佐渡市地域おこし協力隊サイト

佐渡市地域おこし協力隊全メンバーによる活動報告のサイトです

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宿根木

こんにちは!
みなとオアシス佐渡両津担当の棚村です。

みなとオアシス2023秋『Sea級グルメ大会 佐渡大会』の開催が近づいてまいりました!
開催日は10月14日(土)~15日(日)(10:00~15:00)、会場はおんでこドームです。
詳細はみなとオアシス佐渡両津公式サイトからご確認ください📢



さて、【佐渡市地域おこし協力隊インタビュー】
こちらのシリーズでは、佐渡に在籍する地域おこし協力隊が日頃どんな業務をしているのかについて紹介する自己満足のシリーズとなります。
今回は 宿根木集落担当 菊池 猛(きくち たけし)隊員 にインタビュー!

宿根木集落内で『お料理 あなぐち』のシェフとしても腕を振るう菊池隊員👨‍🍳

地域福祉 とは?
こどもレストラン で小麦粉を1トン使用!? 
ブレない想いに密着です🔥


【note】佐渡市地域おこし協力隊インタビュー (3)


👆記事を読む方はこちらの画像をタップ!
※現在のブログの表示の都合上、隊員全員の記事を次々に書くと初期の投稿が埋もれてしまう可能性があるため記事本編はnoteで読むことができます。


みなとオアシス佐渡両津推進担当
棚村 麗乃


....................................................................................

2017年4月から小木町・宿根木地域を担当させていただきました岩瀬祥子です。

今年度の“地域おこし協力隊活動報告会”が中止となりましたので
このブログで、ひとつ活動報告をして任期を終えたいと思います。

       *************

一年目は地域の集まりごとへ参加したり、地域の任意団体の事務作業をしたりと
活動内容の方向性や自主性が薄かったように思います。
二年目は出産と育児のため一年お休みしたことが良かったのか、
三年目はひとつやりたいことに挑戦してみようと考える時間になりました。

私はもともと農家になりたくて夫婦で佐渡に移住しました。
やりたいことは田畑に出て土をいじること。
それをいかにして協力隊の業務に結びつけるか・・・
考えながら、大豆のちょっと変わった栽培方法に挑戦しました。

その作業の流れをざっとご紹介します。
大豆は種を畑に直接播いて育てる方法が一般的かと思いますが、
私が挑戦したのは育苗箱(トレイ)で苗まで育て、その最中にいろいろと手を加え
多収をねらう方法です。
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6/4種蒔き。育苗箱に床土を入れて種を播き、しっかり水やり。寒冷紗をかぶせた上に赤玉土で覆土。

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6/7苗箱の底から根が出てきたので、寒冷紗ごと覆土を取り除き、太陽光に当てる。
天気が曇りだったため二日間。二日目の夕方に再び軽く覆土。

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ぐんぐん育っていきます。苗箱への播種量が多かったようで混み合いすぎました。

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6/13~子葉が開ききる前に摘心と、根を残さないよう断根(左図から右図)。
それを育苗培土を入れたトレイに挿していきます。

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6/21~定植。摘心した子葉の付け根から二本の芽。これが“多収”となる理由。
予め鶏ふんをたっぷり入れておいた畑に定植。
7畝歩の広さの畑に、2000苗を植えました。

7月末、追肥と中耕。
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8/9花が咲き始めた頃。主茎が二本!

8月末、倒伏防止のための支柱立て。
(草取りと草刈りは随時!)


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10/18~葉が落ちてサヤを振るとカラカラ音が聞こえてきた頃に収穫。
屋根のあるところに広げて追加乾燥。


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10/29~脱穀。豆たたき棒を集落の方に借りて、ひたすらたたいて五日間。


こうしてとれた大豆の総量は約60㎏!台風等の影響により、
目標の量には及びませんでしたが、良い豆がとれました。


さて、育てながら考えていた大豆の使い道・・・

       *************

担当地域の宿根木では、住民間の交流とふれあい、健康づくりを目的に
年に6回サロンを開催しています。そして私はその副代表。
ワークショップのような形で味噌仕込みをしてはどうだろう!
と呼びかけたところ、
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年季の入った道具をお借りすることができ、(現役で使われているもの)
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1/12 老若男女が集う、賑やかな味噌仕込みが開催できました。


