佐渡市地域おこし協力隊サイト

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祭り

こんにちは、金井地域センター 伊藤です。

 

佐渡の春は、お祭りの季節でもあります。金井地域では4月15日土曜日に新保八幡宮で「新保まつり」が行われました。新保まつりは、射手を中心として先のブログでご紹介した下がり羽などが参加し神事が執り行われます。鬼太鼓は、射手の露払いの役割も担い、神事と関わりながら各所で鬼太鼓を披露します。

 

金井新保、西方、大和田各集落の鬼太鼓は、この日に向けて準備を行ってきました。今回も大和田集落鬼太鼓の集大成となる一日をご紹介いたします。

 

鬼太鼓は、朝早く始まります。集落の各家を回って厄除けのための鬼太鼓を披露していきます。まずは、朝6時に稽古の拠点でもある薬師堂にて奉納舞をスタートさせ、各家への門付けを行います。我が家には、朝一番に来ていただきました。

門付け001
早朝から集落内の門付けを行います

門付け002

 

雄鬼、雌鬼の衣装は、研智会で用意されますが、袖の部分は鬼役がそれぞれの考えで個性のある生地を用意するのだそうです。どんな人が踊っているのかも、この袖の特徴で分かるそうです。

鬼の袖-001

それぞれ黄色とピンク色の袖を付けていました

 

当日の様子を動画でまとめました。新保八幡宮の境内で鬼が舞う姿をご覧ください。

 

一日の様子をまとめたダイジェスト版

雄鬼の新保宮奉納舞



雌鬼の新保宮奉納舞

映像でも迫力はお伝えできたと思いますが、やはりその場所で観るのとは大きく違います。若者達が力を振り絞って鬼太鼓を奉納する姿はとても感動的です。是非、来年の4月15日午後3時に新保八幡宮へお越しいただきたいと思います。

 先にもお伝えしたように、鬼太鼓は射手を頂点として神事が執り行われます。

神社境内で鬼太鼓の奉納が終わると射手が籠もる籠所(こもりじょ)へ移動し金井新保2組と西方・大和田に分かれてそれぞれの籠所の前で再び鬼太鼓を披露します。

 

籠所-001

籠所-002
西方・大和田集落の鬼太鼓を射手の前で披露しています

 
籠所での披露が終わると、今回は雨で中止となりました射手の神事である射手行列、流鏑馬を待ちます。

その後、射手と合流し露払いとなり先陣を切って射手の住まいである射手宿に射手を届けることになります。帰路では、辻辻で魔除けとなる鬼太鼓を舞ながら移動していきます。道すがら、太鼓やかけ声を聞きつけて近くの家からの見物客を巻き込みながら歩を進めます。

帰路射手行列-001
 
帰路射手行列-002

帰路射手行列-003
辻辻で舞う鬼太鼓

 

射手宿に到着したら、あたりは暗闇に包まれます。その中で改めて鬼太鼓の披露があります。

 

射手宿-001

射手宿-003

射手宿での鬼太鼓

射手宿に射手を届けた後、研智会の方々は射手宿にて祝宴をいただいた後、薬師堂に移動し最後の舞を奉納して祭りの一日を終えることになります。


線-2

【現在の大和田 鬼太鼓】

大和田の鬼太鼓は、国仲系の鬼太鼓で2匹の獅子が絡む勇壮なものです。時代に合わせて先人達が勇壮の中にも華やかさを加えた鬼の舞、絡み合う獅子舞にしようと皆川の金子紋助氏を師事し習得したのが現在の大和田鬼太鼓だそうです。スピード感がある立ち振る舞いや低い姿勢での躍動感ある動きが取り入れられ、以来多くの観衆から高い評価を受けているそうです。

鬼太鼓001
 

【新保まつり】

新保まつりは、金井地域の金井新保、西方、大和田の3集落の産土神(うぶすながみ)である新保八幡宮とその別当である大慶寺のお祭りです。

例年415日に4組の鬼太鼓が各戸をまわって悪魔祓いの舞を行い、新保八幡宮に集結し鬼太鼓が神社正面で乱舞する。その後に射手行列(やぶさめ・下り羽など)の神事が行われます。


こんにちは、金井地域センター 伊藤です。


今回も「かないいねマルシェ」のスピンオフ企画として金井のいいコト探しとして、新保まつりの射手行列でお囃子を行う「下り羽」(さがりは)の稽古風景をレポートします。お邪魔した日は、最後の稽古だったようで、通し稽古が何回かに渡って行われました。

 

稽古と平行して新保まつりの準備作業も着々と進められています。神社境内入口の のぼり旗を掲げる幟竿(のぼりざお)の準備も既に終わっていました。



のぼり旗準備-1

新保宮のぼり竿


「下り羽」は六、七才の男子二人による太鼓打ち、十才くらいの男子二人の鼓打ち、二十才ぐらいの男子二人の笛吹き、それに大人が両側に二人ずつ付いた囃し方で編成されている。「下り羽」と神輿担ぎは金井新保だけが参与します。(引用:佐渡金井町史、八幡宮より)

 との記述がありますが、現在は、少子化の影響も大きく祭り番の集落からこのような子ども達を集めることは叶わない状況となっています。従って、集落の方々は苦労しながら「下り羽」を行える人を何とか集めて祭りを維持しているのだそうで、参加メンバーには2歳や5歳の方もいらっしゃるそうです。


下がり羽指導者-1

指導者の菊池保直さん

 

私は最初「下り羽」の言葉を聞いたとき何だろうと思いました。佐渡では「下り羽」は、祭り囃子(まつりばやし)のことだそうです。私の想像では、祭り囃子に「下り羽」といった曲も存在するようですので、その曲が流れ流れて祭り囃子そのものを「下り羽」と呼んだのではないかと考えました。

しかし、佐渡島内それぞれの祭りで「下り羽」の曲調が異なっているそうで、あっけなく仮説が崩れてしまいました。


後日、「下り羽」について教えていただきました。

そもそも「下り羽」とは、祭りの最初に神の使いがお越しになる前に「神の使いがお越しになる」とお囃子よって皆に知らせるために行われるのだそうです。

もともと「下破」「下端」「下葉」などと呼ばれておりますが、佐渡に伝わり「下り羽」と変化したようです。他に「下り端」などや矢が神の通る場所を切り開く意味で「下り矢」とする地域もあるそうです。【追記8/25

 

【参加者の稽古風景】

太鼓-1

太鼓打ちのお二人



鼓-001

鼓(つづみ)打ちのお二人

笛-1

笛吹きのお二人

 

