながら、私はこの空き家再生からここでの未来をもっとみんなと想像しようと思った。 


ここで暮らすために必要なことがなんなのか、もっとみんなと話をしたい。


心に中にあった色んな思いがいつのまにか、この家に辿り着いて、動き出した。


 

先週末、佐渡は大荒れのお天気でした。Sea to Summitも開催を見合わせるなか、決行された第1回佐渡めぐり塾。

参加者は総勢27名。親子での参加が6組、大人だけでも参加したい!と申し込んで下さった方々や、総合高校の生徒さんたちの参加もあり、当初の予定より大所帯、年齢層も幅広い参加者が集まりました。

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雨の降りしきる中、マイクロバスで向かった先は今回の学びの場、岩首。
ここで、岩首談議所の大石惣一郎さん、ガイドの本間さん、地域おこし協力隊の聡子ちゃんと合流し、いざ岩首昇竜棚田の恵みを探りに出発です!

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まず最初に訪れたのは、外観も美しい水量豊富な養老の滝。山間に作られた棚田の命綱となる水資源を、肌で感じることができる場所です。

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続いては、マイクロバスで岩首昇竜棚田を目指してゆっくりと上って行きます。岩首昇竜棚田は、海岸沿いの道からは、全くその姿を見ることができません。標高350mまで上ると、ようやく視界が開け、棚田とその向こうに海が広がります。(お天気ならな~!と悔しい気持ちも...)棚田は、佐渡金山隆盛期に急増した人口に対応するため、開墾されできたと言われています。又、「年貢の取り立てから逃れるため、簡単には見つからないところに田んぼを作った」とのお話も。

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佐渡の棚田が、佐渡金山をはじめ歴史と大きな関わりを持っていること、子供たちにも少し伝わったかなぁ。棚田を上りながら、平場の田んぼでは考えられない畦畔の高さに驚く一行。ここを80代のじいちゃんばあちゃんが手入れをしているという現実。「若いもんが何とかせんなん」そんな頼もしい高校生の言葉も聞かれました。

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棚田の上にある展望小屋「そらまめ」まで来て、一休み。小さい子供たちはわらびを取ったり、高校生は大石さんの講義に聞き入ったり...。皆思い思いのやり方で、この場を楽しみながら興味のあるものを吸収してくれたようです。

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お待ちかねのこびりは佐渡産さくらんぼの食べ比べ。子供たちには甘みの強い紅秀峰が一番人気でした。道の途中途中でも、キイチゴを摘んで食べたり、山の恵みを味わいながら次なる目的地、竹林へと移動します。

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古い竹が倒れ重なり合い、光の入らなくなった竹林ではタケノコも出てきませんが、光の行き届いた整備された竹林では、まだまだ真竹のタケノコがぐんぐん伸びていました。お土産のタケノコを、皆自分たちでユサユサ、ボキッと収穫。大人もはまるタケノコ狩り?で盛り上がり、山の恵みをお持ち帰り。

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竹林の脇にあるため池での生き物調査では、ヤゴやクロサンショウウオがたくさん見つかりました。池の上に垂れ下がった枝にはモリアオガエルの卵。孵化したばかりのモリアオガエルのオタマジャクシを捕まえた人もいて、田んぼとは違った生態系に触れることができました。

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盛りだくさんの午前中が終わり、お昼ご飯は談議所で車座になってお弁当を食べました。お弁当は、多田の仕出し屋「ろくすけ」さんが、この日のためにメニューを考えて下さった「特製里山・海物語弁当」!多田産のわかめを使ったものや、岩首の養殖サケの塩焼きなど、地のものにこだわってくれたお弁当です。魚嫌いという子もペロリ。お米はもちろん岩首昇竜棚田米!棚田米を初めて食べたという方も多くいらっしゃいました。

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天候の関係で、午後は談議所で過ごすことになりました。急な話でありながら、大石さんと聡子ちゃんから岩首やその周辺集落の鬼太鼓のお話や映像を見せてもらいました。GIAHSの認定に佐渡の芸能・文化を外すことはできません。島のなかで多種多様なカタチで残る鬼太鼓や祭りの様子も、このめぐり塾で共通のテーマとして取り上げていけたらいいなと思います。

