佐渡市地域おこし協力隊サイト

佐渡市地域おこし協力隊全メンバーによる活動報告のサイトです

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2013年10月

 日が短くなってきてもう秋なんですね。


先日、久しぶりに山に入りました。山といっても江(水路)をあがって水源まで行っただけなんですが夏とはだいぶ雰囲気が違いました。








途中でアケビがあったので初めて食べましたが、想像していたよりも甘いんですね。






江(水路)に落ち葉や土砂が埋まってしまって水をつれてくることが出来ないので登ったんですが
台風や大雨なんかだと簡単に詰まってしまいます。

今年の3月ぐらいに田んぼの作業が始まって一番初めの作業が江あげでした。
いやーあの時は雪が降っていたのが印象的だったんですが、もう季節は秋です。









一度目の稲刈りは終わりました。次の日曜日の稲刈りイベントで刈り終わるはずです。




お疲れ様でした。。。
 

皆さん、こんにちは。

私の地域おこし担当地区は、佐渡の里山を象徴する笹川・西三川地区ですが、
住んでいるところはなんと…町屋造りが残る商店街です。

今回は、私の住む真野新町での小さな催しを紹介します。

真野新町は佐渡の中央西海岸に位置し、国道350号線と両津真野赤泊線が
交差するところで、古くから宿場町として栄えていたとのことです。

他の地域同様、佐渡でも大型ショッピング施設の集まる佐和田地区に人の流
れは移り、このような商店街は厳しい状況です。
そんな中「秋の茶会で旧家を巡る街歩き」のイベントも、商店街の住民たち
の努力により今年で10周年を迎えました。

今は閉店となっている元呉服店の「せいない」邸。


中に入るとこのような「茶席の場」が設けてあり、お菓子とお茶を戴きまし
た。


奥には表から想像の出来ない空間が。。
内庭に土蔵2棟と味噌蔵1棟があります。光の陰影が印象的です。


森邸。七代続く医科の名門で国の有形文化財だそうです。


奥は大きな回遊式山水庭園となっています。
すぐ表が国道とは思えないほど静謐で広々とした空間です。


こちらもお茶会の会場。
正座が苦手な人も椅子があるので大丈夫。優雅な気分を味わえます。


裏道ではがらくた市が開かれていました。


おもや。
歴史講和会と特別展示が催されました。



普段は雑草が伸びひっそりとした新町大神宮。
この日はきれいに刈り取られ、境内の社では文弥人形が上演されました。


佐渡は奥が深いです。
この地に住んで2週間ですが、昨日までは全国どこでも見られる郊外のシャ
ッター通りと思っていました。

こんな(と言っては失礼ですが)人気が失われつつある商店街でも皆地域の
歴史を大事にして、なんとか保存してゆこうと頑張っています。

今回は移住したばかりということで招待券を戴く側でしたが、私も住民のひ
とりとして、次回のイベントからは積極的にお手伝いをしてゆきたいと思い
ます。

もう10月に入って1週間経ってしまいましたが、先月9月22日(日)~23日(祝・月)に高千で婚活イベントを開催しました!

男性は、高千・外海府地区に住む11名。
女性は、佐渡島内外から10名の方が参加していただきました。


イベントですが、

まず一日目。

対面式を両津ターミナルで済ませ、参加者はマイクロバスで移動です。




移動した後は稲刈り体験!

稲刈り体験については、北片辺集落の方々にご協力頂きました☆






田んぼの景色も素晴らしい所でした♪










カマで稲を刈りわらで束にし、はざかけにする所まで4グループに分かれて行いました。


思っていた以上に皆さんの稲刈り作業がはかどり、あっという間に終わってしまいました。。









稲刈りの後は、高千連絡所の裏にてBBQ交流会をしました。




4テーブルにくじ引きで分かれてもらい自由に楽しんでもらいました♪

食材はなるべく地元で採れたものを使わせてもらいました!






