佐渡市地域おこし協力隊サイト

佐渡市地域おこし協力隊全メンバーによる活動報告のサイトです

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2015年09月

元気なお年寄り達で始めた「佐渡を歩こう会」改め「大人の遠足」。
今回は小木港から高速遊覧船に乗り小木半島先端の沢崎まで行き、徒歩で小木港へ戻る行程で、まさに大人の遠足気分!

と思いきや沢崎から小木港までおよそ2万歩の長い道のりは、険しくはないものの結構足腰にこたえるものでした。

まずは小木港から力屋観光汽船の高速遊覧船に乗り込みます。

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歩こう会なのに船に乗る?
今までにない趣向で皆さんとても楽しそうに海上観光を味わいました。

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力屋観光さんの丁寧なガイドもつきましたので、陸地を歩くのとはまた違った面から私達の好奇心を満たして戴きました。
下の写真は矢島・経島。

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それにしても小木海岸の海水は透明でとても美しい。
青い空とコバルトブルーの海の向こうに映える大佐渡の山並みは感動ものです!

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高速遊覧船は沢崎には停泊できないので手前の深浦で下船、いよいよ”歩こう会”の開始です。

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深浦集落の上にそびえる長者ヶ橋には、宿根木出身の蘭学者である柴田収蔵が江戸時代の終り(1852年)に描いた世界地図が設置されています。
私の住む真野新町には同時代に日本最初の独和辞典を刊行した司馬凌海がおりましたが、鎖国時代の幕末において離島である佐渡島が、このようにグローバルな人材を輩出してきたのには驚きです。

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沢崎灯台の元でまずは腹ごしらえ。
沢崎は佐渡の最南端で、世界で6ヶ所しかない枕状溶岩の岩場となっています。
まだ少ししか歩いてませんが、絶景に囲まれ海風の中で食べるお弁当もまた格別でした。

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昼食を終え、深浦に戻り宿根木に向かいます。
途中海上からも見た犬岩を陸上から臨みましたが、こちらからのほうがより犬らしく見えました。

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更に行くと珍しいキビの天日干しが見られました。
このあたりは稲もはざ掛けしている様子が多く見られます。

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丁度中間点の宿根木に到着。
メンバーに宿根木出身の方がおり、ふれあいガイドをしていただきました。
「大人の遠足」は多彩なメンバーの集まりですので、時々そうした恩恵も受けられます。

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ここから先は舗装路を外れ海岸線を歩いて行きます。
やはり冒険好きなお年寄りたちには舗装路では物足りないようです。

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そろそろ歩き疲れた頃にも虫谷に寄り道して「左八文字」を陸側から見ようと。。
漢字の八を逆にしたように見える奇石で、弘法大師の筆跡だとか。
でもこちら側からは見えませんでした。

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距離的には今までで最高かもしれませんので、くたくたになって小木に到着して小木の飲食店で反省会。
旅のあとに地元のお店で美味しいものを食べるのもこの会の習わしとなっております。

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ずっと佐渡に住んでいる方たちでも、大人の遠足は毎回行ったことのない場所ばかりで楽しみだと言います。

皆さんも健康維持と好奇心を満たすため、そして佐渡にある自然のお宝を楽しみながら歩いてみませんか?

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連休は、良いお天気に恵まれました。

気づけば、稲も色づき、「準備できたよー。刈ってちょうだい。」と声が聞こえてきそうです。

この時期、いつも以上に棚田をゆっくり、じっくり歩きたいと思うのです。
それぞれの季節で変わる景色も楽しいですが、やはり棚田には米がある。稲の成長を見守りつつ、香る匂いの変化も楽しみの1つです。
田んぼの畔に咲く花や、ヨモギからも爽やかな匂いがします。



その日の天候や、雨が降ったり、かんかん照りの日ではその場に漂う香りが違います。

それだけで昨日とは違う棚田と出会えます。

だから今日もまた棚田をあるこうと思います。いつ行っても、いつも違う。それが魅力だと私は思っています。


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夏の自然の色の濃さに圧倒されます。

だけど、今の季節の色の濃さはまた違う深みを帯びた色が印象的です。

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倒れないようにと縛られた稲。

お互いを支えながら、ぎゅっとしっかり結ばれております。


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いつも山にいるばあちゃんが、今日も作業をしていました。

笠が良く似合うばあちゃん。
大好きなお孫さんとの稲刈りを楽しみにしています。

このばあちゃんの田んぼは、見晴らしの良い場所にあるため、たくさんのお客さんが足をとめます。
以前は、勝手に入ってくるお客さんやマナーの悪い人も多く嫌な思いをしていた時もあると聞きました。

お客さんたちが、みんながみんな嫌なんじゃないのです。
ちゃんと挨拶をしてくれたら、一言「お邪魔します。」の言葉があったらと思います。


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今回私が話を聞いたり撮影をしている合間にも、たくさんの人がばあちゃんの田んぼを訪れていました。


