佐渡市地域おこし協力隊サイト

佐渡市地域おこし協力隊全メンバーによる活動報告のサイトです

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佐渡の自然

こんにちは。
羽茂支所 拠点化推進担当の吉田です。

先日、「法乗坊のエドヒガン」が里帰りし、植樹されるということで
見学に伺いました。
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「法乗坊の種蒔き桜」と地域に親しまれるこのエドヒガンは樹齢260年以上といわれ、
佐渡市の天然記念物に指定されております。
近年では花を咲かせることがない年があったり、2022年には大枝数本が折れるなど衰弱が心配されていました。

桜を守る有志の皆様・地域住民の皆様を中心に保全活動が行われ、昨年も花を咲かせてくれた法乗坊の種蒔き桜ですが
国立研究開発法人森林研究・整備機構 森林総合研究所林木育種センター東北育種場「林木遺伝子銀行110番」によって
つぎ木による増殖が成功し、3本の苗木が里帰りすることになりました。

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                                    里帰りした3本の苗木

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                            1本にはすでに蕾がついていました

植樹は育種センターから地域へ苗木の贈呈のあと、法乗坊を管理するご住職の読経が行われました。
水が土の奥まで届くよう竹を差したり、風で倒れないよう添え木をしたりと樹木医の方にもご協力をいただき進みます。
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                          育種センターから地域へ苗木の受け渡し

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                                          ご住職による読経

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                                             地域の皆さんで植樹

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                                           標柱もたちました
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                         地域の皆さんと育種センターの皆さん

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                                             植樹が終わって


今回苗木を育ててくれた育種センターは私の出身県にあり、
またエドヒガンは地元にも樹齢350年を超える桜があることから
勝手ですが親近感を持ちました。

地域の方の挨拶の中で
「出かける時には見送ってくれて、大崎に帰ってくると最初に出迎えてくれる」
というお話がありました。
地域の皆さんを見守り、大切にされてきた法乗坊の種蒔き桜のそばで
今回植樹された桜も二代目として大きく育つことを祈っています。

こんにちは。

佐渡市役所 金井地域センター 地域おこし協力隊の伊藤です。

 

佐渡 金井地域では田植えも終わり、畦の草刈りに奮闘する毎日が始まっています。

佐渡市は、島全体が「トキと共生する佐渡の里山」世界農業遺産に認定されていますので、他の地域と違い除草剤などを使わないで、日々草刈りを行っているのです。

草を枯らすこともないので、景観が維持され美しい田園が広がる島でもあります。このように、環境に配慮した取り組みが、CO2削減にも少し貢献しているのではないでしょうか。

 

大和田の棚田-1

緑豊かな佐渡の棚田



今回は、タイトルの通り藤津川水系上流にある秘境 黒滝、白滝を探しに行ってきました。

※タイトルに「秘境」としたのは、ルートが完全に整備されていない急斜面を行く行程だからです。

 そのため、十分注意が必要です。行かれる方は、入念な準備を怠らないようお願いします。 


入山までの道路は、
防衛省管理道路を登り航空自衛隊 佐渡隊分屯基地から400m程下に林道地獄谷線への分岐があります。この道路を進むと黒滝、白滝の入り口らしき看板が見つかります。

 道路標識

 

暫く林道を進むと、既に根元から折れて道の脇に横たわる看板に出会います。
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道路脇に横たわる特徴ある看板

 

この看板を目印にスタートします。スタート地点から踏み固められた山道を進んでいきます。このあたりが標高550m、大佐渡山脈の妙見山(1042.2m)、旧キャンプ場や白雲台周辺からの水が集まり流れに変わっていく場所です。

 滝の場所-1

こんな、場所を目指します

スタート地点の山道-1

中央の山道を進みます

  

最初は、尾根伝いに踏み固められた山道を進むので、迷うことはありません。更にピンクのマーキングも所々に取り付けられていてマークを確認しながら山道を進むことができました。

少し進むと急斜面に変わります。滑らないようにゆっくり進んで行きました。更に下っていくとマーキングがされた杉の木が見えてきました。

 

最初の杉林-1

杉の木のマーキングと人工林らしき杉林

 

マーキングを確認ながら道を探すのですが、このあたりからは道らしきものがしっかりと判断できなくなってきました。見渡せば、マークが続いているので、それを頼りに下って行きました。

 

この杉林、人工的に植えられたようですが、こんな山奥まで昔の人が植えたのかと思うと驚きます。杉林を抜けると直ぐに黒滝が見えてきました。

 

新緑の黒滝-1

最初に見えた黒滝

 

更にマーキングを確認しながら滝壺に降りました。

 もみじと黒滝-1
モミジと黒滝

 

何ともいい場所にモミジが生えていました。モミジと黒滝、秋の紅葉が楽しみになります。

そして、シャッタースピードを遅くしてもう一枚。

 黒滝-2

黒い岩肌と岩肌に白く糸を引く滝



黒滝の動画

 

今度は、もう少しアングルを変えて、全体をとらえました。

黒滝-3

新緑に包まれる黒滝

 

一瞬、日差しも差し込んできました。新緑に包まれる黒滝です。近くからでは分からなかったのですが、遠くから滝を見ると、一段上にも滝が存在することが分かります。

 

黒滝を堪能したあと、白滝を目指します。白滝は、黒滝より約50m下流にあるとのことですので、川伝いに降りることにしました。

しかし、黒滝のルートとは違ってマーキングも踏み固められた山道も見つかりません。危険が無いように注意しながら下流を目指しました。

 

確かに、50m程でしょうか水の音が強くなってきました。川の方に近づくと滝壺を見下ろす形で見えてきました。

最初の白滝-2
 
最初に見下ろした白滝

 

このあたりから滝壺へは、周りは崖、適当な場所も見つからず危険なので降りることをあきらめました。

 

仕方なく、そのまま南方向の斜面へ向かって、左手に川を感じながらゆっくりと下って行きました。そして、さらに進んでいくと杉林が見えてきます。ここからはかなり急な斜面でしたが、崖ほどの急傾斜ではないので、木につかまりながら降りて行きました。どうやらこの先で川が右に蛇行しているようで、正面遠くに川が見えてきます。


白滝を目指す途中の杉林-1

急斜面に生える杉林、根元が曲がっている

 

黒滝から300m近く下ったでしょうか、今度はその川を右手に見ながら上流を目指します。

更に進むと川に入ることができました。ここからは、沢登りです。装備も林業用 スパイク付地下足袋に脚絆きゃはんですので、滑ることもなく順調に登って行きました。

沢登り-1
 
この沢を登ります

 

