佐渡市地域おこし協力隊サイト

佐渡市地域おこし協力隊全メンバーによる活動報告のサイトです

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岩首

 
 かりんです。
 ゴールデンウイークの佐渡といえば田植えですよ。私はいつもお世話になっている岩首のおじいちゃんとおばあちゃんの家へ田植えのお手伝いに行きました。とは言っても苗箱運ぶだけですけどね。しかしちょっとしたことですが、一人手伝う人がいるかどうかでだいぶ効率が違ってきます。
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【【岩首】ゴールデンウイークは佐渡でワラビ取りを】の続きを読む

すっかり外で過ごす時間が長くなりました。

山にのぼる人たちもぐんと増えました。


山に行く時の必需品。 お勝手に立つ時の必需品。

昨年の環境展示会エコプロダクツ2014でも販売した「ほっかむり」、春作業に向けて岩首の方々と一緒にコツコツ作っていました。
昨年の様子はこちら

3月の岩首サロンじんのびでは、夏野菜勉強会に加え、有志でミシンを持ち寄りほっかむり作りを行いました。
今までは、家にあるもらった手ぬぐいや、あまった布切れをつかう場合が多かったのですが、可愛らしく華やかな絵柄のものを選んで購入し、ちょっとお洒落なものを作ってみました。

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最近は、みんなお気に入りの絵柄のものを着て山へ。
自分用にも、子供や孫用、友人用など、皆さん意欲的です。

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針仕事って私たちの世代だと、すごく技術に差がある気がしますが、ばあちゃんたちは凄い!

なんでも綺麗に丁寧に仕上げます。

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野良着もちょっとお洒落に。

作れる量が少ないのですが、少しづつ販売していこうと思いますー。興味がある方は声かけてくださいね。

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春休みの大学生農作業ボランティアの受け入れ。

寒波とともにやってきた7人の大学生たち。
昨年から受け入れを開始した村おこしNPO ECOFFの ツアーで集まった全国各地の学生たちが岩首にやっていました。みんなそれぞれ違う大学に所属していて、両津港で初対面し、1週間一緒に作業をおこないました。


夏の受け入れでは、主に竹林整備や里山での活動が多いのですが、今回はちょっと趣向を変えて近隣の柿園地での作業を提案し、丸山の若手農家さんに協力して頂きました。

 
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初日。なってこった、雪。
いい天気だった日々はどこへやら。 ころころ変わる天候にみんな振り回されました。
1日目から自然の厳しさを味わうことに。

滞在期間の半分は、丸山での柿園地での作業のお手伝い。
広大な園地で、剪定後の柿の枝拾いをひたすら行いました。

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ここの園地の眺めは最高です。
学生たちも、手をとめては向こうにみえる日本海や自然の移ろいを楽しんでいるようでした。

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昼食には、地元の山菜の天ぷらなどをだしてもらいました。


地域のおばちゃんも「何でも美味しいっていってくれて嬉しい」と終始笑顔で話していました。
ずっと民泊を頑張ってきた方でしたが、小学生のアレルギーなどで食べ物制限が多い子が増え、だんだんと得意なお料理を振舞うことも嫌になってきたと言っていた時だったので、尚更私もこの言葉が嬉しいです。


学生たちも「食べ物がこんなに美味しいなんてびっくりです!」とお箸が止まらない様子。

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後半は、岩首での棚田散策や展望小屋「空のまめらか家」のニス塗りなどを行いました。

また、せっかく佐渡にきているのだから朱鷺や佐渡市の取り組みについても知ってもらいたいと思い、環境省の自然保護官の方から朱鷺の野生復帰について、佐渡市の農林水産課の職員の方から認証米などの行政側の取り組みについてのお話をしてもらいました。


田舎にきて農作業を手伝ってもらうだけではなくて、やはりそこにいる人たちの思いに触れる時間があることが重要なんだと思います。
若い世代が、どうしてこの場所を選んで生きているのか?どんな未来を想像しているのか?を学生たちには知ってもらえたらと思っています。

いつも大学生の受け入れには、60代くらいの比較的時間がある世代が世話役になってしまいますが、その割合が少し変わってきたらいいなと思っています。
若い農家さんもいるんです。
無理のない程度で、若い世代の思いや働き方を知ってもらいたいと私は個人的に思っています。

その1歩が少し踏み出せたように思います。

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学生たちに何かを期待しているわけではありませんが、ただこんな田舎があるんだよって知って欲しいのです。
そして、心のどこかに佐渡や佐渡の人たちが残っていたらいいなと思います。


今回も皆様、お世話になりました!
ありがとうございます! 







 

いつのまにかストーブをつけなくても、炬燵だけで過ごせる日が増えてきました。

春を待っています。

もっと暖かくなれば棚田での作業もまた始まります。

2月に入って集落でも、ハウスの準備、苗の注文など田んぼの話を聞くことがぐっと増えてきました。

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ちょっと前の話です。
山に雪が積もって車では途中までしかあがれない日が続きました。

でも、こんな時だからこそ歩いて山に登りたいと思い、長靴をはいて出かけました。

とても静かな空間です。 いつもは、誰かが作業をしていたり、車が走っていたり、生き物の声もします。
でも、冬はみんなお休み。

風の音と空からの雪。

たまにする物音にどきどきしながら、歩きます。

昔読んでもらったおばけの話とか、日本昔話にでてくるちょっと不気味な生き物とかが頭の中を駆け巡ります。

昔から妖怪は好きです。のんのんばあとオレが大好きでした。

想像がどんどん膨らんで、怖さよりも、楽しさのほうが勝ってきます。

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取り残された胡桃。

胡桃の声を聞けたらどんな風に話すのか。

森の声を聞けたらどんな風か。


岩首にある昔話も、この風景の中で自然や生き物との言葉ではない対話の中から生まれたのかなと思います。

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昔、介護の実習をしている中で実習担当者の方から、「勉強も大事、知識も大事。だけど、自分の感性をもっと育てたら今、見えないものも聞こえない言葉もきっと聞こえてくるよ。」と実習ノートに書いてもらいました。