「どうぞ、見ていってください。」とばあちゃんが言います。


なんだか変わったな。表情も優しく、あれこれ説明もしています。 


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ばあちゃんが、「うちの田んぼの写真を撮って、わざわざ送ってくれた人もいるんだよ。」、「いいもんじゃないかもしれないけど、褒めてくれて美しく撮ってくれると嬉しいね。」と言っていました。



出会いや出来事で変わることがあると思います。

食べるだけの米づくりだけど、苦しいことばかりだけじゃなくて、続けてきたから良いことも新しい繋がりもあるのだと話していました。



 
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棚田では、たくさんの人の思いを感じることができます。

集落の人だけではなくて、訪れてくれた人たちの思いも。

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あっちこっち、それぞれの家族の中にお邪魔して そこにある棚田と人の思いを感じることができるから、やっぱり私は歩きたいと思うのです。
景色だけじゃない、たくさんの魅力が散らばっています。



そうやってじっくり時間を使って歩ける時間があること。許された時間の中で、たくさん思いに触れることが協力隊の仕事の1つでもあると思います。

吸収した思いと栄養に、今年もしっかり実ったお米を食べて、また次の田んぼへ。



今日は車を降りて、歩いてみませんか。
きっといつもと違うものに出会えます。



 
 

たくさんお部屋があるお家。

湿気で床が腐ってしまった納戸の改修に まず着手することを決めました。
1階部分の陽が当たらない場所に位置していて、一番傷みが酷いように感じました。

荷物を全部移動すると全貌が明らかに。
大工さんに床板をはがしてもらい、根太(床板を支えるために床下にわたす木)の状態を確認。
土も湿っていて、湿気対策も必要という事になり、全部床板をはがすことになりました。

ん???

なんか床板の下から出てきました。

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囲炉裏発見。
それにしてもすごい場所に。

不思議に思っていたら、昔は隣の部屋と一間続きになっていたので、丁度囲炉裏のある場所が部屋の中心あたりに位置していた様子。
使わなくなった囲炉裏は床下で眠らされていたようです。



「使いたい!けど、この場所だと使えない・・・。」



大工さんに相談。
一度壊すけど、もう一回同じように部屋の中心に造ればいいじゃないかということになりました。

どうしてですかね・・。古いものに憧れてしまうの。
便利じゃないのに・・。使いづらいのに・・。

このお家には、へっつい(釜土)もあるのです。
しっかり治してつかえるようにしたいと夢はひろがります。


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ハンマーで壊すと下には、大きな石が。
さすがにこれは壊せないし、動かせないのでそのままに。


湿気対策をして、根太を入れ替え。

続いて囲炉裏を新しい場所へ設置します。

大工さんの次は左官さんに登場してもらいました。自分たちで出来ないところは専門職の方々の手を借りています。
みんな近所の集落の方々。

囲炉裏部屋 左官 (1)

ブロックを積んで、形づくり。

囲炉裏部屋 左官 (17)

工事を始めて、つくづく職人さんたちの技術に圧倒されます。
大工さんも左官さんも、内装屋さんも、電気屋さんも、みんな凄い!

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ベニヤを張って、囲炉裏淵は集落の人のお宅にあったものを頂きました。
サイズもぴったりで驚き。


湿気でじめじめした納戸。

生まれ変わって、囲炉裏付きの共有スペースに変身です。

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まずは、一部屋完成。
どんな使い方をしようか、わくわくします。
お部屋を直していく時に、各お部屋には私なりのコンセプトがあります。

来てくれた人たちと集落の人たちを繋ぐお家になるように。
昔ながらだけど、ちょっと不便だけど、今の家にはない味があって、ちょっとお洒落。

そんな空間に1歩1歩近づけるように。


次回は、改修工事その2。




 

町内の有志で進める「真野新町宿町屋再生プロジェクト」。
空き家となっている町屋の外観を住民の手で修復しながら、町を観光型商店街として活性化して行く活動を一歩一歩進めています。

当面の目標は、10月10日・11日に実施する「金の道 真野新町宿で 茶会と町屋体験」を成功させることです。
真野新町の秋のお茶会は昨年まで11年間続けてきたものですが、補助金や寄付に頼る運営に行き詰まり、昨年で区切りをつけ終わりにしようということになっていました。

秋のお茶会は、江戸時代の初期から金の道の宿場町として、あるいは北前船の集荷地として賑わっていた歴史ある街並みを紹介する役割を担って来ました。
10年以上も続いたお茶会が無くなってしまえば商店街は益々衰退するばかり、と有志たちが立ち上がり、新たなお茶会を続けて行くため1年間に渡り模索してきました。

新たな魅力を付加するため、プロジェクトでは子供達や住民と一緒に、かつて味噌や醤油の醸造業で栄えた源内邸の黒塀塗りや、お茶会の会場でもある呉服屋せいない邸の玄関に黒格子を復活させてきました。

今回のお茶会では、この源内邸で佐渡の家庭で古くから祝い事などの時に振舞われた「鉢台料理」を提供することにしました。

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前回は真野第1子供会の皆さんと国道沿いの黒塀を塗りましたが、今回は真野第2・3子供会の皆さんと立派な門が建つ周囲の黒塀を塗ってもらいます。