サザエ、アワビにイカやメバル。


佐渡和牛に佐渡黒豚。


地元の畑で採れた野菜。
(ナスは渡辺裕太君、ピーマンは私の畑で採れたものを使いました!)


おにぎりも新米を使わせてもらいました!



BBQに慣れている男性陣が率先して焼いたりしてくれました♪








屋内ではカップルシートを用意した串カツ屋さんも登場し、好評でした!







BBQ交流会の後は、みなと荘にて男性PRビデオ上映会をし22時に解散でした!


PRビデオは、男性の職場訪問をし仕事をしている姿を撮らせてもらったり、趣味をしている姿などを映しました♪



2日目。

バスに乗って地元めぐりをしました!

参加男性の集落へ行き、自慢や見所など紹介して貰いました。


入川では、最近全国公開になった映画「飛べ!ダコタ」の舞台となった場所なので、歩きながら説明してもらいました。

地域めぐりの後は、、、

男性から女性へのアプローチタイムをしました。

一人の女性に決め思いを伝える人、
一人には決められなかった人、
ちょっぴり傷ついたかもしれない人

様々でしたが、結果的に(カップルという訳ではありませんが)3組成立しました♪^^

その後は、バスで両津ターミナルまでの送迎をし、無事にイベントを終えることが出来ました。





2日間のイベントでしたが、大きな事故も無く良かったです。


俳優の渡辺裕太君と一緒に企画をして運営を始めたわけですが、
お互いこういったイベントは初めての事だらけで
周りの方々にはたくさん迷惑をかけたかもしれません。。


手伝って頂いた方々、本当にありがとうございました!><


最後に・・
地域おこし協力隊の活動は各地区で内容も様々で、抱えている問題もばらばらです。

今回は、高千・外海府地区は独身男性が多くて女性と出会う機会も限られてくる

とよく耳にしたので何か出来ることはないか?と考えたところから始まりました。

これからも今回のような婚活イベントだけでなく、
地域のためになるような活動を見つけてサポートしていけたらと思います。


何か良いヒントがあれば気軽に教えてくださいね^^







 私が岩首の集落に住み始めて6ヶ月。

集落で生活している中でいつも祭りの話は絶えません。
「今年の祭りは~」、「鬼打ちは~」それぞれの思いを話してくれました。

9月に入ってからは、毎晩お宮に余興部メンバーが集い、鬼打ちの練習をします。
19時すぎから呼び太鼓が集落に響き、順々に石畳の上で集落の若者が鬼を打ちます。

「どこどん ちんどん」と口ずさみながら、その横で新入りたちの練習です。




佐渡に来たかった理由の1つに「祭り」があります。高校生の頃に出会った郷土芸能。
お囃子の太鼓や笛を聞きながら、みんなで踊ることが大好きでした。

地域に残る祭りや芸能を見に行ったり、教えてもらう過程の中でいつもそこには憧れがありました。そこに住む全員が関われるものがある、年齢に関係なく話しが出来る、芸能があるからこそ、生まれる地域の絆があると思うのです。


いつも余興部の副部長さんが、「岩首の祭りは、誰1人かけてもいけない。」といいます。関わっている1人1人に役割があって、思いがある。



祭りが始まった朝5時からお宮に帰ってきて最後の言葉が終わったのが23時頃。とにかく必死に自分が出来る事をして過ごしました。とても長い1日でした。

祭りが終わって「いい祭りだった。」と一杯お宮で余興部のみなさんとお酒が飲めて一気に力が抜けました。
ここ住み始めて色んな人にお世話になっています。家々をまわる度にお家の人に声をかけれる事が出来て、「この花は、さとこに打ってもらいてえ。」と言って頂けて本当に嬉しかったです。




けれど、必死に走りすぎて、自分の思いばかりで見えなかった事がたくさんありました。

よそ者だから、許されたことや出来た事がたくさんあった事。
余興部だけでは祭りは出来ない、練習中からたくさんの人の支えで祭りが出来ていること。
昔からのしきたりや考えを大事にしている人がいるということ。
集落の女の人たちの思い。
地域の子供たちのこと。
外の人たちの関わり方。


