佐渡市地域おこし協力隊サイト

佐渡市地域おこし協力隊全メンバーによる活動報告のサイトです

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2021年10月


読者の皆様

こんにちは!
ふるさと納税担当の江龍田です。
佐渡はすっかり寒くなり、本格的な冬に備えてブルーヒーターを購入しました。

さて、今回は\特別企画/と題して、佐渡市地域おこし協力隊のメンバー5人で、新米【6種類】を食べ比べてみました!!その様子を各隊員から4回に分けてブログでお届けします。
実施日:2021/10/26)


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協力隊メンバーはこちら! @岩首
奥野-五百川-江龍田
山本-村山

【公開予定】
①準備編<--ココ!
②食べ比べ編
③棚田展望台編
④舞台裏編


佐渡の米を食べ比べてみたい
そもそも今回の企画は、私が業務でふるさと納税・返礼品のお米を扱う中で、
「品種」そして、佐渡の中でも「産地」の特徴を人に紹介できるようになりたい!と思ったことに始まります。そして、そのためには一度に食べ比べてみたいと。ただし、1人だと難しい。。そんなとき若手の隊員に声をかけたところ快諾してもらい、実施できました!もちろん、新米を味わい尽くすというのは言うまでもなくです🍚

【目標】
1.「産地」と「品種」の特徴を人に伝えることができる
  ->「おいしさ」を競うのではなく、どんなシーン・料理に合うか...
2.新米を味わう・楽しむ!



エントリー米は6種類
ふるさと納税でお世話になっている事業者さんや、隊員が活動する集落で栽培されているものを揃えました!すべてコシヒカリではなく、「こしいぶき」や「ササニシキ」という品種を混ぜることでより違いがわかるようにセレクトしてみました。

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No.1:トキ認証米
No.2:こしいぶき(国仲:向屋ファーム)
No.3:ササニシキ(国仲:高島農場)
No.4:岩首棚田米
No.5:お達者米
No.6:上横山米
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■炊飯には「湧き水」を
少しでも条件を統一できるよう、お米を洗う・炊く際の水は同じものを使いました。
当日、岩首へ向かう途中にある、小倉地区にて。
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山の方では、木々が色づきはじめています.



すりきり2合・洗い方も統一に
そして、各隊員持ち寄りで、炊飯器を並べます。ジャジャーン!!

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すりきり2合を、普段の業務でお米を詰めているという山本隊員がきっちりはかってくれましたヨ。

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洗い方や炊き方は、こちら(全農パールライス)を参考に


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ちゃんとお水も均等になるよう、村山隊員が水平器を用いて入念なチェック👀


■スイッチON!
あとは、待つのみ!
6台もあるので、箇所を分散させて、「いっせーのーで」同時にスイッチを押しました。

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■次回予告:食べ比べ編
さて、次回はいよいよ「食べ比べ」の模様をお届けします。
どんな感想が出るのか・・お楽しみに〜〜

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[参加隊員]
小木町地区:奥野
放課後等学習支援:五百川
ふるさと納税推進:江龍田
達者集落:山本
岩首集落:村山


江龍田

読者の皆様

こんにちは。
ふるさと納税担当の江龍田(えりゅうでん)です。
佐渡では稲刈りのピークが過ぎ、朝晩も冷えて秋らしくなってきました。

さて、とある日に姫津の今井茂助商店3代目:今井茂人さんから連絡がありました。
「『いかとっくり』をつくるから、見に来ますか??」
ぜひ!と二つ返事で、姫津に行ってきましたので、
今回は、返礼品にも登録されている『いかとっくり』の製造工程をご紹介いたします。
(取材日:2021/09/29)


枠あり
『いかとっくり』はその名の通り、いかでできた徳利.
原材料は「するめいか」100%で、熱燗を入れたり、使用後は炙ったりして楽しみます.

お好みの日本酒でも味わっていただけるよう、この度、単品2コ入をご用意しました!



〜〜〜〜〜


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姫津集落は、技術を持った石見(島根県)の漁師が集団で移住したことにはじまります.
その背景には、佐渡金銀山の採掘による、島内の人口の飛躍的な増加があったそうです.
(詳しくは、佐渡市HP・
佐渡島の村々への影響)



■いかとっくりの製造工程
事前に、どんな作業があるかを送っていただきました。情報によると、いかとっくりは、5日間の日程で製造が行われます。私は、一番の見どころだという2日目「いかに空気を入れて膨らます」作業を見させていただきました。

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[1日目]
ワタ抜き、皮むき、吊るして乾燥…夜に裏返す
[2日目] ★  ココ!★
コルクを装着し、空気入れ、吊るし直し乾燥、空気補充
[3日目] 
コルクをはずし、形を整え、吊るし直し乾燥
[4日目]
色、硬さ見て乾燥仕上げる
[5日目]
サイズ選別し、ゲソ、いかとっくり各袋詰めして、完成
ーーーーー


■いざ!工場へ!!

