小木町・宿根木地区の担当となって、
お会いしたい方のひとりに、竹細工職人さんがいました。


まずはその方の作品を…
①
◇本煤竹手付き花篭(千筋編み)◇
 

②
◇本煤竹長角黒竹手付き花篭(千筋編み)◇



「職人」さんだから堅気で気難しいお方かな~~~と、
すごくドキドキしながら伺ったのが4月末。

ちょうど新潟市であった展示会を終え、佐渡へ戻ってきたところで、
「一服するところだったんだよー」と作業場の中へ上がらせてもらい、
ご夫婦そろって応対してくださいました。

かつては佐渡全体で盛んだった竹細工も、生活様式の変化に伴い、
竹製品の需要が減った現在、それを生業にしている人は
小木ではいるか、いないかというくらいに僅かなのだそうです。

確かに我が家に竹製品はいくつあるかな。。。

花篭づくりに特化したものの、展示会を開くと「目の保養になりました」と
言ってもらえるけれど、なかなか購買にはつながらない…そんな話も。


私も、素敵だなぁとうっとりするばかりで、易々とは手が出ません。
今の身の丈に合ったものを身に着けさせてもらっています。
DSC03229
それが髪留めと、スカーフリング。
髪留めの色の濃い方は、秋・冬、白い方は春・夏に(^^♪

後日、何気なく身に付けて作業場へ伺った帰りに、
「スカーフリングしてくれていたのが分かりませんでした。
母さん、早う教えてくれりゃあいいのに。ありがとうございました。」と
メールをいただき、初めて伺った日のドキドキを上回る心拍数でした。



この小木の誇れる逸品を、より多くの方々に知ってもらいたいなぁと思っていたところ、
同じ4月から協力隊に着任した林隊員が「ふるさと納税」の担当で、
返礼品開拓をしていることを思いつき、相談を持ち掛けてみました。

そうして林隊員に小木まで来てもらって詳細を説明してもらい…
DSC02573
左が林隊員。右が竹細工職人の数馬さん。


私の熱い押しを受け入れてくださり、
このたび、佐渡市のふるさと納税返礼品に登録される見込みです!



囲炉裏やかまどが現役だった時代、その家の天井や屋根裏で二百年もの間
燻されてきた煤竹(すすだけ)は、今では本当に貴重なものです。
その煤竹を使った作品は、当然ながら1点1点色や模様が異なり、
そんな花篭に季節の草花を挿すと、より一層美しさが引き立ちます。

もう一度、載せさせてください。
①②


花篭だけではなく、バッグもあります。本当に素敵です。
ただ、ご紹介するにはまだまだ勉強不足なのでまた
のこのこと作業場へお邪魔させてもらおうと目論んでいるのです。

DSC03241
4月に催された展示会のDMはがき。
バッグやアクセサリーもご覧あれ!