佐渡市地域おこし協力隊サイト

佐渡市地域おこし協力隊全メンバーによる活動報告のサイトです

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小川

「小川の茶の間あじさい」にて。

今日は、
昔よく作られていた「ちまき」を年上のお母さんから習いました。

*手間がかかるため作らなくなった…
*嫁ぎ先のお義母さんから習う時間がなく習えなかった…
*ただの“季節のお供え物”という認識になっている(必要性が感じられない)…

このままでは伝統が途絶えてしまう。
教えてもらえるうちに教えてもらおう!!

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教えてくれたお母さんは、
慣れた手つきで、団子をカヤで覆い、スゲで巻いていきます。

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これを一晩毛布を掛けて寝かせ、翌日茹でます。
そうすると、香りと色が団子に移って美味しくなるそうです。

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その茹で汁を家のまわりに撒きます。
ヘビやムカデに出会わないように、魔除けになるそうです。

集落によって、巻き方が少しずつ違います。
また、新穂のある集落では、カヤがないため笹団子を作るそうです。

明日、茹でます♪

同時に、おやつとして作ってくれたヨモギ団子が絶品でした。
もちろんヨモギは小川産で、香りがとっても良かったです。

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小川は、今あじさいがきれいです。
その昔、山から運んできた土を岩場に撒いて接ぎ木をして、花を咲かせたそうです。
調理場からよく見えました。

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季節を感じます☺

相川商店街から北へ4㎞ほどの場所に、「ホテルファミリーオ佐渡相川」があります。
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「全室オーシャンビュー 日本海に沈む夕陽を一望できる」と謳うホテルで、海側にある小川台場跡から眺める景色がとても素晴らしく、私の癒しの場所でもあります。

小川の空2

このホテルは部屋数が30で、売店スペースもそれほど広くありません。だからこそ、選りすぐりの品物を置きたい!と職員さんからお聞きしました。


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たくさんあるお土産のうち、一番に私個人が推したいもの。

それは・・・『お達者米』です!

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「お達者米」とは、
相川金泉地域の達者集落
達者農産が作るコシヒカリで、生活排水が混じらない山から流れるきれいで冷たい水と海から吹く汐風で育ちます。
香りが良く、甘みがあり、冷めるとより甘く美味しいため、お弁当やおにぎりに合うお米と言えると思います。


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私は、達者集落の地域づくり活動の支援を活動の1つに挙げています。
自慢のお米を通して達者をアピールしたいという集落の思いを後押しするため、お米について知るために田んぼの作業を手伝わせていただいています。

 

先週4月4日、
美味しい新米を作るための最初の大きな行程、種蒔きを手伝ってきました。しっかり育ってくれよ~と願いながら、みんなで作業を行いました。


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「地元のお米を扱いたい」とホテルからありがたいお話をいただき、達者農産は喜んでお受けすることにしました!
お達者米販売店の第1号店です!
たくさんの人に「お達者米」のファンになっていただけると嬉しいです。

 

 

ほかにも、佐渡の酒蔵が造る日本酒、魚や果物の加工品など、お土産がたくさん並んでいます。
それらの中から、おすすめの品をホテルの職員お
2人にお聞きしました。

 

1人目のおすすめは、

松ヶ崎にある菊池商店の「甘えび素干しです。

獲れたての新鮮な甘えびをそのまま乾燥させた健康食品で、お酒にも合います。子供や妊婦さんにも優しいおやつですね。

香ばしくてパリパリして美味しくて手が止まりません!


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人目のおすすめは、

雪酒蔵の「北雪」と「北雪梅酒」ワンカップです。

酒蔵おすすめの飲み方でもあるそうですが、北雪と北雪梅酒を足すと甘さ控えめの梅酒を楽しめるそうです。
私も試してみようと思います!

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これから店頭に並ぶ佐渡ならではのお土産も見せていただきました!