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まず、目に入ったのは干したイカの大群!
前日に加工処理をして乾燥したものが、並べられていました。
このイカたちを徳利(とっくり)にするため、空気を入れるコルクをつけるのが、1つ目の作業です。



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コルクは海のブイでつくられている.
どこか見覚えのある形だと思ったら、自転車の空気入れの口!


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コルクを付けたら輪ゴムでしばって、準備は完了!
あとは、エアコンプレッサーをつかって、慎重に空気を入れていきます。

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イカの大きさ、乾燥具合によって、膨らみ方もそれぞれ.
割れないように、熟練した手仕事で、丁寧に空気を入れていきます.
(ひと昔前は、手動の自転車空気入れでやっていたとか..!)


動画でもぜひ!こちら
(今井茂助商店・公式Facebook)



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できあがったものは、きれいに吊るされて、乾燥室へ。
硬さなど状態をみながら中の空気も補充したり、夜間にも温度管理を行ったりしながら、このあと3日間乾燥させるそうです。

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■いかとっくりは昭和初期に誕生!
いかとっくりは、初代:今井茂助さんの代から製造を始めたとのこと。時期は、昭和初期頃。当時「北海道」にまでその製造工程を習いに行ったとお話を伺いました。現在、少なくとも新潟県内で製造しているのは今井茂助商店だけだそうです!


さとふる_金鶴セット
佐渡の地酒とセットにした返礼品もご用意しております!


■いかとっくりの取扱説明書
①「いかとっくり」をご家庭の「湯のみ」に立てます
②お酒の熱燗を注ぎ入れます
③2、3分で香り高い美味しい「するめ酒」が楽しめます
④使用後は焼いて「お酒のしみ込んだ、美味しいするめ」を召し上がれます
[参考]
今井茂助商店・公式HP
佐渡烏賊徳利研究所(イカケン)・Facebook


■基本情報
◯今井茂助商店
〒952-2134 新潟県佐渡市姫津229
0259752515
Googleマップ

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また、同じ姫津では、「姫津漁協」からも返礼品を出品しています。

■【新規返礼品】姫津漁協から
毎年7月に開催されている恒例イベント「姫津いかイカまつり」は、
新型コロナウイルスの影響で、2年連続で中止となりました。
そんな中でも「なかなか佐渡に帰ってこられない子供にイカを送りたい」「お世話になっている親戚にイカを送りたい」と思っている方々へ「姫津いかイカまつりセット」をふるさと納税にてご用意いたしました。こちらは「食卓のもう一品」にも便利なセットになってます!



姫津漁港_加工




今回は、姫津・今井茂助商店名物『いかとっくり』の製造工程をご紹介しました。
日々の活動や佐渡暮らしの様子は、Twitterでも発信しております。よろしくお願いいたします。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

江龍田

読者の皆さんこんにちは。
小木町地区担当の奥野です。

小木が江戸時代から栄えた歴史ある港町だということを、
以前の記事でお伝えしました。

そんな歴史ある町並みの中でも、
特に昔の姿をよく残す建物がいくつかあります。

その中から見るべき!建物をいくつか紹介します。

まずは、金子屋です。
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小木どころか佐渡中でも珍しい店と蔵が一体となった建物です。
重厚感のある佇まいが小木の町並みを引き締めているように感じられます。

こうした様式は「見世蔵」と呼ばれ、商都や宿場町に多く残されています。

火事の多かった小木で商品や家財を守るための工夫でしょうか。

昔は「金子屋百貨店」の名で書籍や雑貨までを扱っていました。
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↑先代のころ使っていたという金子屋百貨店の名が入ったかご。

「創業は110年前のことです。もう店の歴史の半分以上が私の代になりました。」
店主の金子豊太郎さんがこう語っておられたのが印象的でした。


続いて紹介するのは、北村薬品です。
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こちらの建物が建ったのは小木では比較的新しい昭和11年のこと。
他にはない洋風な外観が目を惹きます。

中に入ると表構えからは想像できないクラシカルな空間が広がっています。
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↑ステンドグラスは建築当初からある年代物。イタリア製。

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↑銭湯の番台のような帳場がお客さんを出迎える。

店主の北村玲子さんは古いものが好きで、
この建物をとても気に入っていると語ってくれました。

最近、お孫さんが「この家は好きだから売らないよ」
と言ってくれたことが嬉しかったそうです。


以上、「金子屋」と「北村薬品」の紹介でした。

幾度もの大火を経験し、その度に財を失いながらも復興してきた小木町。
今も当地に息づく、先人たちの不屈の精神を感じてみてはいかがでしょうか?

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