一年前のちょうど今頃、私は激しいマイナス思考と、強烈な眠気に襲われていました。

8時には布団に入り、メソメソ泣きながら眠る日々…。

私が晩酌もしないで寝るなんて、身体のどこかがおかしい!!

それが妊娠に気付くきっかけでした。

 

それからまるっと一年。

この春に無事出産し、一児の母となりました。

現在協力隊は育休中ですが、復帰まで待てないので、私の経験をもとに

妊娠中に受けた公的なサービスを紹介したいと思います。

「子育てしやすさ」を謳っている自治体は日本各地にありますが、
果たして佐渡はどうでしょうか。
さまざまな立場の方に参考になればと思います。

 
妊娠中に受けられるサービス

①母子健康手帳

②妊婦一般健康診査(14回分)

③妊婦歯科健康診査(1回分)

④妊婦訪問

⑤パパ・ママセミナー

 

妊娠が確定したら、まずは市役所へ「妊娠届出書」を提出します。
その場で(あるいは後日、郵送で)①~③が交付されます。


②妊婦一般健康診査(
14回分)
のこと

出産までの妊婦健診を無料で受けられます。
ただし、健診以外の検査等は補助対象外のため、私の場合は子宮頸がん検査や血液検査、(逆子がなおったかどうか確認の)エコー検査を受けたため
9,000円ほど自己負担がありました。

 

③妊婦歯科健康診査(1回分)のこと

妊娠中は虫歯や歯周病になりやすい!市内の指定医療機関で無料で歯科健診が受けられます。
虫歯が見つかっちゃったら、その後の治療費は自己負担です。

 

④妊婦訪問のこと

助産師さんが自宅を訪問し(希望制)、心配事を話しアドバイスをもらえます。
赤ちゃんが生まれた今も、何かと相談できる心強い存在!

 

⑤パパ・ママセミナーのこと

私は妊娠6ヶ月の頃に参加。佐渡市から案内が届きます。
佐渡中の妊婦さんたちが、新穂にあるトキのむら元気館に集結。
おっぱいの準備や赤ちゃんの沐浴体験、虫歯予防の話を聞きました。パパの参加率が高い!

パパは重さ7㎏の妊婦体験ジャケットを身に付ける疑似体験ができます。「こんなもんか~」なんて絶っっっ対口にしてはなりません!(経験談)

 

 

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ドラマで目にしたことのあった母子手帳。
思い出の詰まった宝物です。


さて、佐渡には産婦人科がいくつあるでしょう?

答えは佐渡総合病院と佐渡市立両津病院のふたつです。

しかし、妊婦健診を受けられるのは佐渡総合病院だけ。

分娩も、です。

 

妊娠した時にそのことを知り、私は考えました…。

出産という人生の一大イベントを、自分の希望する方法で臨みたい!

その方法というのは自宅出産。

 

実際、佐渡で自宅出産をされた方はいるようですが、

私の場合、初産であり、ずっと逆子のままで、何より妊婦訪問の時に助産師さんに止められた(笑)ので、

望みを叶えてくれるところを実家近くで探し、里帰り出産を選びました。

 
結果としては、
逆子もなおり、望みどおりに自宅出産することができました。
母子ともに無事であり、本当に幸運なことです。
産婦人科医院を舞台にしたドラマを見て、ますますそう感じます。

しかしながら、佐渡での出産にもう少し選択肢があればいいのになぁとも思うのです。
まったく無責任ですが…


今年は佐渡にどれくらいの赤ちゃんが誕生した(する)のかなー。
お腹の中編でした!


【追記】
大事なことを書き忘れていました!
里帰り出産を選んだ場合でも、妊産婦健診や乳幼児健診にかかった費用の補助がでます!
補助には上限があり、実際の費用額と上限額を比較して、低い金額が補助されます。
私の場合、5回の妊婦健診と産後一ヶ月の産婦健診、乳児健診を里帰り先で受けました。

結果的には実家への往復の交通費を含めて42,000円ほどの自己負担。
いろいろと申請が必要なので手間もかかりますが、良い経験になりました。