こんにちわ!水津地区担当の岩﨑です!!
少し日が経ってしまいましたが、
水津の春祭りが4月の11日(夜祭)・12日(本祭)にありました!
鬼太鼓が水津の家々を一軒一軒回る、春の訪れを告げるお祭りです!

私は2月から役2か月程、男鬼の新鬼として練習してきました。

厳しいご指導の中にも、新鬼を育てようという愛を感じました!(私の勘違いではないはずです!)
祭り本番、感謝を込めて新鬼として一生懸命舞うことが、
自分の出来る恩返しだと思いながら、日々の練習に励んで来ました。

―夜祭当日―
夜祭、本祭りの朝の始まりと夜の終わりは、水津にある白山神社で舞います。


子供達の提灯も並びます。

初めて衣装を着させて頂きました。
脚絆を付けると足が締め付けられ軽くなります。
気合いが入ると共に緊張が…。


夜祭は男鬼と女鬼が1人ずつ踊り、次の日の本祭を迎えます。
※黒髪が男鬼、白髪が女鬼




自分は緊張のあまり途中フリをど忘れしましたが、なんとか舞い終えました…。

―本祭当日―
白山神社で祈祷してから、境内で舞います。





そして門付けの始まりです!!
約40軒の家々を朝から夜まで回ります。
水津は太鼓を叩く人は5人程。男鬼女鬼はそれぞれ3人ずついて、交代しながら舞います。


保育園にも行きました!泣いちゃう園児もちらほら…。

水津の漁師さんへ!大漁祈願の舞!!!!

獅子と鬼のやりとりも面白かったです!


狭くてその場で舞うような坂になったところもあります。

水津の道路沿いには桜の木が並んで咲いています。
天候にも恵まれお花見日和でした!

水津は一軒一軒たくさんの料理やお酒など、『ふるまい』が用意してあります!
『〇〇さん家は〇〇が美味しいんだよ!』
と、その家その家で毎年出る物が決まった料理もあるようです。
回るのが楽しくなりますね!



漁師町ならでは、素晴らしいお魚達も並びます!
水津はふるまいをとても大切にしていると感じました!
みんなで料理を囲みながら世間話。
水津が一つの大きな家族になったような、
鬼太鼓というものが、地域間交流の意味でも大きいものを持っていると感じました!


さらに水津のいいなあと思ったところは、来る者拒まずの心です。
祭りの日に私の友人達も見に来てたのですが、
『そんなとこおらんで、家ん中入れっちゃ!』と水津の方々は大歓迎してくれました!

カメラマンさんも引き入れてはっぴを装着!
大学生のサークルの方達も水津の鬼太鼓を見に来ていたのですが、
水津のみなさんは優しくお声をかけ、ふるまいを学生にも配っていました。





白山神社にて最後の舞。
感極まるものがありました…

鬼太鼓の後継者不足はこの水津地区も否めません。
そういった中で、
水津地区は転勤してきた駐在所さんが鬼組に入るという風習があります。
また、今回のように自分も鬼組に入らせて頂いたり、
『よそ者』に対して大きく家族のように出迎え、1つの伝統を守っていくとうのは、
水津のみなさんの人柄ならではだと感じました!
来年からは自分も古鬼…
もっともっと水津の鬼を極めたいと思います!!!!