佐渡めぐり塾とは…
佐渡市の委託事業で、佐渡生きもの語り研究所と地域おこし協力隊が共同企画する、世界農業遺産について親子で楽しく学ぶ体験プログラムです。
昔から伝わる民話があり、田んぼを守りながら貴重な藁を使う暮らしが今でも続けられている達者集落が、今回の舞台になりました。
まずは、
「むかーしむかし、とんと昔にあったとさ…」
生まれも育ちも達者集落である85歳のおじいちゃんから、集落にまつわるお話を聞きました。
『安寿と厨子王』『山門洞クシキ』という2つの民話も聞きました。
お話に出てくる、「逢う坂」「お地蔵さんの清水」「山門洞」などは、今も集落に残っています。
それらをポイントに集落内を歩くスタンプラリーに出発!
大事なポイントや民話が描かれている巻物マップに、子供たちはわくわく!
(スタッフの手作り!がんばった甲斐がありました!)
ポイントでスタンプを押してもらい、アイテムをゲットしていきます。
「もっと歩きたかった~」という声もありました。
昼食。
はぜ架けしたお達者米と、お母ちゃんたちの手料理の数々。
サザエご飯、きのこ汁、煮しめ、ぜんまい炒め、…どれも美味しくてお腹いっぱい!
ごちそうさまでした!
午後いちばんは、藁についてお勉強。
漢字からわかるように、「藁」は「木くらい価値が高い草」だったそうです。
昔、日常的に使われていた藁で作られた様々な道具。
編む技術がすばらしいです!
苦戦しながら、手取り足取り教えてもらいながら、なんとか親子で両足分完成…したかな。
「不格好でも履ければ草履だよ~」とお母ちゃんは言います♪
教えるお母ちゃん達はイキイキとしていました。
若い人との交流がとても楽しくて、元気をもらったそうです。
藁を手に入れるには田んぼの稲作を維持していかなくてはなりません。
田んぼを守る事は、生活そのものや技術など暮らしを守る事にもつながります。
世界農業遺産、ジアスは奥が深いですね。
達者集落のみなさん、大変ありがとうございました。
次回:2018年3月新穂潟上集落にて(予定)
コメントする