今までは、ほぼ下りだったので、ここから登りとなり息も上がります。スパイクがあっても足下は滑る危険があります。ここも慎重に登って行きました。

 

しかし、なかなか白滝は見えてきません。何か滝とも言えない、ちっちゃい滝が見えたなと思って進むとその先が白滝のようです。

 白滝-1

最初に見えた滝

 

しかし、ここからは沢を上がることは出来ないと判断して、右手の斜面に迂回し更に上の白滝本体を目指しました。

 白滝-3

白滝全容

 

上流に向かって右斜面から登り、白滝全体を見られる場所に出たので、全体写真を撮りました。白滝は、何段かの滝で構成されていて上の方にも滝が見えました。これが、最初に見た白滝だったように思います。

 

この高い位置から中段の滝壺へ降りて撮影を行いました。

白滝-4
 
滝壺からの白滝

 

白滝は、見ての通り水が主役の本来の滝です。水流が白い帯を引いていてまさに白滝だと納得しました。


 白滝の動画

 

一方、黒滝は黒い岩が主役。黒い岩に糸を引く白い水の流れが特徴で岩の色から黒滝となったのでしょう。

 

白滝までたどり着くのに苦労しましたが。それぞれ、特徴のある滝を堪能できました。

 

さてこのあとはスタート地点に戻らなければなりません。単純に標高差360m以上を登り返さなければなりません。急斜面を降りた場所もあり、苦労しそうです。

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帰り道

 

道無き道を登って行きました。急斜面は、枝に捕まりながら体を持ち上げつつの場所もあり体力も奪われます。何とか体力も続き、スタート地点にたどり着くことができました。

 

佐渡の秘境は、いかがでしたでしょうか、佐渡にもこんな場所もあります。このように素晴らしい滝があるので、観光名所にもなりそうですが、整備がされていないので、多くの方に楽しんでいただくことは叶いません。

 

佐渡にはまだまだ、開発の余地がある場所があると実感して帰路につきました。

 

ルートを確認されたい方は、YAMAPから見ることが出来ます。ただし、アカウントが必要になると思います。

黒滝・白滝ルート(YAMAPのリンク)

 ここまで、見ていただいてありがとうございました。

もう6月ですので、私はこの6月末をもって地域おこし協力隊を退任することになります。ブログを見てくださった皆様、3年間ありがとうございました。

また、協力隊活動にご理解いただき支援してくださった皆様にも感謝申し上げます。

 

私は、引き続き佐渡の金井地域、大和田集落で暮らして参ります。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

 

改めて、ありがとうございました。

 


こんにちは。

佐渡市役所 金井地域センター 地域おこし協力隊の伊藤です。

 

佐渡 金井地域では田植えのピークも過ぎ新緑の世界が広がる季節となっています。

とても良い陽気なので、初めて金北山登山にチャレンジしてきました。

 金北山-002

金北山全景

 

ルートは、金井の新保水系から沢口登山口をスタートし、神子岩を経由して山頂を目指します。

沢口登山道の標高が約357m、金北山(キンポクサン)山頂が1172mですので標高差815mの登山となります。

 

当日は、登山届けを提出し山登りの準備もしっかり済ませ、出発しました。

 

【金北山初詣での風習】

登山の工程を書く前に、明治、大正時代から昭和初期までの金北山登山について書きたいと思います。

当時の金北山は、良くある女人禁制の山、佐渡では男の子の成長を願って金北山へ初詣でするのが習わしだったようです。

そのことが大和田開発集落センターに掲示されています。

 金北山登山-001


大和田集落は、金北山の麓にあたる集落なので、このような風習が盛んな頃は多くの人が集落を通り抜けていったと、聞いたことがあります。

しかし、私の子どもの頃は、既にこのような風習はなくなっていました。

 

したがって、私もアンチャン(大人)になるために、金北山登頂を目指さなければならないのです。

 

【登山】

登山口001

車は4WDの軽トラで防衛省管理道路(通称 防衛道路)から右手に折れて新保側沿いを登って行きます。このあたりは、まだ舗装されていますが、直ぐに砂利道が始まります。

 

杉林の道001

 

杉林を抜けて登って行くと金井地域の水源地でもある初盛りダムが見えてきました。

 

初盛りダム001

 ダム湖の横の狭い道を更に進むと、目的の沢口登山口の標識が見えてきます。

 

沢口登山口-1

 

ここから登って行くと、清水が大量に流れる「梵字の清水」に出会います。ここで、水分補給です。

 

梵字の清水

 

梵字の清水から直ぐに兵庫に到着します。ここからいよいよ本格的な登山道が始まります。金北山はそのものがご神体でもあるので、入り口には鳥居が建てられていました。

 

兵庫-001


しっかり、一礼して登山を開始です。

杉林を抜け、すこし明るくなったなと思ったらブナ林が始まりました。


ブナの林-001

 

そこから少し歩を進めると三段滝の表記が見えてきます。それと同時に水が流れ落ちる音も次第に大きくなってきました。しかし、三段滝の標識から下を覗いてみたのですが木の葉に隠されているのか、姿は何も見えませんでした。もしかしたら落葉している時期でないと滝の姿は拝めないかもしれません。


三段滝-001

 

更に歩を進めると地面に倒れた追分の標識が見えてきました。追分からはスケトウザレ方面と神子岩経由方面に道が分岐しています。標識では、片辺へと金北山へとなっています。スケトウザレは、最短コース90分で登れるようですが、一般向けではないとのことで、右方向の神子岩経由を目指しました。

 

追分-001

 

更に進むと金北山へと神子岩への標識が見えて、道が二股に分かれています。

とにかく右のルートを選択して進みます。

 標識-001

 

ここから神子岩までのルートに最初の難所であるロープ場がありました。かなり急な登りで息も絶え絶えに登って行きました。

 

ロープ場-1

 

この急斜面を超えるといくらかなだらかな尾根伝いの道となり、神子岩が見えてきます。

 

神子岩-001


神子岩の合流地点から金北山の縦走路まで標準タイムで1.2時間 1.5Kmの距離です。

麓からは見える神子岩は、天狗岩を尾根伝い下がった場所に見えます。

神子岩-003

 

神子岩のあたりは、ガレ場となっていて慎重に登る必要があります。ですので少しずつ登って行きました。

 

そこから更に進むと天狗岩の標識が現れます。

天狗岩-002

 

天狗岩あたりは、レンゲツヅジの群生地らしく多くの株からオレンジ色に膨らみつつあるつぼみの色が広がります。もう1週間遅れていれば満開の花で埋め尽くす景色が楽したと思います。