感性を育てるってなんだろうと漠然としすぎてわからないけれど、この言葉にぐっときたのです。

沢山の人と触れ合って、違う価値観を感じて、本を読んで、お芝居を見て、誰かと意見をぶつけて、美味しいものを沢山食べて、お酒を飲んでちょっと酔っ払って。そして、いっぱいになった感情を自然の中で少しずつ整理して落ち着かせて。
そんなことを繰り返すことが、感性を育てるってことなのか。

答えはでませんが、私の生活サイクルの中に自然の中で過ごす時間やその中で想像することは、とても大事にしたいことだと思います。

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はーと深呼吸すると息は真っ白。

春までもう少し。

米づくり3年目。

今年も宜しくお願いしますと挨拶をして棚田を後にしました。




 

前浜地区を車で通ると、私が来た当初とは違う景色に出会います。


新潟県の森林面積は、857,003haで林野率は、68%。
その中でも、佐渡島の竹林面積は1,000ha。その面積は県内でもぐんを抜いています。
そして、佐渡の中でその竹林の多くが前浜地区にあるのです。

大正時代、まだプラスチックというものが作られる前は竹篭や竹細工が日用品に多く使われ竹産業が盛んだったそうです。
その後は、みなさんご存知の通り、時代の流れとともに山に入る人も少なっていきました。

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一昨年から森林・山林多面的機能交付金を使用しながら始まった前浜地区での竹林整備。

集落民と森林組合さんとで荒廃竹林の整備を進めています。

岩首では、学生が来ると竹林整備をお願いしていますが危険な作業なため長時間はやらせません。
竹を切っては、運び出しの繰り返し。
単純作業ですが、とても体力がいります。


切っても、切っても、果てしなく続く竹林。一向に前に進んでいないような気がします。



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あっちからもこっちもからも枯れ竹が倒れてきて大変。ヘルメットとアイシールドが欠かせません。

竹は背も高いし、すぐ伸びる。

連日、チェンソーやのこぎりで切った竹を運んで、機械にいれてチップにします。


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無我夢中で作業を進めて、ちょっと後ろを振り返ると綺麗な竹林が蘇っていました。

春になったら筍もはえてくるでしょう。

切った竹からかぐや姫を見つける事は出来なかったけど、今まで竹林に覆われて見えず知らなかった景色と出会いました。山からは、集落と漁港がよく見えました。
静かな山の中で、竹がカラカラと音をたてると風の姿を感じます。

綺麗になったものを維持管理していくことが今後求められてきます。

バイオマスや筍産業、トレッキングなど色々ありますが、 他にもきっと何かある。

隠れていたものをよーく見ると何かそこにはまだ可能性が隠れているかもしれません。

そう、まだまだかぐや姫探しは始まったばかり。

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真夜中に吹く風の音に何度も起こされながら夜明け前に起床。
隙間風で冷え切った部屋。
1月7日は寒い朝でした。

朝5時30分。


岩首の熊野神社には今年度の区長や神社総代らが集合し、まずは囲炉裏に火を入れ部屋を暖めます。


大晦日から元旦にかけて2年参りを行いますが、岩首では各々数は違えど沢山回る場所があるのに驚きます。
熊野神社をスタートし、隣接する秋葉神社、観音さま、万福寺、善寶寺、弁天様、お堂、お不動堂などなど。
それら1つ1つにしめ縄や松、お飾りがしてあるので、集落が管理している部分の松やしめ縄、お飾りなどを手分けしてはずす作業に出発。



その後、戻ってきてからお宮の中にある高屋にて大祓詞を読み上げ、昨年の12月31日に神様にお供えしたご飯やお餅、お神酒、黒豆、ワラビなどを下げて七草の準備をはじめます。(岩首の神様は女性なので、私は高屋には上がらず、ちょっと離れて見学です。)


神様へのお供えものとして、木椀にきれいにもられた飯。

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ざくざくと切られていく七草。

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ストーブの上にかけてあった大鍋から白い湯気が立ち込めます。

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準備をする男性陣のテキパキとした姿が印象的です。



7時頃には、続々と集落の人たちが神社にやってきてお参りをし、七草粥の振舞いをうけます。
無病息災を願い、お正月に食べ過ぎた胃を休め、久しぶりに会う人へ新年の挨拶をします。


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どの人も丁寧に挨拶をすること、男性らしい振舞い・女性らしい振舞いをすること、目上の人への敬い、神様への信仰など今までの私にはあまり身近に感じ大切に思ってこなかった事がずっと受け継がれて来たのだ感じる場面に多く出会います。


本当にちょっとした事だけど、お宮にきて挨拶をしっかりするばあちゃん達を見て、それが出来ない自分が恥ずかしくなります。
お宮にきたらコートを脱ぐ。挨拶する人の方へしっかり向いて正座して、頭をさげる。
昨年お世話になった事と今年の挨拶。
言葉づかいも、姿勢も見習うべき場所がたくさんあります。

古くさいし、出来なくても実際問題ないけれど、でも出来る人になりたいと思う。


神様もお宮のこともまだまだわからない事だらけだけれど、ここに住む人たちとここにいる神様はずっと一緒に生きてきているし、その関係性が生み出してきた姿勢はとても凛としていて見ていて気持ちが良いと感じてしまう。



そんな風になれるように。
協力隊最後の1年のスタートです。 今年も元気にまいります。







 

もうすぐ1年の終わり。
大掃除、忘年会、集落総会など慌しい毎日です。


年の終わりにふと事務所の机を片付けしていて思った事を書こうと思います。


岩首では敬老会を11月に行います。
昨年からその際にとる集合写真を任せられているのですが、これがなかなか難しい。
40人弱の人が集まり、みんなの良い表情を捉えるのは大変。

