ついに!この時が来ましたよ~♪
7月27日(日)早朝、私のネクタリンを無事収穫致しました!
今年は収穫時期が例年より早かったそうで、つい先日袋掛けが終わった(押せ押せで7月上旬までかかってしまいました)と思ったら、早やM先生から連絡が…。
仕事の合間を縫って、上新穂のネクタリン畑へ行くと、ネクタリンの甘い香りが木の側にいて香ってきます。
収穫し時かどうかは、いくつかの判断材料があるそうです。
私の場合はまずお尻の赤みと、手で触ってみて硬さを確認(ただネクタリンは桃より触感では判断しにくいそうです)、その後香りがするか、鼻先を近づけて香りを嗅ぎます。その次に、ヘタの周辺の色を見て、青みが薄いかどうかチェック。
先生曰く、熟したものは皮の表面のテカりがなく、マットな色になるのだそうですが、私にはそこまで区別できず。
(人間と同じ、熟す(歳をとる)と顔の脂もなくなってくる…、けど、それが熟した証拠!なんて冗談を言うのは、果樹の大先生Sさん。)
摘果が遅かったせいか、やや小ぶりの出来。大きいもので190gでした。核割れ(種が真っ二つに割れてしまうこと)も多いように感じました。摘果で残す実の選別が、まだまだだったなと反省。
それでも、「秀」12個入りが2箱完成!家族とお世話になっている方に贈りました。それぞれに甘くて美味しかった!と感想を頂き、本当に嬉しい♪
果樹農家さんの作業を実際体験し、どれだけの手間暇をかけて実が育てられているのか知りたくて、Myネクタリンのお世話をしてきました。
最後の袋掛けでは、私が思うように畑に行けず、3分の1はM先生が掛けて下さり、その他木の防除や下草刈り、私が手を加えたのはほんの一部だったと感じています。
それでも、季節ごとにすべき仕事があり、毎年天候や、木の具合などを見ながらの作業、木に実が生って当たり前の世界から、一歩踏み込んだ果樹栽培の世界を経験できたこと、とても勉強になりました。
佐渡はフルーツ王国。実?身をもって実感。
2014年07月
【赤泊】徳和・浦津集落の「道普請」
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- 亀﨑正洋(赤泊地区)
- 文化/伝統
道普請(みちぶしん)をご存知でしょうか・・・。佐渡に住んでいると極自然に耳にする言葉です。元々「普請」は仏教用語で、禅宗の教えだそうです。室町時代、江戸時代にその信者が力を合わせて作業に従事するという意味だったそうですが、21世紀の今もこの言葉は健在のようです。
昨日早朝、当隊員が居住する浦津集落の道普請があり、参加しました。女性を含む20名程が徳和・山寺集落に集結し、浦津集落へつながる旧街道を整備(草刈・水路整備)しました。
集落住民が力を合わせこの様な勤労奉仕をすることは、正しく集落の結束力の現れだと感じました。
今後もこの古き良きしきたりが継続する限り、我が集落の将来は輝かしいものだろうと思いました。浦津集落の皆さん、大変お疲れ様でした。<m(__)m>
【下新穂】お釈迦様の台座
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- 小川佳奈子(新穂地区)
- 島内イベント
新穂の下新穂集落にある新穂城跡のお堀。

そこには美しく咲き誇る淡いピンクの蓮の花たち。
蓮はおよそ1億4000万年前から地球上に存在していたとても古い植物なのだとか…。

彼らを写真に収めながら、こんな疑問が湧いてきました。
「お釈迦様はどうして蓮の花の上にいるのかしら???」
調べてみると、それはそれは有難い教えが隠されていました!
蓮の花は、泥水でなければ大輪の花を咲かせることがないそうです。
仏教では、泥水=人生の辛いことや悲しいこと、耐え難いことを意味していて、そういった苦行が根底にあってこそ、その先に悟りが開かれるというわけです。
大きな苦しみを乗り越えた人だからこそ、その先に大輪の花を咲かすことができる、幸せを見いだせる、お釈迦様は説いているのだそうですよ。

