佐渡市地域おこし協力隊サイト

佐渡市地域おこし協力隊全メンバーによる活動報告のサイトです

佐渡市地域おこし協力隊サイト

2024年05月

みなさま、こんにちは。
支所・行政サービスセンター 拠点化推進(両津)の後藤です。
3度目の投稿となります。
初回が自己紹介、2回目が一問一答、そして今回3回目が初のブログらしきブログです。
今回は『4月の私』について綴ってみました。本編スタートの前にひとつ謝らなければいけない事があります。
今回のブログは協力隊活動の紹介ではなく、あくまでも私的な活動?趣味?の紹介になります。ご容赦ください・・・。
それではどうぞ!

私は現在、両津地区の海沿いの集落に住んでいます。
しかしながら私自身はUターン組のため、両津地区の別の集落に実家があり、そこには両親が住んでいます。
Uターン2年目となる今年、なんと実家のある集落からお声が掛かり、鬼太鼓組に加入すると共に、新鬼として門付けデビューする事となりました。
加入する事が決まった際には、驚きと同時に小さい頃から好きだった地元の鬼太鼓を踊れる嬉しさ、そして40代での新鬼としての小っ恥ずかしさ、不安な気持ち、両方が入り混じった何とも言えない複雑な気持ちになりました。だがしかし、それでもやると決めました。

3月中旬から集落センターにて練習がスタート、1ヶ月後の集落の神社例祭にてAM6:00の奉納の舞がデビュー初戦となります。当日のAM5:00に神社の本堂で衣装に着替えていると、諸先輩方から「神社での一発目が一番緊張するんだ。新鬼は必ず振りが飛ぶよ。」と脅されました(笑)
しかし、あまり緊張せず、むしろ少しリラックスして臨めたのもあって、振りも飛ばず、間違わず、(上手いか下手かは別として)何とか終えることができました。
ホッと一安心したのもつかの間、ここから門付けがはじまります。
当該地区は約300件強の家々を上組、中組、下組の3チームに分かれて回ります。
私は上組を担当し約50軒のお宅で踊らせていただきました。
またこの間、たくさんのご祝儀を頂きまして、この場をお借りして改めてお礼申し上げます。
ありがとうございました
フィナーレはPM:800頃に散らばっていた3チームが集落センターに戻り、最後の舞を披露してお開きになりました。(元協力隊の棚村さんと五百川さんが観に来てくださいました!差し入れもありがとうございました!)
慰労会終了後、家に戻ってからは緊張の糸が解けたのか、矢吹ジョー並みに真っ白になり、しばらく台所であの姿のまま、ボーっとしていました。
お風呂に入ると体のあちこちに名誉の勲章がある事に気付き、お湯が沁みて痛かったですが、それよりも達成感のほうが上回ったのか湯船でずっとニヤニヤしてわけのわからない独り言を言っていたような気がします。とにかくスリリングでエキサイティングな1日でした。そして、「やってよかったな」と心から思いました。
人生の楽しみがひとつ増えたことに感謝して、筆を置きます。
ご一読くださり、ありがとうございました。

1714475966708
mitene0F067694-283F-495F-AF42-661CD388B768
1714475926888
1714475963572

こんにちは。

佐渡市役所 金井地域センター 地域おこし協力隊の伊藤です。

 

佐渡 金井地域では田植えのピークも過ぎ新緑の世界が広がる季節となっています。

とても良い陽気なので、初めて金北山登山にチャレンジしてきました。

 金北山-002

金北山全景

 

ルートは、金井の新保水系から沢口登山口をスタートし、神子岩を経由して山頂を目指します。

沢口登山道の標高が約357m、金北山(キンポクサン)山頂が1172mですので標高差815mの登山となります。

 

当日は、登山届けを提出し山登りの準備もしっかり済ませ、出発しました。

 

【金北山初詣での風習】

登山の工程を書く前に、明治、大正時代から昭和初期までの金北山登山について書きたいと思います。

当時の金北山は、良くある女人禁制の山、佐渡では男の子の成長を願って金北山へ初詣でするのが習わしだったようです。

そのことが大和田開発集落センターに掲示されています。

 金北山登山-001


大和田集落は、金北山の麓にあたる集落なので、このような風習が盛んな頃は多くの人が集落を通り抜けていったと、聞いたことがあります。

しかし、私の子どもの頃は、既にこのような風習はなくなっていました。

 

したがって、私もアンチャン(大人)になるために、金北山登頂を目指さなければならないのです。

 