昨年は、そんな枚数もとらず「こんなもんかな。」と思って、撮り終えた後にびっくり。
目をつぶっていたり、顔が重なっていたり、固い表情ばかり。


後日、公民館役員の人たちが招待者に1枚1枚プリントした写真を配り歩きます。
公民館にも歴代の写真たちが並び、私の撮った写真も仲間入り。

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そして、事務所の机の下敷きにもそっと写真をいれました。



今年の敬老会の集合写真は去年の反省を踏まえ、気合いをいれて挑みました。



何十枚もとった写真の中から公民館の方々の目にとまった写真を見て、ちょっと笑ってしまいました。


大きな口を開けて笑っている人、耳をかいている人、隣の人の方を向いている人などなど。
揃ってはないけど、みんな笑っていました。

いつもの岩首の風景でした。

いつも見る当たり前の人たちの表情。


写真を受け取ったばあちゃんが笑いながら写真を見て、「真面目な写真より面白いよ。毎年集合写真は撮るんだし、ちゃんと写ってなくたっていいんだよ。」

そう言ってみんなでゲラゲラ笑っていました。


事務所に戻って、昨年の横に今年の写真を並べてみました。

新しく仲間入りした顔、いなくなってしまった顔。
1年しか経ってないけど、たくさんの変化がみえます。



集落の集合写真ってなかなか撮らないものだけど、いいなと思います。

いつかカメラ側にいた若い人たち、子供たちも交えてみんなで写真を1枚撮れたらと思います。
私がその写真は撮りたいなと思います。



1人1人の顔がわかるこの集合写真を見ながら、仕事納め。

今年も本当に皆さんにお世話になりました。
これからも宜しくお願いしますと写真に言ってみます。


皆さんも良いお年を。












 

大寒波なんて他人事な東京から帰島。


昨年から参加させてもらっている12月の恒例イベント、日本最大級の環境展示会「エコプロダクツ2014」に今年も佐渡棚田協議会として出展してきました。

今年も棚田班からは、昨年同様に岩崎・新田、佐渡棚田協議会からは会長の大石が参加。 

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協力隊として様々な物産イベントに行かせてもらう機会がありますが、市役所職員の方や団体についていくような感じのものが多く、私たちが最初の段階から関わることはあまりありません。
売り子や宣伝要員でいくことが多いです。
個人的にですが、そのような機会を頂けることは勉強にもなるし経験が増えありがたいですが、本当に私たちが行く意味があるのかと疑問に思う事もあります。




昨年、初めてエコプロダクツに参加した際には売り始めたばかりの棚田米2kgを5地域×5袋づつもっていき惨敗。
都心では、重たい2kgのお米を持って帰る人は少なく、「美味しいけど、高いしね・・。」との声。
半分以上を佐渡に送り返しましたが、自分たちもその残ったお米の行方を気にするわけでもなく、あまり自分ごととして感じていませんでした。

その後も佐渡棚田協議会の活動をお手伝いし、棚田米の販売会を重ね、会員の皆さん(生産者)の意見を聞きながら1年が過ぎました。どろんこバレーを企画したり、棚田の写真を1年通して撮り5地域の風景を合わせたパネルを作成したりしながら、協力隊の棚田班でもどうやったら継続して活動ができるのか、楽しいのかを考えてきた日々でした。


エコプロダクツの話がきたのは今年の9月頃。
岩崎・新田で今年も参加出来る事になり、会長の大石さんとも昨年の反省を活かしアイディアを出し合いました。

今年は、重たい2kgのものは10袋だけ、あとはお試しできるように枡売りに変更。
また、玄米需要もあると感じ、岩首・猿八の枡売りは玄米のみでいくことにしました。

大きな展示会場での、小さなブース。
目立つには!少しでも佐渡の棚田について目を留めてもらいたい!

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ということで、ディスプレイ用に以前から「素敵!」と思っていた吊るし雛を飾ることに。
他にも、小物で売れるものを持っていきたいと思い、岩首のばあの草履やほっかむりをもっていきました。

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事前に取りまとめを行っている棚田ネットワークさんとも何度も何度もやりとりをしました。
当日のステージ発表やクイズラリーの景品準備、発送荷物の準備からお金の計算・・・。
売り上げや行く人の人件費、品物を作ってもらった方々への対価、いつもはこんな事考えないけど、最初から全部やるってこうゆう事。



いざ、準備を済ませ3日間のエコプロダクツへ出発。
1日目は協力隊2人しかいないので、休憩もままならず、ずっと立ちっぱなしでお客さんの対応や、ステージ発表、試食のお米を握ったり。

ゆったりとした人の流れではありましたが、初日だけでも会場への来場者は5万人!
3日間あわせて総来場者は16万人!!
3日間通して、佐渡に縁のある方をはじめ本当にたくさんの方々にきて頂きました。

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持っていった品物もほぼ完売!(残念ながら、2kg1袋が売れ残ってしまいました・・。責任持って購入しました。)

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他ブースの方々に、「売り方が面白いね。」「ディスプレイがいいね。」と褒めてもらいました。
佐渡の強みは、地域のお米を混ぜないところ。生産者の思いをしっかり聞けるところ。
あとは、伝える力があればお客さんがついてきてくれると思います。
私たちが出来る事はしっかり表に出す、生産者の人は自信をもって消費者に伝える努力をする。

少しは昨年の反省を活かせたかかしら?



