※ページの最後に更新情報を追記しました。 令和5年2月7日
こんにちは、金井地域センター 伊藤です。
今回は、例年2月2日の夜から行われる「毘沙門宵祭り」の準備作業として平清水の子ども会が絵馬と竹灯ろう作りを行うと伺い、お邪魔してきました。
しかし、残念ながら今年も毘沙門宵祭りは行われないと伺いました。私も子どものころからこのお祭りがあったことは知っていました。よく「毘沙門さん」と親しく呼ばれていたのを覚えています。昔は佐渡島内から多くの参拝者が商売繁盛を祈願するために訪れていたことを聞いていたので、一度その様子を見たかったのですが、今回もコロナ禍の影響もあり中止になったとのことです。
ですので、作成した竹灯ろうは「平清水公民館」の前に飾られることになりました。絵馬については、毘沙門堂に奉納されるそうです。
それでは、お邪魔した絵馬と竹灯ろう作りをレポートさせていただきます。
【願いを絵馬に】
絵馬の材料は、参道沿いにそびえる「百足杉(むかですぎ)」の枯れ枝から作ったそうです。
この絵馬を作成したのは、集落の今泉さんです。今泉さんからは、「毘沙門堂の参道沿いにある百足杉の枯れ枝が参拝者に危険がおよぶ懸念があった。その前に枝払いを行った。その百足杉の枝を再利用として毘沙門宵祭りに向けて絵馬を作成した。今日は、集落のこども達に願いを書いて奉納してもらうことにした。」と説明をいただきました。

<参道沿いにそびえ立つ百足杉>

<百足杉は、市指定の文化財なのです>

<百足杉の由来が書かれています。木を傷つけられないので、千年以上の樹齢として推定しているようです>

<百足杉の枯れ枝の断面、枯れ枝なのにとても重かったです>
下記は、できあがった絵馬です。こども達の純粋な願いが綴られていて、心がほっこりしました。
いいですね。
【竹灯ろうをつくる】
子ども会の関根会長から作り方や注意事項についての説明がありました。

事前に切り出しておいた竹にこども達が思い思いのデザインを下書きします。

<どんなデザインにしようか悩んでいます>
<なかなか筆が進まないようす>
<今年の干支はうさぎ年、下書きが完成しました>
下書きをもとに竹にドリルで穴をあけていきます。竹は滑りやすく、手元も不安定です。最初に指導者から穴あけについて注意事項の説明がありました。その後、こども達も緊張しながら集中して穴をあけていました。