3年間、ありがとうございました。
みなとオアシス佐渡両津推進担当の棚村です。
2021年に佐渡に移住し、今年で3年が経ちました。
毎日が目まぐるしく過ぎ、「あれってそんなに前のことだったっけ?」も増えてきた今日この頃。
最後のブログ更新となりますが、3年間を振り返った活動報告をいたします。
■ みなとオアシス佐渡両津とは

■ 3年間を振り返ってみて

【2021年】
● 8月 🔗マイクロツーリズム サタナビin佐渡市 出演
● 9月 チャレンジショップ『ガチャヘゴマーケット』
● 10月 みなとオアシス佐渡両津2021秋『あいぽーとガーデン』
● 12月 みなとオアシス佐渡両津2021冬『おんでこイルミネーション』
移住してからはじめの半年はコロナの影響が最も大きい期間で、イベント開催のほとんどがままらなかったのですが、結果的にこのコロナ渦という “余白の時間” が佐渡を知るための時間になりました。
特に、両津商工会の方からお誘いしていただいた空き店舗を活用したチャレンジショップ『GACHA HE GO MARKET(がちゃへごマーケット)』では、地域や関係各所の方々とはじめましてのご挨拶ができましたし、両津にはどんな需要があるのか、いつ・どんな人が来る傾向があるのかなどを知ることもできました。
勢い任せで決行したこともあり、今思えば考えが甘かった部分も目立った企画だったと思います。
ただ、あれから2年が経った今でも、「あの時チャレンジショップをしていた人ですよね」と話しかけられることが本当に嬉しく、これからも反省だらけの "初心" として忘れないようにしていきたいです。

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【2022年】
● 3月 みなとオアシス佐渡両津2022春『オイスターフェア』
● 8月 みなとオアシス佐渡両津2022夏『ビアフェスタ』
● 9月 新潟県立佐渡中等教育学校 講演 / NSTまつり参加
● 10月 みなとオアシス佐渡両津2022秋『第5回 Sea級グルメ佐渡大会』
● 11月 🔗Sea級グルメ全国大会 in 八幡浜
● 12月 みなとオアシス佐渡両津2022冬『おんでこイルミネーション』
2022年は感染症と折り合いをつけながらどうにか4回のイベントを開催させた... というような1年でした。検温・入場登録・マスク用シール配布...など、感染症対策には正直かなり労力(と、コスト)を割きましたし、なによりマスクで人の顔を覚えられないのも一苦労でした。
また、開催するイベント内容がほぼ固定化していたのにも関わらず、前任からの継ぎ資料がほぼ無いことはかなりしんどく、協力隊の仕事が連続していないことに悩まされた時期でもあります。試行錯誤しながら3月は牡蠣祭り、8月はビアフェスタ、10月はSea級グルメ佐渡大会、12月はイルミネーションイベントの企画・運営に携わりました。




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【2023年】
● 2月 🔗佐渡ローカルクリエイター講座 開催
● 3月 みなとオアシス佐渡両津2023春『加茂湖牡蠣祭り』開催
● 6月 佐渡保育専門学校 講演
● 8月 みなとオアシス佐渡両津2023夏『ビアフェスタ』開催 / 『しま夢ジャズイン佐渡』開催
● 9月 🔗SADO JOB 講演
● 10月 みなとオアシス佐渡両津2023秋『第6回 Sea級グルメ佐渡大会』開催 / Sea級グルメ全国大会 in 沼津 参加
● 11月 新潟県立羽茂高等学校 講演
● 12月 みなとオアシス佐渡両津2023冬『おんでこイルミネーション』開催
協力隊最終年度のこの年は、ようやく要領を掴み、出店者とのやり取りにLINE公式を導入したり、イベントスタッフ用運営マニュアルを作成するなど、+αのことにやっと着手できた年でした。
バタバタとせわしなく会場を走り回っていた以前と比べると、ご来場のお客様の顔をしっかりと見る時間が増えました。最初は新潟市から派遣されたイベントスタッフだと思われていた私も、地域の方から声をかけられることも増え、「イベントが楽しかった!」という声が原動力になっていました。
■ 団体の自立を目指して
地域おこし協力隊として3年間の活動で求められていたことは『①島外からの誘客イベント開催』と『②補助金を必要としない組織作り』の2点でしたが、結果を言えば①は半分達成、②は「・・・」。
②に関してはフルで協力してくれる人があと5人ほどいて、私が協力隊として数年継続すれば達成に近づくのではないかと思いますが、この3年間では現状を少しずつ改善していくだけで精一杯だったというのが本音です...。

一方で、この3年間で特に評価していただいた領域は広告・宣伝でした。
既存のデザインのブラッシュアップと、今後も定番として使っていけるようなポスターやチラシ等の作成を手がけました。
デザインは我流なのでさておき、佐渡における広告・宣伝においてはそれなりコツがつかめたのは良い収穫でした。
スーパーのポスターコーナーは本当に学びが多くて楽しいですよ!
広告掲載場所やその方法を始め、イベント運営に関する各種データもリスト化したため、私がいなくなった後も運営ができる体制づくりも形成できたと思います。