そして、棚田地域の横の繋がりも増えました。


お隣の千葉県鴨川の大山千枚田の方が言っていた言葉がとても印象に残りました。

「自分が棚田の活動をはじめた5,6年前は若い人がほとんどいなかったけど、昨日の懇親会も半分は若者。来場してブースに来てくれる人も若者が多くなった。お金を落とす部分ではあまり答えられなくても、若者には力があると思う。
それだけ、変わったきたと思う。」

伝え続けて、繋がって。


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どこの地域も頑張ってる。棚田に吹く風には魅力がある。
佐渡も負けてられない!と思わされました。

一緒に準備をした岩崎隊員から。

昨年の反省点をふまえ挑んだ「エコプロダクツ」。

中山間・棚田地域、そして佐渡という場所を知ってもらい、興味を持ってもらう。

もともと興味があった人は、より好きになってもらう。

常日頃自分が物販などに行った時は「必ず全部売り切るぞ!」という熱い気持ちで挑んではいますが、伝えるということを厳かにしないよう、心がけました。

 

ブースを訪れた方は、「大石さんに会いに」という方がたくさんいました。

改めて、棚田米は紛れもなく生産者、「人」でお買い求め頂くものだと思いました。

だからこそ、もっと生産者の人に前にでてもらいたい。

その為に、地域おこし協力隊として何が出来るか。

日々考え、これからも生産者と寄り添いながら、向き合っていきたいと思います。

 
ずっと一緒に活動出来る仲間がいる事も心強いです。行かなかった他の棚田班メンバーも要所要所で手伝っています。 




 

佐渡に帰ってきてからもまだまだ続く。
お金の清算。生産者さんへの報告、次の展開の話。

最初から最後まで自分たちでやることで、責任が生まれ、自分の手で何かを生み出す感触に繋がります。
継続して関わることが大事。

協力隊だけじゃなくて、行政だけじゃなくて、生産者も地元もちゃんと入って、みんなで自分たちが関わっているものに責任をもって、自信をもって、販売には出かけたい。
お米に自信があって、お金にして、棚田で耕作していくためにイベントに行くんだよね?佐渡の棚田について知って欲しいんだよね?
ちゃんとそれを頭に置いて人任せにしないで、一緒に活動していきたい。

これからに繋がるように、1つ1つ大事に、その過程を大切に丁寧に。

いつもいく出張とは一味も二味も違うイベントになりました。



協議会に関わる人たちみんなと思いを共有して、実際にそれぞれが一緒に前に出て販売に繋がる活動を行っていけたらと思います。


協力してくれた方、指導してくれた市役所の皆さん、ありがとうございました。




 

11月の3連休真ん中、日曜日。


私にとって今年のビックイベント。

岩首棚田にある展望小屋こと空のまめらか家(通称 そらまめ)が、雪の重みで倒壊してから2年。
この度、再建され集落民へのお披露目会を開催することになりました。

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私が岩首に着任してから、ずっと側で関わってきた棚田。四季折々の表情を感じ、そこで生きる人たちの思いにも少しづつ触れながら仕事も生活もをしてきたつもりです。

棚田で過ごす時間が好きです。

岩首に来るまで何の興味もなかったけれど、棚田で過ごす時間が今の私にはかけがえのないものになっています。

疲れて帰っても畑まで歩いて登る。田んぼの様子を見にいく。ひっぽかしてばかりで「田んぼを本当にやる気があるのか!」とみんなに怒られる。
雑草をこまめに抜いて、助けてくれる人がいる。 山からの帰り道に会うと必ず「なんかやろうかー?」と声がかかる。

全部、生活の一部なのです。



そんな場所が、世界農業遺産認定を契機に一気に有名になりました。


棚田が有名になり、棚田を一望できるそらまめを目指してお客さんもたくさん訪れています。そらまめの再建を願い、島内外から寄付を頂くこともありました。
沢山応援してくれ、愛してくれる人達がここには集まってきています。



そらまめの再建が決まった時から、私は一番に集落の人にお披露目をしたい!と思っていました。

再建出来た事を、今まで支援してきてくれた人たちにもお知らせしなくてはいけないけど、絶対その前に集落の人に1番にそこからの景色を眺めて欲しいと思っていました。それは、自分たちの棚田で起こっている様々なことに興味を持ってほしいし、ここで生活している人たちが、そらまめで過ごす時間を楽しいと思って欲しいと思っていたから。

そらまめは、お客さんのための施設だけではなく、自分たちの施設でもあると思って欲しかったのです。


「昔は、あそこ(現在そらまめがある場所)まで、肥やしを背負って、ご飯をもって歩かされたよ。もう何十年も行ってないよ。」、「山は苦労ばっかりだよ。」

そんなばあちゃんやじいちゃんにも行く機会があればと思って、みんなに声をかけてまわりました。

「いや、おらっちには関係ない。」、「役員がいくからいかないよ。」

この言葉は、よく聞く言葉です。でも、無駄でも声をかけ続けたいと思って最後までねばりました。


今回、まめらか家での集落談義を手伝ってくれた東京工業大学特任准教授の豊田さんと神戸市立工業高等専門学校・講師の高田さん。
お二人とも私よりずっと岩首とは長い付き合いです。

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初代のそらまめから、今までずっとここと関わってきています。
「そらまめのこれからについて、たくさん良い意見が出るといいね。」と準備を進めました。


当日、集落のおばちゃん2人に甘酒を作ってもらい、いざ出発。

そらまめでの空中談義の始まりです。

集まった集落の方からは、そらまめでこんな事がしたいと意見が出ました。


・花火を見る
・パラグライダー
・花見
・結婚式
・田植え後に休憩する
・花を植える
・子供たちへ環境学習活動
・何もしないで、のんびりする
などなど

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蓋をあけてみれば、たくさんの人が参加してくれました。

人が集う場は、とても暖かいです。朝の寒さも吹き飛びます。


今回出た意見が1つでも実現できるように、ひっぽかさないように。
思いを集落の人に繋ぎ、そらまめや談議所の活動を手伝ってくれる人が増えてくれたらと願います。
そのためには、談議所の活動も整理して、身の丈にあったものにしていく事が必要です。

そして、受け継いできた棚田についてみんなでもっと話していけたらと思います。




私がここで出来る仕事は、本当に少しだけ。任期終了後、今の活動に対して同じように関わりが出来るとは思っていません。
絡み合った糸を少しづつほどいて、もう一度きれいにしたり、切れてしまったものを繋げていくことが今出来ることであり、私がここに住み続けていくために必要なことだと思っています。

好きになってしまった場所が、たまたまここだったから、棚田で感じる風の気持ちよさをこの先もここにいる人たちと感じていたいと思っているから。

私が真剣にぶつかって向かっていけば、それだけのものが返ってくると感じた日でした。
ここで生きること、1つ1つ関わっているものにもっと真剣に向き合っていけば、もっと違う世界が待っているかもしれません。


