佐渡市地域おこし協力隊サイト

佐渡市地域おこし協力隊全メンバーによる活動報告のサイトです

佐渡市地域おこし協力隊サイト

達者

6月18日。

達者集落にある法華堂と真言堂で、『虫供養』が執り行われました。

 

虫供養』と聞くと、どんな供養を想像しますか?

 

私ははじめ、田畑につく虫や家庭に出る虫を排除しているため、「殺した虫の冥福を祈ります」のような意味の供養かなと思いまいた。しかし、本当の意味を聞いてなるほどと思いました。

 

昔は殺虫剤がなかったため、田んぼの稲や畑の作物に虫がついてしまい育たないことが多々あったそうです。それで、「虫よ、作物につかないでください」の意味で、稲が伸び始めたこの時期に行っていると集落の方から聞きました。

 

法華宗は、お堂でお題目を説いたあと、浜に下りて、清酒1升とごはん3杯を神様へ捧げました。

P6182593

P6182602

今では良い薬剤ができたため虫がつくことは昔よりも減っていますが、この供養は昔から絶やさず行っているとのことです。
「昔からやってるからな~やるもんだと思っている」と笑って話してくれました。

 

豊作の1年になりますように。

6月3日。

歩くことと同時に、「ぬか釜でお達者米を炊いてみよう!」ということも企画していました。


お達者米」とは、
達者集落の棚田で育てた稲を海岸で“はぜ干し”したお米を指します。今年度から販売することを目指して、昨年から集落で力を入れています。
金北山や妙見山などの山から流れるお水で育ち、汐風を受けて天日干ししたお米は、炊き立てはもちろん美味しいですが、冷めても甘みがあって美味しいです。


“はぜ干し”とは、竹や
で組んだ横棒に稲をかけて干すという、昔から行われているお米を乾燥させる方法です。汐風がお米をより美味しくさせると集落の人は話します。

DSCN4936

お米を炊く方法はさまざまありますが、
その中でも「ぬか釜」で炊いたご飯はひと味違う!香りがいい!といろいろな人が言うのです。そう聞いていたので、協力隊が集まったこの日に炊くことに決めました。また、達者での初めての試みということで、集落役員にも声をかけ、大所帯での昼食となりました。

今回はお試し炊きのため、ぬか釜は「佐渡生きもの語り研究所」にお借りし、その研究所の大石麻美さんに直接教えていただきました。
18
お米は研いだ後の吸水させる時間がいらないそうです。硬めと柔らかめに炊いてみようと、2つのお釜で異なる水加減をにしました。

今回使用したお水は、安寿地蔵堂の裏手に流れてくる清水です。柔らかいお水で、料理や飲み物に合い、皮膚病に効果があると言われています。

P6032143
筒にヌカと杉葉を入れます。杉葉に火を点け、ヌカに火が移って燃え始めたら、お釜を筒の上に上げて30分待ちます。
それだけです!
始めチョロチョロ中パッパ…そんな火の調節はいりません。
IMGP6480

DSC_1355 (2)
ごはんが炊けるいい匂い~!もう幸せな気分です!
IMGP6514 (2)
旬のイカや野菜を使ったお料理は、達者のお母さま方が差し入れしてくださいました。うれしい限りです!ありがとうございます!

炊きあがったごはんはツヤツヤふっくらとしていて、香りもしっかりあります。硬さは結局は好みなのですが、硬めも柔らかめもどちらも美味しかったです。

硬めと柔らかめを1杯ずつ、おかわり1杯、また1杯…。おかずはどれもこれも美味しくて、満腹だけどもう少し食べたい…。そんな昼食でした。
P6032160

食事を囲みながら、お達者米をどのようにアピールしたらいいか、協力隊がアイディアを出して意見交換をしました。ぬか釜で炊いたご飯を試食してもらうという案は、「やりたいね!」とみんなが強く思ったことでした。

この試食会は成功しました。
大事なことはこれからどのように発展させるかです。集落の人たちと共に、収穫の秋に間に合うように準備をしたいと思います。

お互い達者でいましょうね^^

思いやる気持ちが込められたお達者米を今後もよろしくお願いいたします。


 

歩くにもってこいのお天気だった6月3日。

金泉地域における滞在型体験メニュー開発のため、お試しツアーを企画し実施しました。金泉はこんなに楽しく・美味しく・興味深い地域であることを感じていただきたいと思い、コースを考えました。

 

参加者は、
達者集落から4人(うちガイド1人)、大佐渡を担当する協力隊女子4人、私の9人。

 

コースは、

ファミリーオ佐渡相川→濡れ仏→姿見の井戸→目洗い地蔵→達者活性化センター(昼食休憩)→達者集落内→尖閣湾遊歩道→尖閣湾揚島遊園まで。

田畑のわき、草木に覆われた旧道、竹やぶの中の道を歩きますが、普段通ることがないため、とてもわくわくします。

(※姫津集落内も歩く予定でいましたが、時間が不足したため省略することにしました。)


コース紹介
その途中途中で、歴史や民話を聞きます。

ガイドをしてくださったのは、池田寅一さんです。


達者で生まれ育ち、私より50歳年上の現役ガイドさんです。田畑の世話と民話を語ることが生きがいだと、うれしそうに話してくださいます。
「むかーしむかし、そのまた昔にな、・・・」
ゆったりと語り始め、口調がやわらかく、お話を聞き入ってしまいます。

 

安寿と厨子王のお話をご存じでしょうか。


達者集落は、「安寿と厨子王」にまつわる場所が3カ所あります。
厨子王とそのお母さんが再会したといわれる「逢う坂(おうざか)」、
盲目のお母さんがここに流れる清水で目を洗ったといわれる「安寿地蔵堂」、
お母さんが目が見えるようになったことを確認したという「姿見の井戸」。