天狗岩は、下の写真、右端が由来と思われます。天狗の鼻の様な岩が見えました。

天狗岩-004

天狗岩-001

 

天狗岩から縦走路まで直ぐかと思ったのですが、以外と長い道のりでした。そうこうしていると大きな雪溜まりが見えてきて、標識をみると縦走路に合流したことが分かりました。ここからもう少しです。標識では5分で到着となっています。

 

縦走路-001


ここから山頂へは、急斜面に張り付く雪溜まりから溶け出した水たまりを避けながら登って行きました。

縦走路-002


そして、やっと山頂に到着です。山頂のパノラマをご覧ください。

 

国仲平野を一望するパノラマです。

山頂パノラマ001

山頂の金北山神社両側は、自衛隊レーダー基地の跡になります。

山頂パノラマ002

 

そして、この登山では、いろいろな花に出会いました。

 

金北山道の花-001

金北山登山の総時間は、約3時間でした。私にとってはかなりハードに感じたコースです。初めての金北山登頂、やっとアンチャンになれました。

 

佐渡の最高峰を目指す登山をご紹介しました。海や平野に加えて1000mを超える山もあるのがこの島ならではです。標高差に景勝地が生まれる。金北山へのルートは、一般的なドンデン山から尾根伝いの縦走ルート以外にも、横山登山口、栗の沢登山口、姫ヶ沢登山口、妙見登山口、そして、今回の沢口登山口がありますので、いろんなルートを楽しんでいただければと、思います。

ご覧いただき、ありがとうございました。


読者の皆さまこんにちは!
小木町地区担当の奥野です。

佐渡は花の島とも呼ばれ、春から秋にかけてはたくさんの花々が咲き乱れます。
とりわけ人々を魅了するのが6月のトビシマカンゾウです。

カンゾウ自体はユリの仲間で日本各地に自生しています。
しかしトビシマカンゾウはここ佐渡島と山形県の飛島でしか見ることができません

特に佐渡北端の大野亀が大群生地となっており、シーズンにはたくさんの観光客が訪れます。
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↑大野亀のスケールの大きさと可憐なトビシマカンゾウとの対比は見惚れるほど。

佐渡を代表する花であるカンゾウは市の花にも指定されています。
ちなみの市の鳥、魚、木はそれぞれトキ、ブリ、アテビです。

そしてもうひとつ、同じ時期によく見られるのがイワユリです。
カンゾウが比較的平らな場所に多いのに対して、イワユリは崖や岩場でよく見かけます。
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↑小木の海岸にて。合併前の小木町はイワユリを町の花としていました。

見分けるにはふたつのポイントがあります。

ひとつは花の色です。

トビシマカンゾウがより黄色っぽく見え、
イワユリははっきりとしたオレンジ色です。

写真ではわかりづらいですが、実際に見れば一目瞭然!

ふたつ目は花の形です。

トビシマカンゾウは花びらがまっすぐ伸び
イワユリは花びらの先が垂れ下がります。

こちらも近くで見ればはっきりとわかります。

よく似た両者ですが、見分けられるようになればあなたも佐渡通です!
以上、佐渡の初夏を彩る花々のご紹介でした。

皆さん、こんにちは
達者協力隊の山本です。

今回はひまわり畑について紹介しようと思います。
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達者海水浴場手前にかなり広いひまわり畑が存在しまーす!

ここも夏の観光スポットとして駐車場もありますしかなりオススメです。僕が見に行った時は夕日が見える時だったのでかなりキレイに見えました。

相川のほうは夕日がとてもきれいに見える場所なので、夕方に見えるひまわりはきれいです。FullSizeRender
8月ぐらいから咲き始めまだまだ咲いているので見に行ってみるのも良いかもです笑笑

台風が来ていた時はひまわりが心配になりましたが倒れても次の日にはすぐに立ち上がっていて力強さを感じました。

よく観光客も車を止めてひまわり畑で写真を撮っているので密かな、ばえスポットになってるかもしれません。


ぜひ達者海水浴場に行こうとする方はひまわり畑に寄ってみてはどうでしょうか?

今回ご紹介するのは佐渡島北部の大佐渡山脈にある『大佐渡石名天然杉遊歩道』です。

有名な観光地ですので聞いたことのある方もいらっしゃると思いますが、私は今回始めて行ってきました。

9月に入り少しは気温も落ち着いたかと思いきや、まだ真夏かと思うほどの気温でした。

 

大佐渡石名天然杉までは和木からのルートと石名からのルートがありますが、今回は私の住む高千からということで石名ルートで向かいます。

(石名側からのルートは7月に落石のため通行止めとなっていましたが、8月半ばに規制解除となっています)

佐渡一周線を高千から大野亀方面へ向かい、石名川付近で「大佐渡石名天然杉まで10km

という看板が立っています。

そこから石名和木線へと入り、ところどころ細い道路を20分ほど進むと遊歩道入口付近に駐車場があります。

 

日頃の運動不足を痛感しながら800mほどある遊歩道を約一時間かけて一周してきました。

標高が910mということで木陰に入ると涼しいですが、快晴だったのもあり汗が流れていきます。

 

象牙杉 胸高周囲9.6m 樹高18m

 象牙杉

四天王杉 胸高周囲12.6m 樹高21m

 四天王杉


大黒杉 胸高周囲3.5m 樹高19m

 大黒杉


家族杉 胸高周囲6.3m 樹高16m

 家族杉

羽衣杉 胸高周囲6.2m 樹高18m

羽衣杉
 

こちらの5本の杉の名前については平成22年に公募をおこない名称が決定されたとのことです。
いずれも年月を重ねてきた風格があり、近くで見ると圧倒される迫力です。

 

そして遊歩道出口からドンデン縦走路へ入る辺りの展望台で持ってきた麦茶を飲みながら一休み。

あいにく少し霞んでいたため粟島は見えませんでしたが、大野亀を見ることができました。

展望台からの風景
 

こちらの遊歩道は整備がされているとはいえ登山道を通ったり自然の中を歩きます。
私の行った日も足元が滑ることがあったりアブやハチが結構いましたので、登山靴や長袖長ズボンは必要だと感じました。

