佐渡市地域おこし協力隊サイト

佐渡市地域おこし協力隊全メンバーによる活動報告のサイトです

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こんにちは、みなとオアシス佐渡両津推進担当の、
任期満了退任ラッシュ に乗り遅れ(?) あと1カ月任期がある棚村です。

「退任前に来年度のまぜまぜ展の企画をお願いしますね!」
という言葉でハッと思い出す…
そういえばまだ1回目の振り返りレポ書いていない。

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というわけで、イベント開催日の2024年1月21日(日)に向け、年末年始を挟みながらどうにかこうにか開催までこぎつけた『まぜまぜ展』の裏話とともに、振り返りと、次回開催に向けた反省点を記したいと思います。





【2023年12月1日】いつか協力隊員全員でイベントを
「隊員全員揃って何かしたいってずっと言っていたけど結局3年目まで何もできてなかったですよね」
「新年度までには計6名退任だし、春~夏は何かと忙しいし」
「そういえば佐渡市地域おこし協力隊の採用から10周年が経ったそうで」
「活動報告もしなきゃですよね」
「1月に小木であゆすDAYイベントがあるんですけど、コラボできないですかな?」

かねてから隊員から出ていた、"各地域の隊員がそれぞれ何か持ち寄ったイベントをしたい"。そんな想いが小木行政サービスセンターと小木地域のみなさまのご協力で、実現可能になり、動き出したのがこの日でした。

会場は『あゆす会館』。
小木周辺の隊員には馴染みがあるものの、私含め、少し離れた地域の隊員には通常のあゆすDAYの規模感や、そもそもあゆす会館のキャパも掴めていない。とりあえずミーティングをしよう! 皆空いてるのは...12日だね! あれ、ほぼ1カ月切るけど大丈夫?

正直不安しかない、そんなスタートでした。(笑)

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事前に共有していただいた過去のイベントの様子や会場図から想像でゴリゴリ進めていきます



【2023年12月12日】第1回全体ミーティング@おーやり館

佐渡市地域おこし協力隊員は第2火曜日に協力隊員間で持ち回り制の会議、第4火曜日に市役所・関係各所を交えた会議を行います。

12日は協力隊員のみのミーティング日。
いつもの開催時間を1時間前倒しし、役割分担・出展場所・チラシやポスターの配布枚数など大枠を決めていきます。活動報告の展示がメインとは言え、人数がいるとそれぞれの出展もバラエティに富むアレコレが集まります。すごい!
私は普段のオアシスイベント企画で培われた経験を活かせたらと思い、裏方担当に立候補しました。

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ひとつも削ることなく実行できたことに拍手!


【2023年12月13日~】一旦グダるも...
宿根木担当の菊地隊員は飲食系リーダー、鷲崎地区担当の佐藤隊員はデザインリーダーとして、どんどんイベントを形にしていきます。また、全隊員に満遍なく役割があるように配分するため、広報班、当日まで助けて隊(イベント当日参加できないメンバーが主)など、放っておくとLINEの既読が100を超える日も。

「いいね!」「OK!」「それでいきましょう!」
アドレナリン任せのスピード感で進めていくも、やはり14名の隊員が集まるともなれば意見が飛び交います。

年齢も性格も任務もバラバラで、個性のごった煮のような私達。
それでながら不思議とバランスも良く、グダる変化も楽しんでいました。(私だけ?)


名称未設定のデザイン (1)
幻のチラシ。「さど万博」「ごった煮展」「どーなっ展」など、名称もかなり迷走。


【2023年12月19日】
第2回全体ミーティング@あゆす会館
イベントまで1カ月を切るというこの日に、やっとこさイベント名『まぜまぜ展』が決定しました。
いろんな地域でいろんな活動をしている協力隊、地域内外の人、協力隊OBOGなどを混ぜ合わせることで楽しく、今後に繋がる流れを生み出す... そんな意味を含んでいたりいなかったり。
2回目もぜひ『まぜまぜ展』のまま、他地域とコラボできたらと思います。


【年末】はたして間に合うのか!? 発注ラッシュ!
● ポスター / のぼり旗 / イベントパーカー 等のデザイン決め
● 会場・展示ブースの空間コーディネート相談
● 上記に関する全備品の発注
企業の多くが年末年始休業ということから、ひとつでも抜かりがあれば間に合わない!という焦燥感と戦う年末。デザイナーの佐藤隊員とは12月31日~三が日を除くほぼ毎日連絡を取り合っていました(笑)

年末も手伝いなかなかそろわない情報
一足早く届く気の早い備品
湧きたつ遊びごごろ・チャレンジ精神
...に惑わされ、犯すポンコツミス(同じQRコードを載せるなど...)

