
昨晩、赤泊 徳和地区にて佐渡市地域振興課が主催する佐渡地域づくり
ワークショップが行われました。
地元住民代表35名、行政側5名に我々、佐渡市地域おこし協力隊4名
も参席し、大所帯でのワークショップとなりましたが、住民の皆さん
一人一人が自身の住まれている集落の良いところ、自慢できるところに
関し、発表されていました。総じていえば、皆さんが集落の方々と相互
に助け合い、恵まれた環境で、幸福感を持って農作業などに従事されて
いる現況が笑顔で語るそれぞれの発表の節々に感じられました。
反面、後継者問題や集落の過疎化を懸念する思いがあることは否めま
せん。そこで、ゲストとして講演して頂いた、新潟県十日町市池谷集落
在住、移住女子の坂下可奈子さん(26歳)が「小さな山村集落からの
挑戦」と題し、自身の体験談を話してくれました。
この集落は6軒13人、半数以上が70歳以上のお爺さん、お婆さん
だそうですが、彼女はこの方々と知り合ってから、その環境に生きる人
たちの強く広い人間性と、その中で集落を存続させたいという強い姿勢
に「こんな大人になりたい」と思い、都心で暮らして居た自身のそれま
での価値観を変えられ、その地への移住を決断されたそうです。
笑顔で淡々と話す彼女の話に、聞いていた参加者全員へその熱い思いが
伝わっていた様でした。
地域つくりを如何に進めるかという課題解決へすこし近づけたお話しで
した。このワークショップはあと2回続くそうですが、今回は今後の
私の活動方針に於いて、とても参考になったワークショップでした。
赤泊:亀﨑