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ところが当日は朝からあいにくの雨。
子供達が集まってくれるか心配でしたが、作業の時だけは幸いにも雨が止んでくれ、多くの子供たちと親御さんが集まってくれました。

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まずはプロの塗装屋さんに指導してもらいます。

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普段はペンキ塗りなどなかなか出来ないので、子供たちはすぐに夢中になってしまいます。

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最後はスタッフにより細かな仕上げを行いました。

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塗り終ったところで雨脚が強くなりドシャ降りに。
この日は一日雨模様だったのですが、子供達の作業の時だけは雨も避けてくれ、雲(運)も味方になってくれたようです。

この後スタッフは真野新町の入り口にイベント告知の看板立て。

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10月10日は、この道で「金の道ウォーク」も行われます。
手作り感満載ですが、雨にも負けずスタッフ一同頑張っています。

商店街の活気を甦らせるため、まずは「金の道 真野新町宿で 茶会と町屋体験」が成功することを祈っています。

イベント名:金の道 真野新町宿で茶会と町屋体験
日時   :10月10日(土) 11日(日)
      午前9時半~午後4時(お茶席は午後3時半まで)
会場   :真野新町地内(お茶席は森邸、せいない邸)

※募集締め切りました。たくさんのご参加ありがとうございます!※
今日は気持ちの良い稲刈り日和になりました☀

今、佐渡は、黄金色の美しい田んぼに夕陽が差し込み、赤とんぼやコオロギが飛び回り、季節がまた変わろうとしている素晴らしい瞬間が楽しめます。
 

10月10.11.12日、体育の日がある3連休。 
さど暮らし体験モニターツアーが行われます。
(↓チラシクリックで市の募集案内に飛びます✈)
佐渡暮らしモニターツアー
なんと2泊3日食事つきフェリー代込み10000円!
先輩移住者との交流で「佐渡に暮らすってどうですか?」と直接不安に思っていることもお聞きください。
私も11日同行させていただきます。 
皆様にお会い出来ることを楽しみにしています^^


更に!


さど女子ファンクラブでもアースセレブレーションに続き、会員限定モニターを募集しています♪
(↓チラシクリックで市の募集案内に飛びます✈)
女子ファン
釣りも楽しめます🐟
何が釣れるかなぁ~。

佐渡に来て趣味が増えました。
農業女子も♡釣女も♡楽しめる佐渡!

星空が素晴らしいので宙ガールも♡佐渡での島遊び楽しめます。

秋の三連休はぜひ佐渡へ♪




お問合せは
ふれあいハウス潮津の里
住所:佐渡市背合38
電話:0259-55-3311

前回のブログの内容につきましては、不快感を抱かれた方も多かったと思います。配慮を欠いてしまい、申し訳ございませんでした。

今後は、多方面に気を配りつつ、佐渡の観光スポットを取り上げていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

さて今回は、秋にふさわしく、島内の美術館・博物館を巡ってみたいと思います。
特に、紹介する2つの美術館はそれぞれ「版画」「アマチュア」に特化したもので、通常の美術館とはまたひと味違った“名作”に出合えることでしょう。



【佐渡版画村美術館】

版画家で高校教師だった故・高橋信一氏が広めた版画運動の成果を集めた版画専門美術館。「旧相川簡易裁判所」を利用した館内には、佐渡在住アマチュア作家の作品を中心に約300点を常設展示。また、版画体験の教室(有料)も開いています。

版画美術館02
[アクセス]
・相川から、車約5
・最寄のバス停「佐渡版画村」(本線・七浦海岸線)から、徒歩約1
[開館時間・休館日・料金]
開館時間:9:0017:00
・休館日:無休(12月~2月は平日のみ開館)※年末年始休有
・料金:大人400円、小・中・高200


【日本アマチュア秀作美術館】
「小木図書館」に併設された美術館。その名のとおり、世界でも珍しいアマチュア・アーティストの作品のみを展示しています。なかには、チャーチル元英国首相、海部俊樹元首相らの油絵、夏目漱石の墨絵などもあり必見です。 

アマチュア02

[アクセス]
・小木から、車約1
・最寄のバス停「小木」(前浜線<サンライズ城ケ浜>・赤泊線・小木線・宿根木線)から、徒歩約1
[開館時間・休館日・料金]
・開館時間:9:0017:00
・休館日:月曜日・祝日休 ※年末年始休有
・料金:無料


【佐渡博物館】

佐渡の自然、歴史、文化、芸能、民俗を学ぶことができる総合博物館。1階は金銀山に関するさまざまな資料が並ぶ展示室、2階には「自然・考古・歴史・民俗展示室」と「美術・工芸展示室」があります。また裏庭には「佐渡岩石園」も。

佐渡博物館

[アクセス]
・両津から、車約35

・最寄のバス停「佐渡博物館前」(南線・赤泊線・小木線・国仲線・金丸線)から、徒歩約1
[開館時間・休館日・料金]
・開館時間:
8:3017:00

・休館日:無休 ※年末年始休有

・料金:大人500円、小・中200




【佐渡国小木民俗博物館】

大正9年(1920)に建てられた小学校の木造校舎をそのまま利用した博物館です。安政5年(1858)に宿根木で建造された「幸栄丸」を当時の版図も基に復元した「白山丸」も展示。また、南佐渡の漁具や農具を収めた新館も併設しています。