またその翌週には、子育てを楽しむ仲間の集まり「つくしんぼ」さんにも
企画を持ち込み、ママたちとの味噌仕込みを楽しみました。
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ちょうどインフルエンザが流行りはじめ、参加は予定していた人数の
3分の1ほどでしたが、好反応だったのでまた企画したいと思います。


6月の種蒔きから1月の味噌仕込みまで、
それから人と人とが、
つながった活動をできたことが良かったです。
簡単ですが、活動報告とさせていただきます。
三年間お世話になりました。

       *************


担当地域であった小木町と宿根木集落は、それぞれ次の協力隊を募集中ですので、
ご興味のある方は佐渡市ホームページをご覧ください。
https://www.city.sado.niigata.jp/info/data/2020/0221_4.shtml



佐渡に移住して三度目の冬を迎えました。
担当地区である宿根木に、一軒家を借りて家族三人で暮らしています。

今回は活動紹介・・・というより、暮らしの中での雑感です。

夏には涼しくて過ごしやすい古民家も、冬になると恐ろしく寒いです。

特に、夜になると強風吹き荒れることが多々あり、
家の中にいても壁がバタンと倒れるのではないかと思うほど。
まるでドリフターズのおちのように。

窓を木の雨戸からサッシに替えたことで幾分解決しましたが、
それでも築
150年以上経つ古民家。

どこからともなく吹いてくる隙間風が冷たい。。

 

\今年の寒さ対策/

①囲炉裏がある居間の天井が高いので、農業資材の寒冷紗を張ってみました。

②防寒カーテンの購入をしぶり、梱包剤(ぷちぷち)を窓に貼ってみました。

③床にはジョイントマットと絨毯(お下がりでいただきました)。

7LDKの二階建て家屋ですが、6畳の一部屋を居間兼寝室にして一部屋で完結。

他にいい防寒対策があればぜひ教えてください。

 

帰宅後17時半から20時就寝までの2時間半は、まさしく超特急!

お風呂は薪風呂なので、雨風(雪)を背に風呂を沸かす父ちゃん。

電子レンジを持たないポリシーを貫き、コンクリ敷きの土間で食事の支度をする母ちゃん。

そんな両親の姿をベビーガード越しに見つめる子ども。
→その姿が寒々しいのでおんぶ。

「みんなそう、みんな頑張ってるんだ」と自分に言い聞かせての日々繰り返しです。

 

不便で寒くて一見辛そうな古民家暮らし・・・でも、

\いいところだってたくさんあるさ!/

①夫婦間の団結力は深まる一方!(たぶん)

②身体の芯の芯まで温まる薪風呂。

③冬は家中が冷蔵庫。物が腐りにくい。

④子どもが走り回ってもジャンプしても大声で泣いてもお構いなし。

⑤ほどよい開放感。プライバシーは「見て見ぬふり」で守ります。

⑥暗いのではなく、室内はほどよい明るさ。
 見たくないもの(ホコリとか虫)があまり目に留まりません。


住めば都・暮らせば城、と不便も前向きに受け入れて、
何よりも150年も前から住んでいた人たちに思いを馳せたときに
大切に暮らさなければと思うのです。


とはいえ春が待ち遠しい佐渡の冬の暮らし。
冬はまだ始まったばかり!


佐渡の中でも、竹細工の盛んな地区のひとつが小木でした。
昭和23年に「佐渡買い物籠」なるものが全国的にヒットし、
最盛期には、小木町のみで700人ほどの人々が籠づくりに従事していたそうです。
その時の町の人口が6,000人弱だったため、竹細工は立派な地方産業だったと言えます。

昭和31年には、竹細工の専業が30戸、従事者が300人小木にいたそうですが、
それから現在までのわずか60年の間に、片手で数えるほどに減りました。
今でも竹細工を生業とする職人の一人が、花篭を主に手掛ける数馬昭男さんです。
参考:「良質な竹の産地であった佐渡の伝統工芸品」(過去の協力隊ブログ)
数馬さんの作品は、佐渡市ふるさと納税の返礼品にもなっています!
②①



生活用品が竹製品で占められていたということがわかる場所が、宿根木にあります。
民俗資料を中心に、約3万点の品々が展示・収蔵されている、
佐渡国小木民俗博物館」です。
ここは大正9年築の旧宿根木小学校の建物を利用して設立されました。

竹でできた生活用品や道具の一部をご紹介。
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あそび道具               行李(衣類の保管や運搬に使用)
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台所道具(麺類を湯から上げ、水切りに使用)
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とのくち(米を入れる際のジョウゴ)      豆腐みざら
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コオナゴカゴ(漁業道具)           トリカゴ
 