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新潟大学演習林の天然杉を使った、ファミリーオ限定のキーホルダーとストラップです。佐渡島の形と棒状の形の2種類があります。11つ木目や色味が異なります。杉の良い香りに癒されます。

 

そして、トレッキング客にはうれしいmont-bell商品も置いています。


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こちらの売店は、宿泊者に限らず、どなたでも購入できます♪

地元の方も、観光の方も、
佐渡の逸品を探しに、海の絶景を眺めに、お気軽にファミリーオへお立ち寄りください。



<お問合せ先>

ホテルファミリーオ佐渡相川

TEL 0259-75-1020

HP  http://www.familio-sadoaikawa.com/


(長い記事です。ご了承ください。)

私はこれまで、お寺の行事や法事にそれほど興味がなく、家族に言われるがままに参加していました。佐渡で暮らし始めてから、集落のお堂で念仏を唱えたり、大きな数珠を大勢で回したり、さまざまな行事に参加させてもらううちに、仏さまを少し身近に感じられるようになりました。


集落の皆さんが「ご馳走を食べたり、お菓子を撒いたり、楽しみがあるから集まるんだよ。ご馳走がでるからおいで。」と声をかけてくれます。その
楽しみに惹かれて行きますが、お堂の雰囲気や行事の内容が私にとっては目新しく、興味深いものに感じています。


4
3日。
相川金泉地域・小川集落にある多聞院にて、
「ねまり遍路」と「大般若」が執り行われました。

「ねまり遍路」は、お遍路でめぐる四国八十八箇所の88の数だけ念仏を唱えます。

もう一方、「大般若」は、大般若経600巻すべての経本典を広げ略して読みます。
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経本を11バラバラと上から下に流れ落ちるように広げます。家内安全、五穀豊穣、ボケ防止、宝くじ当選などの願いとともに「~~~奉詔訳(ぶじょうやく)!」と大きな声で唱えます。三蔵法師にまつわるお言葉だそうです。


その間、まわりに座っている皆さんは、お賽銭をあげる意味合いでたくさんの
1円玉を投げます。当然、僧侶の頭や背中、経本にも当たります。ある人はおひねりのように手いっぱいの1円玉を僧侶の胸元に入れます。

お寺の行事は厳粛な雰囲気のなかで行われるものだと思っていましたが、とても賑やかで笑いが起きるほどでした。最近は遠慮がちな人が増えたのか、昔はもっと賑やかだったと僧侶から聞きました。

ちなみに、なぜ
1円玉だけかというと、10円玉や100円玉が当たると痛いからとのことでした。当たることが前提なんですね。大量の1円玉が必要になりますが、両替する係もいるのです。一斗缶いっぱいに1円玉が用意されていました。


「だんだんと参加人数が減ってきている。檀家だけでなく、どなたでも見に来てもらっていい。継承していきたい。」と檀家総代が話してくださいました。
毎年
43日に行われます。


ここからは告知です!



今ご紹介した「大般若」が今週末、同じ金泉地域の姫津集落にある薬師堂にて行われます。

『第12 薬師如来三十三年御開帳法要』

なんと、
33年に1度という年が今年に当たり、その法要が416(土)・17日(日)にあります。先祖や水難事故などで命を落とした人の冥福を祈り、日々の漁で取った魚を供養するために法要などが行われます。

昔あるとき、航海に出た蟹工船が大しけにより沈みました。乗組員
200人余りのうち、積んでいた川崎船に乗り移った13人だけが奇跡的に助かりましたが、その船の櫂(かい)をこいでいたのがお薬師様だと伝えられています。また、集落ではこれまで大火が3度ありましたが、いずれも延焼が免れたのはお薬師様のおかげといわれています。姫津の歴史はお薬師様なしには語れません。

大般若のほか、僧侶、集落役員、稚児衣装を着た子供たちとその親御さん、総勢
80人程が列を成す稚児行列16日①9時と②14時、③179時 計3回】。
四箇法要大般若法要(1円玉は投げません)【
169:45】。
青年会
OBと青年会、子供たちによる奉納太鼓は、大漁旗で作った半纏を羽織り、過去、現代、未来に集落をつなぐ願いを込めて大きな太鼓を力強く打ちます【1613時】。
毎月
2回お薬師様にお参りをしている婦人会による読経と、僧侶からのご講話1619時】。
7枚の塔婆を合わせた大塔婆(中央の
1枚は2.8ⅿもの長さ)を船で沖へ曳いていく流灌頂(ながれかんじょう)が執り行われます【1712:30大塔婆を漁協方面へ運び、13:00出航】。

 

薬師如来像は小さな木彫りのものだそうです。お姿を拝見することができるのは、169:35幕が上げられ、1712:15幕が下ろされるまでの間です。

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33
年前の「稚児行列」の光景
般若経の転読
33年前の「大般若」の光景

 

実行委員長(集落総代)の西埜修一さんは「33年に1度の行事に携われることに感謝している。たくさんの方々に参拝に訪れていただきたい」と話してくださいました。

みなさまのお越しを心よりお待ちしています。


長い記事を読んでくださり、ありがとうございました。

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