「下り羽」は、祭りの神事として前々日から儀式が始まります。指定されたそれぞれの場所に出向き曲を奏でるそうです。尚、祭り当日の下り羽は、鬼太鼓の奉納舞が終わった後の射手行列で見ることが出来ます。


集合写真-2
「下り羽」参加者の方々です

 

【新保まつり】

新保まつりは、金井地域の金井新保、西方、大和田の3集落の産土神(うぶすながみ)である新保八幡宮とその別当である大慶寺のお祭りです。

例年415日に4組の鬼太鼓が各戸をまわって悪魔祓いの舞を行い、新保八幡宮に集結し鬼太鼓が神社正面で乱舞する。その後に射手行列(やぶさめ・下り羽・神輿など)の神事が行われます。

 
【新保八幡宮 例大祭】

2023年 4月 14日(金)

宵祭り

神事  19:00から20:00
 下り羽


2023年 4月 1日(土)

例大祭 

神事 13:00から14:30

鬼太鼓奉納 15:00から

神幸神輿行列、下り羽 16:00から
流鏑馬

開催地

金井新保 新保八幡宮・大慶寺

住所

952-1208 新潟県佐渡市 金井新保 乙1109-1

 

さど観光ナビ情報

https://www.visitsado.com/event/9052/



こんにちは、金井地域センター 伊藤です。

 

佐渡の春は、お祭りの季節、金井地域では4月15日土曜日に新保八幡宮で「新保まつり」が行われます。

すでに桜も満開です。祭り当日は、桜も散っているかも知れません。

 

新保宮の桜-2

すでに満開となった参道の桜です


 佐渡市大和田集落の鬼太鼓を掲載して参りましたが、稽古も終盤となってきましたので、お面をつけての通し稽古も行われると伺いました。今回は、稽古最後の取材として再び薬師堂を訪れました。

 薬師堂では、祭りの準備も滞りなく進められ、衣装も順調に整えられています。鬼が掛ける襷(たすき)の後ろ飾りもお手製の水引が新調されていました。


後ろヒモ飾り-1

 3月から稽古が行われていましたので、前回と比べても体力が付いてきていて、通し稽古も1回から更に面をつけて2回目の稽古も行われていました。

面を付けての稽古では、面によって鬼の表情がこちらに迫ってきて、人が舞っていることを忘れてしまう迫力があり、リアルな舞に圧倒されてしまいました。
本番では衣装を着けて舞いますし、更にお客さんの反応が会場の雰囲気に拍車をかけてより感動を呼ぶ奉納舞になるのだと思います。

 【通し稽古】面無しの稽古と同時に叩き手の姿を画面左上でご覧ください


鬼役の方に伺うと、「お面をつけると視野も狭まり足下もおぼつかなくなるため、探り探りの舞となり、更に体力を奪われる」とおっしゃっていました。

【通し稽古】雌鬼の面で舞います


【通し稽古】雄鬼の面で舞います

 

獅子舞の稽古は今も1人で行っていますが、本番は獅子に前後に2人が入ります。したがって、頭役と尻役の2人が躍動ある獅子らしい動きになっていきます。

本番の奉納舞では、各集落から4組の鬼太鼓が一同に出ます。佐渡でも鬼太鼓の奉納舞としてこの規模は珍しいと思います。観衆もそれぞれの地域から多くの方が訪れて賑やかなひとときとして春の一大行事を楽しみます。

当日は、天候に恵まれることを切に願ってやみません。

 この後、本番のようすも取材できればと思います。


【現在の大和田 鬼太鼓】

大和田の鬼太鼓は、国仲系の鬼太鼓で2匹の獅子が絡む勇壮なものです。時代に合わせて先人達が勇壮の中にも華やかさを加えた鬼の舞、絡み合う獅子舞にしようと皆川の金子紋助氏を師事し習得したのが現在の大和田鬼太鼓だそうです。スピード感がある立ち振る舞いや低い姿勢での躍動感ある動きが取り入れられ、以来多くの観衆から高い評価を受けているそうです。

大和田の鬼太鼓-1

【新保まつり】

新保まつりは、金井地域の金井新保、西方、大和田の3集落の産土神(うぶすながみ)である新保八幡宮とその別当である大慶寺のお祭りです。

例年415日に4組の鬼太鼓が各戸をまわって悪魔祓いの舞を行い、新保八幡宮に集結し鬼太鼓が神社正面で乱舞する。その後に射手行列(やぶさめ・下り羽・神輿など)の神事が行われます。

 

開催日

2023年 4月 15日(土)

時間

鬼太鼓奉納:15:00から

神幸神輿行列、下がり羽:16:00から

開催地

金井新保 新保八幡宮・大慶寺

住所

952-1208 新潟県佐渡市 金井新保 乙1109-1

 

さど観光ナビ情報

https://www.visitsado.com/event/9052/

 



こんにちは、金井地域センター 伊藤です。

 

2月の雪も解け、気がついたらもう3月になりました。いよいよ草木が芽吹きはじめる季節となって参りました。

この時期の金井新保・西方・大和田の各集落は4月の新保まつりに向けて祭りの準備を行う季節になります。

 

かないいねマルシェLOGO

昨年の「かないいねマルシェ」で「わら縄ない」のワークショップを出店いただいた西方集落では、4月15日に行われます新保まつりの準備として、鬼太鼓で使われる草鞋(わらじ)づくりを行うと西方集落の清水俊英さんから連絡をいただきました。

 

鬼太鼓の鬼は、草鞋(わらじ)を履いて舞います。市販の草鞋(わらじ)もありますが、耐久性がなく、足になじむ前に使えなくなってしまうそうです。やはり手作りの草鞋(わらじ)でないとうまくないそうです。

 

新保まつり鬼太鼓-1

 

この草鞋(わらじ)づくりは、代表の小岩井麻弥さんが発起人となり2016年から行われています。1年はコロナ禍の影響があり今年で7回目となるそうです。
(すばらしい取り組みですね!)