そのバリエーションの多さに驚きます。

しかし、今の暮らしの中でいったいどれほどの竹製品を見かけるでしょうか?
我が家にある竹製品、ぱっと思い浮かぶものだと、
花篭・鬼おろし(大根おろし)、箸、お猪口…くらいでしょうか。

昔は竹がお金になったため、竹林は田んぼと同じくらいの価値があったと聞きました。
しかし、今や竹(林)はやっかいものという認識の方が多数ではないかと思います。
宿根木の竹林も手入れをされなくなり、荒れ放題。
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そこで、宿根木住民で「宿根木の森保全の会」を立ち上げ、
国の森林・山村多面的機能発揮対策交付金事業に申請。
昨年秋から竹林整備を中心とする環境保全に取り掛かりました。

第1回目の竹林整備には、組織メンバーはじめ周辺住民も加わって20名、
さらに、昨年から宿根木の集落活性化に向けて調査研究中である
江戸川大学社会学部の清野ゼミの先生と学生の6名が加勢してくれ、
総勢26名で作業に取り掛かりました。
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作業を始める前に、森林組合の安全講習を受け、いざ竹林内へ。
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都会で暮らす学生たちには、慣れない作業だったと思いますが、
力を合わせて頑張ってくれました。
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こうした竹林整備を今年の1月まで数回実施し、目標面積であった
約5.8反(5,812㎡)の枯れ竹伐倒を行うことができました。
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そして今年度最後の活動では、竹林沿いの歩道に竹垣を設置。
一定の間隔で単管パイプを打ち込み、横に長い竹を固定して、
さらに縦に挿し込んでいきます。
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最後は竹垣の前で集合写真。今までで一番の笑顔でした☺
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ビフォーアフターはこんな感じ。
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荒れ放題となっている竹林ですが、竹が果たす環境保全について調べてみると、
例えば、その根茎によって傾斜地の崩壊を防ぐという土壌との関わり、
自生地では、地下水や清らかな水が存在するという水との関わり、
そして防風という風との関わりなど、さまざまな面がありました。
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次年度も引き続き、活動予定です。
竹林・山林から出る副産物の活用も視野に入れて、
“まちなみ”だけではなく、宿根木‘全体’の景観を良くしていきたい。
そのためにも、自然を利用し尽くすと言えるくらい、
暮らしに取り入れ、活用していきたいと思います。

一例として、我が家のお風呂。
毎日枯れ竹を燃やして沸かしています。
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       参考:「【前浜地区】かぐや姫を探して」(過去の協力隊ブログ)










沢崎集落の祭りに続いて、
10月7日(土)、8日(日)に宿根木集落の祭りがありました!
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写真のように、宿根木はもともと谷に家が密集してできた集落ですが、
谷のなかに納まりきれず、土地の高いところへ広がっています。
祭り一日目は、そうしてできた高山組や新田組を門付けに回ります。

っと!まずは白山神社への奉納です。
朝9時、ちとちんとんが始まりました。
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祭文読み               赤鬼と青鬼の舞
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右が男役の「ちとちん」、左が女役の「とん」

赤鬼と青鬼は、力の神やスポーツの神といわれる「ダジカラオノミコト」に真似て、
世を洗い清める躍動感ある舞を踊ります。
そして「ちとちん」と「とん」は、男女の秘事をこっけいに舞い、
それらにあわせて笛と太鼓と拍子木のお囃子が奏でられます。
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ちとちんとんの起源は、かつて廻船業で栄えた宿根木の廻船が
海上の難所を通過する際、初航海の安全を祈願した若者が
船玉明神に奉納した踊りが発生の起源と言われています。
そのため元は男性たちによる芸能でしたが、時代は変わり、
現在は女性も参加・活躍しています。

一方神社の社務所では、大獅子に入るお父ちゃんたちが、
子どもたちが持つ幣束を作っていました。田舎はなんでも手づくりです。
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そして10時、大獅子の奉納です。
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奉納が済むと、称光寺から高山組、新田組へと各家へ門付けに回ります。

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人が入るほど「獅子は太る」!     玄関先で

「休んでいってください」と声がかかれば、
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胴は「骨抜き」になり         頭は玄関先の机に安置され
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ひと休憩。祭りといえば、御煮しめに魚の煮付け。(カマスの煮付け撮り忘れ!)

