4月に入っても、佐渡は冬の寒さにまだまだ身震いする夜が続いています。

昨日も雪がちらつく冷たい夜でしたが、青木の熊野神社からは太鼓の力強いリズム。
寒さに負けず、お宮の外での練習がこの日も始まりました。

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青木の白鬼さん、体格も良いので見ごたえがあります。
白鬼の面は、その迫力と、品のある表情が観る人を魅了します。映画『佐渡 テンペスト』でも使われた面だそうですよ!

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そして、裏打ち練習中の自分としては、見逃せないのがバチの細さ。鬼の持つバチも、太鼓を叩くバチも新穂の他に比べてとても細い印象です。
また、「太鼓がかり」と言う場面での太鼓のリズムも青木独特のものでした。ちなみに口太鼓では「デデスコデンデン」。軽快なリズムでとても心地よい音です。

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獅子との場面でも、鬼のバチに引きつけられる獅子が、ぐ~っと高く上まで伸びあがります。
獅子の人は、重い獅子頭を片腕で持ちながら、その腕を頭の上に回した状態で演舞しています。その状態から伸び上る動作は、考えるだけでしんどい。。。

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青木鬼太鼓、佐渡でも有名人?のブラジル人のカルロスさんが副会長を務めています。そのせいか否か、AETの先生も太鼓を叩きに来るのだそうです。佐渡の芸能を広く伝えて行こうとする青木鬼太鼓、人数が少ない現状もありますが、鬼太鼓へかける想いはやはり熱いものがあります!

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青木の本番は、4月15日(火)です。15日も青木、長畝、正明寺と盛りだくさんな一日になりそうです。