今回は、
2
23日(木)西方公民館で協力者の方々が集まり、草鞋(わらじ)づくりが行われました。

 西方わらいじ作りの様子001

清水さんコメント-1


西方わらいじ作りの様子002


草鞋(わらじ)づくりには、芯となる縄を4本通し、わらで編んでいきます。この作業を正確に効率よくすすめるために写真のような治具(加工の補助具)を活用しながら作業をすすめていました。

西方わらじ作りの治具


 草鞋(わらじ)づくりが出来ようになれば、草履(ぞうり)づくりなどいろいろ応用が利きそうですね。

この地域でも廃れつつある草鞋(わらじ)作りですので、これからも草鞋づくりが継承されていくことを願っています。

西方わらじ-1

完成した草鞋(わらじ)です

しっかり補強もされていて丈夫に仕上がっています



この後も祭りまでの様子や祭りのレポートをしていきたいと思います。お楽しみに

 

【新保まつり

 開催日

 2023 4 15日(土)

 開催地

 金井新保 新保八幡宮・大慶寺

 住所

 〒952-1208 新潟県佐渡市 金井新保 1109-1

 

さど観光ナビ情報

https://www.visitsado.com/event/9052/


※ページの最後に更新情報を追記しました。 令和5年2月7日

こんにちは、金井地域センター 伊藤です。


 今回は、例年2月2日の夜から行われる「毘沙門宵祭り」の準備作業として平清水の子ども会が絵馬竹灯ろう作りを行うと伺い、お邪魔してきました。

 しかし、残念ながら今年も毘沙門宵祭り行われないと伺いました。私も子どものころからこのお祭りがあったことは知っていました。よく「毘沙門さん」と親しく呼ばれていたのを覚えています。昔は佐渡島内から多くの参拝者が商売繁盛を祈願するために訪れていたことを聞いていたので、一度その様子を見たかったのですが、今回もコロナ禍の影響もあり中止になったとのことです。

 

ですので、作成した竹灯ろうは「平清水公民館」の前に飾られることになりました。絵馬については、毘沙門堂に奉納されるそうです。

 

それでは、お邪魔した絵馬竹灯ろう作りをレポートさせていただきます。

【願いを絵馬に】

絵馬の材料は、参道沿いにそびえる「百足杉(むかですぎ)」の枯れ枝から作ったそうです。

この絵馬を作成したのは、集落の今泉さんです。今泉さんからは、「毘沙門堂の参道沿いにある百足杉の枯れ枝が参拝者に危険がおよぶ懸念があった。その前に枝払いを行った。その百足杉の枝を再利用として毘沙門宵祭りに向けて絵馬を作成した。今日は、集落のこども達に願いを書いて奉納してもらうことにした。」と説明をいただきました。

百足杉-1
<参道沿いにそびえ立つ百足杉>

百足杉標柱-1

<百足杉は、市指定の文化財なのです>

百足杉の説明-1

<百足杉の由来が書かれています。木を傷つけられないので、千年以上の樹齢として推定しているようです>

百足杉年輪-1

<百足杉の枯れ枝の断面、枯れ枝なのにとても重かったです>

一般的な杉と違って板状になった絵馬の年輪はとても緻密で、ざっと年輪を数えただけでも100年位はありました。この枯れ枝を再利用して絵馬を作り、そこにこども達が願い事を書いてくれました。


絵馬無地
<年輪が緻密な絵馬です、地域の今泉さんが作成しました。百足杉のパワーをいただけそうです>


下記は、できあがった絵馬です。こども達の純粋な願いが綴られていて、心がほっこりしました。

いいですね。



絵馬①

絵馬②

絵馬③

絵馬④

絵馬⑤

絵馬⑥

絵馬⑦

絵馬⑧

絵馬⑩

絵馬⑪

絵馬⑨


【竹灯ろうをつくる】

 子ども会の関根会長から作り方や注意事項についての説明がありました。

竹灯ろう説明

事前に切り出しておいた竹にこども達が思い思いのデザインを下書きします。

竹灯ろうデザイン

<どんなデザインにしようか悩んでいます>

竹灯ろうデザイン②

<なかなか筆が進まないようす>
竹灯ろうデザイン③
<今年の干支はうさぎ年、下書きが完成しました>

下書きをもとに竹にドリルで穴をあけていきます。竹は滑りやすく、手元も不安定です。最初に指導者から穴あけについて注意事項の説明がありました。その後、こども達も緊張しながら集中して穴をあけていました。

 

竹灯ろう穴開け⑥

竹灯ろう穴開け①
<小さいお子さんも両手を使って穴あけをがんばっていました>
竹灯ろう穴開け1③

竹灯ろう穴開け②

竹灯ろう穴開け④

竹灯ろう穴開け⑤
<たくさんの穴あけを粘り強く上手に行っています。精一杯、力が入ります>

竹灯ろう穴開け積み④
竹灯ろう①

みなさんたくさんの穴あけをがんばりました。こんないい感じで竹灯ろうが完成しました。この後に灯りを入れて公民館に飾ります。

竹灯ろう②

竹灯ろう③


夕暮れが近づき、灯ろうの点灯と飾り付けを行いました。灯りを入れるとほのかに揺れる灯りがあけた穴からもれて、とってもステキでかわいい竹灯ろうになりました。

竹灯ろう④

<全ての灯ろうが完成しました>

 

こども達も楽しく一日を過ごしたようすで、あるお子さんから「とっても楽しい」とお話を伺いうれしくなりました。

イルミネーション

<公民館にもイルミネーションが飾り付けられました>

平清水集落も高齢化が進み住民も少なくなっていますが、移住者も受け入れながら住民間の良い関係を築かれている地域だなと改めて思いました。子ども会も地域住民の支援を受けながら会の活動を行っています。こういった取り組みによって地域の灯りが途切れないよう、がんばっているのだなと思いました。
紹介させていただいた活動は、初めての試みだそうです。「毘沙門宵祭り」とともに長く引き継がれていくことを願っています。

 
【追記】
昨日(令和5年2月6日)より、佐渡市役所本庁舎の正面玄関内に「竹灯ろう」と百足杉で作った「絵馬」が展示されています。庁舎にお越しの際にご覧ください。

庁舎展示-1

庁舎展示-4






かないいねマルシェロゴ-1

はじめて投稿させていただきます。

佐渡市役所 金井地域センター 地域支援係
地域おこし協力隊の伊藤です。

佐渡市 金井地域に着任してから取り組んできましたイベントがやっと今週末(10月15日土曜日)に開催されます。

このイベントは、金井地域の賑わいづくりを目的に各地区(集落・町会)それぞれが考え企画し準備した地域発マルシェです。
はた-1

金井地域は、全体で盛り上がるイベントも徐々に縮小されており、何とか地域が元気になるイベントを開催できないかと金井地域センターを中心に集落・町会を巻き込みながら開催に向けて取り組んでまいりました。

今回は、初回の開催でもありますので全ての集落からの出店は叶いませんでしたが、地域内外から多くの方々からお集まりいただければと思っております。

来場者と出店者みなが笑顔で楽しめる出会いの場と金井の魅力を発信する一日を是非ともお楽しみください。

ぬりえ-2



日 時:令和4年10月15日(土曜日)
  午前11時~午後3時

会 場:佐渡市金井コミュニティーセンター前駐車場
    (佐渡市本庁舎横)