ゆっくり、じっくり、思いをすり合わせながら。

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暖かくなってまた、田んぼづくりが始まったらそらまめでやりたい事があります。

それは、また次に。




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Special Thanks: T.Oshikawa(Photographer) 







 

 先月の九月に岩首の祭りに行きました。
 普段から岩首の方々にお世話になっていて、実家みたいな感覚でした。
 
 前日もご飯食べにいって当日も呼ばれたので、松ケ崎の畑で秋大根を蒔いてその足で岩首に行きました。

 いつもお世話になっているお家にいくと、上下じろじろ見られながら「いいからあがれや」と呼ばれました。

 しばらくして、「他のうちにも行くのでまたあとできます」と言ったら、
「足サイズなんぼ?靴かしてやれっちゃ」
といわれました。私は長靴を履いてきましたが、それは特に問題あるとも思わず、「これで大丈夫です」といって、そのまま家を出ました。

 岩首の道で小走りしてたらまたおじいちゃんに、
「おまえ農家でもないのになんで長靴なんだ」
と止められました。「午前大根蒔いてきましたから!」と答えてまた走っていきました。

 いつもお世話になってるおばあちゃん見当たらないなと思って、「そうだ!畑にいるかも」と思い、ばあちゃんの畑に行ったら誰もいませんでした。おかしいなと思ってるうちに、「かりん!権助ばあが橋のほうであんたさがしてたよ」といわれ、鬼のいるほうに行ったらばあちゃんがいました。
 
 「あんたなんで祭りに長靴でくるんだ!」
と言われました。さすがに私でもいよいよ変だなと思って、「何がだめですか」と聞いたら「祭りは晴れ着よ!」といわれました。
 
 なるほど!祭りにはハレの日だから、仕事はしないし畑にもいかない、ましてや長靴でくるなんてそんなことありえない!周囲の人を見てみたらさりげなく皆さん着飾ってました。慌てて私も家に帰ってシャワー浴びて、めでたい服に着替えて出直しました。

 頭ではわかってたけど、やはりよくわかってない外国人が勉強になったお話でした。
 おしまい。

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台風は寝ている間に去っていきました。目が覚めると、とても静かな朝でした。

私は、1年の中でもこの季節が1番好きです。
秋のひんやりした朝晩の空気。山の木々が少しずつ衣替え。夜の空に広がる星もくっきり見えます。



私がこの集落に引越してきてから1番にプレゼントをくれたおじいちゃんが亡くなりました。
道で会う度にそのおじいちゃんと話をしたくて手を振りました。山が好きで田んぼをやめてからも、おばあちゃんに怒られながらもバイクに乗って山に行くのが好きな人でした。

笑顔がとても素敵。
多趣味でひょうたんに絵をかいたり、柿や南瓜を丁寧に育てたり、俳句を詠んだり。
私たちが隔週で書いている新潟日報の記事を毎号とっておいて会う度にくれました。寒くなるとぽんぽんがついた可愛い帽子をかぶって散歩にでかけます。
言葉の最後に必ず「ありがとう」と言ってくれるおじいちゃんでした。

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集落に住み始めて、何度も見送る場面に出会いました。
といっても旅のもんの私が出来るお手伝いはあまりありません。

冠婚葬祭は親戚や組のもん、あたりのもんが手伝います。


集落のほとんどが親戚関係の人たちにとっては、きっと今まで何度も経験してきたこと。

親戚がいないのは私だけなんだと実感する瞬間です。


お通夜やお葬式には班とは別に昔からの組が存在し、同じ組のもんのお母さんたちが台所で料理をしたりします。男の人は葬儀の準備やらお客さんの相手など。役割分担がはっきりしています。


葬儀については東京とは違うことだらけでした。
お葬式の前に火葬することや、集落内の香典についての決め事、野辺送りをすること。縁の深さ。組同士でのお手伝い。


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ここで暮らしながら、いつも想像します。

この先もここで暮らしていくなら、誰かを見送る事がこの先たくさんあるんだということ。

「だんだん人が少なくなって、寂しいな。」と近所のばあが言いました。
「そうだね」と言いながら涙が止まりませんでした。

誰かを見送るのは悲しいし気持ちも落ち込みます。いつもよりちょっと元気がなくなります。

でもその悲しさも山に行けば山が、海に行けば海に吹く風や匂いが癒してくれるし、近所の人たちが笑っている姿をみると、やっぱりここが好きだと思います。



田舎に住むのは簡単じゃない。

口で「ここに住みたい」というのは簡単だけど、それには沢山のハードルを越えて、教えてもらい、人を敬い、少し甘えながら集落に住む1人として役割を果たしていかないといけません。旅のもんでも出来ることはある。

まだまだ努力が足りないけれど、自分の足でしっかり立てるように、見送った人たちに恥ずかしくないように生きたい!と思います。


台風が過ぎた後の海は白波がたち、消波ブロックにうちつける波の音が繰り返し響きます。

それも、気づくといつの間にかまた穏やかに。


悲しさの向こうにもその先はある。

出来る事を出来るだけ。
















 

すっかりさぼり気味の我が家のご飯。

連日家に帰るのも遅かったり、イベント用の仕出し弁当を食べたり・・・。
 

ちゃんとしたご飯が食べたい!揚げ物はいらない!と胃袋が叫んでいます。

夏休み期間中に岩首談義所では、竹皮に包んだおむすび作りを大学生たちの希望で集落のばあ達から教わりました。


昔はラップやタッパーなんてものは無く、殺菌作用のある竹皮で色々なものを包んでいたそうです。

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こんな風に山で拾ってきた竹皮を活用するなんて、凄い!
結んでいる紐も、竹皮を細く裂いたもの。