新潟県のホームページに有る注意事項を確認していただき、安全に注意しつつ楽しんで下さい。

新潟県大佐渡石名天然杉遊歩道紹介ページ

 佐渡市地域おこし協力隊として、佐渡で初めての冬をもうすぐ迎えます。

 11月11日、12日に新穂地区展に新穂写彩の会で写真を展示させて頂きました。何の写真を題材にするか悩んだ末、紅葉山の紅葉が綺麗だという情報を得て、紅葉山に初めて訪れました。自然な形で紅葉が本当に色付いていて、都会で見る紅葉のライトアップも非常にきれいですが、空気が澄んでいて、赤や黄色に染まっていて心が洗われるような気持ちになりました。
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また、今回新穂地区展に祖父の彫刻の作品もあり、自分の作品と祖父の作品が同じ空間に並ぶことになり嬉しかったです。また、来年も同じ空間に作品を展示できたらと思います。

写真展
新穂地区展 新穂写彩の会のブース①

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新穂地区展 新穂写彩の会ブース②
 
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祖父の彫刻作品

4月から新穂写彩の会にお誘いを受け、入会させて頂いて、佐渡の自然の四季を撮るようになり、当たり前の日常の中に綺麗な景色があることに気づかされます。また、他の方の写真を見ることでこんなところが佐渡にあるのだと驚かされることも多々あります。また、月替わりで新穂郵便局に作品を展示させて頂いています。

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新穂郵便局展示

  
 今後も佐渡の四季、季節の移ろい、人々の暮らしを、写真を通してフィルムに収めていきたいと思います。

カンゾウの花が咲き始めたよ~と聞き、わくわくしながら本日大野亀へ向かいました!

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カンゾウの花(去年撮影)


あいにくの曇り空の今日の大野亀です。
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いつのまにか緑になった亀も変わらず元気です。

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遊歩道を進むと控えめな黄色いてんてんが見えます。
分かりますでしょうか・・・
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カンゾウですね!

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ここにも

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あちらにも

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そちらにも


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今年は桜の開花も遅れていたように、カンゾウの花の開花も
去年に比べゆっくりなようです。
大野亀全体で20本程咲いているかな~?といったところです。


去年のカンゾウ開花の様子はこちら↓
http://sado-chiiki-okoshi.blog.jp/archives/1057417646.html


6月のカンゾウ祭りの頃に、もしや満開を迎えてくれるかも・・?と淡い期待を膨らませています。

定期的にこちらで開花状況をお知らせしていきますね!

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カンゾウ満開の頃の大野亀

大野亀にも、徐々に観光客の方が増えてきました。
佐渡へお越しの皆様、運転には気を付けていらしてくださいね。



歩くにもってこいのお天気だった6月3日。

金泉地域における滞在型体験メニュー開発のため、お試しツアーを企画し実施しました。金泉はこんなに楽しく・美味しく・興味深い地域であることを感じていただきたいと思い、コースを考えました。

 

参加者は、
達者集落から4人(うちガイド1人)、大佐渡を担当する協力隊女子4人、私の9人。

 

コースは、

ファミリーオ佐渡相川→濡れ仏→姿見の井戸→目洗い地蔵→達者活性化センター(昼食休憩)→達者集落内→尖閣湾遊歩道→尖閣湾揚島遊園まで。

田畑のわき、草木に覆われた旧道、竹やぶの中の道を歩きますが、普段通ることがないため、とてもわくわくします。

(※姫津集落内も歩く予定でいましたが、時間が不足したため省略することにしました。)


コース紹介
その途中途中で、歴史や民話を聞きます。

ガイドをしてくださったのは、池田寅一さんです。


達者で生まれ育ち、私より50歳年上の現役ガイドさんです。田畑の世話と民話を語ることが生きがいだと、うれしそうに話してくださいます。
「むかーしむかし、そのまた昔にな、・・・」
ゆったりと語り始め、口調がやわらかく、お話を聞き入ってしまいます。

 

安寿と厨子王のお話をご存じでしょうか。


達者集落は、「安寿と厨子王」にまつわる場所が3カ所あります。
厨子王とそのお母さんが再会したといわれる「逢う坂(おうざか)」、
盲目のお母さんがここに流れる清水で目を洗ったといわれる「安寿地蔵堂」、
お母さんが目が見えるようになったことを確認したという「姿見の井戸」。

 

ちなみに、
「達者」という集落名は、逢う坂で親子が再会した際、「互いに達者でよかった」…の「達者」が由来と言われています。

 

「安寿と厨子王」のほかにも、小川集落にある「濡れ仏(ぬれぶつ)(地域の人は、“ぬれぶっつぁん”と呼びます)」や達者浜にある「山門洞」の伝説も話してくださいました。

 

そういういわれがあることを初めて知った
とくに気にとめたことがないから気になったこともなかった
達者はおもしろいな~
と達者からの参加者が言っていました。

長年住んでいると、そこにあることが当たり前で、その不思議さや素晴らしさを発見できないでいることがあります。民話に関することだけでなくここからの景色はいいね」「こんなにゆっくり見たことはなかったなどという声も聞きました。

 

ツアーで集落を歩くことは、観光客はもちろん、地元の人たちにも、集落に興味をもっておもしろさを知ってもらいたいという目的もあります。

 

写真にて当日を振り返ります。
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ツアー後、参加してくれた協力隊にアンケートをとったので一部ご紹介します。

 

良かった点としては、

・ガイドのゆったりした話し方が良く、和むコースだった。

・なかなか集落内を歩くことができないので楽しかった。

・観光客で、特にリピーターにはおすすめ、ありきたりの観光では物足りないという方にいい。

 

より良くするための提案としては、

・「安寿と厨子王」の全体的な話がわかるものが1枚あるとよかった。

・今回は晴れたが、雨天や冬は?

・ご年配の参加者が対象なら、3分の2程度のボリュームがいい。

 

 

企画した私としましては、

達者住民と協力隊の交流が多く見られ、みんなで楽しめたことがよかったと思いました。

本当に楽しい1日でした!

参加者はそれぞれ新しい発見があったと思います。島内外さらには集落内外を問わず、たくさんの人に金泉地域を歩いて知ってもらいたいなと、改めて思いました。このツアーを今後の活動に活かし、金泉地域をもっとアピールできるように努力します。



協力してくださった達者集落の皆さん、参加してくださった協力隊の皆さん、本当にありがとうございました。大変お疲れさまでした。

 

金泉を歩いてみたい」「池田さんの民話を聞いてみたい」など、
気になった方にぜひ遊びに来ていただきたいなと思います^^
達者海水浴場は7月23日に海開きをします。

海あそびと集落めぐり、
夏の思い出にいかがでしょうか。

2015年3月、「かない地域づくりの会」が発足されました。

金井を魅力あるところに!金井のお宝発掘!!