お問い合わせ/ワークショップ申し込み
佐渡市金井地域センター
 0259-63-3843

【出店案内】
飲食店:
 平清水のカフェテリア、尾花のうっマイ食堂、佐渡総合高校のおにぎり&だし巻きたまご

PR展示:
 泉の史跡PR

あそびば:
 尾花のおまつり屋台

フリマ:
 中興のおもしろマーケット

ワークショップ: 
 西方のわら縄ない体験、貝塚の楠木でアクセサリーをつくろう

※ワークショップは、まだ空きがありますので、申し込みください。


【わら縄ない体験】
 今では農家でも手に入りづらいわらを使ったワークショップです。 キャンプなどアウトドアでも使える「縄ない」を習得してみませんか。このようなリースを作ってみます。
あわじ結び01


【楠木のアクセサリーづくり】
 心が落ち着く香りのする木材です。貴重な香木でお好みのアクセサリ作りをしてみませんか。
ペンダント-1



申し込みは下記のリンクからかお電話でお願いします。

 佐渡市金井地域センター
  0259-63-3843


先週4月14日に佐渡市の北田野浦で御礼智神社祭礼行事が行われました。
北田野浦のお祭りは4月14日が宵宮、翌15日が祭日となります。
詳しい紹介などは後半に佐渡市や佐渡芸能アーカイブ様の北田野浦祭り紹介ページ、佐渡民謡活性化実行委員会様の動画へのリンクを張っておりますのでどうぞご覧ください。


当日は天候も良く風も穏やかでしたが、少し肌寒い日でした。
今回撮らせていただいた写真は準備の時から宵宮の写真となります。
宵宮当日は槍持ちをしていたのであまり写真が撮れておりませんが雰囲気だけでもどうぞ。

前日の旗立ての様子
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当日、提灯の明かりが幻想的です
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北田野浦の御礼智神社祭礼行事は佐渡市の無形民俗文化財として指定されております。
詳しい内容などは以下にリンクさせていただいたホームページにも紹介されております。

佐渡市の民族文化財紹介ページ
佐渡市 文化財紹介 御礼智神社祭礼行事

佐渡芸能アーカイブ様の北田野浦祭り紹介ページ
佐渡芸能アーカイブ 北田野浦祭り

佐渡民謡活性化実行委員会様による動画






新しい年を迎えました。今年は雪が少ない佐渡です。

岩首集落では昔から守り続けられている小正月行事(賽の神(さいのかみ、せいのかみ)、どんど焼き、鳥追い)がおこなわれています。いずれも五穀豊穣や無病息災を願って続けられてきている行事です。これらの行事には、集落の子供たちが大きな役割を果たしています。

1月14日「賽の神」がおこなわれます。これは厄払いの行事で、子供たちが各家の前で一斗缶や空き缶を叩きながら次の文句を唱えます。


賽の神かんじん とうどや さんぎりちょう 大もうけ 小もうけ  

あっちの家は繁昌し こっちの家は上作し 

銭も金もわくわく 賽の子は13人 銭も金もわくわく


集落の大人たちは今でもこの文句をスラスラと唱えられます。子供の頃の記憶は、何十年経っても残っているんですね。 

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昔は、家々の壁を叩いていたそうですが、今は壁の代わりに缶を叩きます。
一生懸命叩くので、缶がへこんでいきます。

岩首郷土史によるとこの行事は、明治の頃から始まったそうです。集落の大人たちが子供だった頃は、男子中学生が担っていたそうですが、子供が少なくなった今は小学生も加わっています。

供たちが回ってくると、各家ではお菓子や果物などを渡します。昔は、お茶碗にお米を入れ渡していたそうです。お米が貴重品だったことがうかがえます。

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集落全戸を回ると日が暮れます。そんな中、缶を叩く音と子供たちの文句が響きました。

翌日15日は「どんど焼き」です。島内ではトウドヤとかトウライヤと呼び名がいろいろあります。岩首では、7日に子供たちが集落の家々を回り、飾ってあった松やしめ縄を集め、それらを焼きます。

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この火で焼いたお餅とイカを頂きました。この火で焼いたものを食べると病気災難を除けると言われています。

最後は、どんど焼きの灰に水を加え炭を作り、その場にいる人の顔に塗っていきます。大人も子供も関係ありません。顔中に塗られます。子供たちに混ざって大人も加わり大騒ぎです。これも健康を願っておこなわれる立派な習わしです。

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炭で黒くなった顔で家路につきました。
鏡を見て驚きましたが、今年は元気に過ごせそうです。

16日は「鳥追い」です。田畑を鳥の被害から守ることを祈念して行われます。朝まだ暗い430分、子供たちが集落を3周し、最後は神社で唱えます。

京の鳥と 田舎の鳥と 渡らぬ先に 七草あてて トホンボー
四郎左エ門の田の畦に 白い黒い寒鴉 追うて頼む 田の神さん トホンボー
十六日は 月の出 粉餅のか欠片は 今朝ばかり トホンボー

小正月行事は子供たちの役割が大きく、それを集落の大人たちが見守り、支えています。こうして昔からの年中行事を集落が大切にし、受け継いでいくんだと感じました。これからもこの農村文化を守り続けてほしいと思います。

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小木半島で大獅子が出る祭りの3つ目は、琴浦集落!
冬のおやつ「いももち」の生産が盛んで、(年中食べますけどね!)
その原料となるサツマイモを貯蔵するための、岩を掘って作られた「いも穴・いも蔵」は、
年中温度が一定で、まさに自然の冷蔵庫です。
宿根木にも同じような石室はいくつかありますが、
各家石室を所有しているのは琴浦だけ。
あァ、いももちが待ち遠しい…♡

琴浦祭りは毎年11月2日、3日に行われます。
初日の2日は、11月とは思えないほどポカポカした陽気に恵まれました。
13時ころから獅子が出るよーと聞き、いざ白山神社へ。
白山神社での奉納を済ませると、そのすぐ横にある天神さんへ。
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琴浦の大獅子は赤いのです。口づてに聞いた話によると、牝(メス)なんだとか。
そして沢崎か宿根木の獅子と、きょうだいにあたるとか。
やはり幣束を持った子どもたちが獅子の前を行きます。
琴浦の場合は、午後からの半日で35軒の門付けを回ってしまいます。
日が暮れる前に終わるのか!!??