どうでしょう?蓮の花拝みに行きたくなりましたか?
8月3日日曜日は、「新穂城跡はすまつり」。
南線を両津方面からずっと来て、新穂の山王さん(右手)を過ぎて、しばらくすると右手に蓮の葉が一面に広がるお堀が見えてきます。
当日、下新穂集落センターでは、写真展や出し物も観られます。下新穂集落の方たちが作る豚汁や模擬店も出ますので、皆さん是非遊びに来て下さいね。
※開催は午後3時~7時半までです。
佐渡の「地域おこし協力隊」隊員 絶賛募集中!
佐渡市ホームページ:
全国の都市圏の方へ:「地域おこし協力隊」を二次募集します
いま佐渡には11名の隊員がいます(2014年7月現在)。私たちといっしょに、佐渡で「地域おこし」してみませんか?
みなさまの応募を楽しみにお待ちしていまーす!!

新穂のイチゴ農園にて
参考:北陸新幹線 開業カウントダウン写真
コウノトリの地で…
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- カテゴリ:
- 小川佳奈子(新穂地区)
- 環境保全活動の支援
豊岡は、日本で最後の野生コウノトリが生息していた地。1971年にその姿を消す前から、人工飼育が行われ、幾多の失敗を経て今では70羽以上のコウノトリが自然界の空を舞っています。
そうなんです、佐渡のトキの野生復帰と重なる部分がありますよね。
実は、トキの野生復帰の取り組みには、この豊岡の取り組みなくしては語れません。
そんな「野生復帰事業」の先輩の懐へ、今回飛び込んでまいりました。

と、言うのも、2日間行われた今回の会議テーマは、「未来へ!」。
2日目は、コウノトリ未来・国際大学と銘打って、1日限りの大学が開講されました。そのなかで、私も若者代表の一人として、パネルディスカッションに参加しました。
「未来へ!」というと、どうしても明るく夢のある答えを求めてしまいがちですが、進行役の先生からは「格好良い答えを出さなくてもいい」とアドバイスがありました。
ここにいるメンバーは、現実と向き合って、地に足がついたひとたちなんだから、と。

若い世代の人たちを前にすると、大人はつい、きれいで夢のある話をしたくなるもの…でも、現実と向き合いながら、自ら選択した道で、必死に頑張っている人の言葉にこそ、重みがある。。。
そう信じて、私も、根っこのない新しい土地で、とにかく日々まい進していることを、短い時間でしたがお話させて頂きました。
会場に来ていた高校生たち。少しでも伝わったといいな~。

豪華な顔ぶれと、この豊岡の地で出会えたこと、本当に感謝です!
【宿根木】今年も白山丸祭り
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- カテゴリ:
- 渡辺南風(小木地区)
- 観光支援

宿根木のまちなみに車で向かう途中、白山丸はあります
いつも少しだけ顔をのぞかせている船体が
年に一度だけ青空の下に帆を掲げる、それが白山丸祭りです!

《白山丸祭りスケジュール》
26日(土) 前夜祭(17時~21時)
19時00分 小木おけさ子供連の郷土芸能
19時30分 鼓童公演 小編成
27日(日) 本祭り(9時~15時)
9時10分 船体の曳き出し、帆柱立て、帆揚げ ★参加者募集中★
10時30分 船内見学(15時まで)
11時30分 宿根木伝統芸能ちとちんとん公演
12時30分 弦楽座公演
14時00分 フラダンス公演
場所 佐渡国小木民俗博物館内千石船展示館
※焼きそばやタコ焼き(宿根木で捕れたタコ入り)などの軽食、地場産野菜の販売あり
(去年の様子)

前夜祭

船体曳き出し
スタッフと同じ白山丸Tシャツを着て船体曳き出しを体験してみませんか?
中学生以上であればどなた様でも歓迎!お問い合わせは白山丸友の会(電話0259-86-1234)まで♪たくさんの方のお越しをお待ちしております。
※雨風により帆揚げができない場合もあります。ご了承ください。