金井に住んでいる我々が金井のいいところを知らないのかもしれない・・・と「金井を知ろう」シリーズが始まりました。
今回は『妙見山』
4月20日に地域づくり講演会「妙見山の魅力」が行われ、5月28日には「じゃあ実際に登ってみよう!」と妙見山トレッキングが行われました。
夕虹会の松本さんにガイドにお願いし、ゆっくりと妙見山を堪能しました。
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白雲台駐車場からブナ林へ・・・。
ブナの巨木、鮮やかな新緑に目が奪われます。
もうシラネアオイは終わってしまいましたが、
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タニウツギやチゴユリ・・・上を見ても下を見てもお花がいっぱい。
他にもニョイスミレ、ユキザサ、ウラジロヨウラクなどなど。
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ナナカマドもきれいでした。紅葉時期にはパッと鮮やかな色に変わります。
秋に来ても楽しいルート!
今回はなんといってもツツジ。
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山が真っ赤に染まり、その中を歩くのはなんとも気持ちがいいです。
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手前には二ノ岳、遠くには金北山。
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妙見山といえばガメラレーダーですが、白雲台から気軽に登れて家族連れの山登りや体力に自信のない人にはおすすめです。
おしん林の気持ちいい木漏れ日の中で、松本さんの粋な計らいで森のミニコンサートが開かれました。
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えのきだ座の榎田さんによる尺八と篠笛のコンサート。
鳥のコーラスも参加して、ここでしか聞けないハーモニーが奏でられました。

参加者口々に「ツツジが見れてよかったぁ」「金井におってもなかなか行かんけどいいもんだねぇ」「また来たい!」と金井のお宝再発見につながったようです。


佐渡島の真ん中に位置する旧金井町。
相川の金山や小木の宿根木、新穂のトキ・・・などに比べて「観光客が素通りする」という印象をもたれている(金井の人自身が思っている)金井。
金井の人自身が「生まれ育った当たり前の景色」の一面だけでなく、興味をもって色んな側面を見て「あぁ、やっぱり金井はいいな」と思ってもらえたらいいなと思います。

かない地域づくりの会では、今まで
・ジオから見た金井を知る
・日蓮上人のと金井
・妙見山の魅力
「地域づくり講演会」を3回行いました。

地域にキラリと光る宝物、一緒に探して魅力ある地域づくりをしませんか?
かない地域づくりの会は随時会員を募集しています。


次回のテーマは史跡です。
6月24日「ふるさと金井のあゆみを考えよう」
19時~21時 無料 金井コミュニティセンター2階大会議室
7月24日 深堀!史跡バスツアー
13時~17時 参加費1000円定員25名(申込:市役所1階市民相談室)

 

こんにちは。
山が大好き、熊野です。

私が佐渡に初めて来たのは2014年のゴールデンウィーク。
登山歴5年の私が佐渡に来たのは金山でもトキでも海水浴でもなく「山登り」でした。

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2014年3月神戸にて・・・ 
熊「ゴールデンウィーク山登ろうやー」
友「いこいこ!」
熊「高山植物見にいきたいねんけど、どこがえぇやろ」
友「アルプスとかまだ雪の下やしなぁ」
熊「せやろー、ちょっとまだ早いやん。でも九州とかいつでも行けそうやしなぁ」
友「九州やったらツツジの時期がえぇなぁ。・・・あ、屋久島とか!」
熊「絶対めっちゃ高いで、ゴールデンウィークの屋久島とか」

パラパラ・・・(花の百名山の本を見る)

熊「ちょ、佐渡って山あるんやて」
友「佐渡って佐渡?どうやっていくん?」
熊「大阪から夜行バスで新潟まで出とるわ」
友「ほな、仕事帰りにいけるやん」
熊「えぇんちゃうん?佐渡やで?誰もいったことないやろ、山友ん中で」
友「おもろいんちゃうん?『花の百名山行くねん。佐渡』って。絶対「え、佐渡?」ってなるで」
熊・友「いこいこーーー♪」

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という訳で、2014年ゴールデンウィーク、花の百名山のある佐渡へ降り立ったのでした。 

ドンデン山荘の横にテントを張り、満天の星空と両津の夜景に心奪われた私たちは翌日アオネバ登山道を下りました。(本当は下りより登りの方がオススメ)
まず、残雪の間からフキノトウとツクシ。
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このツクシの量にも驚きましたが、それだけではありません。
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フキノトウもこんなに咲いているのを見たことありません。
そしてその奥にカタクリ!

歩けば歩くほど「きれいに咲いてる私を見て!」と競うように花が咲いています。
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フキノトウ・・・の側にエゾエンゴグサ。そしてその奥にカタクリ!
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カタクリ・・・と周りに咲いてる白い花は何だったかな・・・。
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ヒトリシズカ・・・の奥にニリンソウ・・・の奥にシラネアオイ。
カタクリなんかは踏んでしまいそうな(実際いくつか踏んだ)ほどの大群生!!!

他にもキクザキイチゲ、エンレイソウ、ヤマトグサ、ユキワリソウなどなど。
初めての佐渡の山では想定ルートタイムの倍時間をかけて、お花畑を堪能しました。

今年もその季節到来です!
ぜひ、島の山を楽しみに来てください♪



\山と渓谷4月号に紹介されたツアーをご紹介します/
地元ガイドと歩く『花と海の大佐渡山脈縦走ツアー』1泊2日
→クリック!http://www.sado-ryokou.com/plan/info.html?cd=101&pg=1
新潟発着のカーフェリー・ジェットフォイル付き。
もちろんドンデン山荘(夜空最高!)宿泊食事付。
1日目アオネバ登山道~ドンデン山荘(4時間)
2日目ドンデン山荘~佐渡最高峰・金北山(7時間)
無題
全くの初心者の方は2日目は辛いと思います。
難易度の高い危険なコースではありませんが、途中エスケープルートがありません。
6時間くらい歩いた経験のある方にオススメします♪

先週紹介させてもらった、あげしま水族館で保護されたカイダコ。

生きて10日間だろうと聞いていたので、気になって水族館へ向かいました。


残念なことに、カイダコは112日にはすべて死んでしまったそうです。

16日に両津地区の定置網で水揚げされ、水槽で生きたのは7日間でした。


あげしま水族館の佐藤館長にお話を伺うことができました。

「ほかの水族館では保護から1日で死んでしまったと聞いた。佐渡の船頭は大事に捕獲するから、その違いではないか。7日間は生きた方だろう。」とのこと。

殻は薄いため壊れやすく、体が殻から出てしまうと長く生きることができないため、生きている姿は本当に貴重と言えると思います。

その後、カイダコをどうしたのか聞いたところ、
体部分のタコは、達者集落にある新潟大学理学部附属臨海実験所へ渡りました。

そして、殻は…コチラ!
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館長から見せていただきました!
手に載せていることが感じられないほど、とても軽いです。

