こんにちは、金井地域センター 伊藤英敏です。
地域おこし協力隊として着任してから3度目の春がやってきました。佐渡の桜も終わりを迎え、現在では山桜が美しい景観を見せてくれています。
前回は、走りとなる山菜を紹介させていただきましたが、王道となる山菜が既に続々と芽吹いてくれています。前回に引き続き、春の楽しみとして佐渡の山菜をご紹介いたします。
といっても、佐渡特有の珍しいものはありませんが。
佐渡では植物を荒らす動物も少ないことから、多くの山菜楽しめます。前回は、自宅周辺で採れる山菜としてワサビの花、コゴミ、ウドを紹介しました。
今回は、もう少し山の方に足を延ばしてワラビ、コシアブラ、タラの芽を収穫してきました。
■ワラビの収穫
車でほんの1分で目的の山に到着です。山には既に思いのほかワラビが芽を出しており次々と収穫することができました。一つ見つけると次々とワラビを発見。あっという間に袋いっぱいになり、これ以上必要ないので次の山菜を探しました。
■タラの芽の収穫
タラの芽もだいぶ大きくなり、ちょうどよいサイズは残るほどです。高いところに一つ芽を見つけ、とげがあるので慎重に収穫しました。

■コシアブラ
コシアブラは、あまり日の当たらない大きな木の下の日陰に育つようです。収穫に意識をとられその様子を写真に収めることを忘れてしまいました。

収穫したコシアブラはとりあえず井戸水で洗います。ちなみに下にはワラビもあります。
■ワラビの下処理

いよいよ処理したワラビのあく抜きを行います。最近は重曹をつかっておこなうようですが、我が家の薪ストーブから出る天然の灰を使ってあく抜きを行っていきます。
まずは、ワラビに灰を適量振りかけて、灰を軽くまぶします。
6時間後、灰を洗い流してきれいな井戸水で再びあく抜きを行います。この後、水があくで変色するようなら再びきれいな水にかえます。最終的に澄んだ水になったら完成です。

■ワラビの料理
下処理したワラビを適当なサイズに切り分けて、簡単に味付けします。
私は、シンプルに酒、みりん、だし醤油を少々濃いぐらいに煮出しただし汁を作って、ワラビを漬け込みます。出来たものがこのような感じです。

ワラビのヌメリと歯ごたえが独特の触感を生みます。とてもおいしくいただきました。
■コシアブラの料理
コシアブラは、天ぷらにするのが多いかもしれませんが、私は炊き込みご飯が一押しです。
コシアブラ独特に風味を感じられてとてもおいしくいただけます。
まず、コシアブラですが、洗ったコシアブラのヘタをとって葉っぱと茎部分をお好みのサイズに切り分けます。少々固い茎も炊き込んだら意外と柔らかくなります。コシアブラの量は、お好みです。今回結構な収穫があったのでたっぷりお米が見えないぐらい入れました。
醤油ベースの炊き込みご飯は、定番の方法です。手抜きの方法でお米、だし醤油、酒、みりんを加えたら、切っておいたコシアブラを敷き詰めます。残りは、いつもの通りお米の量に必要なお水のラインまで水を入れます。
これで、炊き上がるのを待つだけ。とってもおいしそうにでき上がりました。
タラの芽は、この後天ぷらや胡麻和えにしていただこうと思います。
ご覧いただきまして、ありがとうございました。
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