小木民俗博物館01

[アクセス]

・小木から、車約10

・最寄のバス停「小木民俗博物館」(宿根木線)から、徒歩すぐ

[開館時間・休館日・料金]
・開館時間:8:3017:00
・休日:無休 ※年末年始休有
・料金:大人500円、小・中200



【新穂歴史民俗資料館】

能、鬼太鼓、人形(説教・文弥・のろま)など佐渡の郷土芸能に関する資料、玉作遺跡からの出土品、新穂出身の土田麦僊・杏村兄弟や山下清の遺作等を展示。「勾玉作り」「裂き織り」の体験教室(ともに有料)も、随時受け付けています。

新穂資料館02
[
アクセス]
・両津から、車約15
・最寄のバス停「新穂郵便局前」(南線)から、徒歩約3
[開館時間・休館日・料金]
・開館時間:8:3017:00
・休館日:月曜日休(祝日の場合は開館し、翌日休・12月~2月休)
・料金:大人200円、小・中100


深まる佐渡の秋 。ちょっとだけ寄り道して、アカデミックに、アーティスティックに過ごしてみてください。

すっかり秋風を感じるようになってきましたね。
私も春から佐渡にお世話になっておりますが、この夏佐渡の良い所の一つに、地域ごとに個性豊かな花火大会があることが新しく刻まれました。

私の担当地区「佐和田」では、毎年8/11に「獅子ヶ城まつり」という
大きな花火大会があります。きっと皆さんもご存知ですよね!
佐和田の花火と言えば・・もちろん『ミュージック花火♪』
音楽に合わせて打ち上がる花火は島内でも唯一だそうです!

そんな佐和田の花火ですが・・

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そんな声もあり、実はこの夏・・ある熱いプロジェクトが発足しました!

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佐和田の花火をもっともっと盛り上げたい!という思いのもとに、
地域の方、佐和田の花火が好きな方に、応援といった形で、サポート
してもらえるための方法について、獅子ヶ城まつりの実行委員の中で
チームを作り、会議を重ねに重ね・・ある計画が立ち上がりました!
花火玉
この打ち上げる前の花火玉(本物)を活用して、
花火の応援金を集める 花火応援玉プロジェクト』です!

☆せっかく応援金を集めるなら、応援したくなる仕掛けが絶対必要!
チームメンバーのアイディアで、応援する側を楽しまる方法として
今年は、花火応援玉(応援金箱)を制作することになりました。
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せっかくなら、獅子ヶ城まつり成功の思いを込めて、
『命名式』(実行委員長が応援玉に命名)を行ってみたり・・
もちろん命名式なので、メディアの方に取材に来ていただき、
事前にお祭りの告知にもなりました。

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☆応援してくれた方に感謝の気持ちをあらわしたい! 
そんな意見もチームの発言としてあり、プロジェクトとしてもう一つ
サプライズプレゼントを用意することになりました。
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来年も獅子ヶ城まつりで応援してくれた方にまた会えますようにという
思いを込めて『ご縁を結ぶ線香花火』をチームで作成しました。

花火大会当日は、願いも叶い多くに人にサポート頂き、たくさんの応援を
頂くことができました!本当にありがとうございました!
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花火からちょうど1か月たった先日、ついに応援金玉を開けて
皆さんの応援を確認する日を迎えました。

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緊張しながら、中に入った皆さんの気持ちを確認すると、企画当初の
予想を遥かに超えた結果となり、本当に胸がいっぱいになりました。

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今年初めて、立ち上げたプロジェクト。
皆さんの応援をどう活かすか、そして皆さんに来年以降もっと楽しんで
もらえる花火・お祭りにしていくにはどうしていくべきか、
プロジェクトメンバーは今年の活動をきっかけに、来年に向けた思いを
すでに温め始めています。

これからが、本番!どんな形かまだわかりませんが、
来年も獅子ヶ城まつりで、皆さんとご縁がありますように。

図3

 

今日は朝から久しぶりに青空が広がり、とても気持ち良い天気となりました。秋晴れです!

早朝より、海沿いにある大椋(おおくら)神社で「徳和まつり」が始まりました。

赤泊・徳和は小佐渡の丘陵地帯に広がる広域地、15の集落があり、内7集落が徳和神社と諏訪神社で徳和まつりを春に行い、8集落がこの大椋神社で秋の徳和まつりを行います。

今秋の祭り当番は草木(くさぎ)集落、「お旅所」です。従って、神輿はここまで登りました。何百キロもある神輿を何キロもある坂道を登るには年配者にはキツイ様です。

鬼太鼓には今年も新潟大学の学生さん15名、先生方と助っ人に来て頂きました。

有難いことです。

江戸時代は村高1,600石、家数250軒余りと佐渡島内では最大級の村の一つであった徳和の祭りがこれからも50年、100年と継続されればと、こうべ垂れる稲穂が実る田園で、爽やかな秋風に吹かれながら、願いました。