祭りに関わる事は集落と付き合うことだと、今更ながらに実感しました。1年を通して、毎日の生活の先に祭りがあるということ。

もちろんいい鬼を打つためにもっともっと練習したいと思う、でもそれ以上に集落の人たちと沢山話して、それぞれの思いに触れて、また来年の祭りに向かっていきたいと思います。


協力隊としての活動ではなく、いち地域住民として生活をしていくことを意識する瞬間。

祭りはやっぱり私にとっていつも何かを考えさせてくれる存在のようです。


佐渡には、たくさんの祭りが残っていて1つ1つが集落自慢の祭りなのです。
自分のところの祭りが1番だと言える、佐渡に住む皆さんが本当に素敵です。















はじめまして。 
佐渡市地域おこし協力隊 羽茂地域担当の澤村明亨(はるゆき)です。

2013年9月から羽茂地域に居住して活動を始めました。
詳しいプロフィールはこちらを参照ください。 
どうぞよろしくお願いします。 

佐渡はいまなお伝統芸能が盛んな島です。
佐渡全体で現在、約35の能舞台があるといわれています。
かつては200を超える能舞台があったとか。

佐渡の南部にある羽茂にも、現在7つの能舞台があります。 
9月の7日(土)~13日まで、羽茂にある3つの能舞台を使って、関東から来島した大学の能サークルや学生たちによる合宿が行われました。
 地域おこし協力隊では、合宿の支援・お手伝いをさせていただきました。
  
羽茂大崎の白山神社で練習を行ったのは、獨協大学の能楽会です。



 
能楽師の先生や顧問の柿崎先生のもと、4名の学生が、神韻縹渺とした山郷の能舞台で練習を行いました。

 
羽茂村山の気比神社で練習を行ったのは、早稲田大学金春会です。



 
能楽師の本田先生や下掛宝生会の学生も含め、計10数名の学生さんが、古式ゆかしい能舞台を使って練習を行いました。

 


羽茂飯岡の渡津神社そばにある飯岡活性化センターの能舞台で練習を行ったのは、相模女子大学の学生さんたちです。



 
相模女子大学では能の授業があり、能楽に関心を抱いた5名の学生さんと3名の先生方が、地元の能グループ昭諷会(しょうふうかい)のメンバーによる指導のもと、授業で学んだ熊野(ゆや)の謡や舞を練習しました。

 

 
佐渡のローカルTV局CNSテレビにも取材をいただき、後日、練習風景や学生たちのインタビューが佐渡TVで放映されました。すでに番組をご覧になられた方もおられることと思います。

各大学とも、練習の合間には、地元の方々との交流を深めたり、羽茂天沢にある草苅神社で行われた奉納能楽や、羽茂に伝わる文楽・文弥人形の鑑賞をするなど、佐渡滞在を楽しまれたそうです。 

ほとんどの学生は自宅に畳の部屋もないそうで、普段の生活では、正座をする機会もほとんどないとか。
佐渡の豊かな自然とそこに流れる伝統芸能、温かい島人の人柄に触れて、たくさんの経験と思い出を胸に、帰って行かれました。

個人的には、以前、3か月ほど滞在したことがあるインドネシアのバリ島のことを思い出しました。
バリには、棚田や獅子舞があり、まるで100年前の日本にいるような感じを覚えたことがありました。
打楽器による楽団(ガムラン)が盛んだったり、能のようにお面をかぶった踊りがあったり、1年中島のどこかでお祭りが行われていたり、豆腐が食べられていたり、お米のお酒が飲まれていたりなど、日本や佐渡とバリには共通点がたくさんあります。
自然が豊かだったり星空がきれいだったり、海も山もあるところや、観光に力を入れていることも似てるかも…

今回の受け入れでは、各能舞台のある地域の方々にいろいろとお力添えをいただき、大変お世話になりました。

羽茂を含めた佐渡南部地域では、今後も継続的に、地域の能舞台を活用した能合宿の受け入れや、伝統芸能の振興を進めていきます!

