1月2日、片野尾集落では「船祝い」という行事がありました。
漁師町ならではの行事。
他の呼び方だと起舟(きしゅう)・船霊節供(ふなだませっく)と言った名前で、全国的にも行われています。
佐渡でも、高千の方では船霊と呼ぶと聞きました。佐渡の中でも、その呼び方は様々。
船主の方は船霊さんにお酒やお魚をお供えし、
航海の安全と豊漁を祈願。
それが終わると、船主の家は集落の人を招き、酒宴の始まり♫
んー!!たくさんのごちそう!!
新鮮なお魚達も並びます!!!
うどんの上にのっているのは、片野尾の人なら知る人ぞ知る(自分は最近まで知らなかった)
片野尾のソウルフード。
「カニ天」
カニの足や甲羅の身をほぐしてかき揚げに。
シンプルですが、絶品。
…こりゃ贅沢でした。
地域では当たり前に行われていることって、都会の人からしたら、当たり前じゃないことが多いと感じます。
畑で婆ちゃんが採って来た野菜が、家に帰ると置いてあったり。
「赤飯炊いたよ。食うか?」と、タッパーで頂いたり。
袋にも入れず手渡しで、大根の酢漬けを頂いたり(これが1番の衝撃)。
ご近所さんとの関係が密接で、プライベートがあまりないような感じもしますが、
密接な分、人って温かいなーっと感じる時がいっぱい。
集落が、大きな家族のように思える瞬間がたくさんあります。
そんな生活に憧れを持った人に、是非来て頂きたい、住んで頂きたい場所です。