地域の皆さん、学生さん、先生方、今日一日お疲れ様です。(^.^)


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「新穂いいところだよ~」というと、「ん~、でも海ないしなぁ」と返されることが時たまあります、国仲平野、新穂担当のおがわです。

海が近い隊員の地域に行くと「やっぱり海いいなぁ…」なんてちょっと羨ましくなるのも事実。祖母の家も海まで3分のところなので、その魅力は十分承知しています。

ここのところ、米農家さん泣かせの雨が降ったり止んだりの佐渡。昨日もだいぶ降りましたが、夕方には晴れて見事な虹が見えました。 
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この色のコントラスト。もちろん虹もきれいでしたが、その美しさだけじゃないものが、ここにはありますね。だから私は新穂が好き!

虹を追いかけながらの帰り道、馴染みのガソリンスタンドを通ると、空に向かってなにやら携帯をかざしている店員さんが。後ほど「虹の写真撮ってましたね!私も撮りましたよ~」とメールを入れると、お返事が返ってきました。

「虹がきれいと、思える人は、心も虹のようにきれいなんだって。」 


忙しい夏が終わっても、次から次へと新しい季節はやってきます!

秋風薫る夜の小木町を、ぶらりまち歩きする企画
「秋の田楽ちょうちん巡り」を今年も開催します! 

小木町は港町として栄え、歴史的な建物が今も多く残る全国的にも貴重な町。
夜になると各家に飾られている田楽ちょうちんの灯りがとても美しいです。 facebook_dengaku

地元ふれあいガイドによる町歩きを“夜”に行うなんて、なかなかない体験!
会場は今年小木町に新たに誕生した「寄れっ茶屋 もやい」
さらには、田楽ちょうちんにちなんだ「田楽弁当」(+デザートも!?)が食べられる!

9月の連休の初日に、小木を選んでみませんか

※詳細は、小木湊まちなみの輪フェイスブックページへどうぞ!

〈訂正〉入舟町の漢字が間違っていました。正しくは「入舟町」。大変失礼いたしました。 

先日、両津にあるあいぽーと「移住受入セミナー」が行われました。

ご来場いただいた方々、お忙し中ありがとうございました。


ちょうど時同じく、BSNラジオで「さど暮らし体験住宅」、FMポートで「佐渡の移住」について取材されました。
そしてそして次号の『AERA』では、佐渡が「移住したいところランキング」上位にランクインされたそうです(上位って何位なんだろ・・・ドキドキ)


そろそろ、バレましたね。佐渡は居よいか、すみよいか 。


9月13日
ふるさと回帰フェア@東京国際フォーラム
10月31日
●さど暮らしセミナー@有楽町ふるさと回帰センター
11月21日22日
アイランダー2015@池袋サンシャインシティ

随時募集
さど暮らし体験住宅
現在11月以降、空きがあります。
月5000円~
佐渡での暮らしの様子・環境調査・就職活動・家探し・・・移住の準備期間にお使いください。


佐渡に住んで10カ月がたち、一通りの季節が終わろうとしています。

私を取り巻く環境は激変しましたが、何も不自由はないし、今のところほとんど不便も感じていません。

一番気に入っているのは、忙しく変わる季節。
ここでは四季以上に季節があります。
雪の下からフキノトウがのぞく春と山桜が咲き始める春は、同じ春でも歓びが違います。
青々とした苗が風にそよぎ入道雲の出る夏とお盆が終わり乾いた空気が流れる夏は、同じ夏でも風が違います。
秋も。冬も。

こんな豊かな気候だと感受性が豊かになります。
・・・もちろん豊かな気候のおかげで食べ物の種類も多い!山も海も!!


佐渡が好き!というより、私は里山にある自分の集落が好きなのかもしれません。

10日間会っていなかったら、一人暮らしのおばあちゃんが心配になってきます。
顔を見に遊びに行ったら「あんた病気かと思ったよ、元気にしてた?」と逆に心配されていました。

最近は朝6時におすそ分けに来るおじいちゃんにも驚かなくなってきました

佐渡の魅力の一つは「人」。
かわいく魅力ある人がいっぱい。「私もこんなおばあちゃんになれるかなぁ」


そんな「さど暮らし」のお話を移住セミナーではさせていただきます。
「佐渡で暮らすってどんなの?聞いてみたい!」そんな方、お待ちしています。
もちろんUターンをお考えの方もご来場お待ちしております。


元気なお年寄り達で始めた「佐渡を歩こう会」改め「大人の遠足」。
今回は今年の目標であった金北山山頂を目指します。

大げさに書きましたが、今回は白雲台からほとんど防衛省の管理道路を登る安全なルートですので、夏休み中の小学生2名も参加しました。

トレッキングコースとして有名なのは、以前歩いたドンデン山荘からアオネバ十字路、マトネ(前回はここまで)を通って金北山、白雲台へ至る縦走コースですが、日帰りで車のある所に引き返さなければならないので今回は山登りというよりハイキング感覚の白雲台側から入ります。

とは言え佐渡の最高峰、佐渡に来たからには一度は登ってみたい!