何事も余裕が大切です。

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12月29日には年末島内滞在組の吉田隊員・後藤隊員と巻き巻き。



【2024年1月9日】イベントパーカーづくり@りぜむ
第2週目のミーティングに併せ、イベントパーカーの作成を行いました。
会場はミーティング担当者の鯛ちゃんこと小谷隊員のメイン任務地、『たまりば・子ども未来舎りぜむ』。初めてのシルクスクリーンに苦戦しながらも、共同作業を通して隊員間のコミュニケーションが図れたのではないでしょうか。

名称未設定のデザイン (2)
仕事の際に鯛の帽子を装着するのが習慣の小谷隊員&ピンクのモノを身に着けるのが習慣の佐藤隊員


最終的にイベント当日まで全員で集まれたのは3回!
ポスターを貼りに回ったり、個人のブースの準備をしたり、活動報告を作成したり。

おおよそイベントの企画から開催までに必要な工程をこの短期間でやり切れたのは、隊員全員のマルチな能力があってこそ!
"ナニクソ根性" は全員、人一倍持ち合わせている気がします。(笑)


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前日準備が完了し、ひとり日向ぼっこ状態の奥野隊員をパシャリ






【2024年1月21日】まぜまぜ展 開催!

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当日は一足早く退任した五百川隊員も会場案内人として参加してくれました。
さすが、放課後こども教室で交流のあった子どもたちや、こどもレストランの元気なスタッフの子どもたちとも上手に対応してくれています。

入口でのカウントで、およそ500人の方々にご来場いただきました!


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(中央)菊池隊員 (右)佐藤隊員

鷲崎から来た佐藤隊員はやっぱり少し眠そうでしたが、寒ブリトレーナーや寒ブリのサクの販売を行いました。小木の方からも「寒ブリ祭りは遠くて行けなかったから嬉しい」という声があったそうで、地域交流の可能性を感じました。

菊池隊員との寒ブリ料理教室も、大人も子どもも食い入るように見ていました。
菊池隊員はこの3年間で狩猟や船舶免許も取られたそう。オールラウンダー!

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(左)石井隊員 (右)小谷隊員

小谷隊員の周りに小さな鯛の子が集まるこちらはこどもレストランブースです。
子どもたちが手伝うのではなく、調理から会計、サーブまで子どもたちが行い、大人は手を出さないように見守ります。子どもの姿を見ると元気が出る、次は自分の子も参加させたいなどの嬉しいお声もいただきました。宿根木に残る菊池隊員は今後も同様の活動を続けられるそうなので、ぜひご参加ください。

当日までイベントの広報業務にも携わった石井隊員、小谷隊員。
サポートに入った今回のこどもレストランの経験は、今後松ヶ崎集落・りぜむでの取組みに繋げていく予定です! 


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こちらは松ヶ崎のPRを行う宮嶋隊員です。
(同ブースには小谷隊員のシフォンケーキ販売も)

パンやケーキを作るのが好きで2023年に集落内でお店をオープンされた『パン工房六蔵さん』の商品をはじめ、ウッキーマート、菊池商店の商品が並びました。集落で協力隊員と母としての顔を持つ宮嶋隊員。

イベントの噂を聞いた方からは「これも売って欲しい」「あれもPRしてほしい」と、当日は机に溢れんばかりの商品が並びました。来場者の方からは「うちで栽培している小麦粉も取り扱ってもらえないか」などの提案もあったそうです。

宮嶋隊員は退任後も畑野~松ヶ崎を中心に新たなビジネスを展開!
詳しくは今月公開予定の協力隊インタビューにて...!


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退任後の仕事として、『地域商社・島とりどり』を立ち上げた江龍田隊員は、島とりどりとして初めてのイベント出店になりました。ブースではふるさと納税でお世話になっている事業者さんの商品と佐渡産品をご用意! 「北鵜島の車田植え米」の認知の高さを改めて感じたり、商品の販売方法に変化をつけるなどで、事業者さんへとって良いフィードバックを報告できたとのこと。島とりどりとしての今後の活躍に期待です!