【登山】

登山口001

車は4WDの軽トラで防衛省管理道路(通称 防衛道路)から右手に折れて新保側沿いを登って行きます。このあたりは、まだ舗装されていますが、直ぐに砂利道が始まります。

 

杉林の道001

 

杉林を抜けて登って行くと金井地域の水源地でもある初盛りダムが見えてきました。

 

初盛りダム001

 ダム湖の横の狭い道を更に進むと、目的の沢口登山口の標識が見えてきます。

 

沢口登山口-1

 

ここから登って行くと、清水が大量に流れる「梵字の清水」に出会います。ここで、水分補給です。

 

梵字の清水

 

梵字の清水から直ぐに兵庫に到着します。ここからいよいよ本格的な登山道が始まります。金北山はそのものがご神体でもあるので、入り口には鳥居が建てられていました。

 

兵庫-001


しっかり、一礼して登山を開始です。

杉林を抜け、すこし明るくなったなと思ったらブナ林が始まりました。


ブナの林-001

 

そこから少し歩を進めると三段滝の表記が見えてきます。それと同時に水が流れ落ちる音も次第に大きくなってきました。しかし、三段滝の標識から下を覗いてみたのですが木の葉に隠されているのか、姿は何も見えませんでした。もしかしたら落葉している時期でないと滝の姿は拝めないかもしれません。


三段滝-001

 

更に歩を進めると地面に倒れた追分の標識が見えてきました。追分からはスケトウザレ方面と神子岩経由方面に道が分岐しています。標識では、片辺へと金北山へとなっています。スケトウザレは、最短コース90分で登れるようですが、一般向けではないとのことで、右方向の神子岩経由を目指しました。

 

追分-001

 

更に進むと金北山へと神子岩への標識が見えて、道が二股に分かれています。

とにかく右のルートを選択して進みます。

 標識-001

 

ここから神子岩までのルートに最初の難所であるロープ場がありました。かなり急な登りで息も絶え絶えに登って行きました。

 

ロープ場-1

 

この急斜面を超えるといくらかなだらかな尾根伝いの道となり、神子岩が見えてきます。

 

神子岩-001


神子岩の合流地点から金北山の縦走路まで標準タイムで1.2時間 1.5Kmの距離です。

麓からは見える神子岩は、天狗岩を尾根伝い下がった場所に見えます。

神子岩-003

 

神子岩のあたりは、ガレ場となっていて慎重に登る必要があります。ですので少しずつ登って行きました。

 

そこから更に進むと天狗岩の標識が現れます。

天狗岩-002

 

天狗岩あたりは、レンゲツヅジの群生地らしく多くの株からオレンジ色に膨らみつつあるつぼみの色が広がります。もう1週間遅れていれば満開の花で埋め尽くす景色が楽したと思います。

天狗岩は、下の写真、右端が由来と思われます。天狗の鼻の様な岩が見えました。

天狗岩-004

天狗岩-001

 

天狗岩から縦走路まで直ぐかと思ったのですが、以外と長い道のりでした。そうこうしていると大きな雪溜まりが見えてきて、標識をみると縦走路に合流したことが分かりました。ここからもう少しです。標識では5分で到着となっています。

 

縦走路-001


ここから山頂へは、急斜面に張り付く雪溜まりから溶け出した水たまりを避けながら登って行きました。

縦走路-002


そして、やっと山頂に到着です。山頂のパノラマをご覧ください。

 

国仲平野を一望するパノラマです。

山頂パノラマ001

山頂の金北山神社両側は、自衛隊レーダー基地の跡になります。

山頂パノラマ002

 

そして、この登山では、いろいろな花に出会いました。

 

金北山道の花-001

金北山登山の総時間は、約3時間でした。私にとってはかなりハードに感じたコースです。初めての金北山登頂、やっとアンチャンになれました。

 

佐渡の最高峰を目指す登山をご紹介しました。海や平野に加えて1000mを超える山もあるのがこの島ならではです。標高差に景勝地が生まれる。金北山へのルートは、一般的なドンデン山から尾根伝いの縦走ルート以外にも、横山登山口、栗の沢登山口、姫ヶ沢登山口、妙見登山口、そして、今回の沢口登山口がありますので、いろんなルートを楽しんでいただければと、思います。

ご覧いただき、ありがとうございました。


こんにちは。
佐渡市役所 金井地域センター地域おこし協力隊の伊藤です。

 