晴れますように!
白山丸友の会HPへはこちらから
佐渡を歩こう会(その3)~岩首の棚田を歩く
3回目となる今回は、岩首の棚田を歩く!です。
前回から間を置かずに開催しましたが、徐々に参加者も増えてきており今回は15名もの方々が集まりました。
特別参加手続きがある訳でもなく、毎回誘われた人が友達を誘うという形で自然に増え、今回参加できなかった人も含め20名ほどになります。
行きたくなったときに行きたい人だけが参加する、そんな緩やかな会です。
まずは岩首談義所(廃校となった小学校を活用した交流拠点)に集まって、今回ガイドをして戴いた談義所オーナーでもある大石さんのお話しから始まりました。

毎回、地元の方からその地域のお話しを聞かせて戴くのも、この歩こう会の魅力になっています。
なお、ガイド付きの棚田散策は通常佐渡観光協会を通じて有料で申込むことができます。料金については観光協会や地元、ガイドの方々などでシェアすることで成り立っていますので、今回も参加した皆さんにはご負担をお願いしております。
颯爽と談義所をスタート。

目的地までひたすら登りの3.2km、
しんどかったら途中で戻ろうか、と弱気な言葉もちらほら。。

岩首昇龍棚田と呼ばれるとおり急峻な棚田ですが、皆さんいつものようにワイワイ話しながら快調に上ってゆきます。


途中一回だけ休憩、皆さん絶景を見ながら余裕の表情です。

ハート型やちっぽけな田圃たち。
維持、管理してゆくのはいかにも大変そうです。

目的地の展望小屋に到着。
小屋は住民と専門学生たちが共同して作ったものですが、昨年風雨で壊れてしまったとのこと。
ここから一望する海に繋がる棚田の姿は絶景で、新たにカフェを作ることを計画中とのことです。

それにしても一人の脱落者もなく皆さん元気に完走しました。
長い登りでちょっと心配していたのですが、お見事です!
再び談義所に戻って名物「里山弁当」で昼食。
観光協会を通じて棚田散策を申し込む際オプションで予約する事ができますが、山海の美味満載でお勧めです。

お酒も入り昼間から宴会のようになってしまいましたが、最後にひとふんばり不動明王が住むという養老の滝を見物。
滝の水を飲むと子宝に恵まれるといいます。

地域おこし協力隊の活動内容のひとつの例として健康づくり支援があります。地域のお年寄りたちの健康づくりに貢献できればと思い参加しておりますが、いつも自分のエネルギー不足のほうを感じさせてしまいます。参加者の中には多少足腰の弱った方もいらっしゃいますが、毎回元気いっぱい楽しそうに歩いていらっしゃるのに感心します。
健康長寿にはいつまでも明るく、楽しく、好奇心を持って心身を働かせることが大事。そんなことを感じさせる活動で、発起人であるりんごオーナー園の佐々木さんの地域づくりは大変参考になります。
ところで次回は海外(島外のこと)に出よう、という話しが出てきました。
そうすると「佐渡を歩こう会」ではなくなりますかね。。