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背中に大きく「祭」と書かれた法被を着る琴浦住民。
前面には各家の屋号が書かれていて、一軒に一着だけ。
秋の祭りに限らず、年に数度ある講中にもこの法被を着て集うんだそうです。
真ん中のお父さんが長い竹竿を持っていますが、これは獅子の骨組みです。
集落を練り歩いているときに折れてしまった場合の代替品。
ってことは琴浦の獅子も荒荒しいのか!!??
祭りを見て歩いていると、いろんなことが推測できるようになってきます。


ピー!っと笛が鳴ると休憩の合図。
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枝豆と唐揚げと、スミイカの…なんていう料理かな、甘くてやわらかい!
そして祭りの定番、御煮しめ~。(カマスの煮付け撮り忘れ!)

休憩にはたっぷり時間をとって、さくさくとテンポよく門付けが行われていきます。
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あまりにテンポが良いので、聞いてみたところ、
琴浦の場合は集落で5つの組に分かれていて、
休憩をするのは組長の家と決まっているのだそうです。
どうりでさくさく進むはず!
そういえば、沢崎や宿根木では玄関先でお花代を読み上げていたけど、琴浦は??
「琴浦はね、口座引き落とし!」
なんでも祭りにかかった諸費用は、各組長が組の家から集めて、
そして組のお金として引き落とされるんだとか。
集落によっていろいろと違うんだなぁ。面白い。

共通しているのは、
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沢崎の獅子と同様、しっぽが荒荒しいことや、
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祭りは無礼講!大人がはしゃいでいることでしょうか。

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平日だったこともあって、小学生は琴浦の子に限られていましたが、
10代20代が多く、世代交代している家が多いなぁという印象でした。
(中にいるんです若者が☆)



沢崎集落の祭りに続いて、
10月7日(土)、8日(日)に宿根木集落の祭りがありました!
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写真のように、宿根木はもともと谷に家が密集してできた集落ですが、
谷のなかに納まりきれず、土地の高いところへ広がっています。
祭り一日目は、そうしてできた高山組や新田組を門付けに回ります。

っと!まずは白山神社への奉納です。
朝9時、ちとちんとんが始まりました。
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祭文読み               赤鬼と青鬼の舞
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右が男役の「ちとちん」、左が女役の「とん」

赤鬼と青鬼は、力の神やスポーツの神といわれる「ダジカラオノミコト」に真似て、
世を洗い清める躍動感ある舞を踊ります。
そして「ちとちん」と「とん」は、男女の秘事をこっけいに舞い、
それらにあわせて笛と太鼓と拍子木のお囃子が奏でられます。
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ちとちんとんの起源は、かつて廻船業で栄えた宿根木の廻船が
海上の難所を通過する際、初航海の安全を祈願した若者が
船玉明神に奉納した踊りが発生の起源と言われています。
そのため元は男性たちによる芸能でしたが、時代は変わり、
現在は女性も参加・活躍しています。

一方神社の社務所では、大獅子に入るお父ちゃんたちが、
子どもたちが持つ幣束を作っていました。田舎はなんでも手づくりです。
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そして10時、大獅子の奉納です。
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奉納が済むと、称光寺から高山組、新田組へと各家へ門付けに回ります。

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人が入るほど「獅子は太る」!     玄関先で

「休んでいってください」と声がかかれば、
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胴は「骨抜き」になり         頭は玄関先の机に安置され
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ひと休憩。祭りといえば、御煮しめに魚の煮付け。(カマスの煮付け撮り忘れ!)

大獅子ばかり追いかけていますが、同じ時に、
ちとちんとんと鬼太鼓も各家を回っていました。
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私が住む家も、大獅子・ちとちんとん・鬼太鼓に門付けしてもらいました!
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初めてのことで“祭り料理”は用意できませんでしたが、
福島県の酒蔵に勤める知人夫婦から届いたお酒が好評でした✌


二日目は、‘下’の宿根木の家々(観光で来られた皆さんが歩くところ)と、
‘上’にある高岡組を回ります。
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奉納を見終えたおばあちゃんたち    狭い道の奥にある家の門付け
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祭りにあわせて、「遠くへ行きたい」という番組の撮影がありました。
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あっという間に夕方。最後は宿根木公会堂の門付けを済ませて、
俳優の石黒英雄さんを囲んで撮り納め。
放送日は、日本テレビ H29年11月12日(日)朝6:30~7:00
     よみうりテレビ H29年11月12日(日)朝7:00~7:30
※残念ながら新潟県での放送予定はないそうです😨😨


祭りはまだまだ終わりません!
夜には公会堂でカラオケ、抽選会、そしてメインの青年芝居がありました。
この日のために宿若連の皆さん、一か月以上前から毎晩集まっては
芝居の練習を重ねてきました。
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子どもたちの笑い声が響いて、ますます賑やかな祭りでした。


小木半島は秋が祭りシーズンです。
9月下旬の沢崎集落の祭りを皮切りに、
この後11月下旬まで各集落で祭礼が行われます。

祭りの日程を抑えねば!と、まずは各集落に日程を聞き取り。
すると日程以外に見えてきたのは、さまざまな情報や事情でした。
・だいたい二日間かけて行われる
・獅子が出る集落と、もともと出ない集落とがある
・昔は芝居をやったが、今もやっているのは宿根木集落のみ
・平日だと子どもや勤め人の参加が難しいので、数年前から土日にずらした
などなど。

そんな中、「沢(崎)の獅子はひと味違うっちゃ!」と聞き、
祭り二日目(9月24日)の沢崎祭りに行ってきました。
この日は見事な快晴で、まさに祭り日和!
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神子石(みこいわ)神社での奉納を済ませた大獅子。
獅子の中には大人が十数人入っています。

大獅子の前を行くのは、幣束を持った子どもだち。獅子を誘導します。
沢崎の子どもたちに限らず、別の集落から来ている子も。
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大獅子は、集落の一軒一軒を回ってお花をもらい、門付けをします。
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獅子の頭は、なんと重さ20㎏超え。
それを何度もパッカンパッカンと打ち鳴らすのです。
子どもたちも唄にあわせて幣束を振り、家の邪気を払います。

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家の中まで土足でどんどんズカズカと。

獅子が去った後、中からは掃除機の音が聞こえてきました。

「休んでいってください。」と家の人から声がかかれば、
獅子を置いてみんなでひと休み。
大人はお酒、子どもたちにはジュースやお菓子が振る舞われます。
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「ゴッツ」と呼ばれる鬼も栄養ドリンクで一服。

そうして集落27軒を回っていきますが、
まだ数軒残したところで浜へ向かった大獅子。
するとしっぽが暴れ出し(?)、頭がしっぽを追い、
と・・・とりあえずアブナイ!!
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あ~~~~!海に落ち・・・!      た!!!
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引き上げても               また落ちる(同じ写真ですが)。。
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しっぽは暴れどおし。ぐんぐる回って転んで海に落ちて…
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合計6回くらい海に落ちていました。
これが、他所とは違う獅子の気勢!
この「海に落ちる大獅子」を見に、たくさんの人が来ていました。

獅子の中には高校生くらいの若い人も入っていて、
20kgを超える重さの頭を鳴らしていたのも、若者でした。
でも、声を張り上げたり、激しくしっぽを振り回していたのは
おじさま方の方がまだまだうわてでした。

荒荒しい沢崎の大獅子、小木半島の祭りのスタートは強烈な印象でした。

こんにちは、祭り女の渋谷です。

 

最近「佐渡に来た時より大きくなった?」とよく言われます。

ええ、ええ、佐渡に来てから体の成長(横に)が止まりません。

佐渡の酒とご飯がおいしすぎるのがいけませんね。

 

さて、そんな私にぴったり!?のイベントがもうすぐ赤泊で行われます!