▶【活動報告】【退任のご挨拶】令和5年度の取り組みについて【ふるさと納税:江龍田】



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(左)伊藤英敏隊員 (右)吉田隊員

金井地域センター担当の伊藤英敏隊員&羽茂支所担当の吉田隊員が企画した木工ワンダーランド』も、ふたりとも休む暇が無かったくらい、子どもたちに大人気だったそう!
次の伊藤
英敏隊員協力『かないいねマルシェ』での開催にも繋がりそうです。
吉田隊員によるイベントレポもぜひお読みください。
▶【まぜまぜ展】木工ワンダーランドご参加ありがとうございました!


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(左)奥野隊員 (右)伊藤幹太隊員

あゆす会館2階上がってすぐは小木の奥野隊員による謎解きブースです。
親子で参加する方も多かったのですが、大人でも解けなかった方が続出!
会場すべてのブースを廻らせる目的があったのですが、シンプルに迷子になっている方もチラホラ(笑) 

あゆすDAYイベントに初期から関わっている奥野隊員は、普段のあゆすDAYと比べてもずっと人がいることにとても驚いていたそうです。個人的にもお昼を過ぎた午後の時間帯に、飲食イベントがメインでも関わらず人がいることは良い意味で意外でした!


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2階には今回のメインとなる『協力隊 活動発表展示ブース』があり、全隊員の活動報告書類の配布や、パネルでの発表を行いました。
相川や鷲崎や新穂など、小木まで少し距離があるにも関わらず、協力隊の世話役や関係者の方が会場を訪れてくださり、隊員の心も温まりました。

同室には伊藤幹太隊員による『相川ランド』も!
佐渡金山のグッズ販売・金山関連のパネル展示・金塊掴み取り体験を行いながら、展示室の案内を行いました。金塊掴み取り体験が成功した後の景品があれば良かったかも... という反省もありましたが、まぜまぜ展の後には相川地域でのイベントを連続で開催するなど、反省を活かしながらユニークなイベントを企画中です。

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南部で初めて見るという方も多かった両津「加茂歌代鬼組」の鬼太鼓も大好評!



【まぜまぜ展の反省】
「展示の近くにいなかったので、説明ができなかったのがもったいなかった」
「あゆすDAYと絡めての開催だったが、次は全員の予定がそろったタイミングでできたらいいな」
「協力隊と交流できる時間を増やしたい」
「活動発表中心のまぜまぜ展と交互に開催する?」
「まぜまぜ展を毎年1月のイベントにするのはどうか」

など、主に活動報告ブースについての反省が多かった今回。
まぁ一回やってみないと分からないことはたくさんあります!本当に!(笑)

個人的には各隊員の性格や、得意なこと、苦手なことなど、月2回の会議+αでは知り得なかったことに触れられた良い機会になりました。

第2回 まぜまぜ展は今回は余裕をもって4月の第2週隊員ミーティングから話し合う予定です。
既に反省点が活かされていますね。現役隊員もしっかりものが多いので安心です。

第2回時は私自身も退任していますが、島内に残る協力隊OBOGはたくさんいるので、次はぜひコラボできたらと考えています。(OBOGの諸先輩方に届け)

残りの任期は約3週間!
最後までどうぞよろしくお願いいたします!

こんばんは。
みなとオアシス佐渡両津担当の棚村です。

【佐渡市地域おこし協力隊インタビュー】
8月に約1週間のイベントと、2日間ながら大規模なジャズイベントを控えた私に取材と記事作成にかける時間的余裕が無いため、今回は番外編として、私の活動報告をさせていただきます。

みなとオアシスって? 普段何しているの?
地味~~な裏方の実態と、佐渡のイベンターに届けたい広報Tipsをお話しました!


【note】佐渡市地域おこし協力隊インタビュー (3)

👆記事を読む方はこちらの画像をタップ!
※現在のブログの表示の都合上、隊員全員の記事を次々に書くと初期の投稿が埋もれてしまう可能性があるため記事本編はnoteで読むことができます。


【note】佐渡市地域おこし協力隊インタビュー (5)

また、8月のみなとオアシスイベント情報は、公式サイトInstagramFacebookで随時更新!
たくさんのご来場をお待ちしています!