あたらしく始めたこととしては、SNSアカウントの開設、さどマッチボックスでの求人募集、イベント出店者専用LINE公式の作成などがあります。引き続きFAXでのやりとりをされる方を除くようなことはしていませんが、楽になる部分に関しては積極的に新しいサービスを導入していくべきだと思います。
これらを通して、自立...とは少し違いますが、みなとオアシス佐渡両津を知り、応援・協力者が増えたことは事実です。今後も協力をお借りしながら、団体は自立を目指していただきたいです!
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■ さいごに
地域おこし協力隊という制度は、その土地に退任後も住み続けたい人にとってはとても良い制度だと思います。地域に根を張る前に地域性や文化・人間関係の情報収集ができるので、いわゆる移住後のギャップを減らす緩衝材のような役割もしていますし、なにより佐渡にはOBOGが多く定着しているので、協力隊としての "信頼貯金" が引き継がれているとても活動しやすい環境です。
縁もゆかりもなかった佐渡に移住した3年前。
見るもの会う人すべてがはじめてのことばかりだった場所が、今では「ただいま!」と言える場所になりました。
協力隊という名前だから会えた人、できたこと、思ってもみなかったハプニング。
ここに書ききれないほど、充実した時間を過ごしました。
退任後も引き続き佐渡、両津で暮らしていきます。
3年間、地域おこし協力隊として本当にお世話になりました。
引き続き下記媒体では発信を続けていますので、どうぞよろしくお願いいたします。
棚村 麗乃
◎公式X:https://twitter.com/tanachan_sado
◎note:https://note.com/tanachan_sado
◎SUI:https://sadouiturn.com
みなとオアシス佐渡両津推進担当の棚村です。
2021年に佐渡に移住し、今年で3年が経ちました。
毎日が目まぐるしく過ぎ、「あれってそんなに前のことだったっけ?」も増えてきた今日この頃。
最後のブログ更新となりますが、3年間を振り返った活動報告をいたします。
■ みなとオアシス佐渡両津とは

そもそも私が担当している『みなとオアシス』とは、国土交通省の各地方整備局により登録された港に関する交流拠点地区の愛称のことで、日本全国で約160カ所がみなとオアシスとして登録されています。登録されたみなとオアシスは、みなとや地域の魅力を全国に発信することでみなとまちづくりを応援するとともに、みなと来訪者の利便性の向上を図ることを活動の目的としています。
簡単に言うと、ただイベントをしているわけではない!ということです。
大事なのはイベントを開催した後になり、
● これくらいの規模のイベントをすると、これくらいの来場者数がある
簡単に言うと、ただイベントをしているわけではない!ということです。
大事なのはイベントを開催した後になり、
● これくらいの規模のイベントをすると、これくらいの来場者数がある
● 駐車場が足りず、この道路の見通しが悪い
● シャワールームや24時間受付可能のレンタカーが欲しい
...などの声を届け、両津港周辺がより良くなるようにと活動を続けています。
■ 3年間を振り返ってみて

【2021年】
● 8月 🔗マイクロツーリズム サタナビin佐渡市 出演
● 9月 チャレンジショップ『ガチャヘゴマーケット』
● 10月 みなとオアシス佐渡両津2021秋『あいぽーとガーデン』
● 12月 みなとオアシス佐渡両津2021冬『おんでこイルミネーション』
移住してからはじめの半年はコロナの影響が最も大きい期間で、イベント開催のほとんどがままらなかったのですが、結果的にこのコロナ渦という “余白の時間” が佐渡を知るための時間になりました。
特に、両津商工会の方からお誘いしていただいた空き店舗を活用したチャレンジショップ『GACHA HE GO MARKET(がちゃへごマーケット)』では、地域や関係各所の方々とはじめましてのご挨拶ができましたし、両津にはどんな需要があるのか、いつ・どんな人が来る傾向があるのかなどを知ることもできました。
勢い任せで決行したこともあり、今思えば考えが甘かった部分も目立った企画だったと思います。
ただ、あれから2年が経った今でも、「あの時チャレンジショップをしていた人ですよね」と話しかけられることが本当に嬉しく、これからも反省だらけの "初心" として忘れないようにしていきたいです。