 

じゃーじゃん↓
2017赤泊港祭りポスター3校正◎

赤泊のビックイベント「赤泊港まつり」!!

 

港まつりの名物と言えば、何といっても「海上相撲」です。

海の上の土俵で、相撲の真剣勝負をします!

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おもしろそう!!!

最近成長の著しい私なら優勝も夢じゃないのでは・・・(笑)

 

そう、私は海上相撲に出る気満々なのですが、

海上相撲の話をするとき、佐渡の人の反応がみんな同じですごく面白いです。

 

相手「渋谷さん海上相撲に出るんでしょ~(ニヤニヤ」

私「出ますよ」

相手「え!?!本当に!?!??!!」

 

海上相撲出ますよ、出るからには優勝目指しますよ。

ぜひ一緒に戦いましょう!

 

女相撲も本気の取っ組み合いです↓
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当日飛び入り参加もOKですが、出たい方は先にご予約いただけると助かります。

詳細、申し込みは赤泊港祭り実行委員会へ↓

Tel: 0259-87-2200

 

今年は、佐渡出身の大相撲力士「魁渡」も来場します!

佐渡にゆかりのある力士に会えるなんて楽しみですね。

 

そして、もう一つの名物と言えば・・・↓
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「ダンボール舟レース」です!!

 

自作の段ボール舟で速さを競うレースです!

タイタニックのごとく沈没してしまうものまた一興ですね(笑)

 

早さだけでなく、舟のデザインにも注目!

優れた舟のデザインには「段ボール舟大賞」が贈呈されます。

 

「レースには出たいけど、舟を作って持っていくのは大変だな・・・」

 

という人もご安心を!

商工会が舟を貸し出してくれますよ。

 

こちらも当日参加できますが、事前の予約をお願いします。


夜の楽しみは・・・↓
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芸能披露!ビアガーデン!

バンドやおけさ、大道芸、演歌歌手など様々なステージ発表があります。

 

また、毎年恒例の花火大会もあります。

今年は昨年までと日程を変更し、8月5日(土)に花火が上がります。

 

佐渡島外からいらした方、佐渡に里帰りされた方も

花火を一緒に楽しめるようになりました。

 

ステージや花火を見ながらの醍醐味は・・・↓
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地元の商工会を中心に、うめぇもんをたくさんそろえたお店が出ます。

ゆっくり見ていってくらんせ~(ゆっくり見ていってください)

 

 

<赤泊港まつりスケジュール>

◎8月5日(土)

17:00~ 特産品販売

18:00~ 芸能披露

20:30~ 花火

 

◎8月6日(日)

9:30~ 小中学生マーチング・ブラスバンド

12:00~ ダンボール舟レース

13:00~ 日本海海上相撲

18:00~ 芸能披露

 

詳細情報・お申し込みは、港祭り実行委員会(赤泊商工会内)へ↓

Tel: 0259-87-2200


昨日、仕事終わりに小木の隣にある羽茂(はもち)へ行ってきました。
目的は、草苅神社で公演される薪能をみることです。
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かがり火が焚かれ、その中で能楽が演じられる「薪能」。
人生初めての能楽鑑賞でした。
私にとっては高尚な世界で、ただ幻想的な雰囲気が心地よかったという感想です。
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神社に到着した時は、開始にはまだ時間があったので拝殿へお参りに行きました。
すると、地面を見ながらうろうろしているおじいさんがいて、
「佐渡市指定の木の若木があるんだよ~」と教えてくれました。
「アテビ!ですか?」
「そうそう、これなんか5年くらいじゃないかな。」
(佐渡弁でお伝えできずごめんなさい。。)
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ほぉぉ~、アテビはゆっくり成長する木なんですね。(立地条件等にもよるのでしょうが。)
先っちょの淡い緑色が、今年伸びた部分だそうです。
たまたま居合わせた地元のおじいさんに、境内の木をいろいろ教わりました。


能を見に来ていた人々の中にも、手を振り合うくらいの関係性の知り合いが
10人くらいいて、佐渡に徐々に馴染んできた!?とニンマリ。



そして(?)あさって18日(日)には、小木で
「佐渡小木 たらい舟・さざえ祭り」が開催されます。
芸能ステージや、たらい舟競漕の他、さざえのつかみ取りもあります!
日本海浜汁の無料振る舞いや大抽選会はなくなり次第終了ですので、
ぜひ朝からお越しください。

ネコも宣伝中!   ん?・・・魚狙い!?

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カンゾウの花が今年も咲き、大野亀へ足を運ぶ観光客の方も増え、海府は観光のピークシーズンを迎えています。地元集落の皆さんにとってカンゾウの花は大事な地域の宝です。

毎年カンゾウの開花時期に、開催されるカンゾウ祭り。
地元集落の皆さんが、地元を盛り上げようと力を合わせて開催しています。
長い長い歴史をもつこの祭りは、今年なんと40週年を迎えます。

しかし、実は今までカンゾウにまつわるグッズというものがありませんでした・・・
そこで、40周年の節目に今年はカンゾウTシャツを販売します!

グレー

ネイビー


※画像はイメージです。実際の風合いとは異なる場合があります。


おけさ娘がカンゾウの花を持つデザイン。
Tシャツの色はグレー、ネイビーの2色。
サイズはS、M、Lの3種類です。(ユニセックス)

このTシャツ、見た目も着心地も生地感もコットンそのものなのですが、吸水速乾性に優れたポリエステル100%のドライ機能を持ち合せています。

佐渡はスポーツイベントがとても多いので、スポーツする方に特におすすめ!
もちろんスポーツしない方も普段着にぜひ!
私自身ポリエステル特有のてかてか感が非常に苦手なのですが、あの光沢感が苦手な方にも着ていただけるような素材にしました。これからの汗をかく季節におすすめです。

6月初旬頃より大野亀ロッジにて販売予定です。
また、6月11日に行われるカンゾウ祭りの会場・本部席でも販売します。


肝心のお値段は・・・・・?