大獅子ばかり追いかけていますが、同じ時に、
ちとちんとんと鬼太鼓も各家を回っていました。
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私が住む家も、大獅子・ちとちんとん・鬼太鼓に門付けしてもらいました!
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初めてのことで“祭り料理”は用意できませんでしたが、
福島県の酒蔵に勤める知人夫婦から届いたお酒が好評でした✌


二日目は、‘下’の宿根木の家々(観光で来られた皆さんが歩くところ)と、
‘上’にある高岡組を回ります。
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奉納を見終えたおばあちゃんたち    狭い道の奥にある家の門付け
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祭りにあわせて、「遠くへ行きたい」という番組の撮影がありました。
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あっという間に夕方。最後は宿根木公会堂の門付けを済ませて、
俳優の石黒英雄さんを囲んで撮り納め。
放送日は、日本テレビ H29年11月12日(日)朝6:30~7:00
     よみうりテレビ H29年11月12日(日)朝7:00~7:30
※残念ながら新潟県での放送予定はないそうです😨😨


祭りはまだまだ終わりません!
夜には公会堂でカラオケ、抽選会、そしてメインの青年芝居がありました。
この日のために宿若連の皆さん、一か月以上前から毎晩集まっては
芝居の練習を重ねてきました。
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子どもたちの笑い声が響いて、ますます賑やかな祭りでした。


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宿根木に鯉のぼりが上がっています!
集落各家から持ち寄ったもので、大きいのだと全長7メートル。
ナイロン製がほとんどですが、中には木綿素材の鯉のぼりもあるので、
お天気を見ながら、集落の方が毎日朝夕に上げ下げをします。
日中、雲行きが怪しくなってきたら仕事を置いて、鯉のぼり最優先!

取り付ける際、なかなか間隔の取り方が難しいもので、
父ちゃん鯉と、母ちゃん鯉とをひっつけすぎて
「仲のいいこと~」と、笑っています。
一番上でひらひらしているのは「吹き流し」といって、
魔よけの意味があるのだそうです。

5月22日まで泳いでいます!
風がほどよくある晴天の日は、本当に気持ち良さそう。
※雨の日はお休み。
<5月15日追記>
※連日の活躍により、鯉のぼりにも疲れ(破れ)が出てきました。
そのため上げる日は次のとおりです。
5月19、22日(最終日)




そしていよいよ明日4月29日から、宿根木公会堂にて
「鼓童 佐渡宿根木公演」が始まります。
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かつて芝居小屋だった宿根木公会堂は、昔の趣を残しながら昨年リニューアル。
公会堂


間近で見られる公演は、迫力満点でしょう!
公演中


詳細はこちらをご覧ください。
公益財団法人 鼓童文化財団フェイスブックページ https://www.facebook.com/KodoCulturalFoundation/




そして公演期間中、佐渡ジオパーク認定ガイドが宿根木に常駐します!
予約は不要!
ガイドさんと宿根木のまちなみや海岸を歩いてみてはいかがでしょうか。
集落ガイド
自然を最大限活かして、上手く利用していたかつての暮らし。
歩けば歩くほどに発見があって本当に面白いです。

○ガイドさんの常駐時間は、公演の前後に3時間を予定。
○料金は、1時間1,500円。

お問合せは、
佐渡ジオパーク推進協議会事務局<0259-66-4160>まで。




また、宿根木巡りには欠かせない宿根木4館の、共通入館券もお勧めです。
「小木民俗博物館」、公開民家「清九郎」「金子屋」「三角家」の4館個別に
入館するよりも、お得なセット券です。
○料金は、大人1,000円、小人500円。
○券の購入は、「金子屋」を除く公開民家、宿根木体験学習館、小木民俗博物館でお願いします。
全公演日、公開しています!



いろいろと組み合わせて、宿根木を満喫していただければと思います。

ぜひ、足をお運びください!

写真提供:(公財)鼓童文化財団
      :佐渡ジオパーク推進協議会



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7月23日、24日、今年も無事白山丸まつりが終了しました。

青空に帆を掲げた白山丸。とっても雄大です。
今年は船体の引き出しとろくろ体験に14名のお客さんが来てくださいました!
三浦新市長も激励に、一緒に帆揚げをしていただきました。

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天気に恵まれて何より。
暑い中、体験参加者の皆さんおつかれ様でした!