【赤泊】職場訪問―イカ釣り船「第八板立丸」
凪が続く一昨日の夕刻、今月に入り好漁が続いている夜イカ漁へ同行させて頂きました。夕方4時半過ぎに赤泊漁協荷捌き岸壁を出港、一路松ヶ崎灯台沖へ向かいながら魚探を入れ、反応見ながらの漁場探し。約2時間後、幾らか魚探に反応が出た水域でシー・アンカーを投入し、自動イカ釣り機が稼働開始です。日没直後ポツポツと上がり始めました。しかし、大きな群れにあたらず、数も伸びないので、船長の野口さんは僚船の新栄丸さんの情報も踏まえ撤退を決めました。12時頃帰港となり、水深300mラインをトレースし、魚探を入れながら航行中、50mライン付近で大きな反応がありました。すかさずシー・アンカーを投入し機械を稼働させ期待しましたが、上がったのは数尾のイカのみです。残念な事に、その反応はサバやイワシであったようです。さすがに二度もスカタンを喰らい、即、帰港となりました。船長曰く、今シーズン久々の「不漁日」であったとの事です。
本船は普段、船長一名のみで稼働されており、以前から洋上での作業をどの様にやりくりされているのか、大変興味がありましたので、乗船させて頂いた次第です。
航海計器、漁労機器など設備投資された船で、操船はオート・パイラー(自動操舵装置)で1人操作可能ですが、大漁したらその処理が如何に大変であるか感じさせて頂く事が出来ました。大変勉強になった乗船でした。野口船長お世話になり、有難うございました。
ハッタンぼんぼりを作る
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- カテゴリ:
- 寺内栄樹(笹川・西三川地区)
- お祭り/行事
参加しました。
ハッタンとは、昔田植えの際に苗を植える目印をつけるために使用されてい
た農機具だそうです。このハッタンの骨組みに紙を貼り、思い思いに絵を描
きぼんぼりとしたものです。
十年ほど前、真野商工会の有志や地元の小中学生が作り始め色々なイベント
で展示されておりますが、特に春の真野公園桜まつりでは夜桜に添えてライ
トアップされ名物となっております。
ハッタンぼんぼりは現在120基ほどありますが、汚れたり破れたりするの
で2~3年で更新しなければなりません。
今回、夏まつりに合わせ20基ほど1週間かけて更新しました。
年々作る人が少なくなり時には2~3名しか集まらずに存亡の危機を向えて
いたとのことでしたが、飲食店のマスターでもある振興会長が、私を含め飲
食店に集まる客たちに声を掛けてくれたおかげで毎晩10人以上が集まり賑
やかな活動になりました。
実は、何をやるのかも良く分からずに真野商工会館を伺ったのですが、真っ
白な紙を貼ったハッタンに何でも良いから絵を描いてくれとのこと。
高校以来絵の具で絵など描いたこともないので、下書きもしないでさっさと
描きあげてゆく回りの人達を見てビビッてしまいました。

とうとう初日は筆が動かずハッタンに紙を貼る作業だけで終了。
一日図案を考え作業開始。
始めは六角柱にうまく円が描けずにちょっとスイカが歪んでしまったり、絵
の具が滲んでしまったりと苦戦しましたが、ビールが入ってだんだん調子が
出てきました。

絵を描かない人は描きあがったハッタンに雨除けのビニールを貼ったり、ビ
ールを飲みながらただ冷かしていたりと和気アイアイで進められました。

私の力作!! 名付けて「西三川フルーツパラダイス」です。
年と顔に似合わずだいぶ漫画チックになってしまいました。

頭の中ではもっと色々描いてみたいと思っていたのですが、いかんせん絵描
きの腕がついてゆきません、ともかくも一つは完成できてホッとしました。
夏まつりでお披露目されるのが楽しみです
回りからはおだてられて次回は3基描いてもらうと言われてしまいました。
最終日にはほんぼりを点灯した中で乾杯。
商店街のプロの料理に混じって婦人達も自慢の料理を持ち寄り大宴会となり
ました。

絵の達者な人達だけでなく、誰もが楽しみながら作り上げるものです。次回
はもっと多くの人達が参加できるよう協力したいと思います。
(そうすれば3基も描かずにすむかな。。)
【番組告知「JNNふるさと紀行」】阿弥陀堂(別名おっぱい堂)がテレビに!
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- 中村暢子(高千・外海府地区)
- 文化/伝統
高千・外海府担当の中村です。
先日、 北田野浦へBSN新潟放送の番組取材が入ると聞いて私も同行してきました!
取材した場所は、阿弥陀堂です。
別名、その名も”おっぱい堂”です。
言い伝われた話によると、
昔、沖に出た集落の人の船が霧の中で流され迷子になってしまったが、
この阿弥陀堂から光が放たれて、その光のおかげで陸に戻ってこれて助かったらしいです。
この阿弥陀堂に関する巻物に色々書かれているようですが、文字が解読できないみたいです。。
でもご利益があることは昔から言われており、
お乳が出なくなったお母さんたちがお参りに行ったそうです。
そのとき作った絵馬が、おっぱいの形をしているので「別名:おっぱい堂」と言われているそうです。
絵馬は布で作られており、 以前は境内の中にたくさん並んでいたそうですが、
盗まれたりして今では数が減ってしまいました。