パリンと割れてしまいそうなほど、とても薄いです。
波打つ模様と巻かれた先端が神秘的です。
乾燥していたためか半透明ではありませんが、きれいな色をしています。
これをタコが作るなんて本当に驚きます。

それから、殻から出たカイダコが…コチラ!
(館長より写真を提供していただきました。ありがとうございます。)

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殻の先に頭が入っているため、先端が細長くなっています。

写真では足の数は確認できませんが、8本あるとのことです。

なかなか見れない写真ですね。

またカイダコに会えるといいです。
(下の写真は1月7日に撮影したもの)
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今、水族館に行くと、この子に会えます!

5+
「ウミスズメ」ハコフグの仲間です。
今日、白瀬の大謀網にかかったそうで、ここに保護されたのは2度目だそうです。
3+
カメラを向けると正面を向き、カメラ目線をしてくれました。
2つの角とおちょぼ口がかわいらしいです♪
短いヒレを素早く動かしています。


今後また、珍しい魚に出会えることを期待しています。 

おととい16日。
両津の加茂水産定置網組合
の定置網に、こんな生き物が掛かりました。

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貝殻をまとった…何でしょう!?
実は、タコ!
「カイダコ」という巻貝状の貝殻を持つタコの仲間です。


――カイダコとは


軟体動物門の頭足網(イカ・タコの仲間)のタコ目アオイガイ科(カイダコ科)に属します。薄い殻の中で子を育てることから、(子安貝(こやすがい)呼ぶこともあります。他のタコ類との大きな違いとして、殻を作る以外に雌の方が雄よりも格段に大きい特徴があります。世界中の温帯気候・熱帯気候の海洋の表層付近で浮遊生活を送っています。(ウィキペディア参照)


雌が足から石灰質を分泌して作る紙のように薄い殻は「アオイガイ」と呼ばれます。この殻には神秘的な美しさがあり、寒さの厳しい季節に海岸でこれを探し求める人もいるそうです。なんとオークションにかけられることもあるそうです!冬から春にかけて日本海沿岸で漂着を見ることができます。佐渡でも、タコ不在の貝殻の破片だけならばよく見られるそうです。

そんなカイダコは、北狄集落にある「尖閣湾揚島遊園」内の「あげしま水族資料館」で保護されることになりました。5匹のカイダコとハナアオコゼが水温20度の同じ水槽で生活しています。

カイダコとオコゼ

なんとも言えない動きです。
漏斗と呼ばれる水を吐き出すところをパクパクと動かし、水を取り込んで吐き出して、貝殻の中で足をニョロニョロと休むことなく動かしています。さらに、円盤のようにくるくると回って、横に移動する様子も見られました!


水族館の管理・飼育をしている滝沢さんに、カイダコについて教えてもらいました!

・ここの水槽では底や周囲にくっ付いているが、基本的には海を浮遊して生活している生き物。
・敵から逃げるときに殻を捨て体だけで逃げるそうだが、その状態では長く生きられない。
・環境が変わると長く生きることができず、10日ほどで死んでしまう。
・食べられる。(…食べてみたいが、食べることは許されないだろうな。)


10日と言わず長く生きて、たくさんの方に見てもらいたい。卵を持っているカイダコがいるので、受精卵であるならふ化してほしい。」と話してくださいました。



動きがおもしろくて、長く見ていても飽きません♪


言葉では伝えきれないので、ぜひ本物を見ていただきたいです!




尖閣湾揚島遊園は、国定公園に指定されていて絶景を見ることができる場所です。
現在は冬季運休期間すが、3月中旬より海中透視船が楽しめます。詳しくは、ホームページhttp://ageshima.eek.jp/をご覧ください。

私が昨日おじゃました時は、晴れていましたが風がものすごく強く、海が荒れ狂っていました。佐渡の冬を全身で感じてきました。


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今週末の連休、珍しいカイダコを見に足を運んでみてはいかがでしょうか。

ぜひ冬の揚島遊園へ!
その際は、風に飛ばされぬよう気をつけてお出掛けください。


 


 


 




「新穂ダムの土手、センブリの花が咲きだしたよ」

昨年、松茸狩りに出かけ、松茸の代わりに摘んで帰ったセンブリ。(過去記事)予想どおり、年末激しい胃痛に苛まれ、半信半疑で煎じて飲んだところ、あまりの苦さに全身がビックリ。見事胃痛は一発で治ってしまいました。
(効果には個人差があります。)

そんなわけで、今年も花が咲いたら常備薬に摘んでおこうと思っていた私のもとへ、山野草の大先生黒部さんから連絡が入りました。新穂ダムへ向かうと、土手はきれいに草が刈られた後でした。センブリも一緒に刈られちゃった!?とがっくりしている私の横で、「ほら、そこにあるよ」と指さす黒部さん。丈の小さい子たちが、可憐な花を咲かせていました。

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お目当てのセンブリを摘んだ後は、黒部さんと瓜生屋集落の方々が整備中の山草苑へ。瓜生屋青少年旅行村の管理棟下、道から少し上がったスペースに、ひょろりとした若木が何本も立っています。

「植樹祭で植えたモミジ、ナナカマド、ドウランツツジだよ。ここを新穂ダムの紅葉スポットしたいんだ」と黒部さん。旅行村の管理棟で働いていた黒部さんは、新穂ダムの整備をずっと続けながら、山草会の仲間たちと旅行村のキャンプファイヤー広場に、山草苑を作っています。

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斜面に植えられたモミジが、周りの草木に負けないよう、瓜生屋のおじさんたち草刈り機を片手にズンズンと山へ入っていきました。

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まだまだ小さいモミジの若木も山の紅葉とともに色づいています。5年も経つと、若木もだいぶ大きくなって見応えも出てくるそう。5年後には、新穂の紅葉山になっているかも?

