農作物と身近に接していると、気候の変化に正直な自然の流れを肌で感じることができます。

5月は柿の摘蕾(てきらい)に、長畝の柿団地へ。剪定以来の柿畑は青々とした葉が茂り、グイッと若い枝も元気に伸びていました。
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摘蕾は、枝になる実の数を制限して、実一つ一つを充実させるために行う作業です。柿は蕾が実になる確率が高いのだそうで、摘みやすい蕾の内に落としてしまいます。
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この時期は、まだ指で押すと簡単に落とすことができます。枝に4,5個の蕾が生っていますが、そのうちの1個だけ、大体真ん中あたりの下向きの蕾を残して、あとは摘蕾してしまいます。

通常は額が4枚ですが、たまに3枚のものがあります。柿の実は、額に合わせて大きくなるので、額が3枚だと3辺(三角)の柿になってしまうので、これも落とします。確かに、大きく立派な柿って四角いですよね。

この柿畑には、私の木以外にも近くにある行谷小学校の生徒たちの木もあります。
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S先生の説明に耳を傾ける行谷小学校の3,4年生たち。これだけ周りに柿の木がある環境でも、木になった柿を見たことのない子もいて驚きました。収穫の秋、子供たちの反応を見るのが楽しみです。

次回の作業は7月。
秋の実りに向け、柿の美味しい食べ方もだんだんと研究し始めなければ!