3月20日~27日と、NPO法人ECOFFの大学生ボランティア6名が、片野尾へ農業体験をしに来ました。
【写真協力 片野尾のブレイン クンクンおじさん】
もともとECOFFの「佐渡島コース」は、岩首集落が夏季に受入を行っていますが、今回お声がけを頂き、
片野尾集落で受入を行いました。
主に片野尾集落の営農法人「片野尾とき舞株式会社」と準備を進めました。
生産者と計画を練っていき、「トキが来る田んぼをつくろう」のテーマのもと、春の田植えに向けた農作業を体験してもらうことにしました。

【受入を一緒に企画してきたユンボおっちゃんと】
受入開始からは順調に進んでいきました。
今回受け入れた大学生6名がとても作業に意欲的であったことが何よりだと思います。
一列になって江上げ。後ろの山がもう少し温かくなると山桜でいっぱいになります。
苗箱土入れ。
基本的に日中の作業は担当の生産者に任せていました。
適度な一服。山仕事はしなしなと。田舎のゆっくりとした時間も体感したはず。
1日作業を休みにして、佐渡巡り。
ちょうど集落の方の吊るし雛が展示されてたので、見学しました。
個人的に好きな金魚じょうろ載せます。
佐渡をぐるっと一周しましたが、隅々まで知るには、やはり一日じゃ足りませんな!
突然の雪が降って天候が良くない日は、地域の方と、郷土料理の「やきもち」を作りました。
団子粉を水でつないだ生地に、あんこを包んで平らに成形して焼く、昔ながらのお菓子です。
日程通りではなかったですが、この日を設けることで出来て良かったです!
やきもちづくりの先生のお婆ちゃんも嬉しそう。
作ったやきもちを集落の方に配りました。
ハートのやきもちをおっちゃんがもらったりして、おっちゃんは嬉しかっただろうなあ。
冬は外に出るのが億劫だったおばあちゃんも、春からは少しずつ外に出てもらいたい。
ルリコばあちゃん、春からは自分のペースで外に出てね。
わらしべ長者じゃないけど、やきもちあげたらカニをもらいました。
なかなかないことだけど、ここらへんではあることかも。
頂いたら、お返しをする。当たり前なようで当たり前ではない温かいこころ。
伝統芸能にも触れてもらいました。
4月17日公演「片野尾歌舞伎」
4月9日本祭。お隣水津集落の鬼太鼓。
僕みたいのが踊らせて頂くのもおこがましいですが、一生懸命大学生の前で踊らせて頂きました。
あっという間に受入れも最後の日に。
送別会を集落で開きました。
笑いあり、涙ありありで素敵な時間でした。
一週間、大学生達が地域と向き合った結果だと思います。
最初の段階では
「大学生が来て何をするんだ。」
「来てもすることないぞ。」
などなどマイナスな発言が多かったです。
でも、終わってみたら
「本当に助かった!」
「若い子が来て、地域が明るくなった!」
そんなことを言う人が増えてました。
農業体験はどこの地域も行ってることで、周りと比べたらとても小さなことです。
僕自身が比べてしまったりするものですが、地域の力、片野尾ならではの見せ方は、他にないものだと受け入れて実感しました。
受入人数を増やしていくことよりも、まずは自分達が出来る範囲で、ひとりひとりに何かしらのきっかけを与えれるように、今後も改善しながら受入を行っていきたいと思います。
NPO法人ECOFFさま
片野尾集落のみなさま
佐渡コースの大学生のみんな
本当にありがとうございました!
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