10年に1度の大型台風があっという間に去っていきました。
全国的に大きな被害があったようですが、佐渡は7月の大雨の時より落ち着いていたように思います。

佐渡島で暮らし始めてから、自然の怖さを身近に体験することもしばしば。
風が強い日、雨がいつも以上に多い日、いつもの浜辺の景色と様子が違います。

佐渡は大きい島なので、住む場所によっては海が近くにない場所も多いのですが、協力隊がお世話になっている地域の殆んどは沿岸部に位置しています。

海や山が身近にあって、自然の恵みを暮らしの中で感じる事は多いです。
食べ物もきれいな清水や豊かな土壌、山の冷たい風、それらの環境が育むものは本当に体を元気にさせてくれます。

そんな豊かな自然も時に、違う表情に。


自然が起こす災害はどうしようもありません。
田舎に住んでいなくても、都会でも最近の異常気象にはなすすべが無いのかもしれません。
どこに住んでも、きっと何らかのリスクと共に暮らしているのだと思います。

海も山も、大好きです。

でも、ここで暮らすという事は私が東京で暮らすしていた時には体験しないような事がたくさん起こるのだと思います。




雨上がりの空はとても穏やかな夕焼け、台風の名残の暖かい風が吹いていました。

きっと冬になったらもっと違う景色が広がるような気がします。

ここで暮らすことは、良い事ばかりではないけれどはっとさせられる瞬間がいっぱいあります。昔からここで住む人たちに学びながら、お互いに支えあいながら、自然とも付き合っていきたいなと思うのです。