佐渡市 地域おこし協力隊では、毎月2回 定例の会議を実施し隊員同士の情報交換などを行っています。

 

今回は、私 伊藤が月の進行役となりましたので、他の隊員に金井地域を知ってもらうため、金井の視察会を実施しました。

 

視察した場所は、小学校や保育園が集まる金井の文教エリアとも言える場所にある「伝統文化と環境福祉の専門学校」と大佐渡山脈に近い場所に位置する大規模なバラ園「三太郎農園」です。それぞれの訪問内容をご紹介いたします。

 

【伝統文化と環境福祉の専門学校】

成果展示-001
副校長から学校の説明を受ける協力隊員

佐渡は、神社やお寺など宮大工を必要とする多くの建築物が存在する島です。そういった建物を教材として活用した実習を行いながら技術獲得できる専門学校として島外からも学生が集まってくるのがこの専門学校なのです。

 

今回の隊員視察では、そういった生徒の制作物などの展示品を見学させていただきながら、後藤副校長からご説明をいただきました。



社殿-001

学生が制作した社殿

社殿-002

JAPAN WOOD DESIGN奨励賞を昨年受賞


木造社殿は、佐渡産のアテビ(ヒノキアスナロ)を使い、学生が制作しています。このような社殿は、島外にも奉納されるなどの実績があります。全国的に高齢化や人口減少により神社の維持管理が難しい地域もあるようで、このような社殿のニーズは地域の手助けとして高まっていると思われ、良い取り組みに繋がっているようです。


技能五輪大会-1

技能五輪大会での課題作品

若者が自分たちの技術レベルを競う大会として技能五輪が毎年開催されてます。その大会への出場も行っています。

社殿-003
 正確に再現された社殿の模型


社殿-004

中まで緻密に作り上げられています


 社殿の複製を正確に行い、模型が作り上げられていました。他にも五重塔などの制作物がいくつも展示されています。学生たちはこのように模型を作る実習を行うことで、将来宮大工として手がけるであろう神社仏閣の技術を習得しているのです。今回、その成果を垣間見ることができました。

 

【三太郎農園】


三太郎農園は、佐渡に限らず新潟県内でも大規模バラ園としてバラ好きな人はご存じだと思います。月刊CAREREL(キャレル)のオープンガーデン特集では、バラが咲きほこる様子が表紙となったのが、このバラ園です。

 

今回訪問したときは、ちょうど駐車場の藤棚は藤の花で埋め尽くされていました。他にも、白い色の藤や八重咲きの藤なども咲いてくれており、思いがけず花を楽しむことが出来ました。

満開の藤001

駐車場の藤棚

満開の藤002
園芸品種の藤の花


バラ園の花は、つぼみが大きく膨らんでいる状態で、あと10日ほどで開園となる時期でした。タイミング良くお客様がいらっしゃらないときにオーナーの野螻(ノゲラ)さんからお話を伺うことが出来ました。

園全景

開花間近のバラ園


お一人で作り上げたバラ園の規模、経営状況、苦労話など協力隊メンバーでお伺いし大変参考となるお話をしていただけました。これから咲きほこるバラを観るため、改めてこのガーデンに訪れたいと思います。

ポピー-001

開花するポピー

現在、園内には500品種 600株のバラが植えられています。

毎年、飽きられないようにいろいろと工夫を凝らしているそうです。最近では広場を作ってこども達が楽しめるようにシャボン玉が飛ぶ仕掛けや、噴水、ブランコ代わりのハンギングチェアー、ピカチューもどこかにいるようです。

 

なんとお子様は無料、大人は昨年からワンコイン500円となっているそうです。

 

園内を散策すると至る所にベンチも置かれていて、ゆっくりとくつろぎながらバラを観賞できます。


ばらばら-001

かろうじて咲いていたバラたち



佐渡のイメージは、島、トキ、海、金山、景勝地、神社仏閣、山などが観光のイメージだと思いますが、まだまだ知らない佐渡があると言いたくなります。

  

この日は運良く快晴で、大佐渡山脈が見渡せ、おいしい空気とさわやかな風を感じながら、こころが豊かに感じるひとときを過ごすことができました。

 
バラ園は、5月24日金曜日に開園します。ご興味をもたれた方は、是非とも訪れ、のどかで、ゆったりとした時間を過ごしていただきたいと思います。

集合写真

当日見学させていただいたメンバー



Googleマップの三太郎農園 

※スマホでQRコードを読み込んでリンクから場所の表示が出来ます。
QR-1



このページのトップヘ