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白雲台でいつものように準備体操を終えいざ出発。
1000メートル級の山なので真夏の暑さを覚悟していたのですが、時折小雨混じりでかえって快適に感じるスタートでした。

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子供たちは先頭を軽やかに進んでいきます。
メンバーは健脚自慢のミドル/シニアですが、実はこのあと離されるばかりで子供達に追いつける人はいません。。

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時折自衛隊の車両が通るこのような舗装された緩い上り坂をひたすら登ります。
暑くないのが幸いでしたが、先を行く子供たちのハイペースについて行けず一休みも多くなりがちです。

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道端にはツリガネニンジンが咲いていました。
白い花はとても珍しいとのこと。

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中間点のブナ林で再び休憩。
今回は日差しが弱く助かりましたが、真夏の山歩きにはこんな木陰がとても心地良いものです。

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金北山の頂上が見えてきました。
何か天空の要塞跡のようです。

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山頂(1,172m)に金北山神社があります。
この日(8月23日)は偶然にも佐渡島の総鎮守金北山神社の例大祭が開催されておりました。
年に一度境内で巫女舞が奉納されるのですが、普段は閉じられている神前に向い拝礼できるとは何とも幸運なことでした。

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帰りは妙見山を廻り間近でガメラレーダーを望みます。
何ともSF的な光景。

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ガメラレーダーの直下はお花畑ですが、この時期はもう見頃を過ぎてしまった様子。

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下山は元来た防衛省の管理道路ではなく、ツツジひらに向かって薮の中を歩きます。
冒険好きのお年寄りたちはどうしてもこういう道を行きたがりますが、小さな子供たちは薮の中に沈んでしまって大変です。

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ツツジひらに咲くホツツジ。

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薮を潜り抜け、今回も皆無事に下山することが出来ました。

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妙見山からの下山路は、良く見ると踏み固められた登山道はあるのですが、薮に覆われ視界が悪くなれば道に迷ってしまう状態です。

今までいくつもこのような登山道を歩いてきましたが、せっかく素晴らしい自然のお宝があっても、多くの人が訪れなければこうした登山道もいつか消えてしまうかもしれません。

健康維持と好奇心を満たすため、皆さんも佐渡を歩いてみませんか?

金北山ルート

下川茂東部集落集会所向いにある勝泉寺の境内には、弘法大師像始め、多くの石仏がみられます。これらの石仏は大正12年川茂の老婆たちにより寄進されたといわれ、旧暦715日・新暦95日の寄進日に因み、以降、お遍路が現在も当地区で行われています。

一昨日の5日(土)は天候も良く、のどかな初秋の田園風景に、お供えの花々の鮮やかさが秋空に生えていました。訪れた午後2時頃、お堂ではご婦人方による真言が唱えられていました。境内の全ての石仏には、真新しい純白の遍路札がたくさん貼られ、お遍路はすでに終えられた様でした。

お遍路と言えば、四国八十八か所を巡るのですが、その本場まで行けない代わりに、境内にある四国八十八か所の本尊を刻んだ石仏にねまった(座った)まま遍路札を貼って御詠歌を唱え遍路するそうです。(以前は立遍路とも言われた)

当地を始め、佐渡ではこの様に神仏への祈りが、身近な暮らしの一部として現在も営まれています。お陰様で、また一つ「佐渡学」を学ばせて頂きました。

下川茂の皆さん、ありがとうございました。(^.^)


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島外に佐渡を伝えることも協力隊の仕事の一つです。
佐渡がこんなに素晴らしくて、楽ししくて、美味しくて、
言葉では伝えきれないこの思い・・
この夏、抑えきれなかったので、東京で発散してきちゃいました。

報告会(表紙)
 
7月31日に「佐渡がすきナイト」と題して、
東京は虎ノ門にある「しごとバー」というイベント企画に登場し、
20代~50代と幅広~い年齢の島外の方、総勢60名以上と、
佐渡について熱く語る一夜を過ごしてきました!

★「佐渡」がメインテーマのイベントに、なぜ多くの人が集まったのか?

★「佐渡を伝える」方法を今回”交流型PR”と題して挑戦し、結果どんな成果や気づきがあったのか?

「佐渡を伝える」上で、重要だと感じた事、皆さんに共有したい事を
私たちなりに報告したいと思います。

当初は、イベント関係者の方向けとして報告会を考えていたのですが、
普段なかなか私たち(協力隊)としての考えをお話する機会も少ないので、今回、興味がある方へ公開をしたいと思います!