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竹皮を拾っておいたのは春。

パリパリに乾燥していたので、さっとお湯にくぐらせてから使います。
お湯に通したら開いて、折り目をつけておきます。

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今回のおむすびの具は、集落の漁師さんから頂いた銀鮭とばあの漬けた梅干し。
湯のみを使うと丁度良い大きさに。

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銀鮭の塩焼きがあまりに美味しくて、おむすびに入れる前につまみ食い。
「美味いなぁ・・。」と手が止まらない学生さんたちの横で、ばあも1つ味見。


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さて、出来上がったおむすびたち。
天気が良いのもあり、養老の滝から流れる川へおむすびを持って遊びに出かけた学生たち。

格好は今どきの若者。でも、学生たちのやっていることは今も昔も変わらないようです。
川があれば水遊びをし、魚を追いかけたり。山にいけば食べ物を探し、虫を取って遊ぶ。

きっと人間が本能的に楽しいと思う部分が刺激されるのでしょう。



余談ですが、「おむすび」、「おにぎり」という2つの言葉について。

神の力を授かるために米を、山型(神の形)にかたどって食べたものが「おむすび」。「おにぎり」は「にぎりめし」の転じたものと言われているとい説が。つまり「おむすび」は三角形でないといけないらしい。

私は個人的におむすびの方が言葉の響きが良いし、結ぶという言葉が入っているのが好きでおむすびと言っています。


棚田も稲刈りが進み、あっという間にまる坊主。

新米でおむすびを作って、秋風を感じに外に遊びに行ってみてくださいね♪










 

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稲架(はせ、はぜ)

コンバインが主流になっても、この景色は日本のどこかできっと残っていくのだと思います。

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刈った稲がチクチク顔にあたるのも、この作業ならでは。

束ねて、稲架にかけての繰り返し。



味に鈍感な私でもこのお米の美味しさはわかります。

炊飯器をあけた時の香り。湯気がふわりと顔を包みます。


新米が待ちきれません。

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毎朝6時半に聞こえてきたラジオ体操の音が聞こえなくなりました。

8月いっぱいは夏休みだと思っていたら、一昨日から子供たちは学校へ。
宿題や自由研究を抱えて、スクールバスに乗り込んでいきました。


昨年から何回か放課後に子供たちを集めてイベントを行ってきました。
余った南瓜をわけてもらってハロウィンの季節に行ったカボチャペインティング。
大道芸人さんを呼んでの公演。他の集落へのフィールドワーク、お祭り見学などなど。


そして、今回ずっと思い描いていた放課後を使って普段じっくり話す事のない地域の大人を毎回呼んでの寺子屋教室を開催しました。

もっと頻繁に宿題を見たり、集う場があればとも思いますが、ひとまず年に数回やれたらと思っています。

 
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第一回目は9月の祭りに向け、子供用の獅子頭づくり。

鬼太鼓はみんな大好きだけど、獅子は?
あまり関わる機会がないので、自分専用の獅子を作って頭を振ってもらえたらと思います。

保育園児から小学校4年生までの児童が参加。

はさみの使い方、テープの付け方、画用紙を無駄なく使う方法。

1つ1つ大人がやってしまわないで、「やってみよう。」「どうやって使うの?」と言葉掛けを行う事を意識します。

お家の箪笥にあったいらない風呂敷をつけて出来上がり。同じパーツを使ってもみんな違う顔。

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あっちに向いてホイ!な獅子や、獅子なんだか豚さんなんだかわからない獅子。

一緒に頭作りを行ったおばちゃんも、先生の顔。

少ない子供たちだけど、いっぱい周りにいる大人と話して、聞いて、元気に育って欲しいです。 

私にとっては2度目の夏。 

集落の小学校が閉校してから、談義所のイベントとして荒廃竹林の整備を目的に始まった竹灯りの集い。


6月頃から、少しづつ準備を開始。 
竹を切って、加工して、古いものをひっぱりだして。

学生ボランティアの子たちの宿泊部屋の準備、山のように積まれていた布団たちもいつのまにか雪崩を起こして、ぐちゃぐちゃになっていました。 

そこで、予てから考えていた布団収納棚を作ることにしました。
集落のくしゃみをさせたら岩首一の大工さんに協力してもらい、作成。

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たくさんあるお布団とタオルケットなどを収納する立派なものが出来ました。
 
竹灯篭は1回目から毎年継ぎ足しています。

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学生たちが来る前から、少しづつ倉庫から運び出して、学生たちが来所してからは倉庫と体育館をいったりきたり、あちらこちらで灯篭を落とす音が聞こえてきます。
今回は、東京工科大学さんと村おこしNPO ECOFFさんの学生さんにお手伝いをしてもらっています。

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灯篭の配置デザインは、学生たちが考えます。八反ぼんぼりも久しぶりに復活。集落の子供たちと絵を描きました。



あっという間に当日。

さぁ、「第8回 蘇れ美竹林 岩首竹灯りの集い」の始まりです。


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灯篭を設置したら、振る舞いの流しそうめん、焼き蕎麦の準備。
女の子たちは、昨年集落の方たちから寄付して頂いた浴衣に身を包み、襷をかけ、作業を続けます。

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全員着付けが出来ないなんて驚きでしたが、岩首のばあちゃんと新田で着付けを行いました。
たんすの肥やしになっていた浴衣を復活させて2年目。
みんなが、「これがいい!」、「この柄可愛い。」と言ってくれます。
ばあちゃん達も、「あれは昔○○が着ていたねぇ。」と話しているのを聞けるのも嬉しいです。

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19時からは岩首余興部による鬼太鼓。
もう来週には本祭りのならしが始まります。

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20時からは岩谷口出身のYAMATOさんのライブ。
飛び入りで学生さんのピアノ披露もありました。

その後学生と集落民、お客さんとで交流会。
学生たちもやっと一息。ねまって話せば、すぐに打ち解けます。

時計の針がどんどん進んで、1つ2つと竹灯りの火が消えていっても、賑やかな声は響き続けました。

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岩首が少しづつ有名になっても、関わってくれる学生さんは毎年減っていっている気がします。
そして荒廃竹林はどんどん広がっていきます。