取材当日は、阿弥陀堂の解説役のおじいちゃんや集落の方たちとBNSのアナウンサーと一緒に撮影に同行しました。
地元の人でもあまり知られていないこの阿弥陀堂をどこで知ったのか番組スタッフに聞いてみると、
このパンフレットを見つけて面白そうな場所があったので是非取材したいと思ったんです!
と話していました。
「佐渡たかちぶらぶらガイド」です。


何年か前に作られた地元密着型の観光パンフレットです。
ちなみに同日には、同じ北田野浦集落にある食事処「赤ちょうちん」や、石名の天然杉、外海府・関の国民宿舎 海府荘なども取材があったそうです。
まだまだ他にも高千・外海府の穴場スポットがあるので私も行ってみたいと思います。
是非、この番組も皆さんご覧ください!
全国放送(BSチャンネル)と新潟県内放送(地デジチャンネル)両方ありますよ★
チェックよろしくお願いしますー!
■放送予定■
★番組名:JNNふるさと紀行「ぐるっと大佐渡 自然の奇跡に出会う旅(仮)」
★放送予定日:BS-TBS
2014年7月19日(土)12:00~12:55「JNNふるさと紀行」
BSN(新潟放送)
2014年7月21日(月・祝)13:55~14:50
★出演:新海史子(BSNアナウンサー)、三石佳那(BSNアナウンサー)
http://www.bs-tbs.co.jp/documentary/KDT1101900/
【岩首】 目から見えるもの、耳から聞こえる音
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- 新田聡子(岩首地区)
- 文化/伝統
新穂に引き続き、岩首でも芸能道具の管理保存相談会がひらかれました。
今回はお隣同士の岩首地区と松ヶ崎地区合同での開催とさせて頂きました。
祭りを続けていくのに祭り道具の管理保存はとても大切な事。
祭りには様々な道具が登場します。
太鼓、笛、鬼の面、獅子頭などの他にも各集落で衣装も様々。
車座になり、皆さんあれこれと聞いていました。
隣の地区の祭りについては知らない事だらけ。「へ~。」と他集落の人の話に耳を傾けてみたり、「おらっちのとこと同じだなぁ。」と頷いたり、お話をして頂いた宮本卯之助商店の岡部さんの言葉にぎくっとしたり。
私が印象に残った言葉は、
「獅子でも鬼の面でも、目と耳は大切にしてください。神様は目と耳を通して祭りを見ています。」
面をかぶったら鬼になる。
お宮を出発してからは、いつもそこに神様がいるのだと、わかっていても心に刺さる言葉でした。
そして、お話終了後には参加者全員で懇親会。
この懇親会には参加者全員が参加してくれて、地区を越えて一緒に飲んで、話しました。
たいした事ないように感じるでしょうが、私にとっては岩首・松ヶ崎地区の皆さんが一緒に楽しい時間を過ごしてくれた事、お互いに初めて一緒に飲む人がいた事がとても嬉しかったのです。
地区を越えて、共通の話題のもと集まって飲む。
協力隊になってからやりたかった事の1つでもあります。
声をかけて頂いたNPO法人佐渡芸能伝承機構の松田さん、遠くから来てくれた岡部さん、そして参加して頂いた集落の方々、お料理作りを手伝ってくれたおばちゃん。
皆さんありがとうございました。
賑やかな宴会は日付が変わる頃まで延々と続いたのでした。
好きんもんが一緒なら、話はつきないのですね。
佐渡を歩こう会(その2)~外海府を歩く
3月の羽茂城址に続き今回は外海府の関集落と岩谷口を歩く! です。

