こんにちは、金井地域センター 伊藤英敏です。
佐渡では、11月下旬から荒れ模様の天気が続き、夜は雷と強風が家を揺さぶる音にびっくりして目が覚める日もあります。一方で、昼間は雲の隙間から太陽の光が差し込み、美しい虹が頻繁に架かる季節でもあります。これからは、本格的な日本海側の冬が訪れ、雪の季節が迫っていることを実感しています。
さて、今回は金井地域の公民館活動をご紹介いたします。
私が住んでいる金井地域の大和田集落では、11月19日の日曜日に大和田公民館展(文化祭)が行われました。この活動は、佐渡の各地区で行われていると思います。また、金井コミュニティーセンターでは11月25日(土)、11月26日(日)の2日間、金井展も開催されました。これは、金井地域の方々の創作活動の成果を毎年発表する場となっています。
そして、大和田の文化祭ですが、コロナ禍の影響もあり2年ぶりの開催となりました。今回、この文化祭に私も参加させていただきました。おもしろいこころみもあり内容をブログに掲載させていただきます。
大和田集落の文化祭は、地域住民の方々が日頃から取り組む創作活動の成果を発表する場となっています。
展示内容としては、作品の展示、子ども達が作成した作品展示、婦人会の成果展示等に加え、婦人会を中心として自分の手作り品や使わなくなった物を持ち寄ったフリーマーケット、集落の方々が育てた農産物を持ち寄って販売する農産物販売などになります。

特筆すべきは、通常であればこのような販売で得られる収益が、参加者自身の収入となるところですが、ここではその売り上げが集落の子ども会活動に活用されます。
つまり、住民が公民館活動を通じて子ども会を支援するために、いろいろな品々を年に一度用意し直接支える活動を行っているのです。
展示品には、それぞれ名前が付けられていて、だれがこれを提供したのか、作ったのかも分かります。目に見える支援の取り組みです。展示する人、売る人、見る人、買う人そしてそれを運営する人が思い思いに参加し、やりがいを感じながら地域に繋がっているのだと感じました。
この集落でも子どもの人数が少なくなっており、心配なお話も伺っております。しかし、ご紹介したように、これからも地域の住民が直接子どもたちの成長と地域の未来を支えたいという思いが共有され、コミュニティが築かれていくのだと思います。