羽茂支所の吉田と申します。
3月4日に初の主催イベント
「羽茂のひなまつり おこしがたをつくろう」を
開催いたしました!
「おこしがた」とは、桃の節句に合わせて作られる佐渡の郷土料理です。
今回は佐渡市健康推進協議会羽茂支部様に講師をお願いして開催いたしました。

各家庭や集落でよく作られていたおこしがたですが、
子供たちが大きくなったり、さまざまな理由から
「最近は作ってないなぁ」というお声も聞こえました。


おこしがたを作るには専用の型が必要です。
今回は健康推進員さん、地域の方、ジオパーク推進室より型をお借りしました!
こうして並べてみると、同じ絵柄でも少しずつ違いがあり
どの型で作ろうかと選ぶ楽しみも体験させていただきました。
手彫りの型もあり、代々受け継がれている大切な型を貸していただけたこと
この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございます。

食紅をだんごに馴染ませるようにこねるのですが
予想以上に力が必要・・・
みなさんに頑張っていただきました!

型に詰めておこす(うらがえす)と・・・

最初は型からおこすところに苦戦していた参加者の皆さんも
だんだん上手になってきました♪
できた順に早速蒸す工程へ。
大きさにもよりますが、蒸気の上がった蒸し器で15分から20分程度蒸すと

あざやかな色に!
さらにツヤをだすため冷めないうちに急いでうちわであおぎます。



うちわであおがないで冷めてしまうと、表面にシワがよってしまうそう・・・
この一手間でツヤのあるおこしがたが出来上がりました!

出来上がったおこしがたはご家庭に持ち帰り、ご家族と一緒にお召し上がりいただきました。
「上手に作ったね」
「おいしいね」
と、ご家族からお声をいただいたとお伺いしております♪
また、今回は羽茂支所の本間保健師(羽茂地区担当)よりひな人形をお借りして
参加の皆さんと一緒に飾り付けもしました!

今回おこしがたを作るにあたり、佐渡の郷土料理について調べたところ地域によっても違いがあることを知りました。
(おこしがたは国中ではあんこが中に入るため、型も深く掘られている など)
食を通じて羽茂のことを知る・食以外でも
大人と子ども、地域の方と一緒に出来るようなことを
考えていければなと思っております。