学生さんや集落の人と竹林整備を短い時間でも出来て、竹灯りを見て、入り乱れてお喋りをして、新しい人と出会って・・・。
これからもそんな時間があればと思います。


竹灯篭の灯りを見て、それぞれが何を感じていたかはわかりませんが、少しでも同じ気持ちの人がいてくれたらと思います。

お互い無理しない程度に学生さんも集落の人も一緒に力を出し合っていけたら、きっと小さくてもこの灯りは繋がっていくような気がします。










 


新穂に引き続き、岩首でも芸能道具の管理保存相談会がひらかれました。
 
今回はお隣同士の岩首地区と松ヶ崎地区合同での開催とさせて頂きました。


祭りを続けていくのに祭り道具の管理保存はとても大切な事。

祭りには様々な道具が登場します。

太鼓、笛、鬼の面、獅子頭などの他にも各集落で衣装も様々。


 
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車座になり、皆さんあれこれと聞いていました。

隣の地区の祭りについては知らない事だらけ。「へ~。」と他集落の人の話に耳を傾けてみたり、「おらっちのとこと同じだなぁ。」と頷いたり、お話をして頂いた宮本卯之助商店の岡部さんの言葉にぎくっとしたり。

私が印象に残った言葉は、
「獅子でも鬼の面でも、目と耳は大切にしてください。神様は目と耳を通して祭りを見ています。」

面をかぶったら鬼になる。
お宮を出発してからは、いつもそこに神様がいるのだと、わかっていても心に刺さる言葉でした。


そして、お話終了後には参加者全員で懇親会。
この懇親会には参加者全員が参加してくれて、地区を越えて一緒に飲んで、話しました。

たいした事ないように感じるでしょうが、私にとっては岩首・松ヶ崎地区の皆さんが一緒に楽しい時間を過ごしてくれた事、お互いに初めて一緒に飲む人がいた事がとても嬉しかったのです。

地区を越えて、共通の話題のもと集まって飲む。

協力隊になってからやりたかった事の1つでもあります。

声をかけて頂いたNPO法人佐渡芸能伝承機構の松田さん、遠くから来てくれた岡部さん、そして参加して頂いた集落の方々、お料理作りを手伝ってくれたおばちゃん。

皆さんありがとうございました。




賑やかな宴会は日付が変わる頃まで延々と続いたのでした。

好きんもんが一緒なら、話はつきないのですね。


 

続々と夏野菜たちが収穫をむかえています。

夏の野菜は彩り鮮やか。 夏の青い空や海、青々した緑のなかでもはっきりとした色が畑に映えますよね。



そんな夏野菜の中でも私はトマトが大好きです。

高校生の頃、夏休みを利用して長野県にある農園で2週間ほど体験学習をさせて頂きました。

そこでは朝早くに起きて、野菜の収穫、間引いた野菜を使っての朝食、梱包と発送作業、昼食、お昼寝、草取り、夕食、TVなどない環境で疲れきって9時過ぎには眠るといった生活でした。

そこで育てられた大きなトマトの味は衝撃的でした。かじった瞬間、味が口の中にひろがります。
トマトだけで、こんなに味がするものかと思いました。 


野菜サラダを食べる時っていつもドレッシングをかけて食べていたけど、味が濃くなって野菜自体の味がしなくなってしまうことも。サラダというよりも、ドレッシングを食べている感じでしょうか。というかコンビニサラダなどではそもそも味がしないから、かけずにはいられない?


それ以来、あまりドレッシングは使いません。使わなくなると色んな野菜の味に良くも悪くも出会います。


高校を卒業してから1年を過ごしたカナダでも新たなトマトとの出会いがありました。
ホームステイ先のイタリア人夫妻の庭で育てられたイタリアントマト。

日本のトマトより縦長で皮が少し固め。 豪快にぶつ切りにし、オリーブオイルと岩塩、オレガノをパラパラと振って出来上がり。

やっぱりこれもトマトの味がしっかりしました。



 
と前置きが長くなりましたが、今回はトマト料理! 4回目にして初めて本当に我が家のご飯!


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形が変形してお鼻がついていた頂き物のトマトと庭で育てたバジルを刻んでパスタソースを作りました。
味付けはもちろん塩だけで充分です♪

ルッコラも丁度収穫できたので、豪快に盛り付けて、出来上がり。


野菜を美味しく料理する。それは手を加えすぎないと言う事でもあります。


一生懸命育ってくれた野菜たちのそのままの味をしっかり堪能する事。

1つ1つ無駄な部分を削ぎ落としていく事が、自分自身のためになると感じる佐渡での生活です。

季節の野菜をしっかり吸収。体を冷やす野菜もあるので食べすぎにはご注意を!








 



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ご縁があって芸人さん達を紹介して頂き、岩首で公演をする事になってから1ヶ月。
チラシ作り、配布、宣伝、芸人さんたちの宿泊や食事準備などに駆けずり回り、色んな人たちに助けてもらいながら本番を迎えました。

玄関には風船と竹灯りでお客様をおもてなし。 

受付には赤丸ほっぺのじゃんけん娘が待ち伏せ。子供たちとじゃんけんをしてペロペロキャンディープレゼントを開催。

さぁ、準備はいいでおじゃる? 大道芸公演のはじまり~はじまり~。

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不思議な風貌のおじゃるず、可愛いピンクの衣装で決めた華ちゃん。
集まったお客さんの年齢層にあわせて入場はきっと懐かしいザ・ピーナッツの「可愛い花」。

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軽快に様々な芸が披露され、途中のMCでは会場に乗り込み、お客さんの笑いを誘います。
どこにでもあるような道具や、日常生活で使う道具を使ってあんなことこんなこと。

はたまた見ていてドキドキするようなアクロバット。 天井が低いのでギリギリ。

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 私の予想をはるかに超え、近隣の水津や丸山などの集落からもお客さんが来てくれ、80名ほどのお客様で賑わいました。