「白山丸」は、1858年に新造された「幸栄丸」の設計図をもとに忠実に復元された千石船です。名前の由来は、宿根木の神社「白山神社」と宿根木で最初に新造された船の名前をとって「白山丸」と名付けたそうです。

廻船業で栄えた千石船の里「宿根木」。

初めて宿根木を訪れる方へは、町並みを散策をする前に小木民俗博物館(千石船展示館)に立ち寄っていただくことをおすすめします♪

海岸に点在する船つなぎ石が何に使われていたのか?
なぜ三角家の形は三角なのか?

町歩きのときに理解が深まりますよ


協力隊としてこの祭りに関わるのは今回で最後となりましたが、来年からは一住民として祭りを盛り上げていきたいと思います。


白山丸の帆揚げはまた来年!


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佐渡国小木民俗博物館(千石船展示館)
 佐渡市宿根木270-2 0259-86-2604
 開館時間 8:30~17:00
 休館日  年末年始(12/29~1/3、12月~2月の月曜)
 入館料  大人500円、中学生以下200円

各種割引など、詳しくはホームページをご覧ください。
白山丸友の会 http://www.hakusanmaru.sakura.ne.jp/
宿根木公式ホームページ  http://shukunegi.com/

 


宿根木ではそのむかし

「折衷苗代」(せっちゅうなわしろ)

という方式の苗づくりがおこなわれていました。

30年以上まえに途絶えたこの方式で育苗すると良い苗ができるそうです。
(ずぶの素人の私が言うと説得力がありませんが・・・)

宿根木の農家青木さん指導のもと、鼓童佐渡宿根木公演にいらしたお客さんたちにこの折衷苗代で育てた苗をつかって手植えの体験をしていただきました!

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宿根木の田植えはなぜか後ろ向きに植えていきます。水が入っているので思うように進めなかったり、進めてもまっすぐ手際よく植えるのは熟練者にならないとむずかしい!

それでも皆さん素足で泥に入ることを楽しみ、休憩時間になっても「ここまではやりたい!」と一生懸命になって作業をしてくれました。

畔に上がって、自分たちの植えた苗を見ながら食べるお昼ごはんは、どんなごちそうよりも美味しい!!
秋の稲刈りを待たずに「草刈りにも来ます!」と張り切ってくれた方もいらっしゃいました。

田植えはこの日だけですが、そこに至るまでには様々な準備があり、これからも管理は続きます。

2月 もみ殻の燻炭焼き
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3月 苗床づくり 種まき
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苗の成長速度を気にしながら田植えの日を迎えます。今年は強風の日もあり苗にも影響があったそうです。
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田植えの当日も風の強い日で、予定していた鯉のぼりを揚げることことができませんでした。(壮大な景色は後日、見られました。この日も風が強い!)
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昔ながらの田植え体験は今年で3回目。青木さん自身も途絶えていた折衷苗代の技術の復活のために、人に聞いたり、数少ない資料を調べたりと、とても時間をかけたそうです。それでも、やってみると想像と違うこともあります。

これからも試行錯誤は続きますが、昔の人の技術が後世に残っていってほしいと思います。

  

かりんです。

今日もビーチではなく、海水浴場でもない面白い海岸を案内したいと思います。それはズバリ宿根木!宿根木で素潜りしたいと思う人なかなかいないと思いますが、実は遊歩道の周辺だけでもとてもいきもの豊かでカラフルな海に出会えます。

まずはトンネルを抜けます。何が待ち受けているのかドキドキします。
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トンネルを抜けると月面のような隆起波食台が広がります。この世のものではありません。
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一つ目の入江は多くの観光客も訪れるます。今日はまさにここで潜ります!
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きっとこの特別な地形と岩礁が豊かな生物相を作っているなと思いました。
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【【宿根木】宿根木遊歩道すぐ近く 海中カラフルな岩礁】の続きを読む


7月26日(日)

2年ぶりに千石船「白山丸」の帆が揚がりました!!

おすすめスポット

会長の「せーの!」のかけ声に、体験参加者とスタッフ、そして今年は市長や同じく千石船を所有する青森県の野辺地のみなさんも一緒に「よいしょーっ!」と声を合わせて綱引き。やっとのことで引っぱり出しました。

いつもは千石船展示館の中にいる白山丸。
その姿に見慣れていましたが、青空のもとに出てきたときの迫力!!
風をうけて帆がはると、今にも動き出しそうな気がします。

昨年は強風のため初めて帆を揚げることができず、待ちに待った登場に白山丸友の会のみんなも、お客さんも、カメラマンたちも嬉しそうでした。

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地元・宿若連による木遣り

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人力で船体曳き出し!