事前に人数把握をさせて頂きたく、参加をご希望される方がいらっしましたら、こちらのブログに参加表明のコメントをお願い致します。
(※個人名等ではなく、参加しますといった内容で構いません)

下記、報告会の詳細になります!
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協力隊の「声」を聴いてみたいという方とお会いできることを楽しみに☆


中村@高千・外海府です。

担当地区内にありながら、なかなか足を運べていない場所はいくつもありますが、ここもそのうちの一つでした。。。

北片辺にある「裂織の里 鶴女房」という観光施設です。

観光施設と言っても、今ではほとんど使われることがなくなってしまった建物です。

北片辺の海岸の方にあり、キャンプ場の隣に建っています。

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 外観

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入り口付近の看板


この日は、とある取材のオファーがあり、この施設の経営・管理をしている本間さんに同行し、中に入らせもらいました。

ここ北片辺は、誰もが知っている昔話“鶴の恩返し”の発祥の地と言えます。

昭和の初め頃に、集落に住んでいた道下ヒメさんという方が民話の語り部をしており、当時の松屋旅館に泊まっていた鈴木棠三さんという方が、「鶴女房」(鶴の恩返しの話)の語り部を聞き、「佐渡昔話集」を後に発行しました。
その後、劇作家である木下順二さんが「鶴女房」を題材にし、「夕鶴」という戯曲を作ったそうです。

現在、北片辺の公民館「民話の館」前には、昭和64年に建てられた記念碑があります。


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そして、この「鶴女房」の建物も、記念碑が出来た時と同じ頃に建てたそうです。

本間さんは当時大工をしていて、集落にあった古民家を解体して今の場所に移築しました。
(しかも1日で解体し、2日で復元したそうです。驚)

民話の語り部を開くスペースに加え、佐渡の伝統工芸である”裂織”の工房も作りました。

本間さん曰く、

「鶴の恩返しは、裂織がルーツなんじゃないか?使わなくなった布を裂いて、新たに生地を作る工程は、鶴の恩返しの話と似てるだろ?」。

言われてみれば、そうなのかもしれない!と新しい発見。


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建物の中。古民家の面影たっぷりの空間。

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当時は囲炉裏の前に語り部のステージがあったそうです

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島内外の小学校からお客さんが来ていたそうです

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レトロ感たっぷりのソファー

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なぜか、神棚に鶴の被り物が。NHKの昼どき日本列島という番組で紹介されたことも。

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座敷の向かい側には、裂織り工房。


「鶴女房」は平成元年頃から営業をスタートし、平成20年ごろまで続きました。

語り部の語り手は2~3人ほどいて、1公演30分3話ほどの内容(1回1人300円)。

民話は、「鶴女房」のほかに「ねこの恩返し」や「乙和池」など佐渡にゆかりのある昔話をされていたそうです。

1公演につき50人ほど収容でき、1番繁盛していた時は1つの観光会社が6,000人/年お客さんを連れてきたこともあるそう。

当初は、新潟交通の観光バスのルートにも入り、尖閣湾揚島遊園~北片辺のコースも出来ました。

”百万人観光”と言われた佐渡全体の観光客の数が減っていくのと同じように、鶴女房にもお客さんが少なくなってしまい、平成20年に営業を終えました。


民話の語り部については、今でもたまに問い合わせがありますが、語り手の高齢化の問題もあり、公演を開くのは難しいのが現状です。

本間さんご自身は、この施設をどうにかしてまた復活させたい気持ちはあるそうですが、本人も高齢となり、なかなか簡単ではないです。


語り部を復活させて、最盛期の頃と同じようにお客さんを集める施設にするのか?
しかしその為には、次の担い手を見つけないといけません。

はたまた、古民家を活かして違う用途としての利用をしていくのか?直売所や飲食店・休憩所として開くのもいいのかもしれないけど、じゃあ誰がやるのか?

なくすのは簡単だけど、復活させる・継続させるのは簡単ではないと改めて感じました。


地域の宝さがしの次は、どうやってそれを守っていくか、地域の人が主体となって考えていけるようにサポートしたいと思います。

先週末、東京 表参道・新潟館ネスパスで開催された首都圏佐渡連合会主催
「産業振興フォーラム」に参加してきました。
首都圏で活躍されている佐渡出身者や縁のある方たちの集まりで年に数回
会合や催しを開いたり情報交換を行っているそうです。

東京は猛暑から一転あいにく肌寒い雨模様でしたが、80名超の方が来場され
会場は超満員。フォーラム開始前から熱気がスゴイ。
佐渡からも企業関係者の方が数名お越しいただきました。

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基調講演は伊藤屋の伊藤さんによる写真を通した佐渡のPRについて。
伊藤さんの発信する情報は美しい写真や独特の視点でとても人気があります。
彼が分析する佐渡の魅力は、どれも新鮮で興味深いものばかり。
佐渡をよく知っている人たちにも新たな発見を感じたようで、みなさん熱心に
耳を傾けていました。終了後は拍手の嵐、嵐、嵐。

この盛り上がりの中、次に話をすることのプレッシャーで押しつぶされそうに。
実はあがり症で人前で話すのは苦手。
しかも佐渡初心者の私が佐渡のベテランさんたちを相手に佐渡を語るなんて
おこがましいにもほどがあるのではないかと不安でいっぱいに。
超ド緊張の中、寒ぶりとカンゾウという海府の2つの宝をテーマに話をしました。
うまくまとまりきれていない内容にもかかわらず、温かく聞いてくださり
本当にありがたかったです。