今回も西三川りんごオーナー園の佐々木五三郎さんから二日前に突然電話で
お誘いがありました。
行きたくなったときに行きたい人だけが参加する、そんな緩やかな会です。
こんなふうに海岸をのんびり散策。


汗が出たところで岩谷の洞窟で涼みます。
この洞窟は、佐渡の反対側である宿根木に通じているとの言い伝えもありま
すが、ホントかな~。。


海岸線にはこんなカラフルな住宅もありました。
住民が趣味で拾い集めて飾っているそうです。

今回は軽めに歩いて昼食を食べたあと、地元の方に雄大な関の大滝と関岬の
放牧場を案内して戴きました。


牛たちがこんな近くまで来て歓迎してくれます。

参加した皆さんは長く佐渡に住んでいますが、こんな絶景を見るのは初めて
だと感激していました。
佐渡にはトライアスロンやマラソンなど色々なイベントがありますが、お年
よりにはひらすら何キロも歩くのはキツイし面白くない、無理せず楽しみな
がら歩き、地元でおいしいものを食べたりすることが大事だと佐々木さんは
言います。
佐渡を良く知る佐々木さんでも知らない場所はたくさんあるとのこと。
「こういうトレッキングコースのガイドでも作ってくれんか~」と言われま
したが、佐渡一年生の私にはとてもとても。。m(__)m
とは言え、佐渡百選にも挙げられながら薮に覆われ荒れ果ててしまっている
かつての名所もいくつか見てきました。
佐渡に住む人たちが、そうした隠れた名所・史跡に関心を持ち続けてゆくこ
とが風化を防ぐ道と期待しながら、今後もこの活動を続けてゆきたいと思い
ます。
【新穂】鬼さん獅子さんの会合
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- 小川佳奈子(新穂地区)
- 文化/伝統

大野の獅子や鬼、新穂中央の鬼、瓜生屋の獅子に、佐和田二宮の鬼面まで…
なんだか神様の会合のよう!
これだけ勢ぞろいしたワケは、浅草で文久元年から芸能具の製造販売・修理をされている宮本卯之助商店さんが佐渡に来島、この日は新穂で一夜限りの芸能具の管理・保存相談会を開いて頂きました。
宮本卯之助商店岡部さんから投げかけられた言葉は、どれも職人からのメッセージ。
鬼面を見ながら「皆さん、神様と思って接していますか?」との一言。

重みのある言葉に、一同考えさせられた夜でした。
自分も太鼓を打つこと、太鼓との接し方を改めなければ…。
ひとつひとつの面や獅子頭を見ながらの解説は、なんだか学校の講義のようでした。
各集落の芸能具が一同に会すというのも、滅多にないことなので、大興奮でした!
ご参加頂いた皆さん、ありがとうございました!
芸能具の扱い方も、鬼太鼓を継承していく上で、芸とともに
後世へと伝えていって欲しい大切な知恵の一つです。
我が家のご飯④
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- カテゴリ:
- 新田聡子(岩首地区)
- 佐渡の食
夏の野菜は彩り鮮やか。 夏の青い空や海、青々した緑のなかでもはっきりとした色が畑に映えますよね。
そんな夏野菜の中でも私はトマトが大好きです。
高校生の頃、夏休みを利用して長野県にある農園で2週間ほど体験学習をさせて頂きました。
そこでは朝早くに起きて、野菜の収穫、間引いた野菜を使っての朝食、梱包と発送作業、昼食、お昼寝、草取り、夕食、TVなどない環境で疲れきって9時過ぎには眠るといった生活でした。
そこで育てられた大きなトマトの味は衝撃的でした。かじった瞬間、味が口の中にひろがります。
トマトだけで、こんなに味がするものかと思いました。
野菜サラダを食べる時っていつもドレッシングをかけて食べていたけど、味が濃くなって野菜自体の味がしなくなってしまうことも。サラダというよりも、ドレッシングを食べている感じでしょうか。というかコンビニサラダなどではそもそも味がしないから、かけずにはいられない?
それ以来、あまりドレッシングは使いません。使わなくなると色んな野菜の味に良くも悪くも出会います。
高校を卒業してから1年を過ごしたカナダでも新たなトマトとの出会いがありました。
ホームステイ先のイタリア人夫妻の庭で育てられたイタリアントマト。
日本のトマトより縦長で皮が少し固め。 豪快にぶつ切りにし、オリーブオイルと岩塩、オレガノをパラパラと振って出来上がり。
やっぱりこれもトマトの味がしっかりしました。
と前置きが長くなりましたが、今回はトマト料理! 4回目にして初めて本当に我が家のご飯!
形が変形してお鼻がついていた頂き物のトマトと庭で育てたバジルを刻んでパスタソースを作りました。
味付けはもちろん塩だけで充分です♪
ルッコラも丁度収穫できたので、豪快に盛り付けて、出来上がり。
野菜を美味しく料理する。それは手を加えすぎないと言う事でもあります。
一生懸命育ってくれた野菜たちのそのままの味をしっかり堪能する事。
1つ1つ無駄な部分を削ぎ落としていく事が、自分自身のためになると感じる佐渡での生活です。
季節の野菜をしっかり吸収。体を冷やす野菜もあるので食べすぎにはご注意を!
【宿根木】20周年記念誌完成!
こんにちは