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帆柱を立てるために・・・

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船内でろくろを回します!!

前夜祭の小木おけさ子ども連、鼓童に始まり、本祭りでは宿根木の芸能ちとちんとん、岬組の太鼓、フラダンスなど、たくさんの芸能がまつりを盛り上げてくれました。

猛暑のなか地元が一体となって熱くなった2日間。

この後の慰労会も大いに盛り上がったのでした・・・



白山丸の船出はまた来年!!

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佐渡国小木民俗博物館(千石船展示館)
 住所 佐渡市宿根木270-2
 時間 8:30~17:00
 休館 年末年始(12/29~1/3)、12月~2月の月曜
 入館 大人500円 中学生以下200円 
小木港より車で約15分(最寄りバス停:宿根木線 小木民俗博物館前)

白山丸の船内見学は、開館中いつでも可能
宿根木の町並みへは徒歩5分程度
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町人文化薫る、小木の町を歩いてみませんか?


昨年、小木開港400年を記念して開催した小木の「市」。
今年も開催することになりました!

日時 7月25日(土)11時~16時頃
場所 小木町商店街(本町通り)

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★扇の市と言っても、扇子を販売する市ではありません。
小木町の商店街が扇の形をしていることからこのような名前になっています。

本町通りを中心に、なんとも盛りだくさんな1日になりそうです!

・竹かごづくりワークショップ(事前予約制)
・スポーツカーの展示試乗会
・専門店の飲食販売
・1箱古本コーナー
・酒の試飲
・フリーマーケット

・町屋カフェ
・竹のおもちゃを使った遊び
・1杯200円の激安激うまカレー
・ お肉屋さんのできたての揚げ物販売
・竹細工の展示販売
・小木町の写真展

車から降りて商店街を歩いてみると、新しい何かに出会えるかも?


また、同日17時~宿根木では白山丸まつり前夜祭を開催します!

ライトアップされた千石船を前におこなわれる、鼓童小編成の公演と小木おけさ子供連による郷土芸能発表は雰囲気バツグン♪


イベントづくしの週末、ドライブも兼ねて小木の方へ・・・

いかがでしょうか 

 

 かりんです。
  5月末に仕事帰りに宿根木でシーカヤックをやってみました。仕事終わったその足で海へ向かう!昼休みにシュノーケリング、仕事帰り五分で魚釣り、佐渡ならではの贅沢な生活です。
 出航となるとすでに午後6時、どこまで遊べるかチャレンジです。
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【【宿根木】佐渡の海をシーカヤックで 仕事帰りに出航】の続きを読む


新しい宿根木半纏が完成しました!!!

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ジャジャーーーーーン♪

鼓童文化財団地域づくりコース実習生みさき&みさと&地域おこし協力隊みなみの元に宿根木からご依頼があったのは去年のこと。

宿根木のシンボル三角家。
宿根木祭りの大獅子。
その2つがコラボして波の中の船形のお家・三角家とそれを包む獅子のデザインが完成しました!

制作に尽力してくれた総代の柴田さん、デザインを形にしてくれたみさきさん、ありがとうございました!

この半纏はこの4月にスタートした町並み管理事務所で係の方々が着用しています。
まちなみ事務所②

まちなみ事務所③
宿根木のバス待合所の中にあります。

こちらの事務所では宿根木のパンフレットの受渡しや観光バス、個人旅行者へ町並み保全協力費のご案内をしています。

宿根木では昨年から試験的にまちなみ保全協力費の箱を設置していましたが、今年4月からは町並みの散策に来たお客さまに1人100円程度の協力金をお願いしています。

まちなみを見学してくれるお客さんが多いことは嬉しい反面、地元の人の生活の場でもあるため課題はあります。協力金はそんな集落の環境美化に使われていく予定です。

みなさんどうぞよろしくお願いします!


佐渡国小木民俗博物館・千石船展示館のお土産コーナーには、地元の方のハンドメイドのお土産がたくさん並んでいます。
そこでひそかに?人気を博しているものの作り方を習ってきました。

それがこちら、葛のつるを編んだカゴです。
くずつる①
昨年つくったカゴはほとんど売り切れ。次のシーズンに向けて制作中です。

近くの山から材料を調達、ある程度乾燥させたら編んでいく作業にはいります。
みんな思い思いの形で作り、時には自分たちも思いもよらない形になったりして、それがまたおもしろい。作り方は人に教わったり図書館の本を読んだりして覚えたそうです。

ということで、チャレンジ!