 

ちなみに、
「達者」という集落名は、逢う坂で親子が再会した際、「互いに達者でよかった」…の「達者」が由来と言われています。

 

「安寿と厨子王」のほかにも、小川集落にある「濡れ仏(ぬれぶつ)(地域の人は、“ぬれぶっつぁん”と呼びます)」や達者浜にある「山門洞」の伝説も話してくださいました。

 

そういういわれがあることを初めて知った
とくに気にとめたことがないから気になったこともなかった
達者はおもしろいな~
と達者からの参加者が言っていました。

長年住んでいると、そこにあることが当たり前で、その不思議さや素晴らしさを発見できないでいることがあります。民話に関することだけでなくここからの景色はいいね」「こんなにゆっくり見たことはなかったなどという声も聞きました。

 

ツアーで集落を歩くことは、観光客はもちろん、地元の人たちにも、集落に興味をもっておもしろさを知ってもらいたいという目的もあります。

 

写真にて当日を振り返ります。
DSC_1313

P6032110 (2)

DSCF1225

P6032119

50

P6032162

DSC_1371

P6032181


ツアー後、参加してくれた協力隊にアンケートをとったので一部ご紹介します。

 

良かった点としては、

・ガイドのゆったりした話し方が良く、和むコースだった。

・なかなか集落内を歩くことができないので楽しかった。

・観光客で、特にリピーターにはおすすめ、ありきたりの観光では物足りないという方にいい。

 

より良くするための提案としては、

・「安寿と厨子王」の全体的な話がわかるものが1枚あるとよかった。

・今回は晴れたが、雨天や冬は?

・ご年配の参加者が対象なら、3分の2程度のボリュームがいい。

 

 

企画した私としましては、

達者住民と協力隊の交流が多く見られ、みんなで楽しめたことがよかったと思いました。

本当に楽しい1日でした!

参加者はそれぞれ新しい発見があったと思います。島内外さらには集落内外を問わず、たくさんの人に金泉地域を歩いて知ってもらいたいなと、改めて思いました。このツアーを今後の活動に活かし、金泉地域をもっとアピールできるように努力します。



協力してくださった達者集落の皆さん、参加してくださった協力隊の皆さん、本当にありがとうございました。大変お疲れさまでした。

 

金泉を歩いてみたい」「池田さんの民話を聞いてみたい」など、
気になった方にぜひ遊びに来ていただきたいなと思います^^
達者海水浴場は7月23日に海開きをします。

海あそびと集落めぐり、
夏の思い出にいかがでしょうか。

「わかめを養殖しているから見てみるか」と声をかけてくださったのは、達者集落で民宿玉椿を営む山本義明さん。

昨年
11月中旬、種付けしたロープを仕掛ける作業にも同行させてもらっていました。

DSC06306

DSC06301
わかめの胞子がたくさん付いたタコ糸をロープに巻いていきます。
1枚目写真左上にあるビール缶はロープを沈めるための重りです。ロープがちょうど海面から3ⅿほど沈む重さになっています。太陽光が射してあたたかい海面付近ではわかめは育たないため、冷たい海水に当たるように深さを調整します。
冬のあいだ、海が時化ると、仕掛けごと流されてしまうこともあるそうです。

DSC06307

こうやって仕掛けてから
4か月が経ち、収穫する時期がやってまいりました!夜が明けてあたりが明るくなり始めた朝5時半、船に乗り込んで出発しました。

…作業の手伝いをしようと意気込んで同行したはずが、波に揺られてあまりの船酔いに出発後
30分で完全にダウンしました。写真が撮れなかったこと、なんとか撮った写真がピンボケしていることをお許しください。
P1010314

P1010317

P1010318

P1010320:
あのタコ糸の状態がこれほど大きく成長するとは驚きました。

「めかぶの部分をちょっと切って食べてみて」と山本さん。なんとも言えない良い塩加減とポリポリとした食感!美味しいです!今年の出来は良いそうです。
IMG_3069

IMG_3071
とってもいい笑顔ですね♪

 

山本さんの養殖わかめは出荷せず、宿の利用したお客さんと知り合いからの注文だけを受けるそうです。収穫したその日の午前中には発送し、残りは干して乾燥わかめにします。宿の朝ごはんには必ずわかめの味噌汁を出すそうで、皆さんから大変好評であるとのことです。

「市販のものと比べて、香り、味、食感が全く違って本当に美味しい。すべて手作業で手間がかかるけど、お客さんに喜んでもらえるから作り続けている。」と話してくださいました。

 

民宿玉椿は達者海水浴場のすぐそばにあります。海に遊びに、美味しいわかめを食べに、山本さんに会いに、達者にぜひお越し下さい。

IMG_2990

 かりんです。
 しばらく風の強い週末が続き、なかなかシーカヤックで出かけられませんでしたが、先週末念願の外海府で出航しました。
 車を運転しながらどこかカヤックを下すいい浜がないのかと探して、達者にいい浜を発見!シーカヤック専用のおろし場からでなくても、漁港を使わずとも自然にいい浜があることが佐渡の贅沢な環境です。

 昼十二時半からの一時間半ぐらいの海の旅でした。
 海がきれいだな!ため息が出るほどでした。昼の日差しがさして水晶のように輝きます。太陽が底に投下した金の網目は海を素潜りするときも見えますが、なんとも言えない神秘体験です。
DSCF2073

  【【達者・姫津漁港】佐渡の海をシーカヤックで うねりの中で浮き沈む】の続きを読む

このページのトップヘ