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【2022年】
● 3月 みなとオアシス佐渡両津2022春『オイスターフェア』
● 8月 みなとオアシス佐渡両津2022夏『ビアフェスタ』
● 9月 新潟県立佐渡中等教育学校 講演 / NSTまつり参加
● 10月 みなとオアシス佐渡両津2022秋『第5回 Sea級グルメ佐渡大会』
● 11月 🔗Sea級グルメ全国大会 in 八幡浜
● 12月 みなとオアシス佐渡両津2022冬『おんでこイルミネーション』
2022年は感染症と折り合いをつけながらどうにか4回のイベントを開催させた... というような1年でした。検温・入場登録・マスク用シール配布...など、感染症対策には正直かなり労力(と、コスト)を割きましたし、なによりマスクで人の顔を覚えられないのも一苦労でした。
また、開催するイベント内容がほぼ固定化していたのにも関わらず、前任からの継ぎ資料がほぼ無いことはかなりしんどく、協力隊の仕事が連続していないことに悩まされた時期でもあります。試行錯誤しながら3月は牡蠣祭り、8月はビアフェスタ、10月はSea級グルメ佐渡大会、12月はイルミネーションイベントの企画・運営に携わりました。
イベント当日以外は、出店申込要項作成・出店者取りまとめ・SNSやWebサイトの更新・チラシやポスターの作成・広報、イベント当日は会場設営と撤収作業・会場運営・司会・アルバイトスタッフ管理等が私の主な仕事内容です。
8月に入ると翌年3月まで、約2か月おきにイベントが開催される...
そんな事実に、2年目以降は夏が来るのが少しストレスになっていました。(笑)
8月に入ると翌年3月まで、約2か月おきにイベントが開催される...
そんな事実に、2年目以降は夏が来るのが少しストレスになっていました。(笑)




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【2023年】
● 2月 🔗佐渡ローカルクリエイター講座 開催
● 3月 みなとオアシス佐渡両津2023春『加茂湖牡蠣祭り』開催
● 6月 佐渡保育専門学校 講演
● 8月 みなとオアシス佐渡両津2023夏『ビアフェスタ』開催 / 『しま夢ジャズイン佐渡』開催
● 9月 🔗SADO JOB 講演
● 10月 みなとオアシス佐渡両津2023秋『第6回 Sea級グルメ佐渡大会』開催 / Sea級グルメ全国大会 in 沼津 参加
● 11月 新潟県立羽茂高等学校 講演
● 12月 みなとオアシス佐渡両津2023冬『おんでこイルミネーション』開催
協力隊最終年度のこの年は、ようやく要領を掴み、出店者とのやり取りにLINE公式を導入したり、イベントスタッフ用運営マニュアルを作成するなど、+αのことにやっと着手できた年でした。
バタバタとせわしなく会場を走り回っていた以前と比べると、ご来場のお客様の顔をしっかりと見る時間が増えました。最初は新潟市から派遣されたイベントスタッフだと思われていた私も、地域の方から声をかけられることも増え、「イベントが楽しかった!」という声が原動力になっていました。
■ 団体の自立を目指して
地域おこし協力隊として3年間の活動で求められていたことは『①島外からの誘客イベント開催』と『②補助金を必要としない組織作り』の2点でしたが、結果を言えば①は半分達成、②は「・・・」。
②に関してはフルで協力してくれる人があと5人ほどいて、私が協力隊として数年継続すれば達成に近づくのではないかと思いますが、この3年間では現状を少しずつ改善していくだけで精一杯だったというのが本音です...。

一方で、この3年間で特に評価していただいた領域は広告・宣伝でした。
既存のデザインのブラッシュアップと、今後も定番として使っていけるようなポスターやチラシ等の作成を手がけました。
デザインは我流なのでさておき、佐渡における広告・宣伝においてはそれなりコツがつかめたのは良い収穫でした。
スーパーのポスターコーナーは本当に学びが多くて楽しいですよ!
広告掲載場所やその方法を始め、イベント運営に関する各種データもリスト化したため、私がいなくなった後も運営ができる体制づくりも形成できたと思います。

あたらしく始めたこととしては、SNSアカウントの開設、さどマッチボックスでの求人募集、イベント出店者専用LINE公式の作成などがあります。引き続きFAXでのやりとりをされる方を除くようなことはしていませんが、楽になる部分に関しては積極的に新しいサービスを導入していくべきだと思います。
これらを通して、自立...とは少し違いますが、みなとオアシス佐渡両津を知り、応援・協力者が増えたことは事実です。今後も協力をお借りしながら、団体は自立を目指していただきたいです!
==========
■ さいごに
地域おこし協力隊という制度は、その土地に退任後も住み続けたい人にとってはとても良い制度だと思います。地域に根を張る前に地域性や文化・人間関係の情報収集ができるので、いわゆる移住後のギャップを減らす緩衝材のような役割もしていますし、なにより佐渡にはOBOGが多く定着しているので、協力隊としての "信頼貯金" が引き継がれているとても活動しやすい環境です。
縁もゆかりもなかった佐渡に移住した3年前。
見るもの会う人すべてがはじめてのことばかりだった場所が、今では「ただいま!」と言える場所になりました。
協力隊という名前だから会えた人、できたこと、思ってもみなかったハプニング。
ここに書ききれないほど、充実した時間を過ごしました。
退任後も引き続き佐渡、両津で暮らしていきます。
3年間、地域おこし協力隊として本当にお世話になりました。
引き続き下記媒体では発信を続けていますので、どうぞよろしくお願いいたします。
棚村 麗乃
◎公式X:https://twitter.com/tanachan_sado
◎note:https://note.com/tanachan_sado
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