前回のブログでも書きましたが、地域に住む子供たちのための企画をしたいと思って開催を決めた今回。

子供たちがニコニコしながら帰っていく姿を見ることが出来て、学校以外でも友達と会う時間があって遊べる時間を少しでも提供できた事は自己満足ですが嬉しかった事です。

そして期待していなかった地域の同世代の若い人達が公演に足を運んでくれた事が本当に嬉しかったのです。

声をかけても、きっと談義所にはみんな足を運んでくれないだろうと思っていました。
それぐらい地域の人にとって談義所という場所は遠い存在なのだと、この1年半の活動で感じていました。 

都市部の人との交流の場としての活動ももちろん大事ですが、やはり集落の真ん中にある談義所は集落の人の交流の場でもあって欲しいと私は思います。

エプロン姿のお母さん、仕事帰りのお兄さん、孫を連れたおばあちゃん、草刈作業後のじいちゃん達、近隣の仲良し家族、隣の集落の元気なおじちゃん、頑固で有名なおじさん、80歳後半でも元気な婆ちゃん、知ってる顔の人達が沢山集まってくれて、

「楽しかったよ。」
「ありがとうね。」

と言って賑やかにお喋りしながら帰っていく姿を見送りながら、久しぶりに気持ちの良い夜でした。
さっきまで流れていた音楽が頭をぐるぐるまわり、公演の空気を思い出し、深呼吸。



近所の漁師さん提供のたかなばちめの刺身、差入れで頂いた完熟トマト、昨日山で採って煮たふきをつまみに、芸人さん達とお疲れ様会。

お芝居や郷土芸能の話をしながら、地域のこれから、談議所の未来、活用が頭の中を巡ります。

表現することが大好きだった学生時代を思い出し、久しぶりにお芝居をやってみたいと思ったりしました。



今ここにあるものを大切に。



沢山の刺激を与えてくれた芸人さん達、またの出会いを楽しみに、佐渡ツアー企画出来たらと思います♪
そして、また子供たちが楽しい!若者が面白い!と思えるような事を、この場所で出来たらなと色々想像して企もうと思います♪

ご来場の皆様、応援してくれた皆様ありがとうございました。

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   おじゃるずさん、華さん、またお会いしましょう~★

 

恵みの雨かと思いきや、あちらこちらで土砂崩れ・・。
お天気に振り回されっぱなしの今日この頃。


予てから岩首談義所で、子供たちのための活動をしたいと思っていました。

子供の人数は少ないけれど、沢山の自然と見守ってくれる大人たちと、ここでしか出来ない経験を沢山積んで大きくなってほしいとの思いは集落で過ごす日々の中で集落の方々からとても強く感じます。


都会みたいに遊園地も近くにないけど、ゲームセンターもないけど、楽しみを自分たちで創造していって欲しいと思います。

協力隊の立場で出来る事、少しでも楽しい事を子供たちに提供したい!


そんなこんなで、大道芸公演を岩首で開催することになりました!

昨年も羽茂地区で公演を行って頂いた方々が再び佐渡へ上陸します♪

大道芸

近隣の小中学校や保育園を中心にチラシ配り。
皆さん、芸人さんの外見に興味津々です!

お近くの方も、そうでない方も興味がある方は是非、談義所に遊びに来てください♪

ちなみに、羽茂祭りや小木たらい船・さざえ祭りにも出演するようですよ~。

出演者の華hanaさんのブログでも紹介されています。是非チェックしてみて下さい♪
http://ameblo.jp/kkgirl94/entry-11876471353.html


 

岩首から車を走らせる事1時間半。

海岸沿いの道では、あちらこちらで桜が満開。
 
大野亀のカンゾウの苗上げボランティアに行ってきました。

以前から協力隊には色々な行事やイベントのお手伝いの声がかかっていました。

協力隊は地域と地域や人と人を繋ぐのが仕事だと思うので、かねてからこのように声をかけて頂いた場面にもっと地域の人にも一緒に参加してほしいと思っていました。


今回は大野亀のボランティアに岩首集落から3人の方が一緒に参加してくれました。


丁度、旧内海府小学校のさっちゃん桜が満開ということで滅多に来ることもないので見に行く事に。

グラウンドにどっしりとたつさっちゃん桜。

太い幹は大人4人が手を繋いで届くほど。

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そんな事をしているといると校舎の方から人影が。 

昔、岩首で働いていた方に連絡したところ会いきてくれました。

久しぶりに会う人もおり、近況報告をお互いにしていました。

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その後、大野亀の苗上げや仕分け作業でも大いに力を発揮してくれた岩首集落の方々。
日頃から農作業をしている方の力は凄い!と思いました。
私たちは若さはあるけど、農業などの知識や経験は浅いので即戦力にはなれない事もあります。

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遠く離れた集落で行っている活動のお手伝いが出来て皆さん楽しそうでした。


私たちがお世話になっている地域とは別の地域にお邪魔すると色々な発見があります。
きっと、今回も一緒にいった集落の方々も色々な事を感じたと思います。


帰りの車中でも、疲れの色もなくお喋りに夢中のみなさん。
久しぶりに会った鷲崎の方がわざわざ作ってくれたお弁当を途中の風島弁天で食べながら、

「今度、孫を連れてカンゾウが咲いたら見に行きたい。」

「この中に、ばあちゃんが植えるの手伝ったのがあるよって言えるわさ。」

「願の人達はご苦労だよ。」

「ボランティアであそこまでやるんだもん。」

「カンゾウ見に行きたいね。」

とおにぎりを頬張りながら話していました。



桜の下での久しぶりの再会も、カンゾウボランティアでの願集落の方の活動との出会いも、小さな事ですが地域おこしに繋がる種だと感じています。


岩首集落に到着後、

「談義所の掃除するなら声かけてね。」

旧岩首小学校を活用した、岩首談義所。 棚田散策や夏場の学生たちの拠点に使用していますが、集落の方の力をもっと必要としていたので、とても嬉しい一言でした。

どこで何が繋がるのかわからないなと感じた1日でした。







 

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