まず、長さを揃えたつるを奇数本用意してクロスさせます。そのまわりに細いつるを編みこんでいく。この作業が黙々と続きます。
くずつる②

底の部分は大体これくらいかなー?というところでつるを折ってまたひたすらに編んでいきます。途中で編んでいるつるがなくなったら新しいつるでまた黙々と編みます。単純作業、でも結構力のいる作業です。
くずつる③

やっと形が見えてきた!というところで軸になっていたつるを折り返して形を整えて完成。軸のつるを使って取手も付けられます。
くずつる④

底はこんな風になっています。何日かすると乾燥が進んでカゴが締まってきます。
くずつる⑤

花を飾ったり、野菜を入れたり、使い方はあなた次第。
さて、これには何を入れようか…。

興味のある方は博物館までどうぞ♪

               
佐渡国小木民俗博物館(千石船展示館)
〒952-0612 佐渡市宿根木270-2 (TEL 0259-86-2604) 
開館時間 8:30-17:00
休館日 年末年始、冬期(12-2月)期間の月曜日

photo by Masato Umino
先日、宿根木集落でもちつきを行いました!

「昔は隣近所のもんとついたもんだけどなぁ」
「あそこん家とあそこん家には俺がもちつきに行ってたんだ」
と教えてくれたのはもうすぐ89歳になる近所のじいちゃん。

集落でもちつきを最後に行ったのは40年ほど前になるそうです。 
今では年末のもちつきも各家のもちつき機の仕事。

「集落でもちつきをやりたい!」と提案したのが去年の12月。
バタバタしながらそれでもたくさんの人に協力してもらい、
去年は30人ほどが公会堂に集まって、つきたてのお餅を頂きました。
あっという間に1年が過ぎて、今年は2回目です。

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料理はお母さん達に教えてもらいながら。会場の準備や入りつぶしなどの力仕事はお父さん方、青年さん方が活躍してくれました。

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「えーどり(相取り)はここん家のお母さんしかいない!」
ということで、去年と同じ人にお願いしました。昨年えーどりを体験した渡辺ですが「餅が固い…」なんて感想があったので今年は引っ込むことに・・・。

子ども達の参加も多く、重たそうに杵を振り上げる姿が印象的でした

杵と臼は小木民俗博物館から借りたものなので、
昔、宿根木のどこかの家で使われていたものかもしれません。
眠っていた立派なケヤキの臼をもう一度活用できたことも嬉しかったです。

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郷土料理「煮ぜえ」(宿根木版)
三が日の頃に、餅の箸休めに食べます。千切りにした大根と人参が入っていますが、家や集落によってイカが入ったり海苔が入ったり、中身は様々だそうです。

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集合写真はいつの間にか撮り終わっていました(笑)

今年は昨年よりも人数が増えて、50人近くが集まりました。来られなかった方にはお土産用も用意。温かい雑煮やおしるこをみんなで囲んで、10月の宿根木祭りの様子をスクリーンで見ながら賑やかに終了しました。

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集会などの会議以外では年に数回しか利用されない宿根木公会堂ですが、
昔はまわり舞台もあった立派な芝居小屋です。
もちつきだけでなく、これからも活用していく方法を考えたいと思います。

「地域おこしの主役は地域の人」
この言葉を忘れずに、自分の暮らす集落では何ができるのかを考えます。
1年目は地域を「知ろう」とすることで精いっぱい。

正解がわからなくてとても難しい仕事だと日々感じますが、任期つきのこの仕事。
2年目を迎えて毎日を淡々と過ごすのではなく終わりに向かって段取りを組んでいきたいとも思います。


それでは、みなさん良いお年をお過ごしください


こんにちは 
いいお天気が続いていますね。
農家の方々は稲刈りで大忙しです。

先日、宿根木で北陸新幹線「上越妙高駅」開業カウントダウン写真を撮影しました!
 
カウントダウン写真では、昨年の365日前からカウントが始まり、来年3月14日の開業に向けて、様々な団体や個人がカウントダウンの数字の入った写真で登場しています♪(越五の国 上越妙高駅開業カウントダウン→こちら

佐渡からも多数参加しており、
佐渡市地域おこし協力隊としても350日前に登場!(写真はこちら
小木地区からは稲荷町の小獅子舞も♪(写真はこちら

今回は白山丸友の会として、千石船の前でパチリ。
どんな写真なのかは、12月14日 越五の国HPでご確認下さいね。


終わってから、記念撮影です。
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来年の春は上越妙高駅の開業と小木~直江津航路の新造船就航で、関西方面から佐渡へのアクセスが良くなります。ぜひご利用下さい♪

宿根木で待ってまーす!