 

収穫の秋。食欲の秋。
いや年中食欲はありますが、秋は特にお腹が空くような気がします(笑)。

海府地区も稲刈りがほぼ終わり、今は新米の出荷ラッシュです。
海風が運んでくるミネラル、寒暖のある気候、粘土質の肥沃な土壌
そして山の養分をたっぷり含んだお水・・・。
海府産のお米は美味しいと評判なのもうなずけます。

農家の方が精魂こめて作ったお米、ありがたいことにおすそ分けいただきました。



コシヒカリといっしょに「古代米(黒米)」まで!

古代米は、文字通り古代の稲の品種で栽培されたお米。
動脈硬化や抗酸化作用があり、美容にもよいと言われています。
ここ最近の雑穀ブームでもおなじみですね。
形状は白米よりひと回り小さいかな。
パッと見黒ゴマっぽいです。

古代米は白米より手間がかかります。
稲の草丈が長く倒れやすいため、肥料を半分以下にしたり
糠の栄養分を守るため無農薬もしくは低農薬で栽培します。
また密植できないので、1枚の田からの取れ高も通常より少ないのです。

そして収穫も大変な作業です。



草丈が倒れやすくコンバインでは刈り取れないのでバインダーという機械
を使うのですが、これが重いの何の。
全身で押しながら田んぼを歩き回るので、すぐに体がヘトヘトに。
刈り取れない部分は手作業で行います。
通常半日で済む面積を、数日かけて収穫します。



こうして刈り取った稲を、風通しのよい場所にはざがけ(天日干し)します。
秋空の日差しを受け、気持ちよさそうにそよいでいます。

海、山、そして太陽の恵みを受け美味しく実ったお米。
さっそくいただきます!!



どうです?艶やかでしょ。
コシヒカリの甘さに古代米のほんのりした苦さが絶妙に合います。
もう美味しすぎてお代わりの連続。シアワセ~♪。



あぁ 体重計に乗るのが恐ろしい・・・。



 皆さん こんにちは!

今回は山の話題です。
先週末は全国的に秋晴れに恵まれたようで、当地、赤泊もいつも以上に素晴らしい天気の週末でした。
ふだんは我が家の前の”家之浦”で魚と戯れているのですが、海と反対側の山々があまりにも美しく輝いていたので、前日、Acoop.で調達した¥115の油揚げを煮つけ、稲荷ずし6個を携えて赤泊地区隣接の多田にある紅葉山公園へいざ出陣となりました。

ここ紅葉山は主に佐渡南部地区の方々がモミジ狩りに訪れる名所で、男神山(497.2m)と女神山(593.3m)の二つの山の総称で、多田の民話「三助とお菊」の二人を祀った山々と言われています。

駐車場に車を置き、遊歩道から登山道に入ると栗、どんぐり、もみじ、ブナの林を秋のそよ風が吹き抜けます。佐渡ではブナが少ないと思っていましたが、なになに素晴らしいブナ林があり、思わずその林の中から葉っぱ越しのギラギラ太陽を見上げて鑑賞してみました、そして、深呼吸。「生きててよかった~」
男神山頂上では眼下に見下ろす多田港の先に越佐海峡を挟んで新潟の弥彦山、角田山、またその背後には越後三山がそれらのシルエットの様にくっきりと確認出来ました。
日本晴れの上天気も加わり、あまりの展望の素晴らしさに思わず鳥肌が立つ程でした。
昼食後、女神山経由で下山。岐路、登山道に転がっていたかち割れイガグリから中身を頂戴して、秋の味覚をお土産に頂いて来ました。

私は海彦ですが、当地にいると山彦にもさせられます。
恐るべし、佐渡島! 山にもハマりそうです、困ってしまいます。
佐渡は山あり、海ありです。

おあとが宜しいようで・・・

では、また

AKDkame

女神山からの展望自然の恵
男神山(右)と女神山案内板登山道男神山山頂より

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