若木の植えられたスペースは、週末家族で余暇を過ごすにももってこいの空間です。ボール遊びなどの際は、衝撃に弱い若木に、気を配ってもらえると嬉しいです♪

各集落から参加者がマイクロバスに乗り込んで、いざ出発。

今年も、岩首地区サロン「楽笑会」がはじまります。
いつもは、サロンを運営する側のまだまだ元気な世代が、自分たちももっと楽しもうと始めたのが集落を横断した楽笑会。
岩首、柿野浦、赤玉のご婦人たちが中心になって、稲刈り作業が終わった頃の10月~3月に限って月に1度開催して3年目になります。
お菓子は厳禁!(だって、冬は炬燵でいつもお菓子を家で食べてるから・・)半日踊りをしたり、手芸をしたりして、お互いに気を使わないようにして気楽に参加できるサロンを目指しています。

今年の1回目は、地域を飛び出して遠足へ!

同世代のご婦人方は、バスの中でも元気。お喋りが絶えません。いつもお菓子厳禁ですが、遠足にはお菓子は必須ということで、みんなでお菓子片手に向かいます。
今回は、石名天然杉へ行ってきました。

駐車場で、ストレッチをしてから歩き出します。
普段のサロンでも、必ずストレッチをしてから様々な活動に入ります。冬は体も冷えるし、縮こまった体をほぐすようにみんなで、ゆっくりゆっくり体を温めます。

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少し紅葉には早いかなと思いましたが、充分に色づいています。

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普段生活している前浜地区での森の様子とは全く違う、木々の姿に驚きます。
1本1本じっくり、眺めていきました。

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今回は総勢24名の参加者。

何度も訪れている人からガイドさんをしてもらったり、山野草に詳しい人に「これ何???」と聞いてまわったり、初めての天然杉に興奮している人がいたりと、それぞれの時間を楽しみました。

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「うわー、綺麗な緑、黄色、赤!」
と駆け回っている最年少の参加者も。

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 どこからか良い匂い。
美味しそうな匂いとは違う、あちらこちらに漂う森の香りに包まれながら、ゆっくり深呼吸。


足腰が悪い人もおりましたが、元気に登ってきました。
最初は、ちょっと参加するのが億劫だと話す人もいましたが、やっぱりみんなでいると楽しいし元気になる。そして、外の空気を吸うのは気持ちが良いとニコニコしていました。

地域のコミュニティづくりには、本当に様々なアプローチがあると思います。
でも、やはり一番大切なのは、自分たち自身が楽しいと思う事。生業以外に、地域に色んな楽しいことがちらばっていれば、良いコミュニティに繋がっていくと思います。
誰かに任されたかとか、頼まれたからではなく、自分自身の意欲がしっかり向く場所が大切だと感じます。



帰りには、ショッピングセンターに立ち寄り、各々好きな場所で昼食。お買い物を済ませ、バスに乗り込む時にはみんな買い物袋がパンパンです。



ゆったり、好きなように、楽しむサロン楽笑会。
今年も元気に楽しく参ります。
 

「新穂いいところだよ~」というと、「ん~、でも海ないしなぁ」と返されることが時たまあります、国仲平野、新穂担当のおがわです。

海が近い隊員の地域に行くと「やっぱり海いいなぁ…」なんてちょっと羨ましくなるのも事実。祖母の家も海まで3分のところなので、その魅力は十分承知しています。

ここのところ、米農家さん泣かせの雨が降ったり止んだりの佐渡。昨日もだいぶ降りましたが、夕方には晴れて見事な虹が見えました。 
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この色のコントラスト。もちろん虹もきれいでしたが、その美しさだけじゃないものが、ここにはありますね。だから私は新穂が好き!

虹を追いかけながらの帰り道、馴染みのガソリンスタンドを通ると、空に向かってなにやら携帯をかざしている店員さんが。後ほど「虹の写真撮ってましたね!私も撮りましたよ~」とメールを入れると、お返事が返ってきました。

「虹がきれいと、思える人は、心も虹のようにきれいなんだって。」 


「野生動物のコロニー」
と聞いて、大抵の人は、
南極にいるペンギンのコロニーだったり、
北極圏のセイウチのコロニーだったり、
海外の野生動物の大繁殖地を思い浮かべるでしょう。

それが、
ここ佐渡の秘境・外海府にあることを、皆様ご存じでしょうか。
外海府は矢柄集落の沖に浮かぶ「三島」に、
ウミネコの大繁殖地(コロニー)があることを!

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矢柄集落の沖に浮かぶ「三島」に、いざ上陸

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ウミネコのコロニー


突然ですがここで、ウミネコの雛をご覧いただきましょう。

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見つけられましたか?

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この同化具合!!
野生で生きのびる力を感じますね。

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よく見るとあちこちに雛の集団が・・・


矢柄の三島には毎年、繁殖のためにウミネコがやって来ます。
子育ての時期になると、餌を求めるウミネコを田んぼ周辺など至る所でみることが出来るので、
たいして物珍しい生き物ではない印象が強いのが正直なところ・・・

しかし、群を成して子育てをし、島に上陸した敵(我々)の頭上を旋回しながら「ニャーニャー」と騒ぐウミネコを目の当たりにし、
まず「侵入してごめんなさい」という気持ちになり、
次に「糞が当たりませんように」と祈り、
次第に慣れてくると、野生動物の子育てという生々しい現場にひたすら感動するばかりなのです。

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頭上を旋回するウミネコにビビる我々

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孵らなかった卵

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雛発見

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雛に接近、成功。

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こちらも同化中~

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白い羽が親、後ろに居るこげ茶の羽が雛

ウミネコの子育て時期も終盤のようで、ほとんどの雛は飛び立つ練習に勤しんでいました。
三島からウミネコが一匹も居なくなる時期も、近いようです。

< 三島への渡船は、下記のご利用が便利です! >

ウミネコはちょっと・・・という方でも大丈夫!
ウミネコが去った後は、釣りや海水浴を楽しめます。
夏休みに三島に渡り、日本海での優雅な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?