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宿根木のまちなみに車で向かう途中、白山丸はあります
いつも少しだけ顔をのぞかせている船体が
年に一度だけ青空の下に帆を掲げる、それが白山丸祭りです! 

H26白山丸まつりポスター

《白山丸祭りスケジュール》
26日(土) 前夜祭(17時~21時)
 19時00分 小木おけさ子供連の郷土芸能
 19時30分 鼓童公演 小編成
27日(日) 本祭り(9時~15時)
  9時10分  船体の曳き出し、帆柱立て、帆揚げ ★参加者募集中★
 10時30分 船内見学(15時まで)
 11時30分 宿根木伝統芸能ちとちんとん公演
 12時30分 弦楽座公演
 14時00分 フラダンス公演
場所 佐渡国小木民俗博物館内千石船展示館
※焼きそばやタコ焼き(宿根木で捕れたタコ入り)などの軽食、地場産野菜の販売あり

(去年の様子)
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前夜祭
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船体曳き出し

スタッフと同じ白山丸Tシャツを着て船体曳き出しを体験してみませんか?
中学生以上であればどなた様でも歓迎!お問い合わせは白山丸友の会(電話0259-86-1234)まで♪たくさんの方のお越しをお待ちしております。
※雨風により帆揚げができない場合もあります。ご了承ください。

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晴れますように!
白山丸友の会HPへはこちらから


こんにちは

少し前になりますが、この春に宿根木の
「重要伝統的建造物群保存地区選定20周年記念誌」 が
めでたく完成いたしました!

宿根木記念誌

平成3年の重伝建選定から20年を迎え
宿根木を愛する会が、昨年から編集作業に取り組みました。
これまでの町並み保存事業や活動の歩みがまとめられています。
私もこの冬作業に携わらせていただきました。

住民への聞きとりは
まちなみの取組みに関する意見以外にも宿根木での思い出話を語られる方も多く
何年も経った頃「こんな話があったのか~」と
何世代にも渡って読み伝えられていってほしいと思います。

すべての方々からお話を聞けなかったことは心残りですが
観光地として佐渡島内ではおなじみの宿根木
そこに住む人々がどんなことを考えているのか
ぜひ知っていただきたいですね。

先月には宿根木住民や関係者に配布されましたが
部数限定(数に限りがあるため)で販売もするそうです。

気になる方はご一報くださいね♪

《追記 2014/07/16》
佐渡においては、佐渡市立小木図書館で取り扱いしております。
島内の方はご利用下さい。
【佐渡市立小木図書館  0259-86-3841】


こんにちは。一問一答に答えます

●佐渡でのあなたの癒しスポット、一番好きな佐渡での場所は?

宿根木の海岸から見る夕陽
写真
広い空をぼけーっと眺めるのが好きです

●好きなおにぎりの具は?
 
おかか、すじこ
ひじきの入った五目おにぎりも好きです

●佐渡で一番美味しいと思う食べ物は?

お米、魚、海藻、いももち、近所の方からいただく野菜、、、
何を食べてもおいしいので食べ過ぎてしまいます、どうしよう

●好きなタレント・作家・アーティストは?

やのあきこさん
阿川佐和子さん
 
●好きな異性のタイプは?

優しい人、しっかり者

●自分について人から言われた事で印象的な言葉は?

スナフキンみたい

●日々の楽しみは何ですか?

天気のいい日に外に出ること
地域の人とおしゃべりすること
朝ごはんをつくること(できないことも多々…)

●十年以上好きで食べ続けてきたものは?

バナナ、チョコ、納豆、豆腐

●カラオケ十八番は?

得意じゃないです。
が、お祭りで「タッチ」を歌いました
 
●お気に入りの映画やシーンは?

しあわせのパン
あんな暮らしがしたいな~と思ってます。

●心引かれる場所は?

ザンビア)初めて行った海外。夕陽や星空や人や動物、ふと思い出します。
図書館)しょっちゅう行くわけではないんですが、本に囲まれると落ち着きます。

●任期終了後の自分はみえていますか? 10年後は何をしていますか?

何をしているかわかりませんが、いつまでも向上心を持って仕事をしていたいと思います。
今よりしっかりしているといいんですが…


お付き合いいただきありがとうございました。

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