みなとオアシス佐渡両津推進担当
棚村 麗乃


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🌼ひなまつりイベント開催中🌼

島内では、両津地区・相川地区・小木地区でひな祭りのイベントを開催しています。

<関連サイト>

https://www.visitsado.com/feature/hinamatsuri2017/
image

相川地区では
今週末の連休最終日
320日まで開催しており、イベントも予定されています。


無題

さて、今日私がご紹介したいものは涅槃図(ねはんず)です。


涅槃図とは、

お釈迦様が入滅(お亡くなりになること)した時の様子を描いたものです。

曹洞宗の多くの寺院では、お釈迦さまが入滅したとされる
215日に合わせて涅槃図を飾り、お釈迦さまを偲ぶ法要、涅槃会を執り行うそうです。

私が担当する相川地区の金泉地域のお堂でも、涅槃図が飾られて法要が行われました。初めて涅槃図を見たときは、大勢の人や生き物が相当悲しんでいるな、お釈迦様は本当に大きな存在なんだなと、感じました。


ある時、とある人から、
「相川のお寺に朱鷺が描かれた涅槃図があるそうですよ」
と情報を聞き、自分の目で確認しなければ!と思い、あるお母さんにお寺を教えていただいて見学に行ってきました。



そのお寺が、
佐渡高等学校相川分校の近くにある
(ほう)泉寺(せんじ)です。

ご住職から涅槃図について詳しく教えていただき、大変興味深い物であることを知り、見る目が変わりました。


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255㎝×横240㎝ とても大きな絵です。

(相川中寺町にある瑞仙寺の涅槃図をもとに描いたそうなのですが、これより一回り大きいものだとお聞きしました。機会があれば見てみたいです。)

延享元年(西暦1744年、今から273年前)に、「伊藤玄基」が描き、「中川常右衛門」と「横田五兵衛」が色を付けたと、裏面に記されていました。

 

こちらを見てください!

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なんと、描かれているお釈迦様をはじめ人物がお経で書かれているのです
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全文字数 105,985文字。

いくつかのお経を合わせると、ちょうどこの文字数になるそうです。


そして、
朱鷺を確認しました!左下にご注目ください。

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疑うわけではありませんが、本当に佐渡で描かれたんだなと思いました。



描かれている多くの動物のうち、珍しい動物がもうひとつ、
それはネコです。

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ネズミはお釈迦様の使いとされ、
ネズミの敵とされるネコ
は描かれることはほとんどないそうです。


調べたものによりますと、

絵師が自分の飼いネコをそっと入れたり、依頼主がネコを入れてくれとお願いしたなどの理由によって、ネコが描かれている場合があり、日本では数例ほど確認されているそうです。

また、このような「遊び心」は嘆き悲しむ人々の中にも見受けられ、絵師や依頼主とおぼしき人物が描かれている場合もあり、お釈迦さまの最期の場面に自分も立ち会いたいという願いも込められているそうです。




涅槃図には物語があり、登場人物やその動作にも注目して見てください。


*天から下りてきた、お釈迦様生後
7日目に亡くなった母親。

*お釈迦様に向かって母が投げたが木に引っかかった薬袋。(のちの「投薬」という言葉になったとも言われる)

*唯一足をさすってお釈迦様に触れているお婆さん。

*あまりの悲しみに気絶した容姿端麗の弟子。

8本の沙羅双樹のうち、白く枯れる4本と青々と茂る4本、…など他にもたくさん。



単に「悲しむ人々や動物が描かれたもの」ではありませんでした。

ご住職からお聞きしたり、表情や仕草をよく見ると、涅槃図のおもしろさを感じられると思います。今後、お寺や集落に飾る涅槃図を目を凝らして見てみようと思います。

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こちら、法泉寺の涅槃図展は316日(木)~19日(日)4日間のみです。
見学をご希望の方は、☎
090-8594-4868まで事前に連絡をお願いします。

ぜひ、この機会にご覧になってみてはいかがでしょうか。


このたび、佐渡市地域おこし協力隊のブログ(パソコン版)をリニューアルしました。

活動報告をベースとして佐渡の情報を発信したいと考えます。


新たなカテゴリーを加え、より検索しやすくなりました。協力隊の活動を知っていただくと同時に、島外から移住した「ソトモノ」目線での佐渡の魅力や暮らしの様子などを、ブログを通して皆さまにお伝えしたいと思っております。


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