★渡船に関するお問い合わせ・予約★
大栄丸
代表:清水 正次
住所:佐渡市大倉274
TEL・FAX:0259-78-2711
携帯:090-2412-5788(清水 正次)/090-1423-1545(清水 修一)
※ お掛け間違いにご注意ください。

【参考価格】
渡船:¥3,500/人
遊泳等:¥3,000/人
遊覧:¥3,000/人
釣り船:¥10,000/回

【ご注意】
★プラン内容によって金額が変動することもございますので、お問い合わせの上、予約をお願いします。
★三島でのBBQ等の火の利用は禁止されていますので、ご注意ください。
★サザエ・アワビなどを捕ることは禁止されていますので、ご了承ください。

佐渡の山々が新緑を増して来ました!(^^)/ 
GW以降、連日の好天気続きで、トレッカーにはたまらない日々が続きます。先々週の5月22日は石名天然杉解禁日、その解禁を待って翌23日に大佐渡石名県有林・石名天然杉遊歩道先の檀特山へ行く機会があり、その奥にある知る人ぞ知る奥の院・おこもり堂を訪れました。

ルートは和木集落から車で入る和木登山口からです。ここは雪畑山・金剛山登山口入り口横から石名天然杉遊歩道が付いており、天然杉を楽しむには遊歩道入口より距離約800mを散策、約45分で遊歩道出口となります。この遊歩道はある程度軽装備で天然杉を鑑賞出来ますが、他の登山道ではそれなりの装備が必要です。

特に壇特山から奥の院と呼ばれるおこもり堂へは、かつて軽装備(サンダル又はハイヒール)で入山した観光客が滑落により死亡された事例があり、以降、立ち入り規制されています。

しかし、佐渡トレッキング協議会ガイドさんによると、それなりの装備を整えれば、入山は許可されるそうです。(あくまでも自己責任となりますが)

大まかなルートは、和木登山口―0.4km―石名天然杉遊歩道入口⇒約30分・壇特山入口⇒約40分・奥の院・おこもり堂(アバウトですみません)

このおこもり堂はかつて、僧侶の修行場だったとのガイドさんの説明でした。

壇特山からここまでは、距離はありませんが、つづら折りの勾配はきつく、通称「心臓破りの坂」だそうです。しかし、山道には島内では大佐渡でしか見られないと言われる「雪笹」が非常に多く群生しており、お伽の国へ来たような錯覚を覚えました。

また、佐渡市の木である「アテビ」が多く群生しており、小佐渡とは違った新緑が楽しめます。是非一度お越しください。(^.^)
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中村です!

先月末、新潟大学農学部の演習林山開きに参加してまいりました。

小田(こだ)集落内にある「新潟大学農学部付属フィールド科学教育研究センター佐渡ステーション」(通称:佐渡ステーション)が、大佐渡地域の森林の一部を森林科学の研究や教育の実践のために演習林として利用しています。

毎年4月末に、大学の関係者や学生、地元の集落の方々を招待し、山開き交流会を開いています。

私も今年初めて参加する事ができました。

向かう先はこの辺です。↓

演習林

朝の8時半に出発し、車で岩谷口~黒姫を結ぶ道路をひたすら登っていきます。

途中、鍵のかかっているゲートがあるので、演習林エリアは普段、大学の関係者やガイドの人と一緒に行かなければ入山する事ができません。

このエリアは佐渡島の中でも標高が高い場所なので、冬になると雪が4,5mくらい積もるそうです。

ほとんど雪は解けていましたが、頂の付近はこのくらい雪が残っていました。


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また、ここは谷になっていて、日本海から吹き上げてくる風がとても強く、生えている木々はこのように斜めに生えています。。。

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この演習林一帯は、海からの湿った風が吹き上げてくるので、霧が発生しやすいみたいです。

小さい水溜りや池も多いです。

途中の池に、クロサンショウウオの卵がありました!初めて見ました。

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さらに上に登っていくと、自分の背丈よりも雪が積もっている場所にたどり着きました!

佐渡ステーションの技術職員さんが重機を使って道を作ってくれました。

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ここで車を降りて、少し歩きます。
雪山をこのようにして歩くのは初めてだったので、わくわくしました。


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参加者の中には、こんな履物をした方もいました!

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そしてこれが大王杉です!

佐渡観光ルートにもなっている原生林のトレッキングツアーでも見れる天然杉です。

とても大きかったです。

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両津方面を眺めると、両津湾がうっすら見えました!


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佐渡の人もなかなか入ることの出来ない山のエリアへ行ける事が出来て楽しかったです。

天然杉は、屋久島が有名ですが佐渡島の杉も面白い形のものがたくさんあり、とても魅力です!
特に、6~7月の霧がかった森へ入るととても幻想的ですよ!

普段は、ガイドがついていないと入れませんので、行ってみたい方は佐渡観光協会へお問い合わせ下さい。 佐渡観光協会ホームページ
http://www.visitsado.com/00sp/1110/sugi_front.shtml




  また、新潟大学農学部の佐渡ステーションのホームページやブログもありますのでこちらも是非ご覧ください☆ http://www.agr.niigata-u.ac.jp/fc/sado_html/sado_index.html

いつのまにかストーブをつけなくても、炬燵だけで過ごせる日が増えてきました。

春を待っています。

もっと暖かくなれば棚田での作業もまた始まります。

2月に入って集落でも、ハウスの準備、苗の注文など田んぼの話を聞くことがぐっと増えてきました。

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ちょっと前の話です。
山に雪が積もって車では途中までしかあがれない日が続きました。

でも、こんな時だからこそ歩いて山に登りたいと思い、長靴をはいて出かけました。

とても静かな空間です。 いつもは、誰かが作業をしていたり、車が走っていたり、生き物の声もします。
でも、冬はみんなお休み。

風の音と空からの雪。

たまにする物音にどきどきしながら、歩きます。

昔読んでもらったおばけの話とか、日本昔話にでてくるちょっと不気味な生き物とかが頭の中を駆け巡ります。

昔から妖怪は好きです。のんのんばあとオレが大好きでした。

想像がどんどん膨らんで、怖さよりも、楽しさのほうが勝ってきます。

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取り残された胡桃。

胡桃の声を聞けたらどんな風に話すのか。

森の声を聞けたらどんな風か。


岩首にある昔話も、この風景の中で自然や生き物との言葉ではない対話の中から生まれたのかなと思います。

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昔、介護の実習をしている中で実習担当者の方から、「勉強も大事、知識も大事。だけど、自分の感性をもっと育てたら今、見えないものも聞こえない言葉もきっと聞こえてくるよ。」と実習ノートに書いてもらいました。


感性を育てるってなんだろうと漠然としすぎてわからないけれど、この言葉にぐっときたのです。

沢山の人と触れ合って、違う価値観を感じて、本を読んで、お芝居を見て、誰かと意見をぶつけて、美味しいものを沢山食べて、お酒を飲んでちょっと酔っ払って。そして、いっぱいになった感情を自然の中で少しずつ整理して落ち着かせて。
そんなことを繰り返すことが、感性を育てるってことなのか。

答えはでませんが、私の生活サイクルの中に自然の中で過ごす時間やその中で想像することは、とても大事にしたいことだと思います。

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はーと深呼吸すると息は真っ白。

春までもう少し。

米づくり3年目。

今年も宜しくお願いしますと挨拶をして棚田を後にしました。




 

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