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岩首談議所の心強いメンバーのおかげで、天候に振り回されながらも第1回目を開催することができました。不慣れな主催者で、反省点も多々ありましたが、何より参加してくれた子供たちが楽しそうにしてくれていたことが今後の励みになりました。

何より嬉しかったのは、参加した親御さんから、家に帰った後、お子さんたちが今日のことを絵日記に書いたり、自主学習のテーマに取り上げていたとのお話を聞けたこと。次回以降も、子供たちに楽しい体験と、心に残る何かを提供できる「めぐり塾」でありたいと思います。

次回は10月はじめを予定しています。次はどんなGIAHS的な要素と出会ってもらおうか。楽しみにしていて下さいね。

佐渡に来て、初めて耳にしたGIAHS(ジアス)、世界農業遺産。
この島が培ってきた農村文化や芸能、そしてトキが舞い降りる生きもの豊かな田んぼを作るため、農家さんが日々行っている努力。

佐渡での生活は、常に「GIAHSな要素」との出会いです。

身近にありすぎて、当たり前になってしまいがちなこの豊かさに、改めて目を向けてほしい。佐渡で生まれ成長していく子供たちに、この土地の魅力を伝えたい!

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そんな思いがきっかけで、(一社)佐渡生きもの語り研究所さんと親子向けイベントを企画しました!たくさんの方々の力を借りて、思いが形になったこの「めぐり塾」。

第1回目は、岩首の昇竜棚田と竹林を訪れます。子供たちに見せたくても、易々とはいかないわ...という親御さんたちも、現地へはマイクロバスでの移動ですし、週末の遠足気分で参加できます。美味しい棚田米のお弁当付き!

GIAHSという言葉に執着せず、佐渡にある恵みに楽しく出会ってもらえたらと思います。ご参加お待ちしていま~す♪(事前申し込みをお願いします!)

◎親子で楽しむ♪佐渡めぐり塾◎
 第1回 岩首昇竜棚田と竹林の恵みに出会おう!
開催日 2015年6月28日(日) 9時~16時頃※9時集合
集合・解散場所   佐渡市役所本庁舎駐車場
                          ※現地へはマイクロバスで移動
定  員  親子10組20名(先着順・要申し込み)
対  象  島内の小・中学生とその親御さん
参加費 大人2,000円   小・中学生1,000円
            ※地元の美味しい昼食&お土産つき!
締切り  2015年6月19日(金)
持ち物  飲み物・帽子・長靴・雨具
※雨天決行!汚れてもいい恰好で参加してくださいね♪ 
※申し込みの際は、参加者氏名、お子様の年齢、連絡先をお伝えください。
申し込み&問い合わせ
(一社)佐渡生きもの語り研究所  Mali:ikimon@sado-ikimonoken.jp
                                    Tel&Fax: 22-2658
 

今年も、不思議な風貌のあの人たちがやってくる?!

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昨年も、何度も佐渡を訪れて大道芸公演を各地でしてくれた芸人さんたちが帰ってきます!


佐渡大好き芸人の不思議な風貌のおじゃるずさんをはじめ、世界で活躍する方々が各地に驚きと笑いを届けます!
お近くの公演にぜひ見に来てくださいね♪


各地での日程はこちら★

6月14日(日) カンゾウまつり 
6月15日(月) 羽茂まつり  
6月16日(火) 赤泊総合文化会館前広場  18時スタート(投げ銭)
6月17日(水) 岩首談義所  19時開演(投げ銭)
6月19日(金) 羽茂温泉クアテルメ  18時からワークショップ(無料) 19時開演(投げ銭) 
6月20日(土) 民話の里 北片辺 17時からワークショップ(無料) 18時開演(投げ銭)
6月21日(日) さざえ祭り 小木 
6月22日(月) 宿根木公会堂  19時開演(投げ銭)

※ 各地の出演者は異なります。 お問い合わせは、各地の地域おこし協力隊へ

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羽茂祭り詳細 澤村隊員の記事へ
カンゾウまつり詳細 木野本隊員の記事へ


 

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