佐渡市地域おこし協力隊サイト

佐渡市地域おこし協力隊全メンバーによる活動報告のサイトです

佐渡市地域おこし協力隊サイト

リンゴの名産地といえばどこ?
多くのひとが青森か長野と答えますよね。もちろん正解でしょう。
シナノスイート2

シナノゴールド

では新潟県内ではどうですか?
実は県内産リンゴの約60%を生産しているのが、ここ佐渡島ってご存知でしたか。
農園は主に西三川地区に多く、そこの直売所は島内の人々もよく利用していますね。
秋映3
サン陽光


 ものの本によれば、「袋をかけず、直接日光を当てる」栽培方法と収穫時期が遅いため「完熟したものを収穫」するので、適度に「みつ」が入っているのが佐渡産リンゴの特徴だそうです。

 実りの秋がやってきました。これからの佐渡は各種の果実、新米・・と、それはもう美味しい物だらけの島になります。

 



 全国的に、海水浴をする人の数が年々減少しているそうです。これだけ美しい海に恵まれた佐渡も例外ではないようですが、残念なことです。
 かくいう私も、子供が小学生の頃、帰省した折に海水浴に連れて行ってから20数年、海に入っていませんでした。(苦笑)
no title

 まあ、この歳になれば、海は眺めて癒されるものでよいでしょう。それよりも、海の幸を肴にキュッと一杯の方が幸せな今日この頃です。
 ということで、夏の肴といえばトップバッターは「イカ」。新鮮なイカ刺し、焼きイカ、煮付けと、どれもこれも箸が止まりません。お酒のあては勿論、ご飯のおかずにしても最高です。
イカ

 次はいよいよ真打登場。サザエ、アワビを筆頭に「貝類」を外すことはできません。
 今シーズンのニューフェイスは「イワガキ」です。特に生食できるカキは、海水の衛生状態等、かなり厳しい基準をクリアしている必要があるそうです。きれいに見える佐渡の海でも、限られた地域の特産といえるかもしれません。
イワガキ

 さて、夏の砂浜の伝統行事(?)といえば「スイカ割り」。みな一度は経験ありますよね。そのスイカの名産地が佐渡にもあります。その名も西三川(にしみかわ)ですが、ご存知ですか。
 なんでも、1シーズンに千個単位での出荷があるとのことですが、私の一押しは小玉の「マダーボール」という品種。ちょうどラグビーボールのような形で、大人なら1個片手で持てます。そのお味は?とっても甘くて、ジューシーです。なぜか子供の頃を思い出す懐かしい味でした。
マダーボール
すいか

 猛暑続きの毎日ですが、夏来たりなば、秋遠からじ。あと2か月足らずで佐渡は黄金の実りの秋を迎えます。その前に、海山からの恵みで、今年の夏を大いに楽しみたいものです。(終)
 



 


小木地域では9月29日の沢崎祭りを皮切りに、11月の下旬まで集落ごとに祭りが行われます。

祭りでは獅子や鬼太鼓が門づけに回りますが、中には人手不足でそれらを出せなくなったところもあります。それでも祭りの日には神社にのぼりを立てて、各家で親類やお客さんを呼んでお酒や料理を振舞う「祭り」を行います。 

私は祭りの料理が大好きです。
祭りの料理というとだいたい「これ」といった定番の品があり、味付けや具材で家の個性が出ます。また、量が半端じゃない!これを家の女性がほぼ手作りします。その豪勢さたるや…いつも残さず食べようと、つい食べ過ぎてしまいます。

ある日の祭りの食卓をのぞいてみましょう♪

IMG_2536


IMG_2540
「いもこ」?佐渡で初めて食べました。これは煮物。
※「むかご」のことをこう呼ぶそうです。(11/17追記)

IMG_2541
「いごねり」いご(えご)草 から手作りしています。生姜とお醤油が合います。

IMG_2542
 「身欠きニシン」祭りでよく見る料理です。少し甘みがあってやわらかい。

IMG_2544
「カマスの煮物」こちらも定番。焼いてから煮るのが特徴です。

IMG_2545
「煮しめ」必ず出てくる料理。私は出汁が染みこんだ豆腐が好きです。

IMG_2546
「昆布巻き」中身は家によって色々。魚やお肉やゴボウなど。

IMG_2548
大事な脇役!お漬物。

IMG_2550
スミイカ(アオリイカ)、サザエはお刺身で。さばくのは漁師のお父さんの仕事。

IMG_2547
「おけさ柿」季節ですね。

IMG_2549
 「いちじく」小木のいちじく「小木ビオレ」もとってもおいしいです。

IMG_2553
「草餅」手作り。やわらかくて甘くて、とろけます。


最後はオリ(タッパー)に料理を入れて、一人だからと、お土産をたくさん頂きます。

佐渡の家庭で頂く料理は普段からおいしいものばかり。それでもこんな特別な機会に呼んでいただけると嬉しさも相まってより一層おいしく感じます。

「ええ祭りになりました。」
感謝の気持ちを込めて、来年の祭りを楽しみに待ちましょう。

この時期になるとどことなくいい匂いが漂ってきます。
金木犀だ!

中国原産といわれていますが、私の故郷は酷寒の冬で竹でも育たなく、大学卒業まで金木犀の花の匂いを嗅いたことがありませんでした。

大学卒業した年に西湖へ旅行に行き、連綿と続く蓮の葉を眺めながら食べたのが、レンコンのでんぷんをお湯で溶かした甘味でした。今まで嗅いだことのない香りがふわっと鼻の中に充満しました。正体は金木犀の香りづけした砂糖でした。その衝撃は今でも忘れられません。

丸山のお母さんのところへ話しに行ったら、とてもいい匂いを漂わせる金木犀の木を発見し、花をいただきました。

小さい花を丁寧にとり、これから乾燥させたり、砂糖漬けにしたり、香りの魂をいろんな料理に注入していきたい。おかゆになったり、お茶になったり、スウィーツになったり、お酒になったり楽しみです。

日本各地でみられる金木犀ですが、農薬が使われる公園でもなく、知らないうちの庭先でもない、私がとっておける金木犀は佐渡にしかありませんでした。


S__3498002

S__3497997
 黒いつぶはおまけの蓮の実です。

このページのトップヘ