トキの水辺づくり協議会担当の菅原亮と申します。
佐渡では休耕田の田んぼに近い形での維持と、トキの餌になる多様な生きものが生息できる場所として「ビオトーブ」整備が行われています。
今回はそのビオトーブ整備の様子をご紹介したいと思います。
同じ地域の写真ではないのですが、放っておくとこの様に倒木が起きたり、竹や雑草が繁茂して田んぼの生きもの達が生息場所を失っていきます。

一方で以下の様に草刈りなどの手入れをすることでトキの餌場にもなります。

里山という所は手を加えないと、田んぼだった所もすぐに草が生え、木が根を張ります。
しかし、草刈りをして水が入る状態を保つことで、これまで田んぼに生息していた生き物が暮らしていけます。
生物多様性に配慮した農法でお米を生産していたりと、佐渡ではトキを含めた多様な生きものとの共生を進めています。
里山というのは人の手が加わって作られる空間なのだなと実感しますね。