じゃーん!!税込¥2700です!(予定)

ぜひ会場でお手にとってご覧くださいね!


そして、おまたせしました。
5月26日、本日のカンゾウ開花情報です。
前回の情報よりかなり時間が経ってしまいました、ごめんなさい。

本日の様子を写真でご紹介します。


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暖かい日が連日続き、カンゾウの花もぼちぼち咲き始めています。
しかし、まだまだこれから咲くつぼみもたくさんあります。
また、カンゾウの花は1つの花にたくさんのつぼみがついています。
1日花が咲いて1日でしぼみますが、次々に咲くので開花期は長いです。

つぼみ


何度来ても、日によって、時間帯によって、表情を変える大野亀からの景色は本当に美しいです。
人がぐっと少なくなる夕暮れの時間帯もおすすめです。
また、その周辺集落もぜひお散歩してみて下さい。

集落写真

夕暮れ写真


また、40周年を迎えるカンゾウ祭りにもぜひお越しください!
現在着々と地域一体となって準備を進めております。
出演団体についてなど、内容詳細もまたこちらでご案内しますね。


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第40回 佐渡カンゾウ祭り(雨天中止)

6月10日(土)20:00~21:00(前夜祭)
6月11日(日)10:00~15:00(本祭)

開催地:佐渡市・願 大野亀台地

主催:佐渡カンゾウ祭り実行委員会
問い合わせ:佐渡カンゾウ祭り実行委員会0259-26-2410
(事務局 大野亀ロッジ内)




7月24日、よく晴れた日曜日。

願集落にある賽の河原にて「賽の河原祭り」が執り行われました。

願集落のはずれから海岸沿いに10分ほど歩くと大きな海食洞穴があります。
穴の中と外には大小の地蔵がまつられ、その周りにはたくさんの小石が積まれています。
そこが賽の河原です。

ここは幼くして亡くなった子供の霊を慰めるための霊場です。
三途の川の手前に賽の河原があり、向こう側の海が三途の川であるといわれています。


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6月に初めて私が賽の河原を訪れた日は、とても暑い日でした。
だらだら汗をかきながら歩いて向かいましたが、たどり着いた途端、空気が一気にしんとしました。
洞穴の深さと闇の暗さ、観音様の表情、無数の地蔵と積み上げられた石の佇まい、
それとは裏腹に振り向いた先に広がる真っ青な空と海、
独特の雰囲気に圧倒され、しばらくその場を動けなかったことを思い出します。


「賽の河原祭り」とは、飢えと渇きに苦しんでいる水子・餓鬼の為にご真言を
唱え、食べ物を食べられるように施してあげてご供養する、年に一度の慰霊祭です。
全国から毎年200人以上の信者や檀徒の方たちがお越しになります。
参拝者の子供の身代わりとして、地蔵にはひとつひとつ数字が刻まれています。

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法要準備・片付けは、毎年地域の檀家の方たちの手によって支えられています。
賽の河原はごつごつした岩場に取り囲まれた場所。
とても足場の悪い場所に無理やりテントを建てています。

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 歩いてしか行くことのできない場所のため、大きなものは船で運びます。


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手で持ち運んだり体にくくりつけて運ぶものもあります。


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今年は凪でかなりおだやかでしたが、2年前は時化で海が荒れ、
せっかく建てたテントが法要前日、テントごと流されてしまったということもあったようです。

何年前からこの法要がされているのかは定かになっていませんが
(昭和21年の賽の河原祭りに関しての新聞記事は残されており、
賽の河原の霊場自体は江戸時代に入ってからつくられたのでは、といわれています)
何十年も前から地域で団結して条件の悪い場所に毎年テントを建て、
この場所での法要を守られているということに頭が下がるおもいでした。


今年も全国から祈るため集まった方たちの前で
3名の僧侶が読経し、水子の霊を慰める法要が執り行われました。
皆さん熱心に読経を聞いています。

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子供たちのためにおやつや人形などがたくさん供えられています。


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年々高齢化の影響でこの法要に訪れる方の数も減ってきているそうです。
準備に携わる地域の方々もご年配の方が多くいらっしゃいます。

それでも歩いてしか来ることのできない不便な場所へ、祈るために毎年足を運ぶ人たちがいること、
その人たちのために一日がかりで準備をする人たちがいること、
ここで祈るということに意味があるということ、
そのおもいはずっと昔から受け継がれてきたもので、守られてきたこの場所は
とても幸福な場所であるように思いました。


賽の河原の右手には二ツ亀、左手には大野亀がみえます。
ふたつとも神様が祀られている場所。
その間に挟まれた賽の河原。
そこからみえる景色はとても美しく、ここになぜ霊場がつくられたのか
少しだけ先人の方の気持ちが分かったような気がしました。


集落の方とおしゃべりしながらの帰り道、辺りの景色を見渡しながら、
「本当にここの景色はきれいでしょう」
そう言って話す柔らかな表情を見て、この場所がずっと残っていますように、と
思わずにはいられませんでした。


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これから夏の観光シーズンとなり、賽の河原を訪れる方も多くいらっしゃると思います。
ただ、この場所は地元の方が守ってきたとても神聖で大切な場所です。
そのことを忘れずに、ぜひお立ち寄りいただければと思います。








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7月23日、24日、今年も無事白山丸まつりが終了しました。

青空に帆を掲げた白山丸。とっても雄大です。
今年は船体の引き出しとろくろ体験に14名のお客さんが来てくださいました!
三浦新市長も激励に、一緒に帆揚げをしていただきました。

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天気に恵まれて何より。
暑い中、体験参加者の皆さんおつかれ様でした!

「白山丸」は、1858年に新造された「幸栄丸」の設計図をもとに忠実に復元された千石船です。名前の由来は、宿根木の神社「白山神社」と宿根木で最初に新造された船の名前をとって「白山丸」と名付けたそうです。

廻船業で栄えた千石船の里「宿根木」。

初めて宿根木を訪れる方へは、町並みを散策をする前に小木民俗博物館(千石船展示館)に立ち寄っていただくことをおすすめします♪

海岸に点在する船つなぎ石が何に使われていたのか?
なぜ三角家の形は三角なのか?

町歩きのときに理解が深まりますよ


協力隊としてこの祭りに関わるのは今回で最後となりましたが、来年からは一住民として祭りを盛り上げていきたいと思います。


白山丸の帆揚げはまた来年!