少し前になりますが、この春に宿根木の
「重要伝統的建造物群保存地区選定20周年記念誌」 が
めでたく完成いたしました!

平成3年の重伝建選定から20年を迎え
宿根木を愛する会が、昨年から編集作業に取り組みました。
これまでの町並み保存事業や活動の歩みがまとめられています。
私もこの冬作業に携わらせていただきました。
住民への聞きとりは
まちなみの取組みに関する意見以外にも宿根木での思い出話を語られる方も多く
何年も経った頃「こんな話があったのか~」と
何世代にも渡って読み伝えられていってほしいと思います。
すべての方々からお話を聞けなかったことは心残りですが
観光地として佐渡島内ではおなじみの宿根木
そこに住む人々がどんなことを考えているのか
ぜひ知っていただきたいですね。
先月には宿根木住民や関係者に配布されましたが
部数限定(数に限りがあるため)で販売もするそうです。
気になる方はご一報くださいね♪
《追記 2014/07/16》
佐渡においては、佐渡市立小木図書館で取り扱いしております。
島内の方はご利用下さい。
【佐渡市立小木図書館 0259-86-3841】
【佐渡これからTV】「若者の婚活を応援しよう!」
高千・外海府担当の中村です。
先日、佐渡のケーブルテレビ サドテレビのコーナー「佐渡これからTV」へ出演させていただきました。
7月のテーマ「若者の婚活を応援しよう!」について他の4名の出演者の方々とトークする番組でした。
まだ結婚の経験もないわたしがそのようなテーマを語れるほどではありませんが、
昨年の秋に高千で婚活イベントを企画・運営したのでその時感じたことなどをお話させてもらいました。
おそらく、嫁不足や未婚率が高いという現状は、佐渡だけではなく日本全国の抱える問題だとおもいますし、簡単に解決できるようなことでもないだろうなぁ、と感じています。
佐渡の20才~39才の女性は、2010年には4,680人いたのが2040年には1,907人程に減少する予測との事です。
また、佐渡の人口も、2040年には3万4千人にまで減るそうです。
東京に住んでいたころは周りは人であふれていましたし、友人も皆近くにいましたし、まだ20代だと結婚する人もそんなにたくさんいなかったのでこういう問題について深く考えたことはなかったです。
佐渡に来て、こうやって日々暮らしていると過疎地で抱える少子高齢化をリアルに感じることが多くて、正直この先の未来のことが心配になることもあります。
今はまだ自分のことで精一杯なので、この先どうやったら豊かにハッピーに暮らせるかと悩みますが、番組で色々な佐渡の現状を聞いたら、もっと島のみんなで考えなきゃいけないのかもしれないと感じました!
人口が減って、廃校も増えて、空き家もたくさん、そのほかにいろんな問題を抱えて気分が暗くなりがちですが、
山も海も近くて自然がいっぱいで食べ物も美味しいこの佐渡ヶ島で暮らせることはとても幸せなことだと思いますし、今いる子ども達の世代にたくさん魅力を教えてあげられたらなぁと思います。
最後になりましたが、「佐渡これからTV]の放送日です。(佐渡島内のみでの放送となります)
他4名の出演者の意見もなかなか面白いと思いますよ♪
・初回放送 5日(土)20時~
・再放送 月・水・金 19時半~
