1月2日、片野尾集落では「船祝い」という行事がありました。

漁師町ならではの行事。

他の呼び方だと起舟(きしゅう)・船霊節供(ふなだませっく)と言った名前で、全国的にも行われています。

佐渡でも、高千の方では船霊と呼ぶと聞きました。佐渡の中でも、その呼び方は様々。


片野尾     船祝い10

船主の方は船霊さんにお酒やお魚をお供えし、
航海の安全と豊漁を祈願。




それが終わると、船主の家は集落の人を招き、酒宴の始まり♫



船祝い9 船祝い6



んー!!たくさんのごちそう!!


 船祝い3     船祝い1

新鮮なお魚達も並びます!!!


船祝い4

うどんの上にのっているのは、片野尾の人なら知る人ぞ知る(自分は最近まで知らなかった)
片野尾のソウルフード。

「カニ天」

カニの足や甲羅の身をほぐしてかき揚げに。

シンプルですが、絶品。

…こりゃ贅沢でした。


 船祝い7     船祝い8


地域では当たり前に行われていることって、都会の人からしたら、当たり前じゃないことが多いと感じます。

畑で婆ちゃんが採って来た野菜が、家に帰ると置いてあったり。

「赤飯炊いたよ。食うか?」と、タッパーで頂いたり。

袋にも入れず手渡しで、大根の酢漬けを頂いたり(これが1番の衝撃)。




ご近所さんとの関係が密接で、プライベートがあまりないような感じもしますが、

密接な分、人って温かいなーっと感じる時がいっぱい。



集落が、大きな家族のように思える瞬間がたくさんあります。

そんな生活に憧れを持った人に、是非来て頂きたい、住んで頂きたい場所です。