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フォーラム終了後には館内のレストランで懇親会。
そこら中で佐渡話に花が咲きます。私も色々な方と挨拶することができました。
独特なのが例えば「真野の○○」と集落や地区の名をつけて自己紹介するところ。
自分の出身場所にとても愛着があるんですね。
地元愛が鬼太鼓などの伝統芸能の継承や誇りにつながっているのでしょう。

連合会のみなさんは仕事も住む場所も環境もバラバラですが
島を出てかなりの年月がたっても、心の中にはいつも佐渡がある。
先行きが心配で何かできることをしたい、そんな想いにあふれていました。
実際に多くの方がなんらかの支援をされています。
さすがアイランダーで抜群の動員力を誇る佐渡です。
人気投票で常に1位を獲得しているのは伊達ではありません。
こんな力強い人たちが島外にいてくれるのは本当に助かります。
ただ参加者の年齢層が若干高いのが気になるところ。
首都圏在住の若者も参加してくれるといいですね。

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さて、私にとって東京は人生の半分以上を過ごした場所。
せっかくなのでお休みをいただき、たくさんの友人知人と会ってきました。
みんな元気で相変わらずパワフルで、そして温かい。
月日の隔たりを感じさせない楽しいひとときでした。

そして会う人会う人に佐渡の魅力や自分の活動について話をしていたら
私自身も忘れかけていた大切なモノを取り戻すことができました。

佐渡に来て2年半。何の為に何をしたくて佐渡に来たのか。
佐渡にいることが日常となり、いつのまにか見失っていた佐渡への想い
モヤモヤっとしていたココロをリセットし、今一度初心にかえろう、と。
よく協力隊の活動として住民に“気づき”をもたらすことが挙げられますが
私にとっても大切なことを“気づかせて”くれた今回の滞在でした。
島外から俯瞰で佐渡を感じることで原点に戻れたようです。


そして休みを終え佐渡に戻ったら、もうはざかけの風景が・・・。

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こちらは古代米(赤米or黒米)です。栄養価も高くヘルシー。
週末のトライアスロンが終わると秋本番。
コシヒカリの収穫も本格的に始まりますね。

私の協力隊の任期もあと半年です。次の展開も視野に入れながら
これまでの活動で得た収穫を糧に頑張りたいと思います。

最後までお読みいただき有難うございました。

今日は職場に二宮(佐和田)から一人の農家さんがやってきました。

手にはA4サイズにプリントされたカマキリの写真が何枚も。

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「このカマキリ何ていう名前か分かる?分かったら教えてくれんかなぁ」

生きもの初心者の私には到底判断がつかず、(一社)生きもの語り研究所さんにヘルプを求め、ハラビロカマキリの幼虫かな?という結論に。

生きものに対する農家さんのまなざしが、何とも嬉しい 出来事でした。

腹広い トンボにカマキリ ハラビロと呼ぶ 
(農家さんのおかげで、また一つ生きものに詳しくなったぜぃ!) 

契約も無事に終えて、改修に着手。
10数年も空き家で、ほとんど立ち入った様子 もなかったお家。

各部屋の襖をあけていくと、狢の棲家だった形跡が・・・。
十数年前の新聞、雑誌、箪笥の中には着物の数々。
住んでいた方たちの様子を伺うことができる品々。

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まずは、一箇所に荷物を集め、各部屋を空っぽにしていきます。ありとあらゆる引き出しや、扉をあけてチェック。
一番多く出てきたのは、食器。
そして、座布団や寝具、衣類の順。

昔は冠婚葬祭、なんでも家でやっていたんですね。食器もお膳も軽く20個ずつあります。
1階の御前(おまえ)、座敷、小座敷、仏間の4部屋は田んぼの形のように配置され、仕切りの襖を外すと広い大きな空間になります。
そこで昔は集落の人たちが集っていたのだろうと思います。
だから人がたくさん入れる用に玄関も2つあるんです。
普段使いの2枚戸と、祭りなどでひらく4枚戸。 佐渡にきてから、不思議に思う家のつくりの1つでした。


物運び出し (6)


昔の食器の柄や、着物の柄、とても可愛いものが多いです。
使えるものは、布草履の材料や裂き織りに。

畳運び出し (2)
 
畳も使えないものは、処分します。
今のように軽い健材床ではなく、ずっしり重たい藁床。何枚も運ぶのに一苦労。でも、自然に返せるものも多いので助かります。

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一部屋に必要なものを集めたら、とてもすっきり。


箪笥や棚、大きい家具もひとまず小屋へ移動させました。



人の家の物を処分するってとても勇気がいりますが、使えるものはなるべく再生していきたいと思います。
直したり、擦って磨けばまだまだ使えるものも沢山あって、片づけをすることで発見がありました。

片づけを手伝ってくれた人たちから、昔この家で過ごした思い出を聞いたり、増改築した時の話、食器を見ながら懐かしんだり。
匂いでふと昔の事を思い出す事があるように、この家にもまだまだその頃の香りがあちこちに残っているのだと感じます。



次の回では、各部屋の改修工事について。腐った床をはいで、出てきたものは・・・。



 

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