土 20時~
日 16時~
★出演★
・計良隆弘さん(佐渡市地域振興課長)
・三浦民さん (佐渡地域離島振興推進連絡会結婚問題委員)
・小池幸夫さん(サロン・ラクール&佐渡ホットステーションえんや社長)
・愛音羽麗さん(元・宝塚歌劇団花組で男役スター)
http://www.e-sadonet.tv/pg75.html
【イベントのお知らせ】どろんこバレーを開催致します!!!!!!
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- カテゴリ:
- 岩﨑貴大(水津地区)
- 島内イベント
昨年から棚田米の販売等を含め、
佐渡棚田協議会と地域おこし協力隊で島内外の様々な人に、
棚田についてもっと知ってもらおうと活動してきました!
そこで今回、棚田という場所、そこで作られるお米、そこに住む人をより身近で感じ、知ってもらえるように、
「棚田であそぼう どろんこバレー」を企画しました!!!
会場は私の担当地区、そして協議会会員の片野尾集落の田んぼで行います!
棚田米を味わいながら、景観豊かな棚田で泥んこバレーを楽しみましょう!!
三連休の真ん中。
今年は海より!ディズニーより!棚田です!
参加申し込みに関しましては、佐渡棚田協議会ホームページをご覧ください!
佐渡棚田協議会ホームページ
みな様のたくさんのご参加をお待ちしております!
水津地区地域おこし協力隊 岩﨑
朱鷺米応援大使の田んぼ、賑やか!
なんと、朱鷺米と料理ブロガーさんがコラボレーションしたページが出来ました!
環境も育む朱鷺米の米作りや、前回料理ブロガーさんたちがいらっしゃった時の動画に加え、佐渡市地域おこし協力隊の私たちの紹介まで!是非ご覧ください→朱鷺と暮らす郷×Nadia
さて、ちょりママさんとかめきちパパさんが5月に田植えをした田んぼ。
見守り隊を任命された私は、その後も何度か田んぼの様子を見に伺っています♪


田植えから約1ヶ月後の6月頭、竹ぼうき除草とフキの除草液をまきに行きました。
竹ぼうきは思ったほど重くはなかったですが、広い田んぼをやるとなるとキツイ仕事でした。フキ液は独特の発酵臭があります...。

この日実施した生きもの調査の様子も含めて、その様子を一枚のお米だよりに仕上げてみました。いかがでしょう?
ちょりママさんとかめきちパパさんにも喜んで頂けて作った甲斐がありました!田んぼと消費者をつなぐツールとして一役買えたら...と思っています。
そして昨日、中干に入る前に...と田んぼの様子を再度見に。一人で行くのは初めてだったので、道に迷いながらなんとか到着。
田んぼの主、林さんの「賑やかなことになってるよ」という言葉どおり、たくさんの生きものと出会えました!



草もだいぶ生えていました。ここまでくるとフキの除草液では効かないので、あとは機械で除草をし、稲に大きくなってもらう(日陰を作る)しかないそうです。
フキ除草は今年初めての試み。また来年に向け課題が出来ました。
この試行錯誤が面白いっと、林さんが言うのだから、私もついつい笑ってしまいました。何とも頼もしい限り。
8月まであと1ヶ月。ちょりママさんとかめきちパパさんの来訪まで、稲がどれくらい生長してくれるか、楽しみです。