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佐渡国小木民俗博物館(千石船展示館)
 佐渡市宿根木270-2 0259-86-2604
 開館時間 8:30~17:00
 休館日  年末年始(12/29~1/3、12月~2月の月曜)
 入館料  大人500円、中学生以下200円

各種割引など、詳しくはホームページをご覧ください。
白山丸友の会 http://www.hakusanmaru.sakura.ne.jp/
宿根木公式ホームページ  http://shukunegi.com/

 

「女子的 ! 佐渡の祭りの楽しみの方  シェアハウスで、鬼太鼓を迎えてみませんか」

===女子×祭り2016・春 へようこそ ! ===
■4/3(日)浜河内祭り篇(9時〜21時)
■4/10(日)[ミニ体験]丸山・熊野神社祭り篇(15時〜21時)
■4/15(金)[ミニ体験]丸山・丸山神社祭り篇(
New ! )(17時半〜21時)
■4/23(土)[ミニ体験]浦ノ川内祭り篇(New ! )(17時〜19時)
■5/4(水・祝)松ヶ崎祭り篇(13時〜21時)

===
■参加費:
・浜河内篇、松ヶ崎篇 5,000円(食材費・体験代)
・ミニ体験1,000円(体験代)
■募集人数:6〜7名(1地区)
■ミニ体験とは:お祭りをご案内し、鬼太鼓に一緒についてまわり、お祭りを楽しんでもらおう ! という企画です
初めての方やちょっと見てみたいな、などの皆さんにおススメです !
■当日コーディネーター:
佐渡市地域おこし協力隊 かりん、上之山博文
■お問合せ・お申込:
ご参加ご希望のお祭りをお選び頂き、お申し込みください。複数お申込も大歓迎です !
女子×祭り実行委員会 joshi.matsuri@gmail.com
090-2473-1449(上之山)
■その他:
・ご都合により、途中参加・途中解散などのご要望がありましたら、お気軽にご相談ください(^^ アレンジいたします。
・宿泊希望の場合、農家民宿まるしょう(浜河内)などご案内致します。
・ご興味のある方などがいらっしゃれば、ぜひこの企画をご紹介・シェアなど宜しくお願いいたします !


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かりんです。

今年も多田女子×祭りの季節です。今回で第三期、リピーターに愛されるイベント今参加者三人、迷ってるあなた!一度お試しあれ!

【多田祭り篇-2015秋-(10/11-12)】お待たせいたしました ! 「シェアハウスで、鬼太鼓を迎えてみませんか ! 」おかげさまで2年目を迎え、多田祭り篇開催いたします !

みんなで料理を作ったり、手伝ったりしてシェアハウスで鬼太鼓を迎える1年に1回の体験 ! 今回は希望に応じてお祭りの過ごし方もアレンジできればと思います。

今まで参加していただいた皆さんも、初めての皆さんもぜひ、この日は集落の一員として祭りを体験してもらえたら嬉しいです。

ご参加は多田祭り篇のイベントページからもしくはメール(joshi.matsuri@gmail.com)などでお申込いただけます。https://www.facebook.com/events/1472548473073432/

また、お問合せやご相談などお気軽にご連絡ください !

1年に1度のお祭り、皆さんのお越しをお待ちしています !


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  【【多田】第三期 女子×祭り 募集開始!】の続きを読む


7月26日(日)

2年ぶりに千石船「白山丸」の帆が揚がりました!!

おすすめスポット

会長の「せーの!」のかけ声に、体験参加者とスタッフ、そして今年は市長や同じく千石船を所有する青森県の野辺地のみなさんも一緒に「よいしょーっ!」と声を合わせて綱引き。やっとのことで引っぱり出しました。

いつもは千石船展示館の中にいる白山丸。
その姿に見慣れていましたが、青空のもとに出てきたときの迫力!!
風をうけて帆がはると、今にも動き出しそうな気がします。

昨年は強風のため初めて帆を揚げることができず、待ちに待った登場に白山丸友の会のみんなも、お客さんも、カメラマンたちも嬉しそうでした。

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地元・宿若連による木遣り

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人力で船体曳き出し!

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帆柱を立てるために・・・

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船内でろくろを回します!!

前夜祭の小木おけさ子ども連、鼓童に始まり、本祭りでは宿根木の芸能ちとちんとん、岬組の太鼓、フラダンスなど、たくさんの芸能がまつりを盛り上げてくれました。

猛暑のなか地元が一体となって熱くなった2日間。

この後の慰労会も大いに盛り上がったのでした・・・



白山丸の船出はまた来年!!

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佐渡国小木民俗博物館(千石船展示館)
 住所 佐渡市宿根木270-2
 時間 8:30~17:00
 休館 年末年始(12/29~1/3)、12月~2月の月曜
 入館 大人500円 中学生以下200円 
小木港より車で約15分(最寄りバス停:宿根木線 小木民俗博物館前)

白山丸の船内見学は、開館中いつでも可能
宿根木の町並みへは徒歩5分程度
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佐渡の中でも「たらい舟」 というと小木というイメージではないでしょうか。

たらい舟発祥の地とも言われている小木半島ですが、そんな地域色たっぷりのあのイベントが今年も開催されます! 

たらい舟さざえ祭り
2015たらい舟さざえ祭り

たらい舟日本一を決定する「たらい舟競漕」はどなたでも参加できます。
腕に覚えのあるアナタ!ぜひエントリーをしてみましょう

祭りの主な催しものは下記になります。(といっても盛りだくさんですね~。)

◆たらい舟競漕 13:30~ 
(出場受付 10:00~12:00) 

◆たらい舟体験 11:00~
(受付 10:00~)

◆さざえのつかみ取り
1回 大人200円
1回 小人100円

◆マグロの販売
①10:30~
②13:00~

◆ 芸能ステージ 10:00~13:30
-よさこい
-おじゃるず&hana 大道芸
-山田やまびこ会の佐渡民謡
-岬組による太鼓
-鬼交会による鬼太鼓
-宿根木 ちとちんとん
-小木 稲荷町の小獅子舞
-カナロアのフラダンス

◆お楽しみ抽選会
1回500円 1等は北雪大吟醸など、お得です! 

◆佐渡特産品販売
さざえのつぼ焼き 1個150円
いか焼き 1匹200円
ほか20店ちかくのテントが並びます!


ちなみに、今年4月21日に就航した高速カーフェリーあかねはもうご覧になりましたか?会場の小木みなと公園からは着港したあかねがよく見えます!


色々な目的で立ち寄ることができるイベントになっています。
ふらっと出かけてみてはいかがでしょう~♪

 

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